スウェーデンの病院・薬局・緊急時フレーズ完全ガイド|112・1177・Vårdcentralで伝える症状

スウェーデンで体調を崩したら

旅先で急に体調を崩したとき、適切な言葉が出てくるかどうかで心の余裕がまったく違います。

スウェーデンの医療制度は世界トップクラスですが、窓口は基本的にスウェーデン語と英語で、予約や受付には独特のルールがあります。

この記事では、病院・薬局・緊急時に使えるフレーズをまとめます。

緊急時の三桁番号と窓口

112 緊急番号

救急車・警察・消防すべて「112」が窓口です。

「Jag behöver en ambulans.(救急車が必要です)」「Jag har blivit påkörd.(車にはねられました)」と落ち着いて伝えます。

英語対応もしてもらえますが、住所と症状は短く明確に言うのが鉄則です。

1177 医療相談

緊急ではないけれど心配な症状は「1177 Vårdguiden」に電話します。

看護師が電話口で症状を聞き、必要に応じて受診を指示します。

「Jag har feber och huvudvärk.(熱と頭痛があります)」のように症状を簡潔に並べましょう。

Vårdcentral 診療所

普通の風邪や慢性疾患は地域の「Vårdcentral(診療所)」を受診します。

「Jag vill boka en tid hos läkaren.(医師の予約を取りたいです)」が基本形です。

症状を伝える表現

痛みの場所

「Jag har ont i…」に続けて部位を言います。

「huvudet(頭)」「magen(お腹)」「ryggen(背中)」「halsen(のど)」「bröstet(胸)」「tänderna(歯)」「benet(脚)」など基本語彙を押さえましょう。

「Det gör ont när jag andas.(呼吸すると痛いです)」のように動詞と合わせると具体的です。

症状の種類

「Jag har feber.(熱があります)」「Jag är förkyld.(風邪をひいています)」「Jag mår illa.(気分が悪いです)」が基本トリオです。

「Jag har kräkts.(吐きました)」「Jag har diarré.(下痢があります)」「Jag känner mig yr.(めまいがします)」も使います。

「Jag är allergisk mot nötter.(ナッツにアレルギーがあります)」はアレルギー情報として必ず伝えます。

期間と程度

「Sedan igår.(昨日から)」「Sedan tre dagar.(3日前から)」で期間を示します。

「Det gör väldigt ont.(とても痛いです)」「Smärtan är måttlig.(痛みは中程度です)」で強さを表現します。

診察室での会話

問診

医師は「Vad har ni för besvär?(どんな症状ですか)」や「Sedan när?(いつから)」と尋ねてきます。

「Har ni haft feber?(熱はありましたか)」「Har ni tagit några mediciner?(何か薬を飲みましたか)」といった質問も定番です。

検査と処置

「Vi behöver ta ett blodprov.(血液検査が必要です)」「Öppna munnen, tack.(口を開けてください)」「Andas djupt.(深呼吸してください)」は覚えておくと安心です。

処方箋

「Jag skriver ut ett recept.(処方箋を出します)」「Ta två tabletter tre gånger om dagen.(1日3回2錠服用)」のように指示されます。

スウェーデンの処方箋は電子化されており、IDを提示すれば全国の薬局で受け取れます。

子どもと高齢者の医療

小児科 Barnavårdscentral

「BVC(Barnavårdscentral)」は0〜5歳の子どもを対象とした予防健診と予防接種の拠点で、全国に張り巡らされています。

「Min son har feber sedan i går.(息子が昨日から熱を出しています)」のように伝えます。

高齢者介護

「äldreomsorg(高齢者介護)」はスウェーデン福祉の柱で、各自治体(kommun)が運営しています。

「Jag behöver hjälp med min mor.(母のためにサポートが必要です)」と相談できます。

薬局でのやりとり

Apotek 薬局

スウェーデン最大の薬局チェーン「Apotek Hjärtat」や国営系「Apoteket AB」が街中にあります。

「Jag har ett recept.(処方箋があります)」「Jag behöver något mot huvudvärk.(頭痛に効くものが欲しいです)」と伝えましょう。

市販薬の定番

「Alvedon(アセトアミノフェン)」「Ipren(イブプロフェン)」「Treo」は痛み止めの定番で、薬剤師に「Vad rekommenderar du?(何がおすすめですか)」と聞けば教えてくれます。

のど飴は「halstabletter」、マスクは「munskydd」です。

支払いと保険

「Hur mycket kostar det?(いくらですか)」「Kan jag få kvitto?(レシートをもらえますか)」で完結します。

旅行保険の請求用に領収書は必ず取りましょう。

身体の部位と病名の語彙

身体の基本語彙

「huvud(頭)」「öra(耳)」「öga(目)」「näsa(鼻)」「mun(口)」「hals(のど/首)」「axel(肩)」「arm(腕)」「hand(手)」「finger(指)」を覚えておきましょう。

「rygg(背中)」「mage(お腹)」「ben(脚)」「fot(足)」「knä(膝)」も頻出です。

よくある病名

「förkylning(風邪)」「influensa(インフルエンザ)」「magsjuka(胃腸炎)」「migrän(偏頭痛)」「allergi(アレルギー)」「astma(喘息)」が出番の多い単語です。

「Jag misstänker att jag har magsjuka.(胃腸炎ではないかと思います)」のように自分の予想も伝えられます。

治療・処置の語彙

「injektion(注射)」「operation(手術)」「röntgen(レントゲン)」「vaccin(ワクチン)」などは英語と近いため覚えやすいです。

歯医者・眼科・その他

Folktandvården 歯科

スウェーデンでは23歳まで公的歯科が無料で、大人になると有料になります。

「Jag har tandvärk.(歯が痛いです)」「En fyllning har lossnat.(詰め物が取れました)」と伝えます。

眼科・メガネ屋

「Synsam」「Specsavers」「Smarteyes」が大手チェーンです。

「Jag behöver nya glasögon.(新しい眼鏡が必要です)」と伝え、視力検査を受けます。

メンタルヘルス

「Jag mår inte bra psykiskt.(精神的に調子が良くないです)」と伝えることは大切です。

心のケアは「Mind」や「BRIS」などの団体が無料相談を提供しています。

病院のシステムと支払い

Patientavgift 受診料

スウェーデンでは受診のたびに「patientavgift(受診料)」がかかり、地域によりますが一般診療で200〜300クローナが目安です。

年間の自己負担上限(högkostnadsskydd)は1300クローナ前後で、それを超えると年内無料になります。

「Hur mycket är patientavgiften?(受診料はいくらですか)」は受付で確認できます。

Personnummer 個人番号

長期滞在者は「personnummer(個人番号)」を持ち、それを提示して予約・受診します。

観光客は「Jag har inget personnummer, jag är turist.(個人番号はありません、旅行者です)」と伝えれば別の手続きになります。

パスポートと旅行保険証を必ず携行しましょう。

救急外来 Akutmottagning

ストックホルムでは「Karolinska Universitetssjukhuset(カロリンスカ大学病院、1810年設立のカロリンスカ研究所に連なる)」が主要な救急搬送先です。

「Var ligger närmaste akutmottagning?(一番近い救急外来はどこですか)」で探せます。

旅行前の準備フレーズ

常備薬とワクチン

「Vilka vaccinationer behöver jag?(どの予防接種が必要ですか)」は事前準備で有用です。

「Jag tar mediciner mot högt blodtryck.(高血圧の薬を服用しています)」と持病を伝えると適切な助言がもらえます。

保険の確認

EUの「Europeiska sjukförsäkringskortet(欧州健康保険カード)」は加盟国民向けですが、日本人旅行者は旅行保険が必須です。

「Tar ni emot min reseförsäkring?(私の旅行保険は使えますか)」と受付で尋ねます。

まとめ:安心を言葉で取り戻す

体調不良は誰にでも起こります。

そのとき「Jag behöver hjälp.(助けが必要です)」のひと言が言えるかどうかで、対応の速さも心の安定も変わります。

スウェーデン語の医療フレーズは万能ではありませんが、最初の一歩を踏み出す勇気を与えてくれます。

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