オランダ語のカフェレストラン会話 注文から会計まで

オランダのカフェやレストランでオランダ語を使うと、店員の対応がぐっと温かくなります。Amsterdam では英語で通じますが、地方都市やローカルな食堂ではオランダ語が喜ばれます。この記事では、入店から会計までの実用フレーズをまとめます。

入店と席の確保

予約あり・なし

予約がある場合は「Ik heb gereserveerd, op naam van Tanaka」(田中の名前で予約しています) と言います。予約なしなら「Heeft u een tafeltje voor twee?」(2人用のテーブルはありますか) と聞きます。テラス席が空いていれば「Mogen we buiten zitten?」(外に座ってもいいですか) と頼みましょう。オランダ人は天気が良いとすぐテラスに出るので、terras (テラス) という語は毎日聞きます。

メニューを受け取る

席に着いたら「De menukaart, alstublieft」(メニューをお願いします)。alstublieft は丁寧な please で、カジュアルなら alsjeblieft です。dagmenu (日替わりメニュー) や dagschotel (日替わり料理) が黒板に書いてあることも多いです。Rotterdam の Markthal (Dominee Jan Scharpstraat 298、2014年開業) のフードコートでは各店に独自の看板メニューがあり、「Wat is het dagmenu?」(今日のメニューは?) と聞く練習になります。

注文する

飲み物

「Ik wil graag een koffie」(コーヒーをください) が定番の注文文です。graag は「喜んで」の副詞で please のように機能します。koffie verkeerd (カフェオレ)、een biertje (生ビール小)、een wijntje rood/wit (赤/白ワインのグラス)、een jus d orange (オレンジジュース)、een kopje thee (紅茶) など、飲み物の語彙を覚えておくと迷いません。Amsterdam の Cafe de Jaren (Nieuwe Doelenstraat 20、1990年開業) はテラスが Amstel 川に面しており、学生とビジネスマンが混在する人気店です。

食べ物

前菜は voorgerecht、メインは hoofdgerecht、デザートは nagerecht または toetje (カジュアル) と呼びます。「Als voorgerecht neem ik de soep」(前菜にスープをもらいます)、「Als hoofdgerecht wil ik graag de biefstuk」(メインにステーキを) のように als + コース名で文を始めると自然です。bitterballen (肉入りコロッケボール)、kroket (コロッケ)、stamppot (マッシュポテトと野菜の煮込み)、haring (にしんの塩漬け)、poffertjes (ミニパンケーキ) はオランダの定番メニューです。

アレルギーと食事制限

「Ik ben allergisch voor noten」(ナッツアレルギーです)、「Ik eet geen vlees」(肉は食べません)、「Is dit gerecht glutenvrij?」(この料理はグルテンフリーですか)。veganistisch (ビーガン)、vegetarisch (ベジタリアン) も広く通じます。Den Haag の Garoeda (Kneuterdijk 18a、1949年創業) はインドネシア料理の名店で、ライステーフルの注文時にアレルギー確認が丁寧です。

会計と支払い

レシートを頼む

「De rekening, alstublieft」(お会計お願いします) が定番です。rekening は「勘定」で、レシートは kassabon または bonnetje と呼びます。「Mag ik een bonnetje?」(レシートもらえますか) と聞けば出してくれます。

割り勘とチップ

オランダでは割り勘 (apart betalen) が普通で、「Mogen we apart betalen?」(別々に払えますか) と聞くのは恥ずかしくありません。PIN (デビットカード) での支払いが主流で、「Pinnen, alstublieft」(カードでお願いします) と言えば端末を持ってきてくれます。チップは義務ではありませんが、良いサービスには5から10パーセント程度を「Klopt zo」(お釣りはいいです) と言って渡すのが慣習です。

カフェ (eetcafe) での過ごし方

オランダの eetcafe は食事もできるカフェで、気軽にビールと bitterballen を注文する場所です。Utrecht の Cafe Olivier (Achter Clarenburg 6a、元教会を改装した店、1996年開店) はゴシック建築の中でベルギービールが飲める人気スポットです。カウンターで「Een vaasje Heineken, alstublieft」(ハイネケンの小グラスお願いします) と頼んでみてください。vaasje は0.25リットルの小さなグラスで、fluitje (0.2リットル) とともにオランダのビール文化を象徴する語です。

スーパーで買い物

スーパーの Albert Heijn (全国に1000店舗以上) では、レジで「Wilt u een tasje?」(袋はいりますか) と聞かれます。有料なので「Nee, bedankt」(いいえ、結構です) と答えるか、エコバッグを持参しましょう。「Heeft u een bonuskaart?」(ボーナスカードはお持ちですか) はポイントカードの有無を聞く定番フレーズで、毎回必ず聞かれます。Jumbo (1921年創業、Veghel 本社) や Lidl (ドイツ系) でも同様の質問をされます。

マーケットとフードトラック

屋台フレーズ

フードトラック (foodtruck) やマーケット (markt) では指差し注文もできますが、「Ik wil graag een portie friet met mayonaise」(フリットのマヨネーズ付きをください) と言えると格好いいです。オランダ語の friet はベルギー語の frieten と同じくフライドポテトのことで、英語の fries ではなく friet を使います。oorlog (戦争) という名前のトッピングはマヨネーズ+ピーナッツソース+玉ねぎの3層で、Den Haag 発祥と言われています。

チーズ屋で

オランダはチーズの国です。「Mag ik proeven?」(試食してもいいですか) と聞けば、チーズ屋は喜んで切ってくれます。jong (若い)、belegen (熟成)、oud (古い = 長期熟成) の3段階があり、jonge kaas はマイルド、oude kaas は塩気が強くコクがあります。Gouda の Kaasmarkt (4月から8月、毎週木曜、Markt 広場) と Alkmaar の Kaasmarkt (Waagplein、1365年開始) では伝統的なチーズの競りを見学でき、「Hoeveel kost een kilo oude kaas?」(古いチーズ1キロいくら?) と聞く実地練習の場になります。Beemster (北ホラント、1612年干拓地) のチーズ工場見学もおすすめです。

パン屋と朝食

bakkerij (パン屋) では croissant、broodje kaas (チーズサンド)、appeltaart (アップルタルト) が定番です。Amsterdam の Winkel 43 (Noordermarkt 43) は巨大な appeltaart で有名で、「Een punt appeltaart met slagroom, alstublieft」(アップルタルト一切れにホイップクリーム付きで) が決まり文句です。slagroom (ホイップクリーム) はオランダのケーキに欠かせない語彙で、zonder slagroom (なし) と答えると驚かれるほどです。

苦情と問い合わせ

料理が遅い時は「Excuseer, we wachten al twintig minuten op onze bestelling」(すみません、注文してからもう20分待っています) と穏やかに伝えましょう。間違った料理が来たら「Dit heb ik niet besteld, ik had de vis gevraagd」(これは注文していません、魚を頼みました) のように具体的に言い直します。料理が冷たい場合は「Kunt u dit opwarmen?」(温め直してもらえますか) です。オランダ人は直接的なコミュニケーションを好むので、遠慮せずに言って大丈夫です。

褒め言葉

料理が美味しかったら「Het was heerlijk!」(最高でした) と伝えましょう。heerlijk は lekker よりフォーマルで感動を込めた表現です。

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