フランス語の中上級を目指す単語帳・アプリ・Youtube動画・Webサイト

文法をひと通り学んだあとは、あなたの好きなように語彙を増やしていくフェーズです。

そうは言っても、やっぱりみんなが気になるジャンルとか、興味を持つ内容は似通ってくるんですね。だからこそ単語帳があるのです。

なので本稿ではフランス語で語彙力5000~1万語といった中上級を目指す方向けに、使ってみると便利な単語帳・アプリ・Youtube動画・Webサイトを紹介することとします。

 

また、フランス語の語彙を効率的に増やすのには接辞を学ぶことが効果的です。接辞を学ぶのに便利な学習リソースは別途まとめておりますのでそちらをご覧ください。

 

フランス語初心者脱出!中級編

Read & Think French, Premium Second Edition

これ、めちゃめちゃ良いです。ひとことでいうなら「画像付きのソクタン」ですね。

ソクタンこと速読英単語はまとまった文章の中で単語をまとめて覚えようというコンセプトですが、話はつまらないし字ばっかりで眠くなるじゃないですか。

一方この本は、

  • フランス語圏の文化にフォーカスした内容を扱っているので興味を持てるし、
  • 画像がテーマごとに何枚も載っているので脳みそが活性化しやすい。

ので、文法を終えた学習者に真っ先におすすめしておきます。

仏検3・4級必須単語集

どのサイトでもおすすめされていますが初中級の方は使ってみるとよいです。

スタイルとしてはみんな大好きDuo3.0と同じで、一つの例文で複数の単語を覚えられるようになっています。(例文は元祖Duo3.0ほどおもしろくはない)

日本語を先に全部読んで把握してから取り組むとストレスなく続けられます。

よく出る分野をまとめて覚える 仏検イラスト単語集 3・4級レベル

カタカナでフリガナついちゃってるのは最低なんですが、綺麗な絵で場面をイメージしながらインプットしていけるのは良いことです。

先に紹介した「Read & Think French」がちょっと取っつきにくいよという方はこちらをどうぞ。

データ本位 でる順仏検単語集―5級~2級準備レベル

こちらは復習用に毎日とか隔日とかで目を通すと良いです。字が大きいのに本自体は小さくて、隙間時間とかに使いやすい単語帳ですね。

例えば窓際とかに本書を置いておいて、朝起きた時に陽を浴びながらパラパラ~っと1周目を通してしまう、といった使い方をしていれば基礎が固まります。

こうして1日の始まりにフランス語を入れることで日常で目に飛び込んで来たものにもフランス語が浮かぶようになりますので、このやり方はおすすめです。

あと、「2級準備」とだけあって仏検2級には全く届かなくて、3級までを完璧にできる、そんな範囲ですね。

French-English Bilingual Visual Dictionary

「イラストを使った○○」みたいのはよくありますが、本書は鮮明な写真をばっちり使いまくった辞書です。想像以上に鮮明です。kindle版のリンク貼っておいたのでぜひ試し読みしてみてください。

地味に気に入っているのが、名詞の頭にちゃんと冠詞が載っているところ。

当たり前じゃないかと思われるかもしれませんが、結構「男、女」とか「m,f」って書いてある本多くないですか?

結局知りたいのはleなのかlaなのかだろ!とよく思っていたので、私はこの本が好きです。どっちも書けばいいのにね。

フランス語?話せるよ?上級編

例文で覚えるフランス語熟語集

このレベルの方ならお分かりでしょうが、フランス語って熟語が大事なんですよ。

英語と比べて、少ない語彙で上級レベルに達しますが、それを可能にしているのはフランス語では難しい単語の代わりに熟語を使っているからなんですね。

非ネイティヴの我々からすると「そんな言い回しすんの?(引き気味)」と思わされるような熟語も多いです。

というわけで本書ですね。白黒刷りで見づらいんですが、他に熟語帳が無いのでこれを使うしかありません。

特に熟語は英語で説明されても英語の熟語も知っていないと理解できないので、日本語の本にこだわる必要があります。

仏検 準1級・2級必須単語集

フランス語を話せるようになりたいなら一旦のゴールはこの単語帳のマスターでよいでしょう。

スタイルは完全にソクタンです。

いい音声が付いているのでシャドーイングに使っている学習者も多いようです。

中上級学習の実践用例

用例1: ニュースの見出しを読む

Le président a annoncé de nouvelles mesures économiques.

「大統領が新たな経済対策を発表した。」

ニュースの見出しはフランス語読解力の強化に最適です。「annoncer(発表する)」「mesures(対策)」などの時事語彙が身につきます。

用例2: 映画の感想を述べる

J’ai trouvé ce film captivant. Le scénario était bien écrit et les acteurs étaient excellents.

「この映画はとても魅力的でした。脚本がよく書かれていて、俳優も素晴らしかったです。」

中上級レベルでは感想や意見を具体的に表現する力が求められます。形容詞と副詞の語彙を増やすことが鍵です。

用例3: 議論で意見を述べる

À mon avis, l’apprentissage des langues devrait commencer dès l’école primaire.

「私の意見では、語学学習は小学校から始めるべきです。」

「À mon avis(私の意見では)」「Je pense que(〜だと思う)」「Il me semble que(〜のように思える)」は意見表明の基本表現です。

用例4: 手紙やメールの書き出し

Madame, Monsieur, je me permets de vous écrire au sujet de…

「拝啓、…の件についてお手紙を差し上げます。」

フォーマルな手紙の書き出しは中上級の作文力の指標です。「se permettre de(〜させていただく)」は丁寧な書き言葉の定番です。

豆知識:フランス語の中上級学習法

フランス語の中上級者は、文法の正確さに加えて「自然な表現」を身につけることが課題です。教科書的な表現から脱却し、ネイティブが実際に使うフレーズを吸収しましょう。

フランスのラジオ局「France Inter」「RFI」はオンラインで無料で聞けます。特にRFIは外国人向けの易しいニュース番組「Journal en français facile」を毎日配信しており、中級者のリスニング教材として最適です。

フランス映画はフランス語のリスニング力と文化理解を同時に高められます。最初はフランス語字幕付きで見て、2回目は字幕なしで挑戦するのがおすすめの学習法です。

DELF B2やDALF C1を目指す場合は、作文(production écrite)と口頭表現(production orale)の練習が不可欠です。意見を論理的に組み立てる力が合否を分けます。

よくある間違い

間違い1: 接続法(subjonctif)を避けてしまう。中上級では「Il faut que je fasse…」「Bien que ce soit…」のような接続法を使いこなすことが求められます。

間違い2: 書き言葉と話し言葉を混同する。「ne…pas」の「ne」は会話では省略されることが多いですが、書き言葉では必ず入れます。

間違い3: 同義語のニュアンスの違いを無視する。「maison」と「domicile」はどちらも「家」ですが、「domicile」は法律・行政用語です。

間違い4: 読解ばかりで聴解を後回しにする。フランス語のリエゾン(音のつながり)やアンシェヌマン(母音の連結)は、耳で聞かないと習得できません。

関連表現まとめ

フランス語 日本語 ひとこと
néanmoins それにもかかわらず 書き言葉の逆接表現
en revanche その一方で 対比を示す接続表現
d’ailleurs ところで・そういえば 話題転換に便利
par conséquent したがって 結論を述べるとき
en ce qui concerne 〜に関して言えば 話題を限定する表現
il s’avère que 〜であることが判明した 事実の提示に

ミニダイアログ:フランス語の学習相談

Élève : J’ai le niveau B1 mais je n’arrive pas à progresser. Qu’est-ce que vous me conseillez ?

(B1レベルですが上達しません。何かアドバイスはありますか?)

Professeur : À ce stade, il faut beaucoup lire et écouter. Essayez de lire un article de journal par jour et d’écouter un podcast en français.

(このレベルでは、たくさん読んで聞くことが大切です。毎日1つの新聞記事を読み、フランス語のポッドキャストを聞いてみてください。)

Élève : Et pour l’oral ? J’ai du mal à m’exprimer de manière fluide.

(スピーキングはどうすれば? 流暢に話すのが難しいです。)

Professeur : Trouvez un partenaire de conversation ou un groupe de discussion. L’important, c’est de parler régulièrement, même si vous faites des erreurs.

(会話パートナーやディスカッショングループを見つけましょう。大事なのは間違えても定期的に話すことです。)

Élève : D’accord. Et pour le vocabulaire avancé ?

(わかりました。上級語彙はどう増やせばいいですか?)

Professeur : Utilisez des applications comme Anki pour mémoriser les mots nouveaux. Et lisez des romans — c’est le meilleur moyen d’enrichir son vocabulaire.

(Ankiのようなアプリで新しい単語を記憶しましょう。そして小説を読むこと。語彙を豊かにする最良の方法です。)

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