英語の学習法に関しては世界中の人があれやこれやと「ベストアンサー」を出してくれています。
しかし多すぎてどれに従ったらよいのか迷ってしまいますよね。
そこで、Langhacksを見に来てくださっている皆さんの為に、
”””巷の英語の学習法について当サイトで勝手にレビューしていくシリーズ”””
を始めました。
今回は第3弾で、英語学習ボックスさんの『英単語の覚え方・8つの手順!こういう緻密な手法を待ってたぜ!』をレビューしていきます。
第1弾はこちら→THE ENGLISH CLUBさんの『英単語の覚え方』をレビュー
第2弾はこちら→Atsueigoさんの『英単語の勉強法』をレビュー
オススメ度
マインドセットの説明が充実しています。
また、暗記テクニック編では学習者が自分自身について理解を深めていく過程を想像させてくれます。
勉強ではこれがとても大事です!
他のサイトがテクニック紹介や科学的結論を並べるだけの記事に留まる中、その点で英語学習ボックスさんのこのメソッドは一線を画しています。
概要
マインド編とテクニック編に分かれています。
どちらも「完璧な学習者などいない」ということを前提に構成されていて、「これなら自分にもできそう」だと感じる方が多いのではないでしょうか。
マインド編
- 覚えてもすぐ忘れる
- 英単語を覚えるのが目的ではない
このあたりはどのサイトでも言われていることですが、英語学習ボックスではこれに加えて、
知識が増えるのを楽しむ
という見出しもありました。
学習自体が楽しめていればもっともっと新しいことを知りたくなるし、復習とかも自動的にどんどん行えるからですね。
当記事で触れられていたのはここまでで、これだとちょっと薄っぺらいのでLanghacksなりに補足しておきましょう。
英語学習というのはそもそも「英語を使いこなせる自分」を手に入れるための投資行為のようなものです。
ですからそのリターンは長期的なものであり、短期的な視点ではリターンを感じづらいんですね。
なので、より短期的な報酬があるお買い物とかテレビゲームとかでついつい時間を浪費してしまう、それが人間です。
そこで「知識が増えるのを楽しむ」という視点を持ち込むことによって、英語学習における短期的な報酬を認識することで学習を続け、ひいては本来の目的である「英語を使いこなせる自分」を手に入れることに繋げようと、そういう話なわけです。
テクニック編
単語を思い出す過程を細かく描写してくれている
これ、読者の背中を押すのに重要なポイントだなと感心しました。
どれだけ学習方法を教えても、やっぱり読者は不安ですよね。
「自分は覚えられないんじゃないか」
「思い出すのがしんどくてやめてしまうんじゃないか」
学習者はこれらの壁を越えられないとどれだけ完璧なプランニングを見せられてもイマイチ腰が重いんですよね。
そこで英語学習ボックスさんの記事では、学習者が少々悩みながらも単語を解釈したり思い出したりする過程を細かく描写してくれています。
何事も知らないものは怖いし、知ってしまえば案外それは払拭されるものです。
命に関わるなら別ですが、「なるほど英単語を覚える過程ってこんなものか」と。
あるいは「だったら自分は1時間で何単語くらい覚えられそうかな」とか、そういった建設的なことを考えられるようになります。
隙間時間の学習について
英語学習ボックスさんは「覚えられなかった単語」を隙間時間を使って覚えるようオススメしています。
これに関してはなんでもいいかなと思いますが、こうしてひとつ提言してもらえることは学習者にとってはありがたいはずです。
「隙間時間を有効に使え」とは耳がタコになるほど世間で言われておりますが、それだけだと何をしたらいいのか迷ったり、色々と手を出して結局何も進まなかったり、挙句の果てにはSNSで時間を浪費したりしてしまうものです。
「覚えられなかった単語」に取り組むということは、日頃家で単語学習を続けていることが前提になる必要がありますし、それを促すためにも良いチョイスなのかなと私も思います。
まとめ
全体を通して参考にできる内容でした。
特にボキャビルを始めようと思っていてまだ始められていない人にとっては読むだけで心が軽くなり学習をスタートするきっかけになる記事だと思います。
欲を言えばおすすめ単語帳も紹介してほしかったですがそれは無かったので、そこはLanghacksの記事を参考にしてください。
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