英検準2級 リスニング対策|会話・短文・長文の聞き方完全ガイド

英検準2級のリスニングは、筆記試験と同じかそれ以上に合否を左右するセクションです。

配点が大きいうえに、一度聞き逃すとやり直せないというプレッシャーもあります。

この記事では、筆者が実践してきたリスニング対策を、パート別に整理して紹介します。

  1. この記事で分かること
  2. 英検準2級リスニングの全体像
    1. 放送は1回だけという厳しさ
  3. Part1: 会話の応答文選択
    1. 問題用紙に選択肢がない衝撃
    2. Part1を解く3つのコツ
    3. 頻出パターンを暗記する
  4. Part2: 会話の内容一致問題
    1. Part2の典型的な場面
    2. 先読みで設問の意図をつかむ
    3. 最後の一言に注意
    4. ひっかけ選択肢の見抜き方
  5. Part3: 文の内容一致問題
    1. 説明文のテーマは決まっている
    2. 最初の一文に全神経を集中
    3. 数字と固有名詞に線を引く
    4. パラフレーズに慣れる
  6. おすすめ教材ランキング
    1. 1位: 旺文社「英検準2級 過去6回全問題集」CD付き
    2. 2位: 旺文社「英検準2級 リスニング問題120」
    3. 3位: NHK For School
    4. 4位: BBC Learning English
    5. 5位: 英検ネットドリル
  7. リスニング力を伸ばす日常トレーニング
    1. シャドーイングで発音と聞き取りを鍛える
    2. ディクテーションで細部を詰める
    3. 多聴で耳を英語漬けに
  8. 4週間のリスニング学習プラン
    1. 1週目: 音源に耳を慣らす
    2. 2週目: 解答と振り返り
    3. 3週目: シャドーイングを追加
    4. 4週目: 本番形式での総仕上げ
  9. 筆者のリスニング学習体験談
  10. 本番で気をつけたい3つのこと
    1. 1. 放送前の30秒を活用する
    2. 2. 分からない問題は諦める
    3. 3. マークシートのずれに注意
  11. オンライン英会話でリスニング力を鍛える
  12. 単語帳アプリの活用
  13. 関連記事のご案内
  14. まとめ: リスニングは継続と集中が鍵

この記事で分かること

  • 英検準2級リスニングのPart1会話・Part2短文・Part3長文の具体的な解法
  • 旺文社の過去問CDやNHK For Schoolなど定番教材の効果的な使い方
  • 本番までの4週間で仕上げるリスニング学習プランと筆者の失敗談

英検準2級リスニングの全体像

まず試験の構成を確認しておきましょう。

英検準2級のリスニングは3つのパートに分かれています。

Part1は会話の応答文選択で10問、Part2は会話の内容一致で10問、Part3は文の内容一致で10問の合計30問です。

試験時間は約25分で、一問ずつ順番に解いていきます。

配点は筆記と合わせて調整されますが、リスニングだけで750点満点の半分近くを占めます。

つまりリスニングで6割取れないと、合格はかなり厳しくなります。

放送は1回だけという厳しさ

英検のリスニングは、すべての問題で放送が1回だけです。

2回流れる共通テストのリスニングとはここが違います。

1回で聞き取れなかったら、その問題は諦めるしかありません。

だからこそ、集中力と「聞き取るべきポイント」の見極めが重要なのです。

Part1: 会話の応答文選択

最初に攻略すべきはPart1の会話応答問題です。

AさんとBさんの短い会話が流れた後、Bさんへの適切な応答を選ぶ形式です。

問題用紙には選択肢が印刷されていないのが特徴です。

問題用紙に選択肢がない衝撃

初めてPart1を解く人は、選択肢が印刷されていないことに驚きます。

放送されるのは「A: Hi, how are you? B: Not bad. And you?」のような会話です。

その後、BのセリフへのAの応答として適切なものが3択で音声で流れます。

つまり選択肢も耳で聞き取る必要があるのです。

これは見た目以上に負担の大きい形式だと言えます。

Part1を解く3つのコツ

Part1攻略の第一のコツは、AとBの関係性を最初に特定することです。

家族なのか友達なのか、店員と客なのかで、応答の方向性が決まります。

第二のコツは、Bの最後のセリフに全神経を集中することです。

応答文はBの最後のセリフに対するものなので、そこを聞き逃すと致命的です。

第三のコツは、選択肢の1文目を聞いたらすぐに判断することです。

迷っていると次の選択肢が流れてしまいます。

頻出パターンを暗記する

Part1の会話には定番のパターンがあります。

「提案→受諾 or 断り」「質問→回答」「依頼→受諾 or 断り」の3つが主なパターンです。

それぞれに使われるフレーズは限られているので、暗記してしまうのが早道です。

旺文社の「英検準2級 総合対策教本」にリストがあります。

学研の「英検準2級をひとつひとつわかりやすく。」にも会話表現集があります。

Part2: 会話の内容一致問題

次はPart2の会話内容一致問題です。

やや長めの会話を聞いて、設問の内容に合う選択肢を選ぶ形式です。

問題用紙には選択肢が印刷されています。

Part2の典型的な場面

Part2で扱われる場面は、日常会話が中心です。

学校での会話、家族の会話、レストランでの注文、旅行の相談、仕事の打ち合わせなどがよく出題されます。

場面ごとに使われる語彙が決まっているので、場面を最初に特定できれば有利です。

先読みで設問の意図をつかむ

Part2を解くうえで必須なのが設問の先読みです。

放送前のわずかな時間を使って、設問と選択肢に目を通します。

設問が「女性の次の行動」を聞いているのか、「男性が提案したもの」を聞いているのかで、聞き方が変わります。

選択肢にも目を通せば、放送で注目すべき単語が分かります。

たとえば選択肢に「at the library」「at the park」などの場所が並んでいれば、場所に関する情報を集中して聞けばよいのです。

最後の一言に注意

Part2では、会話の最後の一言に答えが隠されていることが多いです。

特に「次の行動を問う問題」では、最後のセリフが答えそのものになります。

筆者はこれに気づくまで、最後の部分で集中が切れてしまい、何度も失点しました。

最後まで気を抜かないことが鉄則です。

ひっかけ選択肢の見抜き方

Part2には巧妙なひっかけ選択肢があります。

会話に出てきた単語を使っているけれど、意味が違うパターンです。

たとえば男性が「I wanted to go to the beach, but we ended up at the park」と言ったとき、選択肢に「the beach」があっても答えは「the park」です。

単語だけで判断せず、文脈で判断する訓練が必要です。

Part3: 文の内容一致問題

最後はPart3の文の内容一致問題です。

150〜200語程度の短い説明文を聞いて、内容に合う選択肢を選ぶ形式です。

一番難しいとされるパートです。

説明文のテーマは決まっている

Part3で扱われるテーマは決まっています。

ニュース・学校のアナウンス・日常のトピック・歴史や文化の紹介・動物や自然の話題が中心です。

特に学校のアナウンスと日常トピックはよく出題されます。

テーマが予測できれば、出てくる語彙も予測できます。

最初の一文に全神経を集中

Part3は最初の一文がすべてを決めると言っても過言ではありません。

最初の一文で話題と登場人物が提示されるので、ここを聞き逃すと後半が理解できなくなります。

筆者も初めて受験したとき、最初の一文で気を抜いてしまい、Part3の正答率が30%まで落ちました。

その反省から、Part3では最初の一文に全集中するようにしています。

数字と固有名詞に線を引く

Part3では数字と固有名詞が設問の答えになりやすいです。

時刻・日付・金額・人数・場所名・人名が出てきたら、問題用紙の余白にメモします。

特に時刻と日付は、設問で頻繁に問われます。

「The meeting is scheduled for 3 p.m. on Friday」という文が流れたら、「3pm Fri」とメモしましょう。

パラフレーズに慣れる

Part3の選択肢は、放送された内容のパラフレーズ(言い換え)になっています。

「happy」が「pleased」に、「buy」が「purchase」に、「difficult」が「challenging」に言い換えられます。

このパラフレーズに慣れないと、答えが選べません。

旺文社の「英検準2級 でる順パス単」で類義語をセットで覚えるのが効果的です。

おすすめ教材ランキング

リスニング対策に使える教材を、筆者の経験からランキング形式で紹介します。

1位: 旺文社「英検準2級 過去6回全問題集」CD付き

リスニング対策の本命は、なんといっても旺文社の過去6回全問題集です。

本番と同じナレーター、同じスピード、同じ形式の音源が6回分収録されています。

これを繰り返し聞くだけで、本番の耳が作れます。

最近はCDだけでなく、アプリ「英語の友」で音声がダウンロードできます。

2位: 旺文社「英検準2級 リスニング問題120」

リスニング専用の問題集です。

120題もの問題が収録されているので、徹底的に演習したい人におすすめです。

Part1・Part2・Part3がバランスよく入っています。

3位: NHK For School

中学生向けの無料教材ですが、準2級対策にも使えます。

「基礎英語」「中学生の基礎英語」「ラジオ英会話」などのコンテンツが揃っています。

中学生や高校生であれば無料で利用できるのが最大のメリットです。

4位: BBC Learning English

中級者以上におすすめの無料英語学習サイトです。

ニュース英語を平易に解説してくれる番組があり、準2級レベルでもなんとか付いていけます。

イギリス英語に慣れたい人にもおすすめです。

5位: 英検ネットドリル

過去問を使った自習ができるオンラインサービスです。

リスニング音声も豊富で、解説付きで学習できます。

リスニング力を伸ばす日常トレーニング

問題演習だけでは耳は鍛えられません。

日常のトレーニングも並行して行いましょう。

シャドーイングで発音と聞き取りを鍛える

シャドーイングは、流れてくる音声のすぐ後を追いかけて声に出す練習です。

英語の発音やリズムが体に染み付きます。

最初は難しく感じますが、1ヶ月続ければ効果を実感できます。

旺文社の過去問音声を使って、毎日10分シャドーイングするのがおすすめです。

ディクテーションで細部を詰める

ディクテーションは、聞こえた英語をそのまま書き取る練習です。

自分がどこを聞き取れていないかが一目で分かります。

特に冠詞・前置詞・複数形のsなど、細かい部分の聞き取りが鍛えられます。

多聴で耳を英語漬けに

英語を大量に聞くこと、いわゆる多聴も重要です。

NHK For SchoolやBBC Learning Englishを毎日聞くだけで、耳が英語に慣れていきます。

通学時間や家事の合間など、スキマ時間を活用しましょう。

4週間のリスニング学習プラン

本番までの4週間で、どう学習を進めればよいかを紹介します。

1週目: 音源に耳を慣らす

1週目は旺文社の過去問音声を何度も聞いて、英検の音声に耳を慣らします。

最初はスクリプトを見ながらでOKです。

知らない単語や聞き取れない箇所をチェックしておきます。

毎日30分、集中して聞くのが目標です。

2週目: 解答と振り返り

2週目は実際に問題を解いていきます。

旺文社の過去6回全問題集から、1日10問ずつ解きます。

解いたら必ずスクリプトを確認し、聞き取れなかった箇所を特定します。

その箇所だけを繰り返し聞き直すのが重要です。

3週目: シャドーイングを追加

3週目からはシャドーイングを取り入れます。

2週目に解いた問題の音声を使って、毎日10分シャドーイングします。

問題演習は並行して継続し、1日10問ペースを守ります。

4週目: 本番形式での総仕上げ

最終週は本番と同じ条件で模試を解きます。

25分のリスニングセクションを一気に解き切ります。

途中で集中が切れないよう、体力づくりも意識します。

間違えた問題は必ず復習し、次に同じミスをしないようにします。

筆者のリスニング学習体験談

筆者が英検準2級を初めて受けたときのリスニングの点数は、30問中14点でした。

正答率50%を切る散々な結果で、一次試験は不合格でした。

その後、旺文社の過去問音声を徹底的に聞き込むことにしました。

毎日通学の電車で1時間、自宅で30分のリスニング学習を続けました。

特に効果があったのは、スクリプトを見ながら聞く→見ずに聞く→シャドーイングするという3ステップ学習です。

2ヶ月後の再受験では、30問中23点まで点数が上がりました。

リスニングは短期間では伸びないと言われますが、正しい方法で続ければ必ず伸びます。

筆者の経験からも、これは断言できます。

本番で気をつけたい3つのこと

試験本番では、普段の実力を出し切るための注意点があります。

1. 放送前の30秒を活用する

リスニングセクションが始まる前に、必ず30秒ほどの説明時間があります。

この時間を使って、Part2とPart3の設問と選択肢に目を通しましょう。

先読みできる量が合否を分けます。

2. 分からない問題は諦める

1問聞き逃しても、その問題に固執してはいけません。

次の問題の放送が始まってしまいます。

分からなければ適当にマークして、次の問題に集中しましょう。

3. マークシートのずれに注意

リスニングはテンポよく進むので、マークシートのずれが起きやすいです。

2〜3問ごとに、問題番号とマーク番号が合っているか確認しましょう。

筆者はこれを忘れて、2問ずらしてマークしたことがあります。

オンライン英会話でリスニング力を鍛える

リスニング対策として意外と効果的なのがオンライン英会話です。

DMM英会話やQQ Englishには英検対策コースがあります。

実際に英語を話す中で、相手の英語を聞き取る訓練ができます。

教材を使ったリスニングとは違うリアルな英語に触れられるのがメリットです。

週2回のレッスンを3ヶ月続けるだけで、耳の精度が格段に上がります。

単語帳アプリの活用

リスニングの基礎は語彙力です。

mikanの英検準2級コースを通学時間に回せば、効率よく単語を覚えられます。

Ankiで自作の単語カードを作るのも効果的です。

音声付きで単語を覚えると、リスニングでの聞き取りがスムーズになります。

関連記事のご案内

当サイトLanghacksでは、英検対策の記事を技能別に公開しています。

長文読解については「英検準2級 長文対策」の記事を参考にしてください。

英作文の書き方は「英検準2級 英作文の書き方」の記事で詳しく解説しています。

二次試験の面接対策は「英検準2級 面接対策」の記事で扱っています。

技能別に対策することで、効率よく実力を伸ばせます。

まとめ: リスニングは継続と集中が鍵

英検準2級のリスニング対策について、Part1会話応答・Part2会話内容一致・Part3文内容一致の3パートに分けて解説してきました。

重要なのは、各パートの特徴を理解したうえで、適切な聞き方を選ぶことです。

Part1は関係性の特定、Part2は先読みとパラフレーズ、Part3は最初の一文への集中が鍵になります。

教材は旺文社の過去6回全問題集を中心に、NHK For SchoolやBBC Learning Englishなどの多聴教材を組み合わせましょう。

4週間の学習プランを参考に、毎日コツコツと取り組んでください。

筆者自身も、最初はリスニングが苦手でしたが、正しい方法で続けることで克服できました。

リスニング力は裏切りません。

この記事があなたの英検準2級合格の助けになれば幸いです。

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