スウェーデン語の会議で進行役を任されると、自分が発言する以上のプレッシャーを感じる方は多いはずです。
ファシリテーション(進行)は、語彙の量よりも「場面ごとの定番フレーズ」を持っているかどうかで安定感が大きく変わります。
この記事で分かることは次の3つです。
- 会議を進行する各場面(開始・アジェンダ提示・発言促し・脱線整理・時間管理・要約・合意・締め)で使うスウェーデン語の定番フレーズ
- 意見が対立したときに場を整理する、ファシリテーター特有の言い回し
- オンライン会議で進行役が押さえておきたいスウェーデン語の一言
単に会議で発言するフレーズではなく、議事を「回す側」に立ったときのスウェーデン語表現を集めました。
スウェーデンの会議は上下関係がフラットで、合意(konsensus)を重んじる文化です。進行役が一方的に仕切るより、全員の声を引き出して整える姿勢が好まれます。
会議の開始を宣言するフレーズ
進行役の最初の一言で、会議全体のテンポが決まります。
定刻になったら、雑談を切り上げて開始の合図を出しましょう。
| スウェーデン語 | 読み方(カタカナ発音) | 日本語訳 |
|---|---|---|
| Tack för att ni är här. Då sätter vi igång. | タック フォル アット ニー エール ヘール。ドー セッテル ヴィ イゴング | ご参加ありがとうございます。では始めましょう。 |
| Jag leder dagens möte. | ヤーグ レーデル ダーゲンス モーテ | 本日の進行を務めます。 |
| Det verkar som att alla är här, så vi kör igång. | デット ヴェルカル ソム アット アッラ エール ヘール、ソー ヴィ シェール イゴング | 全員そろったようなので、始めましょう。 |
| Vi väntar en minut till så att alla hinner ansluta. | ヴィ ヴェンタル エン ミヌート ティル ソー アット アッラ ヒンネル アンスルータ | 全員そろうまで、あと1分待ちましょう。 |
| Innan vi börjar går jag snabbt igenom dagens mål. | インナン ヴィ ボリヤル ゴール ヤーグ スナッブト イェーノム ダーゲンス モール | 始める前に、本日のゴールを簡単に共有します。 |
自分が進行役だと明示すると、参加者は「この人が場を仕切る」と認識して動きやすくなります。
スウェーデン語では ni(あなたたち)が会議の定番です。改まった三人称の Ni は今ではほとんど使われず、職場でも気軽な du / ni が標準だと覚えておきましょう。
アジェンダと目的を提示するフレーズ
議題と所要時間を最初に共有すると、参加者全員が同じ地図を持って議論できます。
「今日のゴールは何か」を一文で言い切るのがコツです。
| スウェーデン語 | 読み方(カタカナ発音) | 日本語訳 |
|---|---|---|
| Vi har tre punkter på dagordningen idag. | ヴィ ハール トレー プンクテル ポー ダーゴルドニンゲン イダーグ | 本日のアジェンダは3つです。 |
| Målet med mötet är att besluta om lanseringsdatumet. | モーレット メード モーテット エール アット ベスルータ オム ランセーリングスダートゥメット | 本会議のゴールは公開日を決めることです。 |
| Vi har 30 minuter, så vi håller varje punkt kort. | ヴィ ハール トレーティオ ミヌーテル、ソー ヴィ ホッレル ヴァリエ プンクト コルト | 30分しかないので、各トピックは簡潔にいきましょう。 |
| Är det något ni vill lägga till på dagordningen? | エール デット ノーゴット ニー ヴィル レッガ ティル ポー ダーゴルドニンゲン | アジェンダに追加したい項目はありますか? |
| Vi börjar med första punkten och tar dem i tur och ordning. | ヴィ ボリヤル メード フォシュタ プンクテン オク タール デム イ トゥール オク オルドニング | 最初の項目から順に進めていきましょう。 |
追加議題を最初に募っておくと、終盤での「実はもう一つ」を防げます。
dagordning(アジェンダ)は直訳すると「日の順序」で、会議でそのまま使える基本語です。
発言を促す・意見を引き出すフレーズ
進行役の腕の見せどころは、黙っている人から意見を引き出すことです。
名前で指名すると、相手も答える準備ができます。
| スウェーデン語 | 読み方(カタカナ発音) | 日本語訳 |
|---|---|---|
| Vad tänker du om det här, Erik? | ヴァード テンケル ドゥー オム デット ヘール、エーリク | エリックさん、この件についてどう思いますか? |
| Jag skulle gärna höra från någon som inte har sagt något än. | ヤーグ スクッレ イェーナ ホーラ フローン ノーゴン ソム インテ ハール サッグト ノーゴット エン | まだ発言していない方の意見も聞きたいです。 |
| Är det någon som ser det annorlunda? | エール デット ノーゴン ソム セール デット アンノルルンダ | 違う見方をしている方はいますか? |
| Kan du utveckla det lite mer? | カン ドゥー ウットヴェックラ デット リーテ メール | もう少し詳しく聞かせてもらえますか? |
| Vi tar en runda så att alla får säga sitt. | ヴィ タール エン ルンダ ソー アット アッラ フォール セーガ シット | 順番に一人ずつ意見を聞いていきましょう。 |
「違う見方はありますか」と尋ねると、反対意見を出しやすい空気をつくれます。
ta en runda(一巡する)は、全員から順に意見を集めるスウェーデンの会議の定番手法です。
脱線を整理して本題に戻すフレーズ
議論が横道にそれたとき、強引に遮らず自然に戻すのが進行役の役目です。
出た話題を否定せず「いったん預かる」形にすると角が立ちません。
| スウェーデン語 | 読み方(カタカナ発音) | 日本語訳 |
|---|---|---|
| Bra poäng, men vi lägger det åt sidan så länge. | ブラー ポエング、メン ヴィ レッゲル デット オート シーダン ソー レンゲ | 良い指摘ですが、いったん保留にしましょう。 |
| Vi sätter upp det på parkeringslistan och återkommer. | ヴィ セッテル ウップ デット ポー パルケーリングスリスタン オク オーテルコンメル | それは課題リストに入れて後で戻りましょう。 |
| Jag vill se till att vi håller oss till ämnet. | ヤーグ ヴィル セー ティル アット ヴィ ホッレル オス ティル エムネット | 本題からずれないようにしたいです。 |
| Vi tar tillbaka det till huvudfrågan. | ヴィ タール ティルバーカ デット ティル フューヴードフローガン | 本題の論点に戻しましょう。 |
| Det kanske är ett ämne för ett annat möte. | デット カンシェ エール エット エムネ フォル エット アンナット モーテ | それは別の会議で扱う話題かもしれません。 |
lägga åt sidan(脇に置く)や parkeringslista(駐車リスト=課題置き場)は、後で扱う話題を一時的に置いておくファシリテーションの定番表現です。
時間を管理するフレーズ
会議が時間内に終わるかどうかは、進行役の時間配分にかかっています。
残り時間を声に出して共有すると、全員が自然とペースを意識します。
| スウェーデン語 | 読み方(カタカナ発音) | 日本語訳 |
|---|---|---|
| Vi har lite ont om tid, så vi går vidare. | ヴィ ハール リーテ オント オム ティード、ソー ヴィ ゴール ヴィーダレ | 時間が押しているので、次に進みましょう。 |
| Vi lägger fem minuter till på det här och går sedan vidare. | ヴィ レッゲル フェム ミヌーテル ティル ポー デット ヘール オク ゴール セーダン ヴィーダレ | この件にあと5分だけ使って、先へ進みましょう。 |
| För tidens skull tar vi det här utanför mötet. | フォル ティーデンス スクル タール ヴィ デット ヘール ウータンフォル モーテット | 時間の都合上、これは別途相談しましょう。 |
| Vi har ungefär tio minuter kvar. | ヴィ ハール ウンゲフェール ティーオ ミヌーテル クヴァール | 残り10分ほどです。 |
| Vi parkerar det och återkommer om vi hinner. | ヴィ パルケーラル デット オク オーテルコンメル オム ヴィ ヒンネル | その点は保留して、時間が余れば戻りましょう。 |
ta det utanför mötet(会議の外で話す)は、全員の時間を奪わないための定番フレーズです。
対立を整理し交通整理するフレーズ
意見がぶつかったとき、進行役はどちらにも肩入れせず論点を整理します。
双方の主張をいったん言葉にして並べると、議論が前に進みます。
| スウェーデン語 | 読み方(カタカナ発音) | 日本語訳 |
|---|---|---|
| Låt mig se till att jag förstår båda sidor. | ロート メイ セー ティル アット ヤーグ フォシュトール ボーダ シードル | 双方の意見を正しく理解できているか確認させてください。 |
| Det låter som att vi har två olika tillvägagångssätt här. | デット ローテル ソム アット ヴィ ハール トヴォー オーリカ ティルヴェーガゴングスセット ヘール | 2つの異なる進め方が出ているようですね。 |
| Var är vi egentligen överens? | ヴァール エール ヴィ エーゲントリゲン オーヴェレンス | 私たちが一致している点はどこでしょう? |
| Vi fokuserar på problemet, inte på personen. | ヴィ フォクセーラル ポー プロブレーメット、インテ ポー パションネン | 人ではなく、課題そのものに集中しましょう。 |
| Kan vi hitta en medelväg här? | カン ヴィ ヒッタ エン メーデルヴェーグ ヘール | ここで折衷案を見つけられますか? |
「一致点はどこか」と問い直すと、対立していても共通の土台が見えてきます。överens(合意して)はスウェーデンの会議で最も頻出する語のひとつです。
議論を要約し確認するフレーズ
各トピックの最後に要約をはさむと、認識のズレを早めに防げます。
「ここまでをまとめると」と区切るのが進行役の合図になります。
| スウェーデン語 | 読み方(カタカナ発音) | 日本語訳 |
|---|---|---|
| Låt mig snabbt sammanfatta det vi har gått igenom hittills. | ロート メイ スナッブト サンマンファッタ デット ヴィ ハール ゴット イェーノム ヒッティルス | ここまでの内容を簡単にまとめます。 |
| Så för att sammanfatta lutar vi åt alternativ B. | ソー フォル アット サンマンファッタ ルータル ヴィ オート アルテルナティーヴ ベー | まとめると、案Bに傾いているということですね。 |
| Bara för att bekräfta, fick jag med det rätt? | バーラ フォル アット ベクレフタ、フィック ヤーグ メード デット レット | 確認ですが、認識は合っていますか? |
| Jag upprepar det så att vi är på samma sida. | ヤーグ ウップレーパル デット ソー アット ヴィ エール ポー サンマ シーダ | 認識をそろえるため、いま出た内容を繰り返します。 |
| Innan vi går vidare sammanfattar vi de viktigaste punkterna. | インナン ヴィ ゴール ヴィーダレ サンマンファッタル ヴィ デ ヴィクティガステ プンクテルナ | 次に進む前に、要点を振り返りましょう。 |
vara på samma sida(同じページにいる=認識が合っている)は、確認のときに自然に使えるファシリテーション表現です。
合意形成と意思決定を促すフレーズ
議論がまとまってきたら、進行役が決定の瞬間をつくります。
「全員これでよいか」を明確に確認して、後戻りを防ぎます。
| スウェーデン語 | 読み方(カタカナ発音) | 日本語訳 |
|---|---|---|
| Är vi alla överens om det här upplägget? | エール ヴィ アッラ オーヴェレンス オム デット ヘール ウップレッゲット | この進め方で全員合意できますか? |
| Känns det bra för alla att gå vidare med det här? | シェンス デット ブラー フォル アッラ アット ゴー ヴィーダレ メード デット ヘール | これで進めることに全員納得していますか? |
| Vi tar en snabb omröstning för att besluta. | ヴィ タール エン スナッブ オムロストニング フォル アット ベスルータ | 簡単に挙手で決めましょう。 |
| Jag hör att vi är ganska överens, så vi kör på det. | ヤーグ ホール アット ヴィ エール ガンスカ オーヴェレンス、ソー ヴィ シェール ポー デット | おおむね合意のようなので、それで進めましょう。 |
| Om ingen har några invändningar går vi vidare med det. | オム インゲン ハール ノーグラ インヴェンドニンガル ゴール ヴィ ヴィーダレ メード デット | 異論がなければ、これで進めます。 |
Om ingen har några invändningar(異論がなければ)は、反対がなければ決定とみなす丁寧な合意形成の定番です。
担当とアクションを割り当てるフレーズ
決まったことを実行に移すには、担当者と期限をその場で明確にします。
「誰が・いつまでに」を口頭で確定させるのが進行役の最後の仕事です。
| スウェーデン語 | 読み方(カタカナ発音) | 日本語訳 |
|---|---|---|
| Vem kan ta ansvar för det här? | ヴェム カン ター アンスヴァール フォル デット ヘール | この件は誰が主担当になれますか? |
| Vi utser en ansvarig för varje punkt. | ヴィ ウートセール エン アンスヴァーリグ フォル ヴァリエ プンクト | 各タスクに担当者を割り当てましょう。 |
| Hinner du ha det klart till fredag? | ヒンネル ドゥー ハー デット クラート ティル フレーダーグ | これは金曜までに用意できますか? |
| Vi sätter en deadline så att det inte glider. | ヴィ セッテル エン デッドライン ソー アット デット インテ グリーデル | 後ろ倒しにならないよう期限を決めましょう。 |
| Jag följer upp med alla efter mötet. | ヤーグ フォリエル ウップ メード アッラ エフテル モーテット | 会議後に全員へ確認の連絡をします。 |
担当(ansvarig)を明示すると「誰かがやるだろう」という曖昧さを避けられます。
会議を締めくくるフレーズ
最後は、決まったことを振り返り、次のステップを共有して締めます。
参加者への感謝を一言添えると、会議全体の印象が良くなります。
| スウェーデン語 | 読み方(カタカナ発音) | 日本語訳 |
|---|---|---|
| Vi avrundar. Det här bestämde vi idag. | ヴィ アヴルンダル。デット ヘール ベステムデ ヴィ イダーグ | 締めましょう。本日決まったことは以下です。 |
| Tack alla för era bidrag idag. | タック アッラ フォル エーラ ビードラーグ イダーグ | 本日はご意見をありがとうございました。 |
| Jag skickar ut anteckningarna och åtgärdspunkterna inom kort. | ヤーグ シッカル ウート アンテックニンガルナ オク オートイェーシュドプンクテルナ イノム コルト | 議事録とタスク一覧を後ほど送ります。 |
| Vi ses nästa vecka och stämmer av läget. | ヴィ セース ネスタ ヴェッカ オク ステンメル アヴ レーゲット | 来週また集まって進捗を確認しましょう。 |
| Om det inte är något mer avslutar vi här. | オム デット インテ エール ノーゴット メール アヴスルータル ヴィ ヘール | 他になければ、これで終わりましょう。 |
議事録とアクションを送ると約束すると、会議の決定が確実に実行へつながります。stämma av(すり合わせる・確認する)は進捗会議でとても便利な動詞です。
オンライン会議で進行するフレーズ
ZoomやMicrosoft Teamsでの進行は、対面以上に「間(ま)」のコントロールが大切です。
音声がかぶりやすいので、発言の順番を進行役が整理します。
| スウェーデン語 | 読み方(カタカナ発音) | 日本語訳 |
|---|---|---|
| Vi tar en i taget så att vi inte pratar i mun på varandra. | ヴィ タール エン イ ターゲット ソー アット ヴィ インテ プラータル イ ムン ポー ヴァランドラ | 声がかぶらないよう、一人ずつ話しましょう。 |
| Använd gärna räck-upp-handen-knappen. | アンヴェンド イェーナ レック ウップ ハンデン クナッペン | 挙手ボタンをぜひ使ってください。 |
| Har ni frågor, skriv dem i chatten. | ハール ニー フローゴル、スクリーヴ デム イ シャッテン | 質問があればチャットに書いてください。 |
| Sara, jag tror att du är mutad. | サーラ、ヤーグ トルール アット ドゥー エール ムータッド | サラさん、ミュートになっているようです。 |
| Vi tar en snabb runda så att alla får komma till tals. | ヴィ タール エン スナッブ ルンダ ソー アット アッラ フォール コンマ ティル ターレス | 全員に機会が回るよう、一巡しましょう。 |
挙手機能やチャットの活用を促すと、オンラインでも発言の交通整理がしやすくなります。komma till tals(発言の機会を得る)も覚えておくと便利です。
避けたい言い方と言い換え
進行役の言葉が強すぎると、参加者が発言しにくくなります。
同じ内容でも、やわらかい言い換えにすると場の空気が保てます。
| 避けたい言い方 | 言い換え | 日本語訳 |
|---|---|---|
| Du är off topic. | Vi lägger det åt sidan och återkommer. | それは保留して、後で戻りましょう。 |
| Sluta prata. | Vi ger de andra en chans att säga sitt. | 他の方にも意見の機会を回しましょう。 |
| Det är fel. | Låt mig se till att jag förstår din poäng. | その意図を正しく理解させてください。 |
| Skynda dig. | För tidens skull går vi vidare. | 時間の都合上、次へ進みましょう。 |
進行役は「仕切る」より「整える」姿勢を言葉にすると、参加者の協力を得やすくなります。フラットなスウェーデンの職場では、この配慮がとくに効きます。
想定シーン|進捗会議を進行する一場面
たとえば、スウェーデンのチームとのプロジェクト進捗会議を進行する場面を想定してみましょう。
議論が白熱して時間が押してきた場合、次のように運ぶと自然です。
| スウェーデン語 | 読み方(カタカナ発音) | 日本語訳 |
|---|---|---|
| Vi har ont om tid, så jag sammanfattar var vi står. | ヴィ ハール オント オム ティード、ソー ヤーグ サンマンファッタル ヴァール ヴィ ストール | 時間が押しているので、現状をまとめます。 |
| Det låter som att vi är överens om tidsplanen. Kan vi bekräfta det? | デット ローテル ソム アット ヴィ エール オーヴェレンス オム ティードスプラーネン。カン ヴィ ベクレフタ デット | 納期では一致していそうですね。確認できますか? |
| Vi utser ansvariga och följer upp via mejl. | ヴィ ウートセール アンスヴァーリガ オク フォリエル ウップ ヴィーア メイル | 担当を決めて、メールで追って確認しましょう。 |
このように「要約→合意確認→担当割り当て」の順で運ぶと、時間内に締めくくれます。
よくある質問
Q. ファシリテーションのフレーズと普通の会議フレーズは何が違いますか?
会議フレーズは「発言する側」の表現が中心ですが、ファシリテーションは「議事を回す側」の表現です。
発言促し・脱線整理・時間管理・合意形成など、場全体をコントロールする一言が中心になります。
Q. 発言しない人に意見を求めるには?
「Vad tänker du om det här, Erik?(エリックさん、どう思いますか)」のように名前で指名すると答えやすくなります。
「Jag skulle gärna höra från någon som inte har sagt något än.(まだ発言していない方の意見も聞きたい)」も自然な促し方です。
Q. 話が脱線したときの戻し方は?
「Vi lägger det åt sidan så länge.(いったん脇に置きましょう)」と、いったん預かる形にすると角が立ちません。
後で扱う話題を置いておく parkeringslista(駐車リスト)という表現も便利です。
Q. 意見が対立したときの整理の仕方は?
「Var är vi egentligen överens?(一致している点はどこでしょう)」と一致点を問い直すと、共通の土台が見えてきます。
「Vi fokuserar på problemet, inte på personen.(人ではなく課題に集中しましょう)」も対立を冷ます定番です。
Q. スウェーデンの会議文化で進行役が気をつけることは?
スウェーデンは合意(konsensus)と平等を重んじる文化なので、進行役が一方的に決めるより全員の声を引き出す姿勢が好まれます。
「ta en runda(一巡する)」で全員に発言機会を回すと、フラットな雰囲気に合った進行になります。
まとめ
ファシリテーションは、場面ごとの定番フレーズを持っておくだけで落ち着いて進行できます。
- 開始時はゴールを一文で言い切り、アジェンダと時間を共有する。
- 脱線は否定せず「lägga åt sidan」し、対立は一致点(överens)を探して整理する。
- 締めは要約・合意確認・担当割り当ての順で運び、後戻りを防ぐ。
あとは、進行でよく出る単語をまとめて覚えておくと、本番で言葉がすっと出てきます。
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