英検準1級 英作文対策|120〜150語の型とテンプレ

英検準1級のライティングは、賛否論述型の英作文で、一次試験のCSEスコアを大きく押し上げる得点源です。

「文法は分かるのに、英作文になると何を書けばいいか手が止まる」という悩みは、準1級受験者の定番です。

筆者も初回受験時には英作文が10点台と振るわず、一次試験の足を引っ張りました。

しかし、型とテンプレを覚え、理由のパターンを型にはめる練習を積めば、ライティングは安定得点が可能です。

この記事で分かること

  • 英検準1級 英作文の採点基準と満点を取る構成
  • Introduction・Body1・Body2・Conclusionの具体的なテンプレート
  • 筆者が実践した4週間の独学プランとおすすめ教材

英検準1級 英作文の試験概要

英検準1級の英作文は、与えられたトピックに対して120〜150語で自分の意見を論述する形式です。

2024年のリニューアル以降、要約問題も追加されましたが、本記事では配点の大きい意見論述に焦点を当てます。

試験時間と配点

英作文には、90分の一次試験のうち約30分を充てるのが王道の時間配分です。

CSEスコアでは最大750点が割り当てられており、リーディングやリスニングと同等の重みを持ちます。

採点基準の4項目

採点は、内容・構成・語彙・文法の4項目で、それぞれ0〜4点の16点満点です。

特に「構成」の配点が大きく、型通りに書けるかどうかが得点を左右します。

トピックの傾向

出題トピックは、環境、教育、テクノロジー、社会問題、労働、健康などが中心です。

過去問を見れば分かりますが、いずれも日本の大学入試や時事ネタで一度は耳にしたことのあるテーマばかりです。

英検準1級 英作文の型

準1級の英作文は、4パラグラフ構成が絶対の型です。

Introduction・Body1・Body2・Conclusionの順に、それぞれ役割を明確に分けて書きましょう。

Introductionの役割

Introductionでは、トピックを自分の言葉で言い換え、自分の立場を1文で明示します。

語数の目安は30〜35語で、全体の約25%を占めるイメージです。

Body1とBody2の役割

Body1とBody2では、自分の立場を支える理由をそれぞれ1つずつ提示します。

1段落につき理由1つ+具体例1つという構成が、採点者にとっても最も読みやすい形です。

語数の目安は各40〜45語で、合わせて全体の約60%を占めます。

Conclusionの役割

Conclusionでは、Body1とBody2の主張を簡潔にまとめ、自分の立場を再度確認します。

語数の目安は20〜25語で、Introductionよりやや短くなるのが自然です。

Introductionのテンプレート

Introductionでは、ほぼそのまま使えるテンプレートを2つ紹介します。

テンプレ1 賛成の立場

Some people say that [トピック]. In my opinion, I agree with this idea for the following two reasons.

この2文で、トピックの言い換えと立場表明の両方が自然にこなせます。

テンプレ2 反対の立場

It is often said that [トピック]. However, I do not think this is a good idea because of the following two reasons.

反対の立場を取るときは、However を使って対立構造を明示しましょう。

自分の言葉で言い換える

テンプレをそのまま使うだけでなく、トピック部分は必ず自分の言葉で言い換えてください。

例えば Should the government reduce the working hours? というトピックなら、whether Japan should shorten working hours と言い換えられます。

Body1とBody2のテンプレート

Body1とBody2では、理由と具体例を1つずつ提示する2文構成が基本です。

Body1の型

First, [理由の主張]. For example, [具体例の説明]. Therefore, [理由のまとめ].

この3文構造は、準1級の採点基準に最も適合する王道パターンです。

Body2の型

Second, [理由の主張]. In fact, [具体例の説明]. This is one of the reasons why [立場の根拠].

Body2は、Body1と文の構造を少し変えて、同じパターンの繰り返しを避けるのがコツです。

具体例の引き出し方

具体例を思いつかないときは、「日本」「学校」「家族」「自分」の4つから連想するのがおすすめです。

For example, in Japan, the number of workers… のように、日本の状況を例に出すと書きやすくなります。

Conclusionのテンプレート

Conclusionでは、短く明確に立場を再確認することが求められます。

シンプルな型

In conclusion, for these two reasons, I [agree/disagree] that [トピック].

この1文だけでもConclusionとしては成立しますが、もう1文加えるとより完成度が高まります。

2文で締める型

In conclusion, for the two reasons mentioned above, I agree that [トピック]. I strongly believe that [立場を強調する一言].

2文目にI strongly believe that を入れると、採点者への印象が大きく変わります。

使えるつなぎ言葉 30選

英作文では、つなぎ言葉(ディスコースマーカー)を正しく使うことが構成点を左右します。

追加を表す表現

First・Second・In addition・Furthermore・Moreover・Besides・Also・What is more はすべて追加の論理を表します。

Body1の冒頭にFirst、Body2の冒頭にSecond を使うのが最も無難で分かりやすい構成です。

対比を表す表現

However・On the other hand・In contrast・Nevertheless・Although は対比の論理を作る基本表現です。

反対意見にも一言触れると、論述の説得力が一気に高まります。

因果を表す表現

Therefore・Thus・As a result・Because of this・For this reason は因果関係を作る表現です。

Body内で理由から結論を導く際に、毎回1つ必ず入れる癖をつけましょう。

具体例を出す表現

For example・For instance・Such as・To illustrate・In fact は具体例の導入に使います。

For example が一番汎用性が高く、迷ったら For example を使えば問題ありません。

テーマ別の頻出トピックと理由のストック

準1級の英作文では、頻出テーマごとに理由のストックを持っておくと試験本番で慌てません。

環境問題

環境テーマでは、「地球温暖化を遅らせる」「将来世代のため」「持続可能な社会の実現」の3つが定番の理由です。

For example, CO2 emissions in Japan have decreased… のように、日本の統計を引き合いに出すと具体例になります。

教育

教育テーマでは、「子どもの創造性を育む」「多様な価値観に触れる機会」「将来のキャリア形成」が強力な理由になります。

学校での体験学習や、オンライン教育の広がりを具体例として使うと書きやすいです。

テクノロジー

テクノロジーテーマでは、「生産性の向上」「生活の利便性」「高齢者の支援」が鉄板の理由です。

スマートフォンの普及やAIの発展を具体例にすれば、どんなトピックにも対応できます。

労働環境

労働テーマでは、「労働者のメンタルヘルス」「女性の社会進出」「生産性の向上」が使いやすい理由です。

リモートワークの普及やワークライフバランスの改善といった最近の話題が具体例に使えます。

英検準1級 英作文のおすすめ教材

独学で英作文を鍛えるには、型を学ぶ本・問題集・添削ツールの3種類を組み合わせましょう。

旺文社『英検準1級ライティング問題完全制覇』

まず外せないのが旺文社の『英検準1級ライティング問題完全制覇』です。

意見論述の型と模範解答が豊富に収録されており、独学者がまず最初に手に取るべき1冊です。

竹岡広信『英作文が正しく書けるようになる本』

文法面の誤りを減らしたい人には、竹岡広信先生の『英作文が正しく書けるようになる本』が最適です。

準1級レベルの日本人学習者が犯しやすい文法ミスを網羅的に扱っており、減点を減らす効果が絶大です。

植田一三『英検準1級 英作文問題 完全制覇』

英語教育の第一人者である植田一三先生の著書も、ハイレベルな表現を身につけたい人におすすめです。

準1級以上の表現を幅広く扱っているので、余裕のある人はBody部分の表現力強化に使いましょう。

Grammarlyの活用

執筆した答案を添削するなら、無料で使えるGrammarlyが非常に便利です。

スペルミスや冠詞、前置詞の間違いを自動で指摘してくれるので、自己添削の精度が上がります。

オンライン英会話での添削

DMM英会話やQQ Englishの講師に、書いた答案をチャット欄で添削してもらう使い方もあります。

筆者はQQ Englishの添削を2週間使ったところ、文法ミスの指摘で大きく自信がつきました。

生教材としてのNewsweek

模範解答だけでなく、Newsweek日本版の英字記事を読んでおくと、頻出トピックの背景知識が増えます。

背景知識が増えれば増えるほど、英作文で使える具体例のストックが広がります。

4週間の独学プラン

筆者が実際に成果を出した4週間の英作文強化プランを紹介します。

1週目 型の暗記

1週目は、旺文社の『ライティング問題完全制覇』から型を丸ごと暗記することに集中します。

Introduction・Body1・Body2・Conclusionのテンプレを、書き写すのではなく声に出して音読しましょう。

1日30分×7日間で、テンプレが口から自然に出てくる状態を作ります。

2週目 トピックストック作成

2週目は、頻出テーマごとに理由と具体例を英語でストックする作業に入ります。

環境・教育・テクノロジー・労働・健康の5テーマで、各3つずつ理由をストックしましょう。

Ankiに登録して毎日復習すれば、試験本番で「書けない」状態を回避できます。

3週目 過去問で実戦演習

3週目は、旺文社の過去問に収録されている英作文を実際に30分で書く練習に移ります。

書き終わったら、Grammarlyで自動添削を受け、文法ミスの傾向を記録してください。

4週目 添削と書き直し

4週目は、オンライン英会話の講師や、書き溜めた答案を英語の得意な人に読んでもらう段階です。

添削結果を踏まえて同じトピックをもう一度書き直すことで、同じミスを繰り返さない習慣が身につきます。

筆者の体験談 10点台から14点への道のり

筆者は初回の準1級受験で、英作文の得点が16点満点中10点台と振るいませんでした。

当時の答案を見返すと、構成がバラバラで、Body1とBody2の役割分担ができていませんでした。

2回目の受験に向け、筆者は旺文社の『ライティング問題完全制覇』と竹岡広信先生の本をメイン教材にしました。

1週目は型の暗記に集中し、Introductionのテンプレが口から自然に出てくるまで音読を繰り返しました。

2週目には、頻出5テーマについて英語の理由と具体例を各3つずつストックし、Ankiで毎日復習しました。

3週目からは過去問で30分以内に書き切る練習を開始し、毎回Grammarlyで添削を受けました。

そして4週目は、QQ Englishの講師に毎日1本の答案を添削してもらう課金プランに切り替えたのです。

この結果、2回目の本番では英作文が16点満点中14点に達し、一次試験合格の大きな原動力になりました。

振り返ってみると、型の暗記とトピックのストック作成こそが、準1級英作文の最短攻略ルートだったと実感しています。

よくある失敗パターン

英作文学習者がハマりがちな失敗パターンを3つ共有します。

失敗1 語彙で勝負しようとする

1つ目は、難しい単語を使って高得点を狙おうとするパターンです。

採点基準では「構成」の比重が大きいので、平易な単語でも型通りに書けたほうがずっと高得点になります。

失敗2 理由を3つ書こうとする

2つ目は、採点基準を無視して理由を3つ以上書いてしまうパターンです。

準1級の英作文は120〜150語なので、理由は2つに絞らないと具体例を書く余裕がなくなります。

失敗3 書き直しをしない

3つ目は、1回書いて添削を受けたら、それで終わりにしてしまうパターンです。

同じトピックを2〜3回書き直すことで、弱点が本当の意味で克服できます。

他の技能との連携

英作文の学習は、他の技能と連動させることで効率が大きく上がります。

読解力が足りず具体例が出ない人は、「英検準1級 長文読解の勉強法」の記事を参考にしてください。

リスニング対策は、「英検準1級 リスニング完全対策」の記事でシャドーイングの手順を解説しています。

面接対策は、「英検準1級 面接対策」の記事でナレーションとQ&Aの解法を扱っているので、二次試験前には必ずチェックしましょう。

まとめ

英検準1級の英作文は、4パラグラフ構成の型を覚え、テーマごとに理由のストックを作ることが攻略の王道です。

Introductionで立場を明示し、Body1とBody2で理由と具体例を1つずつ、Conclusionで立場を再確認する流れは絶対に崩さないでください。

教材は旺文社の『ライティング問題完全制覇』を軸に、竹岡広信先生の本とGrammarlyを組み合わせれば十分な対策ができます。

筆者の10点台から14点への改善事例のように、4週間の独学プランを回し切れば、英作文は安定した得点源になります。

型とテンプレを武器に、合格点を確実に取りにいきましょう。

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