Tandem(タンデム)、知ってますか?
言語交換で語学を学べるという画期的な手法で、AppleやGoogleのベストアプリの1つにも選ばれています。
ただ、なんとなくですがまだ触れたことのない人も多いんじゃないかなという印象です。
今回はそんなTandem(タンデム)というアプリについてみていきましょう。
本稿を読むと以下のことが分かります。
- Tandem(タンデム)があなたに合っているかどうか
- Tandem(タンデム)の月額料金と解約手順
- Tandem(タンデム)の一番お得な使い方
- Tandem(タンデム)が合わないときに試したい他の学習リソース
こんな人におすすめ
Tandem(タンデム)は真面目に語学学習をしたい人におすすめ
Tandem(タンデム)は登録するのに事前審査が必要です。審査には1週間程度かかり、その分会員は厳選されています。
そのため意欲的な人が会員に多く、語学を学ぶ環境が整っています。
また基本的に相手と1対1でやり取りするシステムなので、集中力を持って語学を学べます。
じっくりと真面目に語学学習をしたい人にTandemはおすすめできます。
Tandem(タンデム)は日本語を教えたいという人におすすめ
Tandem(タンデム)は語学交換という形で語学習得を図ります。
相手から語学を学ぶと同時に、こちらからも日本語を相手に教えなければいけません。
将来日本語を教えたい人にとって格好の修行場所と言えます。
そうでなくとも教育に携わる人や、他人にものを教えるのが好きな人にとっても、Tandemを有効活用して自身のスキルを磨くことができます。
Tandem(タンデム)は他で基本的な語学知識を学んでいる人におすすめ
Tandem(タンデム)では、チャットかビデオ会話を通じて相手とやり取りします。
多少は相手がこちらの言語を修正してくれますが、基本的な単語や文法の知識は習得している必要は当然ありますね。
基本的な知識やライティング技術を他のアプリで学び、リスニングや会話で使うようなスラング・イディオムをTandemで学べば、効率的な語学学習になります。
学習可能言語
英語や中国語、スペイン語といった世界の主要言語は当然として、アイヌ語やクルド語といった珍しい言語もカバーされています。
合計すると160以上の言語がTandemでは網羅されています。
また方言も扱われていて、沖縄方言やイタリア語の方言であるナポリ語など、語学を専門的に勉強している人のニーズにも応えています。
加えて手話も扱っているのが特徴的です。
12種類の手話がビデオ会話を通じて学べる環境はTandemだけです。
Tandemでは登録に際して審査がありますので、クオリティーに多少のバラツキはあるももの、どの言語も学習するのに支障はない構造になっています。
誰かアイヌ語のクオリティーチェックしてきてくれないかな~
料金
月額料金表
Tandemの料金は以下の通りです。
・メッセージ翻訳350円
・Tandem Pro1ヶ月800円
・Tandem Pro3ヶ月1,400円(月額467円)
・Tandem Pro1年2,100円(月額175円)
無料トライアルもある他、年間会員は期間限定で大幅割引されることがあるので、逐一チェックして下さい。
有料会員は登録後に!
有料会員になる機会はTandemの登録前でもできます。
しかし登録前は割高なので、審査が終了して登録したあとに課金しましょう。
ダウンロードリンク
Googleplay
App Store
解約手順
アプリストア全体の購読(サブスクリプション)の管理のところで解約できます。
アプリをアンインストールしただけでは解約されない(課金が続く)ので、注意しましょう。
無料トライアルの解約も同じです。
Google Playの解約手順
App Storeの解約手順
一番お得な使い方
Tandemは無料会員でも不便なく学習できます。
ただし課金金額は月額1,000円程度で、参考書やオンラインスクールと比較してとても安いです。
有料会員を1ヶ月試してみて、必要がないと感じたら無料会員に戻ることをおすすめします。
機能
Tandemにはメッセージ翻訳機能があります。チャットで相手から送られた分からないメッセージをタップして、「翻訳」を選ぶことで、即座に日本語にしてくれます。
他にも読み上げ機能もあり、リスニング向上に役立ちます。
プロフィール機能も搭載されていて、自分のマイページを充実させることで、より多くの人とコミュニケーションを取ることが出来ます。
また迷惑な人に対しては通報機能もあるので、安心してアプリを使えます。
無料版の機能制限
無料会員では、アプリに広告が表示されます。
またメッセージ翻訳は1日3回までしか使えません。
自分の周辺にいる人を検索することや、マイページの訪問者の閲覧が出来ないなど、無料会員では総じてコミュニケーション機能が制限されています。
長所
まず、Tandemは他のアプリと違ってタイムライン機能が搭載されていません。
タイムライン機能は好きな時に自由なことを呟ける反面、目的がなくダラダラと時間を過ごしがちです。Tandemは1対1のやり取りに特化しているので、集中して語学を学べます。
また言語交換という手段はモチベーションを維持しやすい学習方法であることも、長所の1つです。自分も言語を教えなくてはならないという義務感が生じるので、真剣に取り組めます。
加えてTandemを使うことで互いの趣味や国の文化を知るいい機会になります。
通常の言語学習ではカリキュラムに沿って進行するため、雑談の機会は限られています。
しかしTandemでは相手と自由に会話が可能で、自然と互いの文化についての話になります。
相手から聞かれることもあるので、自国の文化・伝統を改めて知るいい機会です。
短所
Tandemは語学学習アプリですが、中には出会系アプリとして活用している人も少なくないことです。
チャットやビデオ会話でしつこく現住所を聞いたり、実際に会いに行くという迷惑行為をする人もいます。
一般人とチャットする系のサービスにはこの短所はもはや定番ですね。生身の人間ですから仕方ありません。
我慢できなければ粛々と通報するのみ!
短所が気になる人におすすめな他の学習リソース
iTalki(アイトーキー)
HelloTalk(ハロートーク)と同じく他のユーザーとチャットや会話をできるサービスですが、日本語が達者な人はiTalki(アイトーキー)のほうが少ない印象。
さらに、iTalki(アイトーキー)は片方が講師であることがスタンダードなので、自ずと出会い目的の可能性もグッと下がります。
それでいて講師側も、DMM英会話などと比べれば友達感覚に近いような接し方が多いですね。
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