タイ旅行の定番といえば、首都バンコク、古都チェンマイ、南国リゾートのプーケットの3都市です。
この記事では、それぞれの街の「外せない観光地」「定番グルメ」「現地で使える簡単タイ語フレーズ」を、具体的な名称とともにご紹介します。
バンコク:古都と近代が同居する首都
王宮とワット・プラケオ(วัดพระแก้ว/Wat Phra Kaew)
バンコク観光の一丁目一番地といえば、王宮敷地内にあるワット・プラケオ(エメラルド仏寺院)です。
15世紀に発見された翡翠製のエメラルド仏を祀っており、タイ国民にとって最も神聖な寺院です。
入場料は500バーツで、MRTサナームチャイ駅から徒歩15分、またはチャオプラヤー川のエクスプレスボートでター・チャーン桟橋下船が便利です。
肌の露出が多い服装では入場できないので、羽織ものを持参しましょう。
ワット・ポー(วัดโพธิ์/Wat Pho)
王宮の南に位置するワット・ポーには全長46mの黄金の涅槃仏が安置されています。
併設の「ワット・ポー伝統医学校」はタイ古式マッサージの発祥地とされ、本場のマッサージ(60分500バーツ前後)が体験できます。
ワット・アルン(วัดอรุณ/Wat Arun)
チャオプラヤー川の対岸に建つワット・アルン(暁の寺)は、高さ82mの大仏塔が印象的な三島由紀夫の小説「暁の寺」の舞台でもあります。
夕暮れ時のライトアップは特に美しく、対岸のター・ティアン桟橋から眺めるのが定番です。
チャトゥチャック・ウィークエンドマーケット(ตลาดนัดจตุจักร)
世界最大級の週末市場チャトゥチャックは、約1万5000店舗が立ち並ぶ巨大マーケットです。
BTSモーチット駅またはMRTカンペーンペット駅から直結しており、土日の9時〜18時が営業時間です。
サイアム・パラゴン(สยามพารากอน/Siam Paragon)
バンコク随一の高級ショッピングモールで、世界最大規模の水族館「シー・ライフ・バンコク」も併設されています。
BTSサイアム駅直結で、近くの「サイアムセンター」「MBKセンター」と合わせてバンコクの最大ショッピングエリアを形成しています。
カオサン通り(ถนนข้าวสาร/Khao San Road)
バックパッカーの聖地として知られるカオサン通りは、バジェット宿、バー、屋台が密集する夜の賑わいが名物です。
近年はタイ人の若者にも人気で、「ラーマダー・ホテル・バイ・ウィンダム・バンコク・スクムウィット」周辺とは違うローカル感を楽しめます。
チェンマイ:北部の古都
旧市街と城壁内の寺院群
チェンマイ旧市街は周囲約1.5km四方の城壁と堀に囲まれたエリアで、中世の雰囲気が今も残ります。
城壁内にはワット・プラシン(วัดพระสิงห์)、ワット・チェディルアン(วัดเจดีย์หลวง)、ワット・チェンマン(วัดเชียงมั่น)などチェンマイを代表する寺院が徒歩圏に集まっています。
ワット・プラタート・ドイステープ(วัดพระธาตุดอยสุเทพ)
市街地西のドイステープ山頂にあるこの寺院は、チェンマイを象徴する聖地です。
金色の大仏塔と展望台からは街全体とピン川平野を一望でき、夕暮れ時が特におすすめです。
旧市街からはソンテウ(赤い乗合トラック)で約40分、片道50〜100バーツが相場です。
サンデーマーケット(ถนนคนเดินวันอาทิตย์)
毎週日曜日にラチャダムヌン通りで開かれる歩行者天国市場で、北部民族工芸品、手作り雑貨、屋台グルメが1kmにわたって並びます。
無料のマッサージ椅子や、ワット・プラシン前の寺ステージで行われる民族舞踊も見どころです。
ナイトバザール(Chiang Mai Night Bazaar)
チャーンクラーン通り沿いのナイトバザールは、18時頃から深夜まで毎日営業しています。
衣類、革製品、シルバーアクセサリー、北部の銀細工などが中心で、値段交渉が楽しいエリアです。
象の自然保護施設:Elephant Nature Park
チェンマイ郊外にあるElephant Nature Park(elephantnaturepark.org)は、虐待から救済された象のサンクチュアリで、倫理的な象ツーリズムの代表例として世界的に知られます。
1日体験ツアーは約2500バーツで、送迎付きです。
プーケット:アンダマン海のリゾート
パトン・ビーチ(หาดป่าตอง/Patong Beach)
プーケット最大の繁華街があるパトン・ビーチは、海水浴、マリンアクティビティ、夜のバンラ通り(Bangla Road)のネオン街が有名です。
プーケット国際空港からタクシーで約45分、800〜1200バーツが相場です。
カタ・ビーチとカロン・ビーチ
パトンの南に位置するカタ・ビーチ(หาดกะตะ)とカロン・ビーチ(หาดกะรน)は、家族連れに人気の落ち着いたエリアです。
波がパトンより穏やかで、シュノーケリングにも向いています。
ピピ島(เกาะพีพี/Koh Phi Phi)への日帰りツアー
プーケットからスピードボートで約45分のピピ島は、映画「ザ・ビーチ」の舞台となったマヤ湾で世界的に有名です。
ラサダ港発の1日ツアーは1500〜2500バーツで、ピピ・ドン島とピピ・レイ島の主要スポットを巡れます。
プーケット・オールドタウン
プーケット・タウンの中心部に残る「シノ・ポルトガル様式」の古い街並みは、19世紀の中華系移民と西洋貿易商が残した文化遺産です。
タラン通り(Thalang Road)沿いにカフェ、ギャラリー、老舗中華料理店が並び、インスタ映えスポットとしても人気です。
移動手段と旅のコツ
バンコク市内はBTS(スカイトレイン)とMRT(地下鉄)が便利で、ラビットカード(BTS)とMRTカードを入手すると移動がスムーズです。
Grab(grab.com)はタイ全土で使える配車アプリで、タクシー交渉の手間を省けます。
チェンマイとプーケットは中心部が小さいので、ホテルでバイクや自転車をレンタルするのも手です。
現地で使える簡単タイ語フレーズ
サワッディー カー/カップ(สวัสดีค่ะ/ครับ)は「こんにちは」、コップクン カー/カップ(ขอบคุณค่ะ/ครับ)は「ありがとう」を意味します。
タオライ カー/カップ?(เท่าไหร่คะ/ครับ)は「いくらですか?」、ロット ノイ ダイマイ(ลดหน่อยได้ไหม)は「少し安くなりませんか?」という値段交渉の定番フレーズです。
各都市のおすすめグルメスポット
バンコクのローカル食堂
チャイナタウンのヤワラート通り(ถนนเยาวราช)は夕方から屋台が一斉に開き、T&K Seafoodの海鮮炒め、カオマンガイ・ラーン・ボーランの鶏飯、カノム・パン・オーブンのトースト専門店など、老舗が軒を連ねます。
スクムウィット・ソイ38の「ソイ38ナイトマーケット」も長年愛されてきた屋台街です。
高級店なら「ガガン・アナン(Gaggan Anand)」や「ル・ノルマンディ(Le Normandie)」がミシュラン常連店として知られます。
チェンマイの名物料理
チェンマイ名物カオソーイ(ข้าวซอย)は、カレー風味のスープに揚げ麺と茹で麺を入れた北部料理です。
定番店は「カオソーイ・クン・ヤイ(Khao Soi Khun Yai)」、「カオソーイ・メーサイ(Khao Soi Mae Sai)」、「カオソーイ・ラムドゥアン(Khao Soi Lam Duan)」の3店で、いずれも旧市街から近いです。
ソーセージの「サイウア(ไส้อั่ว)」、チリペーストの「ナムプリック・ヌム(น้ำพริกหนุ่ม)」も必食です。
プーケットのシーフード
ラワイ・ビーチのシーフード市場では、その場で選んだ魚介を隣接のレストランで調理してもらえます。
プーケット・オールドタウンの「ワン・ポー(One Chun Cafe & Restaurant)」は地元のプーケット料理が味わえる人気店で、ムー・ホン(豚の角煮)やオーテオ(牡蠣のオムレツ)が定番です。
宿泊エリアの選び方
バンコク
スクムウィット(BTSアソーク駅〜プロンポン駅周辺)はショッピングと飲食店が充実しており、初めてのバンコクに最適です。
シーロム・サトーン地区はビジネス街で、高級ホテル「マンダリン・オリエンタル」「ペニンシュラ・バンコク」「シャングリ・ラ・バンコク」などが集まります。
カオサン通り周辺は格安ゲストハウスが多く、学生旅行者に人気です。
チェンマイ
旧市街内のホテルは観光に便利で、「ラヤランナ・リゾート・チェンマイ」「137ピラーズ・ハウス」などのブティックホテルがあります。
ピン川沿いのウィエンジュンタイ(Wiang Kum Kam)エリアは静かで、アナンタラ・チェンマイ・リゾートなどの高級リゾートが点在します。
プーケット
パトン・ビーチは賑やかで若者向け、カタ・ビーチとカロン・ビーチは家族連れ向け、高級志向の方はカマラ・ビーチの「トリサラ・プーケット」や「アマンプリ」がおすすめです。
ベストシーズンと気候
タイ旅行のハイシーズンは11月〜2月の乾季で、気温と湿度が比較的落ち着き、観光に最適です。
バンコクとチェンマイは12月〜1月が最も涼しく、朝晩は長袖が欲しい日もあります。
チェンマイ周辺では2月〜4月に野焼きによる大気汚染(スモッグ)が発生するため、この時期は避けた方が無難です。
プーケットは12月〜4月が乾季で海況が安定しており、マリンアクティビティが楽しめます。
5月〜10月はモンスーンの影響で波が高くなり、一部のビーチは遊泳禁止になることもあります。


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