中国語ビジネスメールの日程調整|会议时间・時差(北京/台北/香港)と黄历配慮

ビジネス中国語フレーズ

中国側と会議の日程調整をするとき、候補が春节にぶつかったり、時差1時間を忘れたりで面倒な思いをしたことはないでしょうか。

中国は春节・国慶・中秋・清明・端午・五一など長期節日が多く、送信タイミングを外すと1-2週間待ちになります。時差は日本より1時間遅く、ツールもZoomではなく腾讯会议・钉钉会议が標準です。

本記事では日程調整を5シーンに分類し、節日カレンダー・地域別会議ツール・黄历(吉日)配慮まで、中国固有の日程論点を整理します。

  1. 日程調整5シーン
    1. 候補提示メール
    2. 候補決定メール
    3. リスケジュール依頼
    4. キャンセル通知
    5. 会議室・Zoom/腾讯会议URL共有
  2. 候補提示の型
    1. 以下时间段中您方便的时段
    2. 2〜3候補の適切な提示
    3. 時間帯クッション(上午・下午・午饭后)
  3. 中国節日・連休カレンダー
    1. 春节(1-2月約2週間)のメールタブー
    2. 国慶(10月1-7日)の祝祭配慮
    3. 清明・五一・端午・中秋の短期連休
    4. 調休(振替営業日)の複雑さ
  4. 日本と中国の時差・祝日差
    1. 時差1時間(日本+1=中国)の会議時間表記
    2. 日本の祝日で中国は営業日(GW等)
    3. 北京时间と日本时间の併記必須
  5. 地域別会議ツールの使い分け
    1. 大陸:腾讯会议・钉钉会议・飞书会議が標準
    2. 台湾:Google Meet・Zoomが一般
    3. 香港・シンガポール:Zoom・Teamsが一般
    4. Zoomは中国本土で不安定
  6. リスケ依頼の型
    1. 恳请调整会议时间
    2. クッション「因突发情况」
    3. 代替候補の必須提示
  7. キャンセル通知の型
    1. 緊急キャンセルの文言
    2. 再設定の提案時期
    3. 深感抱歉の重い謝罪
  8. 会議室・Zoom URL共有テンプレ
    1. 参会链接・会议号の案内
    2. 腾讯会议・钉钉のIDとパスワード併記
    3. 事前资料の案内
  9. 黄历(吉日)・風水配慮
    1. 契約締結・重要会議で黄历を気にする業界
    2. 吉日を避けるか尊重するか
    3. 春节前後の忌讳日程
  10. 日本人がやりがちな日程調整NG
    1. お忙しいところの直訳
    2. 候補提示で中国節日を踏む
    3. 時差1時間を忘れる
    4. 中国がZoom使えない前提を知らない
  11. 日程調整関連記事
    1. 依頼・返信・催促との連動
    2. 節日挨拶・地域別との連動
  12. 日程調整テンプレ集(5シーン別)
    1. 候補提示テンプレ
    2. 確定通知テンプレ
    3. リスケテンプレ
    4. キャンセルテンプレ
    5. URL共有テンプレ
  13. 地域別日程調整の実務差
    1. 大陸:996文化前提の会議時間
    2. 台湾:18時で会議は終わる
    3. 香港:金融街は早朝会議OK
    4. シンガポール:多文化休暇配慮
  14. 中国固有ツール深掘り:腾讯会議・钉钉・飞书
    1. 腾讯会议(VooV Meeting)の実務
    2. 钉钉の会議機能と企業コード
    3. 飞书の会議と文档連動
  15. 節日挨拶と日程調整の連動
    1. 春节前後の挨拶付き日程調整
    2. 国慶・中秋前の配慮
    3. 清明節の特殊性

日程調整5シーン

中国語ビジネスメールの日程調整は5つのシーンに分かれます。それぞれでフレーズが異なります。

候補提示メール

こちらから候補を提示する場合です。2-3つの候補を幅広く提示するのが中国B2Bの流儀です。

(1)「以下时间段中您方便的时段」(2)「yǐ xià shí jiān duàn zhōng nín fāng biàn de shí duàn」(3)「以下から都合のよい時間帯を」が基本形です。

候補決定メール

相手の候補から決定する場合です。(1)「那就定在X月X日X点」(2)「nà jiù dìng zài X yuè X rì X diǎn」(3)「それでは月日時に決定」で確定を示します。

中国では「定在」(決める)が確定の合図です。「差不多」「应该」のような曖昧表現は避けます。

リスケジュール依頼

確定済みの日程を変更する場合です。「恳请调整会议时间」と格式を保ち、変更理由と代替案を示します。

キャンセル通知

やむを得ずキャンセルする場合です。「因突发情况,需取消会议」で緊急性を示し、再設定時期を提示します。

会議室・Zoom/腾讯会议URL共有

確定後に会議URLを共有します。中国本土ではZoomが不安定なため、腾讯会议・钉钉会议が標準です。

候補提示の型

候補提示は中国B2Bで最も頻出するシーンです。相手の選択肢を奪わないバランスが重要です。

以下时间段中您方便的时段

(1)「以下时间段中您方便的时段」(2)「yǐ xià shí jiān duàn zhōng nín fāng biàn de shí duàn」(3)「以下からご都合よい時間帯を」が定番です。

中国では「方便」(都合がよい)を使うのが自然です。「有空」は口語的で、メールでは避けます。

2〜3候補の適切な提示

候補は2-3つに絞ります。5つ以上提示すると「検討する気がない」と見なされ逆効果です。

候補間は最低2日空けます。「月曜午前か火曜午後」のように連続は避けます。

時間帯クッション(上午・下午・午饭后)

時間帯は上午(9-12時)・下午(13-17時)・晚上(18時以降)で区切ります。

(1)「上午」(2)「shàng wǔ」(3)「午前」と(1)「下午」(2)「xià wǔ」(3)「午後」は必ず付けます。「10点」だけだと朝か夜か曖昧です。

(1)「午饭后」(2)「wǔ fàn hòu」(3)「昼食後」は午後1-2時のニュアンスで、カジュアルな表現です。

中国節日・連休カレンダー

中国の公休日と実質連休を理解しないと、メールが1-2週間放置されます。主要節日を整理します。

春节(1-2月約2週間)のメールタブー

春节は旧暦1月1日で、新暦では1月下旬〜2月中旬に動きます。公休は7日ですが、実質2週間ほどビジネスが止まります。

除夕(大晦日)の3日前から元宵節(旧暦1月15日)までは、新規案件のメールは避けます。相手が見るのは2週間後です。

春节期間中の送信は「过年好」の一言を添えれば問題ありません。ただし業務依頼は元宵節後にリスケします。

国慶(10月1-7日)の祝祭配慮

国慶節は10月1日から7日までの7日間公休です。中秋節と近いため、実質10日連休になる年もあります。

9月末から10月中旬は新規案件が止まります。重要案件は9月20日までに決着させるのが実務です。

清明・五一・端午・中秋の短期連休

清明節(4月初旬・3日休)は祖先を祭る節日で、挨拶メールは送りません。業務メールは控えます。

五一劳动节(5月1日・3-5日休)は労働節で、一般的なメールは可能ですが返信は遅れます。

端午節(旧暦5月5日・3日休)と中秋節(旧暦8月15日・3日休)は節日挨拶メールが必要です。粽子・月饼に触れると親近感が増します。

調休(振替営業日)の複雑さ

中国は連休を作るため土日に「調休」(振替出勤)を入れることがあります。国慶7日間の前後の土日が出勤日になるパターンが典型です。

2026年の調休は国務院が毎年末に発表します。最新情報は「国务院办公厅关于假期安排的通知」で確認します。

日本と中国の時差・祝日差

日中間の時差と祝日差は日程調整の落とし穴です。両方を明示するのが実務の礼儀です。

時差1時間(日本+1=中国)の会議時間表記

北京・上海・広州は日本より1時間遅いです。日本10時は中国9時、日本18時は中国17時です。

会議時間は「北京时间X点(日本时间Y点)」のように併記するのが標準です。併記なしの「14:00」は誤解の元です。

日本の祝日で中国は営業日(GW等)

日本のゴールデンウィーク(4月末-5月頭)は中国の五一(5月1日)と一部重なります。ただし中国は5月1日のみ祝日です。

日本の盆(8月中旬)は中国では通常営業日です。日本側が休んでいても中国側は稼働しています。

北京时间と日本时间の併記必須

日程メールには必ず両方の時間を併記します。「北京时间10月10日10:00(日本时间10月10日11:00)」のように書きます。

併記を怠ると「どちらの時間かで議論が起こり」1往復無駄になります。

地域別会議ツールの使い分け

中華圏4地域で標準会議ツールが異なります。Zoomを一律に使うと大陸で繋がりません。

大陸:腾讯会议・钉钉会议・飞书会議が標準

中国本土ではGFWでZoom・Google Meetが不安定です。代替として腾讯会议・钉钉会议・飞书会議が普及しています。

(1)「腾讯会议」(2)「téng xùn huì yì」(3)「テンセント会議」は最も普及しており、無料でも45分制限なしです。

(1)「钉钉会议」(2)「dīng dīng huì yì」(3)「DingTalk会議」は国企・制造业で標準です。钉钉アカウントと連動します。

(1)「飞书会議」(2)「fēi shū huì yì」(3)「Feishu会議」は字节跳动系で、IT系スタートアップで普及しています。

台湾:Google Meet・Zoomが一般

台湾はGoogle Meet・Zoomが標準です。Microsoft Teamsも多国籍企業で使われます。

台湾側にとって腾讯会议・钉钉は「大陸ツール」のイメージがあり、アカウント作成を嫌がられることがあります。

香港・シンガポール:Zoom・Teamsが一般

香港・シンガポールはZoom・Microsoft Teamsが主流です。金融街ではTeamsが社内標準のところが多いです。

シンガポールの多国籍企業はGoogle Meetも使います。相手の標準ツールに合わせるのが礼儀です。

Zoomは中国本土で不安定

Zoomは中国本土で接続不安定です。VPN経由でも音声途切れが頻発します。

大陸相手の会議は腾讯会议か钉钉会議が安全です。事前にアカウント設定を依頼しておきます。

リスケ依頼の型

確定済みの日程変更は慎重に扱います。中国B2Bではリスケが「信頼度低下」と見なされることがあります。

恳请调整会议时间

(1)「恳请调整会议时间」(2)「kěn qǐng tiáo zhěng huì yì shí jiān」(3)「会議時間調整をお願い」はフォーマル度高めの依頼です。

「恳请」はへりくだった依頼表現で、リスケの非を認めるニュアンスがあります。

クッション「因突发情况」

(1)「因突发情况」(2)「yīn tū fā qíng kuàng」(3)「突発事情により」はリスケ理由の定番クッションです。

具体的な理由を開示する必要はありません。「紧急事务」「工作安排」も同様に使えます。

代替候補の必須提示

リスケ依頼には必ず代替候補を2-3つ提示します。「周三下午・周四上午・周五下午」のように幅を持たせます。

代替なしの「能否改期?」だけでは、相手が候補を考える負担を負わされ印象が悪くなります。

キャンセル通知の型

やむを得ずキャンセルする場合の書き方です。謝罪の強度と再設定提案がセットです。

緊急キャンセルの文言

(1)「因突发情况,需取消明日会议」(2)「yīn tū fā qíng kuàng, xū qǔ xiāo míng rì huì yì」(3)「突発事情で明日の会議取消要」は緊急キャンセルの定番です。

24時間以内のキャンセルは「非常抱歉」「深感歉意」などの謝罪強度を上げます。

再設定の提案時期

キャンセル通知に「下周二至周四均可,请您告知方便时间」と再設定候補を添えます。

キャンセル理由を詳細に説明する必要はありません。相手は「次いつ?」に関心があります。

深感抱歉の重い謝罪

顧客・重要パートナー向けのキャンセルは「深感抱歉」「万分歉意」で謝罪強度を最大化します。

複数回キャンセルすると信頼を失うため、3回目以降は上司からの謝罪メールに切り替える判断が必要です。

会議室・Zoom URL共有テンプレ

確定後の会議URL共有です。中国本土向けと海外向けで書式が違います。

参会链接・会议号の案内

(1)「参会链接」(2)「cān huì liàn jiē」(3)「参加リンク」と(1)「会议号」(2)「huì yì hào」(3)「会議ID」を併記します。

腾讯会议は「会议号」と「参会密码」の2要素が必要です。リンクだけでは入れません。

腾讯会议・钉钉のIDとパスワード併記

腾讯会议のIDは9桁で、パスワードは4-6桁の数字です。両方を本文で明示します。

钉钉会議はリンクアクセスが標準で、パスワード不要なケースも多いです。ツールの仕様に合わせて案内します。

事前资料の案内

会議前に資料を送る場合は「参会前阅读」と注記します。(1)「附件为会议前参考资料」(2)「fù jiàn wéi huì yì qián cān kǎo zī liào」(3)「添付は会議前資料」と明示します。

大陸相手には百度网盘リンクで送ります。Google Driveは接続できません。

黄历(吉日)・風水配慮

中国ビジネスには黄历(旧暦カレンダー)で吉日・凶日を気にする業界があります。特に契約締結時に顕著です。

契約締結・重要会議で黄历を気にする業界

不動産・金融・伝統産業では黄历を重視します。「宜签约」(契約に吉)「忌破土」(建築開始に凶)などの表記を見ます。

IT・BAT・外資系は黄历を気にしない企業が多いです。相手企業の文化を事前に確認します。

吉日を避けるか尊重するか

黄历を気にする相手には、事前に「您方便的日期,特别考虑到黄历吉日吗?」と聞くと丁寧です。

自分が気にしない場合も、相手が指定した吉日に合わせるのが関係維持の流儀です。

春节前後の忌讳日程

春节前の「灶神祭」(旧暦12月23日)前後は契約を避ける伝統があります。元宵節(旧暦1月15日)までは正式契約を控える企業もあります。

重要契約は旧暦2月以降に設定するのが、中国伝統業界の実務解です。

日本人がやりがちな日程調整NG

日本人が中国ビジネスで陥りがちな日程調整NGを整理します。

お忙しいところの直訳

「お忙しいところ恐縮ですが」を中国語に直訳すると冗長です。「百忙之中打扰」はフォーマルすぎて不自然です。

中国では「打扰一下」「冒昧联系」で十分です。長いクッションは逆に信頼を失います。

候補提示で中国節日を踏む

春节・国慶・清明などに候補を出すのは最悪です。相手は「中国文化を理解していない」と判断します。

候補出しの前に中国の祝日カレンダーを確認するのが必須です。国務院発表の連休情報を参照します。

時差1時間を忘れる

「10:00に会議」と送ると、中国9時か10時か曖昧になります。必ず「北京时间10:00(日本时间11:00)」と併記します。

時差を忘れると、会議に相手が遅れて来るか自分が早すぎて入る羽目になります。

中国がZoom使えない前提を知らない

大陸相手にZoomリンクを送るのは実務上機能しません。腾讯会议・钉钉会議を用意します。

事前に「贵司使用哪个会议工具?」と聞くのが最も安全です。

日程調整関連記事

日程調整と連動する実務トピックを横断確認すると効率的です。

依頼・返信・催促との連動

chinese-biz-email-requestでは依頼フレーズを整理しています。chinese-biz-email-reminderでは催促10段階を解説します。

chinese-biz-email-replyでは返信の5タイプを確認できます。

節日挨拶・地域別との連動

chinese-biz-email-festivalsでは春节・中秋・国慶の挨拶、chinese-biz-email-festival-greetingでは節日メールを扱います。

chinese-business-emailは中国語ビジネスメール全体のハブ記事です。

日程調整テンプレ集(5シーン別)

上記の理論を踏まえた実践テンプレを5シーン別に整理します。

候補提示テンプレ

「王总,您好,关于Q2战略会议的安排,以下时间段中请选择方便的时段:(1)4月28日(周二)北京时间下午2点-3点、(2)4月29日(周三)北京时间上午10点-11点、(3)4月30日(周四)北京时间下午3点-4点,会议使用腾讯会议,请告知方便的时段,我将发送具体链接」が候補提示の定番です。

確定通知テンプレ

「王总,收到您的回复,那就定在4月29日上午10点(北京时间)/上午11点(日本时间),会议工具:腾讯会议,会议号:123 456 789,密码:1234,参会链接:https://meeting.tencent.com/xxx,事前资料请见附件,届时见」が確定通知です。

リスケテンプレ

「王总,非常抱歉,因突发情况,需调整明日(4月29日)会议时间,恳请谅解,以下3个候选时段请您选择:(1)5月6日周二下午2点(2)5月7日周三上午10点(3)5月8日周四下午3点,再次致歉,期待您的回复」がリスケ依頼です。

キャンセルテンプレ

「王总,深感抱歉,因紧急事务,需取消明日的会议,本次取消由我方原因,万分歉意,建议重新安排在下周二至周四期间,请您告知方便的时间,我方将配合调整」がキャンセル通知です。

URL共有テンプレ

「各位,明日(4月29日)会议信息如下:时间:北京时间上午10:00-11:00(日本时间11:00-12:00)、工具:腾讯会议、会议号:123 456 789、密码:1234、链接:https://meeting.tencent.com/xxx、事前资料(百度网盘):https://pan.baidu.com/xxx 提取码:abcd、如需接入测试,请提前10分钟进入」が会議案内の定番です。

地域別日程調整の実務差

同じ日程調整でも、大陸・台湾・香港・シンガポールで実務が変わります。相手地域に応じて調整します。

大陸:996文化前提の会議時間

大陸IT系(BAT・字节跳动・美团等)は996文化が根強く、晚上8時以降の会議も日常です。外資系の9-18時感覚では通じません。

ただし直接「晚上9点开会」と提案すると日本人には抵抗感があるため、10-12時・14-16時の時間帯を提案するのが実務解です。

国企は9-17時が厳格で、残業しない文化です。18時以降の提案は避けます。

台湾:18時で会議は終わる

台湾は大陸より労働時間が短く、18時以降の会議は失礼と見なされます。金曜午後も会議は避けます。

繁體字で「下午」と書き、具体時間を明示します。「会議時間」の繁體字は「會議時間」です。

香港:金融街は早朝会議OK

香港金融街は欧米との時差調整で早朝7-8時の会議が多いです。中環のファンド・投資銀行では朝会議が標準です。

9時始業前に会議が終わっているケースもあります。日本側が付き合うのは時差的に厳しいですが、受け入れられる文化です。

シンガポール:多文化休暇配慮

シンガポールは華人・マレー・インドの三大民族が混在し、各民族の祝祭日を避ける必要があります。

Deepavali(ディーパバリ・インド祭り)、Hari Raya(イスラム教祭り)、春節の3つは特に配慮します。候補提示前に相手の文化背景を確認します。

中国固有ツール深掘り:腾讯会議・钉钉・飞书

大陸会議ツールの違いを理解すると、相手企業の文化を読み取れます。

腾讯会议(VooV Meeting)の実務

腾讯会议は中国本土で最も普及した会議ツールです。海外版はVooV Meetingとして使えます。

無料プランで300人・時間無制限が使えるのが強みです。ZoomやGoogle Meetの無料制限より寛容です。

本土版と海外版でアカウントが分かれます。日本からアクセスする場合はVooV Meeting版を使います。

钉钉の会議機能と企業コード

钉钉会議は钉钉アプリ内で起動します。外部参加者は企業コードで招待される仕組みです。

国企・制造业の社内会議で標準です。外資系には敷居が高いと感じられることがあります。

飞书の会議と文档連動

飞书会議は飞书文档とリアルタイム連動します。会議中のメモがそのままドキュメントに残せます。

字节跳动社内で開発されたため、バイトダンス系・IT系スタートアップで普及しています。

節日挨拶と日程調整の連動

中国の節日は日程調整と挨拶が連動します。節日前後のメール送信には挨拶が付きます。

春节前後の挨拶付き日程調整

春节前は「春节前有很多工作要完成」のクッションが定番です。節日が迫っているため急ぐ理由として使えます。

春节明けは「新年好,给您拜个晚年」の挨拶を1行入れてから本題に入ります。

国慶・中秋前の配慮

国慶前は「国庆长假前希望完成」のクッションで急がせます。10月1日以降は1週間戻ってきません。

中秋節前は「中秋节快乐,预祝节日愉快」の挨拶を添えます。月饼を贈る商習慣もあります。

清明節の特殊性

清明節は祖先祭りで、挨拶メールを送りません。祝福表現は避け、業務メールのみに限定します。

「清明假期」を避ける配慮は必要ですが、「清明节快乐」は失礼になります。

タイトルとURLをコピーしました