クロアチア語の数字・時刻・道案内|Zagrebの路面電車とDalmacijaの市場で使える表現

私がクロアチアで道に迷ったり時間を尋ねたりする時、いつも助けられたのは基礎的な数字・時刻・方向表現でした。この記事では、ZagrebのCvjetni trgで待ち合わせをする場面から、Splitの魚市場Peškarijaでの値段のやり取り、Dubrovnikの城壁ツアーの集合時刻確認まで、実用で磨かれたフレーズをまとめます。

数字の基礎と格変化

1〜10はjedan, dva, tri, četiri, pet, šest, sedam, osam, devet, deset。クロアチア語の厄介なところは数字と名詞の格が連動することで、1は単数主格(jedan sat=1時間)、2〜4は単数複数同形の双数的な扱い(dva sata)、5以上は複数生格(pet sati)です。私はZagrebのDolac市場でりんごを買う時、3個なら「tri jabuke」、5個なら「pet jabuka」と語尾が変わることを青果商のおじさんにその場で教わりました。Jabuka(りんご)はLika地方(Gospić周辺)の品種「Ličanka」が有名で、毎年10月のJabuka Festivalが開催されています。

時刻を尋ねる

「Koliko je sati?(何時ですか?)」は最頻出。返事は「Pet sati(5時)」「Pola šest(5時半、直訳:6時の半分)」「Četvrt do pet(5時15分前)」「Četvrt poslije pet(5時15分過ぎ)」といった具合で、日本語とは若干発想が違います。Dubrovnik旧市街のOrlandov stup(Orlando’s Column、1418年Antun Dubrovčanin作、Luža広場)の前で待ち合わせする時、友人に「Nađemo se u pet i pol(5時半に会おう)」と言って実際に5時半ちょうどに来てもらえました。駅やフェリー窓口では24時間制も使われ、「u petnaest sati(15時に)」のような表現も頻出します。

曜日と日付

月曜〜日曜はponedjeljak, utorak, srijeda, četvrtak, petak, subota, nedjelja。予約を入れる時の「U subotu, molim(土曜日でお願いします)」は特によく使います。クロアチアの祝日ではSveti Stjepan(12月26日、Zagrebの守護聖人)、Dan državnosti(6月25日、建国記念日、1991年独立宣言)、Dan antifašističke borbe(6月22日、反ファシスト闘争の日、1941年Šumarak Brezovica武装蜂起記念)が知られ、これらの日は商店街がほぼ閉まるので事前確認が必須です。

道案内の基本構文

「Gdje je…?(…はどこですか?)」が全ての始まり。返事には「Ravno(まっすぐ)」「Lijevo(左)」「Desno(右)」「Iza ugla(角の向こう)」「Preko puta(向かい側)」が頻出します。私はZagrebのBritanski trg(毎週日曜のアンティーク市で有名、1910年開設)で道を尋ねた時、地元のおばさんに「Idite ravno, pa skrenite desno(まっすぐ行って、右に曲がって)」と丁寧に教えてもらいました。距離の「blizu(近い)」「daleko(遠い)」も覚えておくと安心です。

Zagrebの路面電車で

ZETの路面電車(1891年開業、現在15路線、主要ハブはBan Jelačić広場とGlavni kolodvor)では「Koja tramvajska linija ide do…?(…行きは何番?)」が便利。例えばTrešnjevkaへの6番、Dubravaへの4番、Savski most経由の14番など、番号を聞くのが最速です。私はMirogoj墓地(1876年開園、Hermann Bollé設計のアーケード1879年完成、Ivana Gorana Kovačića詩人、Miroslav Krleža作家、Dražen Petrović バスケ選手が埋葬)へ行く時、14番と106番バスを乗り継ぎますが、Kaptol広場の乗り換えポイントは毎回迷います。

値段と通貨

クロアチアは2023年1月1日にユーロ(euro、€)を導入し、従来のクーナ(kuna、kn)は廃止されました。それでも年配の方は会話でまだ「koliko kuna」と言うこともあり、文化的遺産として観光客も触れる機会があります。「Koliko košta?(いくらですか?)」の返事は「Deset eura(10ユーロ)」「Petnaest eura pedeset centi(15ユーロ50セント)」のように、euro→複数ならeura(生格)となります。カード払いは「Mogu li platiti karticom?(カードで払えますか?)」、現金は「gotovina」。私はRijeka旧市街のKonoba Na kantunu(Demetrova 2番地、1973年創業)の会計で「Zajedno, molim(まとめてお願いします)」と言ったら店員が「Odvojeno?(別々?)」と聞き返してくれて、グループ会計の柔軟さに感動しました。

大きな数字と電話番号

100はsto、1000はtisuća、10000はdeset tisuća。電話番号は一桁ずつ読むのが一般的で、Zagrebの市外局番+385 1、Splitは+385 21、Dubrovnikは+385 20、Rijekaは+385 51、Osijekは+385 31です。私はZagreb観光案内所TZ Zagreb(Trg bana Jelačića 11番地、1994年設立)で案内係に「Molim vas, dajte mi broj telefona(電話番号を教えてください)」と頼んだ時、相手が「nula nula tri osam pet…」と一桁ずつゆっくり読み上げてくれたのでノートに書き取れました。ホテルやレストランの予約では日付と人数の組み合わせ「Za dvije osobe, u osam sati, molim(2名、8時でお願いします)」が万能です。

メートル法の会話

距離や重さはメートル法。「Koliko metara?(何メートル?)」「Pola kilograma(500グラム)」「Litar mlijeka(牛乳1リットル)」は市場・スーパーで頻出。Zagrebのdm drogerie markt(オーストリア系ドラッグストア、Ilica店など約190店舗)やBipa(Sonae傘下)では会話なしでも買えますが、量り売りのKonzumの惣菜コーナー(Gotova jela)では「Dvjesto grama salate od hobotnice, molim(タコサラダ200g)」と重さ指定が便利です。

季節と天気の話題

クロアチア人は天気の話が大好きで、特にDalmacija沿岸部ではbura(東からの冷たい乾風、風速30m/sを超えることも)とjugo(南東からの湿った暖風)が生活に直結します。「Kakvo je vrijeme danas?(今日の天気は?)」に対し「Vjetar je(風がある)」「Sunčano je(晴れている)」「Kiši(雨が降っている)」「Hladno je(寒い)」「Vruće je(暑い)」と返せれば十分会話が続きます。Rijeka Tunel(Pećine、Rječina川河口近く)はburaで有名な場所で、私は2019年1月にバス停で体を飛ばされそうになった思い出があります。季節はproljeće(春)、ljeto(夏)、jesen(秋)、zima(冬)で、Dubrovnik Ljetne Igre(1950年開始の夏季フェスティバル、7月10日〜8月25日)やAdvent u Zagrebu(2015年以来3年連続でヨーロッパ最優秀クリスマスマーケット賞受賞、11月末〜1月初旬開催)はそれぞれ夏と冬の風物詩です。

最後に一つ、数字と時刻を使いこなすコツとしては、Croatian Language Portal hjp.znanje.hrの音声機能を使って発音練習することです。私自身、pet sati、deset minuta、petnaest eura、dvadeset centiといった頻出フレーズを毎朝声に出して3週間繰り返した結果、Zagreb Dolac市場での買い物がスムーズになりました。実地で使う前の準備には、Drops(Kahoot傘下2020年買収)やMemrise(2010年Ed Cooke創業、London本社)といったアプリもクロアチア語コースを提供しており、語彙と数字の定着に役立ちます。

さらに数字の発音で最初に詰まりやすいのがdvadeset(20)、trideset(30)、četrdeset(40)の組み合わせです。私はIvan Tomljenović著『Učimo hrvatski』(Zagrebačka slavistička škola教材)の巻末リストを参考に、数の発音練習を重ねました。

また「kad」(いつ)を使った「Kada dolazi?(いつ来る?)」「U koliko sati?(何時に?)」の組み合わせは、列車・バス・会議の予定確認で必ず出番があります。

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