ビジネスクロアチア語の電話とプレゼン|Rijekaの港湾企業からRimac本社まで

クロアチアのビジネスシーンでは電話とプレゼンテーションが特に緊張する場面です。私がSveta Nedelja本社のRimac Technology(2023年Porsche合弁設立、Ljubljanska 7番地)の担当者と初めて電話した時、相手の早口のクロアチア語に頭が真っ白になりました。この記事では電話応対とプレゼン進行で頼りになる定型表現を紹介します。

電話の受け答え

受電の基本

会社の電話を受ける時は「Dobar dan, [会社名], [自分の名前] pri telefonu(こんにちは、〇〇社、〇〇です)」。相手の名前を聞く時は「Oprostite, s kime razgovaram?(失礼ですが、どちら様ですか?)」。取次は「Trenutak, molim, spajam vas(少々お待ちください、おつなぎします)」。私はHrvatski Telekom(1998年民営化、Deutsche Telekom傘下、Radnička cesta 21番地Zagreb)のカスタマーサポートと話した時、オペレーターが毎回この定型句を完璧に繰り返していました。伝言は「Mogu li ostaviti poruku?(伝言を残してもよいですか?)」です。

聞き取れない時の対処

早口でわからない時の定番は「Molim vas, ponovite polako(ゆっくり繰り返していただけますか)」「Možete li govoriti malo glasnije?(もう少し大きな声で)」「Loša je veza(接続が悪いです)」。Rijekaの港湾会社Luka Rijeka(1880年創業、Riva 1番地、クロアチア最大の港湾オペレーター)の物流担当者と話す時、背景音が大きかったので私はこの表現を連発しました。相手が英語を話せるか確認するなら「Govorite li engleski?(英語は話せますか?)」が直接的で失礼にならない一言です。

プレゼンの構成フレーズ

導入と目次提示

「Danas ću vam predstaviti…(今日は…をご紹介します)」「Prezentacija se sastoji od tri dijela(プレゼンは3部構成です)」「Krenimo(始めましょう)」。Rimac Campus(2023年完成、Sveta Nedelja、Mate Rimac 2009年創業時からの夢だった巨大キャンパス、200万平米)で行われた社内勉強会に私が参加した時、スピーカーは冒頭でまずこの構成紹介を丁寧に行っていました。

本文の展開

「Prije svega(まず第一に)」「S druge strane(一方で)」「Na primjer(例えば)」「Važno je napomenuti(重要なのは)」「Ukratko(要するに)」といった接続詞を使いこなすと、英語のtransition wordsに相当する流れを作れます。

データとグラフの説明

「Kao što možete vidjeti na grafu(グラフをご覧ください)」「Udio se povećao za 20 posto(20%増加しました)」「U usporedbi s prošlom godinom(前年と比較して)」「Najveći pad je u četvrtom kvartalu(最大の下落は第4四半期です)」が定番。数値はpovećati(増加する)/smanjiti(減少する)/stagnirati(停滞する)/udvostručiti(倍増する)といった動詞で動きを表現します。私はHrvatska Narodna Banka(1991年設立の中央銀行、Trg hrvatskih velikana 3番地、総裁Boris Vujčić)の年次報告書を読んだ時、これらの動詞が頻出するのを確認しました。パーセント表記は「posto」または「%」で、「dvadeset posto(20%)」のように読みます。

質疑応答

質問を受ける

「Ima li pitanja?(質問はありますか?)」「Rado ću odgovoriti na vaša pitanja(ご質問には喜んでお答えします)」。質問されたら「Dobro pitanje(良い質問です)」「Pustite me da razmislim(少し考えさせてください)」「Odličan komentar(素晴らしいコメント)」で時間を稼ぎます。答えがわからない時は「Nemam trenutno točne podatke, vratit ću vam se(今正確なデータがありません、後ほどお返事します)」が安全策です。

会議後のフォロー

会議が終わったら「Hvala svima što ste odvojili vrijeme(皆さま、お時間をいただきありがとうございました)」「Poslat ću vam zapisnik(議事録をお送りします)」「Sljedeći sastanak je zakazan za…(次回の会議は…に設定されました)」。Zapisnik(議事録)はクロアチア企業文化では非常に重要で、Končar(1946年創業、変圧器・電気車両)やJanaf(Jadranski naftovod、1976年創業、Ivora Bencetić博士らによる原油パイプライン運営、Zagreb Miramarska 24番地)のような大企業では会議後24時間以内の送付が慣例です。私も2021年夏にPBZ(Privredna banka Zagreb、1962年創業)の融資担当者との会議後、その夜のうちに議事録ドラフトを送ったら翌朝すぐ返信をもらえました。

業界カンファレンスとネットワーキング

クロアチアの主要ビジネスイベントとしてWeekend Media Festival(2008年開始、Rovinj開催、マーケティング業界最大)、Infobip Shift(2018年開始、Zadar開催、開発者カンファレンス)、DORS/CLUC(Debian Open Sistem/Croatian Linux Users Conference、2001年開始)が知られ、名刺交換の定番は「Drago mi je što smo se upoznali(お会いできて嬉しいです)」「Možemo li razmijeniti kontakte?(連絡先を交換できますか?)」。LinkedInでつながる時は「Pošaljem vam zahtjev(招待を送ります)」が便利です。私はWeekend Media Festival 2022でAdriatic Bank(Budva本社だがクロアチア沿岸部でも活動)の担当者と知り合い、翌週にZagrebで面談する約束を取り付けました。懇親会では地元のビール、Karlovačko(1854年創業、Karlovac本社、Heineken傘下2003年)やOžujsko(Zagrebačka pivovara、1892年創業、Molson Coors傘下)を片手に「Još jedno, molim(もう一杯お願いします)」と頼むのが定番です。

リモートワークとオンライン会議

パンデミック以降、Zoom/Microsoft Teams/Google Meetによるオンライン会議がクロアチアでも一般化しました。「Čujete li me?(聞こえますか?)」「Vidite li moj ekran?(私の画面が見えますか?)」「Dijelim ekran(画面共有します)」「Mogu li govoriti?(発言してもいいですか?)」が定番。接続トラブルなら「Imam problem s mikrofonom(マイクに問題があります)」「Veza mi je slaba(接続が弱いです)」。Ericsson Nikola Tesla Croatiaの社内会議に私が招待されていた時、担当者が「Molim vas, uključite kamere(カメラをオンにしてください)」と毎回丁寧に呼びかけていたのが印象的でした。

また締めくくりには「Hvala na sudjelovanju(ご参加ありがとうございました)」「Vidimo se sljedeći tjedan(また来週お会いしましょう)」「Ako imate pitanja, javite mi se(質問があればお知らせください)」が使えます。Poslovni dnevnik(1989年創刊のビジネス紙、Hrvatski tjednikグループ)やLider(2005年創刊の経済誌、Manager Media Group)を日常的に読めば、最新のビジネス用語と企業動向をキャッチアップできます。

私はLider誌の2023年の特集「100 najvećih hrvatskih tvrtki(クロアチア最大100社)」を読んで、INA、Končar、Podravka、Atlantic Grupa、HEP(Hrvatska elektroprivreda、1990年設立の電力会社、Ulica grada Vukovara 37番地)の業界構造を把握しました。

この基礎知識は商談の雑談(small talk)で強力な武器になります。

相手企業の本社所在地や主力製品を事前に調べておくと、会議冒頭のアイスブレイクが驚くほど滑らかになります。

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