海外旅行で迷子になったり、けがをしたり、盗難に遭ったりした場合に備えて、ドイツ語の緊急フレーズを覚えておきましょう。パニック状態でも使えるよう、シンプルで覚えやすい表現を厳選しています。
困った時のドイツ語フレーズ
ほっといて。
Lass / Lassen Sie mich in Ruhe . (LAHS(-un zee) mikh in ROO-uh)
さわらないで!
Fass / Fassen Sie mich nicht an! (FAHS(-un zee) mikh nikht AHN!)
警察をよびます。
Ich rufe die Polizei. (ikh ROO-fuh dee poh-lee-TSIGH)
警察!
Polizei! (poh-lee-TSIGH!)
待て! どろぼう!
Halt! Ein Dieb! (HAHLT! ighn DEEP!)
たすけてください。
Ich brauche deine/Ihre Hilfe. (ikh BROW-khuh DIGH-nuh/EE-ruh HILL-fuh)
緊急です。
Das ist ein Notfall. (dahs ist ighn NOHT-fahl)
迷子です。
Ich habe mich verirrt. (ikh HAH-buh mikh fer-IRT)
かばんをなくしました。
Ich habe meine Tasche verloren. (ikh HAH-buh migh-nuh TAH-shuh fer-LOH-run)
財布をおとしました。
“Ich habe mein Portemonnaie verloren. (ikh HAH-buh migh-nuh port-moh-NEH
fer-LOH-run)”
病気です。
Ich bin krank. (ikh bin krahnk)
けがをしました。
Ich bin verletzt. (ikh bin fer-LETST)
医者を呼んでください。
Ich brauche einen Arzt. (ikh BROW-khuh IGH-nuh ARTST)
電話を使っていいですか?
“Kann ich dein/Ihr Telefon benutzen? (kahn ikh dighn/eer tay-lay-FOHN
buh-NOOT-sun?)”
緊急時に知っておきたい情報
- 緊急通報番号:ドイツでは緊急通報番号は112(消防・救急)と110(警察)。EU圏内では112が共通です
- 文化的な背景:ドイツ人は規則を重視する文化。困った時もまず冷静に状況を説明すると対応がスムーズです
これらのフレーズはスマホのメモに保存しておくか、スクリーンショットを撮っておくと、いざという時にすぐ参照できます。旅行前に一度声に出して練習しておくと、緊急時でも自然と口から出やすくなります。
緊急時の実践用例
用例1: 道に迷ったとき
Entschuldigung, ich habe mich verlaufen. Können Sie mir helfen?
「すみません、道に迷いました。助けてもらえますか?」
「sich verlaufen」は「道に迷う(徒歩で)」です。車の場合は「sich verfahren」を使います。
用例2: 体調不良を伝える
Mir ist schlecht. Ich brauche einen Arzt.
「気分が悪いです。医者が必要です。
」
「Mir ist schlecht」は吐き気やめまいがするときに使います。「Ich habe Schmerzen(痛みがある)」と組み合わせて症状を伝えましょう。
用例3: 盗難にあったとき
Man hat mir die Tasche gestohlen! Wo ist die nächste Polizeistation?
「カバンを盗まれました! 最寄りの警察署はどこですか?」
「stehlen」は「盗む」の過去分詞「gestohlen」で受動的に使います。パスポートの場合は「Meinen Reisepass」に入れ替えてください。
用例4: 薬局で薬を求める
Haben Sie etwas gegen Kopfschmerzen? Ich brauche auch Pflaster.
「頭痛薬はありますか? 絆創膏も必要です。」
ドイツの薬局(Apotheke)では処方箋なしで買える薬も多いです。「etwas gegen + 症状」で「〜に効く薬」を求められます。
用例5: 事故を目撃したとき
Rufen Sie bitte einen Krankenwagen! Es gab einen Unfall.
「救急車を呼んでください! 事故がありました。」
ドイツの緊急電話番号は112(消防・救急)と110(警察)です。EU全域で112は共通番号として使えます。
豆知識:ドイツでのトラブル対処
ドイツの緊急通報番号は「112」です。消防と救急の両方に対応しており、EU全域で使えます。
警察は「110」です。
ドイツの薬局(Apotheke)は赤い「A」のマークが目印です。夜間・休日でも当番薬局(Notdienstapotheke)が交代で営業しています。
薬局の入口に当番表が掲示されています。
パスポートを紛失した場合は、まず警察で紛失届(Verlustanzeige)を出し、その後日本大使館・領事館に連絡しましょう。紛失届がないと再発行手続きが進みません。
ドイツでは健康保険証(Versicherungskarte)がないと病院での支払いが高額になります。旅行前に海外旅行保険に加入しておくことを強くおすすめします。
よくある間違い
間違い1:「Hilfe!」を軽い場面で使う。「Hilfe!」は本当の緊急時に叫ぶ言葉です。道を聞くような場面では「Entschuldigung」を使いましょう。
間違い2:「Krankenhaus(病院)」と「Apotheke(薬局)」を混同する。軽い症状なら薬局、深刻な場合は病院(Krankenhaus)や救急外来(Notaufnahme)に行きます。
間違い3:「Polizei(警察)」の発音を「ポリツェイ」と間違える。正しくは「ポリツァイ」に近い発音です。
間違い4: 緊急時に英語だけで話そうとする。ドイツの都市部では英語が通じることが多いですが、地方や緊急対応者はドイツ語しか話せない場合もあります。基本的な緊急フレーズはドイツ語で覚えておきましょう。
関連表現まとめ
| ドイツ語 | 日本語 | 使う場面 |
|---|---|---|
| Notfall | 緊急事態 | Es ist ein Notfall! |
| Krankenwagen | 救急車 | Rufen Sie einen Krankenwagen! |
| Feuerwehr | 消防隊 | 火事のときに |
| Botschaft | 大使館 | die japanische Botschaft |
| Versicherung | 保険 | Haben Sie eine Versicherung? |
| Anzeige | 届出・申告 | eine Anzeige erstatten = 届けを出す |
ミニダイアログ:薬局での会話
Kunde: Guten Tag. Ich fühle mich nicht gut. Ich habe Halsschmerzen und Fieber.
(こんにちは。体調が悪いです。
喉が痛くて熱があります。)
Apotheker: Seit wann haben Sie die Beschwerden?
(いつからその症状がありますか?)
Kunde: Seit gestern Abend. Haben Sie etwas dagegen?
(昨日の夜からです。何か薬はありますか?)
Apotheker: Ja, ich empfehle Ihnen diese Halstabletten und dieses Fiebermittel. Nehmen Sie dreimal täglich eine Tablette.
(はい、この喉のトローチと解熱剤をおすすめします。1日3回1錠ずつ服用してください。
)
Kunde: Danke. Was kostet das zusammen?
(ありがとうございます。合計でいくらですか?)
Apotheker: Zwölf Euro fünfzig. Gute Besserung!
(12ユーロ50セントです。お大事に!)
症状別フレーズ早見表
| 症状 | ドイツ語 | 日本語 |
|---|---|---|
| 頭痛 | Ich habe Kopfschmerzen. | 頭が痛いです。 |
| 腹痛 | Ich habe Bauchschmerzen. | お腹が痛いです。 |
| 発熱 | Ich habe Fieber. | 熱があります。 |
| めまい | Mir ist schwindelig. | めまいがします。 |
| 吐き気 | Mir ist übel. | 吐き気がします。 |
| 骨折の疑い | Ich glaube, mein Arm ist gebrochen. | 腕が折れたかもしれません。 |
| アレルギー | Ich bin allergisch gegen… | …のアレルギーがあります。 |
ドイツの救急外来(Notaufnahme)は24時間対応です。軽症の場合は一般開業医(Hausarzt)の診療時間内に行くほうがスムーズですが、夜間・休日は救急外来を利用しましょう。
ドイツでは医師の診察を受ける際、まず受付で保険証(Versicherungskarte)または海外旅行保険の書類を提示します。日本語が通じる病院はベルリンやデュッセルドルフなどの都市に限られるため、基本的な症状をドイツ語で伝える準備をしておくと安心です。
「Gute Besserung!(お大事に!)」は、体調を崩した人に対するドイツ語の定番フレーズです。病院や薬局でも、日常会話でもよく使われます。



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