海外旅行で迷子になったり、けがをしたり、盗難に遭ったりした場合に備えて、イタリア語の緊急フレーズを覚えておきましょう。パニック状態でも使えるよう、シンプルで覚えやすい表現を厳選しています。
困った時のイタリア語フレーズ
ほっといて。
Mi lasci solo/a. (mee LAH-shee SOH-loh/lah) OR Mi lasci stare. (…STAH-ray)
さわらないで!
Non mi tocchi! (NOHN mee TOK-kee!)
警察をよびます。
Chiamo la polizia. (KYAH-moh lah poh-LEE-tsyah!)
警察!
Polizia! (poh-LEE-tsyah!)
待て! どろぼう!
Al ladro! (ahl LAH-droh!)
たすけてください。
Ho bisogno del suo aiuto. (oh bee-ZON-yoh del swoh ah-YOO-toh)
緊急です。
È un’emergenza. (eh oon eh-mehr-JEN-tsah)
迷子です。
Mi sono perso/a. (mee soh-noh PEHR-soh/sah)
かばんをなくしました。
Ho perso la mia borsa. (oh PEHR-soh lah MEE-ah BOHR-sah)
財布をおとしました。
Ho perso il mio portafoglio. (oh PEHR-soh eel myoh pohr-tah-FOL-yoh)
病気です。
Sono malato/a. (SOH-noh mah-LAH-toh/tah)
けがをしました。
Mi sono ferito/a. (mee SOH-noh feh-REE-toh/tah)
医者を呼んでください。
Ho bisogno di un dottore. (oh bee-ZON-yoh dee oon dot-TOH-ray)
電話を使っていいですか?
Posso usare il suo telefono? (POS-soh oo-ZAH-ray eel swoh teh-LEH-foh-noh?
緊急時に知っておきたい情報
- 緊急通報番号:イタリアの緊急通報番号は113(警察)、118(救急)、115(消防)。観光地ではスリに注意
- 文化的な背景:イタリアでは身振り手振りが豊か。言葉が通じなくてもジェスチャーで助けを求めることができます
これらのフレーズはスマホのメモに保存しておくか、スクリーンショットを撮っておくと、いざという時にすぐ参照できます。旅行前に一度声に出して練習しておくと、緊急時でも自然と口から出やすくなります。
緊急時の実践用例
用例1: 道に迷ったとき
Mi scusi, mi sono perso/persa. Può indicarmi la strada per la stazione?
「すみません、道に迷いました。駅への道を教えてもらえますか?」
男性は「perso」、女性は「persa」を使います。「indicare la strada(道を教える)」は道案内を頼む定番表現です。
用例2: 体調不良を伝える
Non mi sento bene. Ho bisogno di un dottore.
「気分が悪いです。医者が必要です。
」
「Non mi sento bene」は体調不良の万能フレーズです。「Ho mal di testa(頭痛がする)」「Ho mal di stomaco(胃が痛い)」と具体的に伝えることもできます。
用例3: 盗難にあったとき
Mi hanno rubato il portafoglio! Dov’è la questura più vicina?
「財布を盗まれました! 最寄りの警察署はどこですか?」
イタリアではスリ被害が多い観光地があります。「rubare(盗む)」の受動態で被害を伝えましょう。
用例4: 薬局で薬を求める
Ha qualcosa per il raffreddore? Ho anche un po’ di febbre.
「風邪薬はありますか? 少し熱もあります。」
イタリアの薬局(farmacia)は緑の十字マークが目印です。軽い症状なら薬剤師に相談すれば適切な薬を選んでもらえます。
用例5: 緊急通報する
Aiuto! Chiamate un’ambulanza! C’è stato un incidente!
「助けて! 救急車を呼んでください! 事故がありました!」
イタリアの緊急電話番号は「112(総合)」「113(警察)」「118(救急)」「115(消防)」です。
豆知識:イタリアでのトラブル対処
イタリアの緊急番号「112」はEU共通番号で、警察・消防・救急すべてに対応しています。オペレーターが適切な機関に転送してくれます。
イタリアの薬局は通常9時〜19時30分の営業ですが、各地域で夜間・休日の当番薬局(farmacia di turno)が交代制で営業しています。薬局の入口に当番表が掲示されています。
ローマ・フィレンツェ・ミラノなどの観光都市ではスリ被害が深刻です。特に混雑した地下鉄やバス、観光地周辺では注意が必要です。
パスポートのコピーを別の場所に保管しておくと安心です。
イタリアで医療機関を受診する場合、EU域外の旅行者は「Pronto Soccorso(救急外来)」を利用できます。海外旅行保険の証書を持参しましょう。
よくある間違い
間違い1:「Aiuto!」を軽い場面で使う。「Aiuto!」は本当の緊急時に叫ぶ言葉です。道を聞くときは「Mi scusi」を使いましょう。
間違い2:「ospedale(病院)」と「farmacia(薬局)」を混同する。軽い症状は薬局、深刻な場合は病院の救急外来(Pronto Soccorso)に行きます。
間違い3:「questura(警察署)」と「carabinieri(憲兵隊)」の違いを知らない。どちらも警察機能を持ちますが、盗難届は「questura」か「carabinieri」のどちらでも出せます。
間違い4: 英語だけで対処しようとする。イタリアの地方都市では英語が通じないことが多いです。緊急フレーズはイタリア語で覚えておくのが安心です。
関連表現まとめ
| イタリア語 | 日本語 | 使う場面 |
|---|---|---|
| Pronto Soccorso | 救急外来 | 病院の緊急窓口 |
| vigili del fuoco | 消防隊 | 火事のときに |
| ambasciata | 大使館 | l’ambasciata del Giappone |
| assicurazione | 保険 | assicurazione di viaggio = 旅行保険 |
| ricetta medica | 処方箋 | 薬局で薬をもらうとき |
| denuncia | 届出(盗難届など) | 警察署で提出 |
ミニダイアログ:薬局での会話
Cliente: Buongiorno. Ho mal di gola e un po’ di tosse. Ha qualcosa?
(こんにちは。喉が痛くて少し咳が出ます。
何かありますか?)
Farmacista: Sì, le consiglio queste pastiglie per la gola e questo sciroppo per la tosse.
(はい、喉のトローチと咳止めシロップをおすすめします。)
Cliente: Grazie. Quante volte al giorno devo prenderle?
(ありがとうございます。1日何回飲めばいいですか?)
Farmacista: Le pastiglie tre volte al giorno, lo sciroppo due volte. Mattina e sera.
(トローチは1日3回、シロップは2回。朝と夜です。
)
Cliente: Perfetto. Quanto viene in tutto?
(わかりました。合計でいくらですか?)
Farmacista: Quindici euro. Guarisca presto!
(15ユーロです。お大事に!)
症状別フレーズ早見表
| 症状 | イタリア語 | 日本語 |
|---|---|---|
| 頭痛 | Ho mal di testa. | 頭が痛いです。 |
| 腹痛 | Ho mal di pancia. | お腹が痛いです。 |
| 発熱 | Ho la febbre. | 熱があります。 |
| 吐き気 | Ho la nausea. | 吐き気がします。 |
| めまい | Ho le vertigini. | めまいがします。 |
| 骨折の疑い | Credo di essermi rotto il braccio. | 腕が折れたかもしれません。 |
| アレルギー | Sono allergico/a a… | …にアレルギーがあります。 |
イタリアの救急外来(Pronto Soccorso)では、症状の重さに応じて優先度が付けられます。軽症の場合は数時間待つこともあるため、軽い症状なら薬局か一般医(medico di base)に相談するのが賢明です。
イタリアでは日曜・祝日に営業している「guardia medica(休日診療所)」があります。緊急ではないけれど診察が必要な場合に利用できるので、覚えておくと安心です。
「In bocca al lupo!(がんばって!)」はイタリア語の激励の定番フレーズです。直訳は「オオカミの口の中へ!」で、返答は「Crepi!(オオカミが死にますように!)」です。
困難な状況に立ち向かう人への応援に使います。


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