英検準1級の単語学習、どの単語帳を選べばよいか迷っていませんか。
英検準1級は2級と比べて語彙レベルが大きく上がり、多くの受験者が「単語の壁」にぶつかる試験です。
筆者も準1級受験のときは、最初は2級用の単語帳の延長で何とかなると思っていましたが、過去問を解いてみて愕然とした経験があります。
この記事では、英検準1級対策に役立つおすすめの単語帳5冊を、筆者の使用体験とともに徹底比較してご紹介します。
単語帳選びに悩んでいる方、学習効率を上げたい方はぜひ参考にしてみてください。
この記事で分かること:
- 英検準1級向け単語帳5冊のそれぞれの特徴と対象レベル
- 筆者が実際に使った順序と、それぞれの良かった点と注意点
- レベル別の選び方と、単語学習の効率を上げるコツ
英検準1級の単語レベルとは
英検準1級に必要とされる語彙数は、およそ7500語前後と言われています。
2級で必要とされる語彙数が5000語弱であることを考えると、2500語以上の上積みが必要になります。
また、準1級からはアカデミックなトピックが増えるため、単なる日常会話レベルの単語では歯が立たなくなってきます。
環境問題、医療、経済、国際情勢といった分野の専門用語にも触れておく必要があります。
だからこそ、準1級対策では「信頼できる単語帳を1冊決めて、徹底的にやり込む」ことが合格への近道となります。
準1級に合格したあとに英検1級を目指す方は、「英検1級 単語帳おすすめ5選」や「英検1級 問題集おすすめ5選」も参考になります。
逆に、現時点で2級レベルに不安がある方は、「英検2級 単語帳おすすめ5選」を先に読むことをおすすめします。
英検準1級 単語帳おすすめ5選 比較表
5冊の単語帳を一覧で比較できるよう、表にまとめました。
細かい特徴はこのあとの章で順番にご紹介していきます。
| 書名 | 著者・出版社 | 対象レベル | 価格(税込) | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| 英検準1級 でる順パス単 | 旺文社 | 英検2級合格者〜 | 1,870円前後 | 定番、出題頻度順 |
| 英検準1級 文で覚える単熟語 | 旺文社 | パス単併用〜 | 1,980円前後 | 長文の中で語彙を習得 |
| CD付 英検準1級 頻出度別問題集 | Jリサーチ出版 | 中級者〜 | 1,760円前後 | 問題集と単語帳の中間 |
| 英検準1級 単熟語ターゲット | 学研 | 初級〜中級 | 1,650円前後 | コンパクトで取り組みやすい |
| 究極の英単語Vol.3 | アルク | 中級〜上級 | 2,090円前後 | SVL準拠、長く使える |
価格は目安であり、改訂や増税などで変動する可能性があります。
購入前には書店や通販サイトで最新の価格をご確認ください。
1冊目: 旺文社『英検準1級 でる順パス単』
1冊目は、英検準1級対策の定番である旺文社『英検準1級 でる順パス単』です。
「パス単」という愛称で呼ばれ、英検受験者の多くが最初に手に取る一冊です。
特徴は、過去問を分析したうえで「出題頻度順」に単語が並べられていることです。
頻度Aから始めて効率的に得点に直結する語彙を身につけられる構成になっています。
おすすめ理由は、なんといっても情報の信頼性と使いやすさにあります。
旺文社は英検対策の老舗出版社であり、毎年のように最新の出題傾向を反映した改訂が行われています。
収録語数は約1900語で、見出し語には例文が添えられています。
音声はアプリ「英語の友」から無料でダウンロードできるため、耳からも学習できる点が便利です。
赤シートも付属しており、覚えた単語を隠して確認する作業も簡単です。
筆者が準1級受験で最初に使ったのは、このパス単でした。
まず頻度Aを3周してから頻度Bに進むというサイクルで、2ヶ月ほどで一通り回せた記憶があります。
一点気をつけたいのは、パス単だけで準1級の語彙問題を完全に攻略できるかというと、必ずしもそうではないということです。
難易度の高い回では、パス単に掲載されていない単語も登場します。
そのため、あくまでパス単は「まずこれを仕上げる」ベースラインと考え、必要に応じて他の教材と併用するのがよいでしょう。
2冊目: 旺文社『英検準1級 文で覚える単熟語』
2冊目にご紹介するのは、同じく旺文社の『英検準1級 文で覚える単熟語』です。
通称「文単」と呼ばれ、パス単とは異なるアプローチで語彙を学べる一冊です。
特徴は、タイトル通り「文の中で単語を覚える」形式を採用している点です。
英検準1級の長文に近い難易度のパッセージが並び、その中に重要語彙が散りばめられています。
おすすめ理由は、単語と読解を同時に鍛えられる効率の良さです。
単語を単体で丸暗記するのが苦手な方や、文脈の中で語彙を習得したい方に向いています。
取り扱うトピックも、環境、医療、教育、国際関係など、英検準1級の出題分野と重なります。
音声ダウンロードも無料で提供されているため、シャドーイングやディクテーションの教材としても活用できます。
筆者はパス単を一通り終えた後、2冊目として文単を使いました。
単語帳で覚えた単語が実際の文章の中でどう使われるかを確認できたのが大きな収穫でした。
ただし、短時間で大量の語彙を詰め込みたい方には、文単は少し時間がかかるかもしれません。
じっくりと読解力と語彙力を両方鍛えたい方に適した一冊です。
3冊目: Jリサーチ出版『CD付 英検準1級 頻出度別問題集』
3冊目は、Jリサーチ出版の『CD付 英検準1級 頻出度別問題集』です。
正確には「単語帳」というよりも「問題集と単語帳の中間」に位置する教材です。
特徴は、語彙問題のスタイルで出題頻度の高い単語を学べる構成です。
問題形式で解きながら語彙を定着させられるため、実戦感覚を養うのに役立ちます。
おすすめ理由は、単語帳の暗記が苦手な方でも「問題を解く」というアクションを通じて楽しく学習を進められることです。
筆者はこの本を、パス単の頻度Aを終えたあとの「力試し」として使いました。
間違えた問題の単語を改めてパス単で確認するというサイクルを作ることで、記憶の定着率が格段に上がりました。
問題集の形式で単語学習を進めたい方にとって、本書は良き相棒となるでしょう。
ただし、純粋な単語帳ほど網羅性は高くないため、あくまでパス単などと併用するのがおすすめです。
4冊目: 学研『英検準1級 単熟語ターゲット』
4冊目は、学研から出ている『英検準1級 単熟語ターゲット』です。
「ターゲット」シリーズは、大学受験英語でもおなじみの人気シリーズです。
特徴は、コンパクトなサイズと、使いやすいレイアウトにあります。
頻出度の高い単語に絞って効率よく学習できる構成で、通勤や通学中のスキマ時間に向いています。
おすすめ理由は、持ち運びのしやすさと、最初の一歩を踏み出しやすい分量感です。
パス単の約1900語と比べると収録語数は少なめですが、そのぶん短期間で一周できます。
筆者が使ったことのある読者の声として、「時間がないので薄めの単語帳から入りたかった」という動機でターゲットを選んだ方のお話を聞いたことがあります。
その方は、まずターゲットで基礎を固めてからパス単に進んだそうです。
一点注意したいのは、準1級の合格ラインに届くには、ターゲットだけでは不足する可能性があることです。
あくまで「入門として使う」「他の単語帳と併用する」という位置づけで活用するのがよいでしょう。
5冊目: アルク『究極の英単語Vol.3』
最後にご紹介するのは、アルクの『究極の英単語Vol.3』です。
アルクの「究極シリーズ」は、SVL12000という語彙レベル分類に準拠した信頼性の高いシリーズです。
特徴は、Vol.3がレベル6001〜9000語の範囲をカバーしており、英検準1級の語彙レベルと重なる点です。
英検専用の教材ではありませんが、準1級合格に必要な語彙を効率よく学べます。
おすすめ理由は、英検対策の枠を超えて実用的な語彙力を伸ばせることです。
TOEICやIELTSなど他の英語試験にも応用できるため、長期的な英語学習の伴走者となります。
筆者が使ったことのある読者の声として、「英検対策と同時にTOEICスコアも伸ばしたかったので究極シリーズを選んだ」という方がいらっしゃいました。
その方は、パス単と併用しながら究極の英単語Vol.3を進めていたそうです。
一方で、英検準1級の出題傾向に特化しているわけではないため、短期集中で合格だけを目指したい方にはパス単の方が効率的かもしれません。
筆者の使用順序と体験談
ここまでご紹介した5冊のうち、筆者は主に3冊を実際に使いました。
使用した順序とそのときの感想をご紹介します。
最初に手をつけたのは、やはり旺文社の『でる順パス単』です。
1日30単語を目安に進め、土日には復習の時間を必ず確保しました。
頻度Aを3周してから頻度Bに進み、最終的には頻度Cまで一通り回しました。
パス単を終えた時点で過去問に挑戦してみたところ、語彙問題の正答率が6割を超えるようになっていました。
次に使ったのは『文で覚える単熟語』です。
パス単で覚えた単語を実際の文脈で確認したかったからです。
文単のパッセージは長文読解の練習にもなるため、一石二鳥の教材だと感じました。
最後に、仕上げとして『CD付 英検準1級 頻出度別問題集』を使いました。
問題を解く形式で語彙を定着させることで、試験本番に近い感覚で実戦練習ができました。
他の2冊、『ターゲット』と『究極の英単語Vol.3』については、友人や英語学習コミュニティで使っている方の声を聞く機会があり、本記事ではその内容を参考にしてご紹介しています。
単語帳選びのコツ
ここからは、単語帳選びで失敗しないためのコツを、筆者の経験をもとにお伝えします。
まず大切なのは、「1冊をやり込む」という原則です。
複数の単語帳に手を出して薄く広くやるよりも、1冊を完璧にマスターする方が結果的に効率的です。
2冊目以降に進むのは、1冊目の定着率が9割を超えたタイミングが理想です。
次に重要なのは、「毎日続けられる量を決める」ことです。
最初から1日100単語などと無理な目標を立てると、3日で挫折してしまいます。
1日30〜50単語を目安に、無理なく続けられるペースを設定しましょう。
3つ目のコツは、「音声を活用する」ことです。
旺文社のパス単はアプリ「英語の友」で無料の音声が提供されています。
アルクの究極シリーズも公式サイトから音声がダウンロードできます。
耳から単語を吸収することで、リスニング対策にも直結します。
最後のコツは、「問題集と並行して使う」ことです。
単語帳だけを延々と進めても、実際の試験で使える語彙にはなりません。
過去問や予想問題集を解きながら、出会った単語を単語帳で確認することで、記憶の定着率が格段に上がります。
レベル別おすすめの使い方
現在のレベル別に、どの単語帳から始めるべきかをご提案します。
英検2級に合格したばかりの方で、単語学習に時間を十分に使える方は、『でる順パス単』から始めることをおすすめします。
同じく2級合格者で、まず薄い本から入りたい方は、学研の『ターゲット』が取り組みやすいでしょう。
パス単を一通り終えた方は、『文で覚える単熟語』や『頻出度別問題集』でアウトプット練習に入るのがおすすめです。
英検対策だけでなく、TOEICや他の試験にも使える教材を求めている方には、アルクの『究極の英単語Vol.3』が長く使える一冊となります。
よくある質問
筆者が準1級受験者仲間からよく聞かれた質問にお答えします。
質問1: パス単だけで合格できますか。
回答としては、「可能性はあるが、確実ではない」というのが正直なところです。
パス単をしっかりやり込めば語彙問題の大半は解けるようになりますが、最新の出題傾向によってはパス単以外の単語も出題されます。
余裕があれば、パス単に加えて文単や過去問で出た単語のチェックもしておくと安心です。
質問2: 英検準1級の語彙問題で満点を取る必要はありますか。
回答は「いいえ」です。
語彙問題で9割を取れれば十分合格ラインに到達できますし、7〜8割でも他のセクションでカバーできれば合格可能です。
完璧を目指すよりも、バランスの良い得点を目指しましょう。
質問3: 単語帳はどのくらいの期間で1周するべきですか。
回答としては、「2〜3ヶ月で1周、その後はもっと短いサイクルで回す」のが目安です。
最初の1周目は時間がかかりますが、2周目以降はペースが上がります。
何周もすることで記憶が定着していきます。
まとめ
この記事では、英検準1級対策におすすめの単語帳5冊をご紹介しました。
それぞれに特色があり、どれも準1級合格を目指す方にとって価値のある教材です。
まず基礎を固めたい方には、旺文社『英検準1級 でる順パス単』が定番にして第一候補です。
文脈の中で語彙を身につけたい方には、同じく旺文社の『英検準1級 文で覚える単熟語』がおすすめです。
問題形式で実戦感覚を養いたい方は、Jリサーチ出版の『CD付 英検準1級 頻出度別問題集』を活用してみてください。
短期間でコンパクトに学びたい方には、学研の『英検準1級 単熟語ターゲット』が手に取りやすい一冊です。
英検対策を超えて長く使える教材を探している方には、アルクの『究極の英単語Vol.3』が向いています。
最後にお伝えしたいのは、単語帳は「選ぶこと」よりも「使い込むこと」が大切だということです。
自分に合った1冊を見つけたら、何度も何度も繰り返し使い、確実に自分のものにしてください。
英検準1級合格という目標に向けて、みなさまの学習を応援しています。
あわせて「英検準1級 問題集おすすめ5選」や「英検1級 単語帳おすすめ5選」もご覧いただくと、学習の全体像が見えてきます。


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