スウェーデン語の財務計画頻出単語|予算・コストのボキャブラリー

スウェーデン語

スウェーデン語の財務資料を前にして、単語の意味が取れずに固まってしまう。そんな悩みを持つ方へ。

財務のスウェーデン語は、頻出単語をまとめて押さえるだけで読みやすさが大きく変わります。英語からの借用語も多い一方で、スウェーデン語独自の言い回しもあります。

この記事では、会計・予算で繰り返し出てくる単語をサブテーマ別に整理しました。

  • 予算策定・コスト管理・予実差異の基本語
  • キャッシュフロー・損益・財務諸表に関する語
  • 投資判断・承認プロセスで使う語

各表は、左からスウェーデン語・読み方(カタカナ発音)・日本語訳の順です。

予算・予測の基本単語

まずは予算会議の土台になる単語からです。「予算」「予測」「実績」の3語は、財務の会話の中心になります。

スウェーデン語 読み方(カタカナ発音) 日本語訳
budget ブッゲット 予算
prognos プログヌース 予測・見通し
utfall ウートファル 実績値・結果
uppskattning ウップスカットニング 見積り・概算
fördelning フォールデールニング 配分
räkenskapsår レーケンスカープスオール 会計年度
kvartal クヴァルタール 四半期
utgångsläge ウートゴングスレーゲ 基準値・出発点
antagande アンターガンデ 前提・想定
framskrivning フラムスクリーヴニング 予測・見込み

「prognos」と「framskrivning」はどちらも予測ですが、framskrivning は過去の傾向を将来へ延ばす長期の見込みに使われます。

「räkenskapsår(会計年度)」は企業ごとに開始月が異なります。スウェーデンでは1月始まりが一般的ですが、変則的な会計年度を採る企業もあります。

コスト・経費の単語

コスト管理では、費用の種類を表す単語が欠かせません。固定費と変動費の区別は、スウェーデン語でも頻繁に問われます。

スウェーデン語 読み方(カタカナ発音) 日本語訳
kostnad コストナード 原価・費用
utgift ウートイフト 経費・支出
fast kostnad ファスト コストナード 固定費
rörlig kostnad ロールリグ コストナード 変動費
omkostnad オムコストナード 間接費・諸経費
löpande kostnad ローペンデ コストナード 継続的な費用
engångskostnad エーンゴングスコストナード 一度きりの費用
kostnadsminskning コストナードスミンスクニング コスト削減
förbrukning フォールブルークニング 支出・消費
besparing ベスパーリング 節約額

「omkostnad(間接費)」は家賃や光熱費など、特定の製品に紐づかない費用を指します。

「fast kostnad」は売上が増減しても変わらない費用です。一方「rörlig kostnad」は生産量に応じて増減するので、両者の区別はコスト分析の出発点になります。

予実差異(avvikelse)の単語

予実レビューで差異を語るときの単語です。差の方向と評価を表す語をセットで覚えると、報告がスムーズになります。

スウェーデン語 読み方(カタカナ発音) 日本語訳
avvikelse アーヴヴィーケルセ 差異(予算と実績の差)
över budget オーヴェル ブッゲット 予算超過
under budget ウンデル ブッゲット 予算未満
positiv avvikelse ポシティーヴ アーヴヴィーケルセ 有利差異
negativ avvikelse ネガティーヴ アーヴヴィーケルセ 不利差異
skillnad シルナード 食い違い・差
underskott ウンデルスコット 不足・赤字
överskott オーヴェルスコット 余剰・黒字分
post ポスト 項目・費目
stämma av ステンマ アーヴ 突き合わせる・照合する

「stämma av(照合する)」は、帳簿と実際の数字を突き合わせる作業で必ず使われます。英語の reconcile にあたります。

「underskott(不足・赤字)」と「överskott(余剰・黒字)」は対になる単語です。目標に届かなければ underskott、上回れば överskott と、結果を一言で表せます。

キャッシュフロー・資金の単語

資金繰りに関する単語は、利益とは別の概念として押さえます。黒字でも資金が不足する状況を理解するうえで欠かせません。

スウェーデン語 読み方(カタカナ発音) 日本語訳
kassaflöde カッサフローデ 資金繰り・現金収支
likviditet リクヴィディテート 流動性(資金の余裕)
rörelsekapital ローレルセカピタール 運転資金
inbetalning インベターニング 入金・収入
utbetalning ウートベターニング 出金・支出
reserv レセルヴ 準備金・積立
kundfordran クンドフォードラン 売掛金
leverantörsskuld レヴェランタールスクルド 買掛金
kapitalförbrukning カピタールフォールブルークニング 資金燃焼率
likviditetsreserv リクヴィディテーツレセルヴ 手元資金が尽きるまでの余力

「kapitalförbrukning」と「likviditetsreserv」はスタートアップ財務でよく使われ、資金の持ち時間を表します。英語の burn rate と runway にあたる考え方です。

「kundfordran(売掛金)」と「leverantörsskuld(買掛金)」は方向が逆です。受け取る予定のお金が kundfordran、支払う予定のお金が leverantörsskuld と覚えると混同しません。

損益・財務諸表の単語

損益や財務諸表に関する単語は、決算の理解に直結します。利益の段階を表す語を区別できると、数字の読み方が深まります。

スウェーデン語 読み方(カタカナ発音) 日本語訳
intäkt インテクト 収益・売上高
vinst ヴィンスト 利益
förlust フォールルスト 損失
bruttomarginal ブルットマルギナール 粗利率
nettoresultat ネットレスルタート 純利益
slutresultat スルートレスルタート 最終損益
nollresultat ノルレスルタート 損益分岐(収支ゼロ)
balansräkning バランスレークニング 貸借対照表
resultaträkning レスルタートレークニング 損益計算書
avskrivning アーヴスクリーヴニング 減価償却

「slutresultat」は損益計算書の一番下、つまり最終利益を指す表現で、英語の bottom line にあたります。

「intäkt」が一番上の行、売上高です。そこから費用を引いていき、最後に残るのが slutresultat という対比になります。

投資・承認プロセスの単語

投資判断と予算承認の場面で使う単語です。リターンや回収を表す語は、提案の説得力を左右します。

スウェーデン語 読み方(カタカナ発音) 日本語訳
investering インヴェステーリング 投資
avkastning アーヴカストニング 投資利益・リターン(ROI)
återbetalningstid オーテルベターニングスティード 回収期間
investeringsutgift インヴェステーリングスウートイフト 設備投資
medel メーデル 資金・予算
godkännande ゴードシェナンデ 承認
tillstånd ティルストンド 許可
buffert ブッフェルト 予備費・余裕
nollpunkt ノルプンクト 損益分岐点
lönsamhet ローンサムヘート 収益性

「buffert(予備費・バッファ)」は、想定外の支出に備えて予算に組み込む余裕分を指します。nollpunkt は「収支がゼロになる点=損益分岐点」です。

税務・銀行・資金調達の単語

財務の話題は、税金や借入の単語も避けて通れません。資金をどう集めるかを表す語を押さえると、経営の議論が読みやすくなります。

スウェーデン語 読み方(カタカナ発音) 日本語訳
skatt スカット 税金
före skatt フォーレ スカット 税引き前の
efter skatt エフテル スカット 税引き後の
avdrag アーヴドラーグ 控除
lån ローン 融資・借入
ränta レンタ 金利
skuld スクルド 負債・借金
eget kapital エーゲット カピタール 自己資本・株主資本
avbetalning アーヴベターニング 分割払い
kreditgräns クレディートグレンス 融資枠

「skuld(負債)」と「eget kapital(自己資本)」は、資金の調達手段を二分する重要な対比です。借入で集めれば skuld、株式で集めれば eget kapital と区別されます。

会計でよく出る動詞・形容詞

名詞だけでなく、財務の文章でよく使う動詞や形容詞も押さえておきます。これらが読めると、レポートの主張がつかみやすくなります。

スウェーデン語 読み方(カタカナ発音) 日本語訳
avsätta アーヴセッタ 配分する・割り当てる
prognostisera プログノスティセーラ 予測する
överstiga オーヴェルスティーガ 上回る・超える
kompensera コンペンセーラ 相殺する・埋め合わせる
skriva av スクリーヴァ アーヴ 償却する
lönsam ローンサム 黒字の・採算が取れる
kostnadseffektiv コストナードセフェクティーヴ 費用対効果の高い
ansträngd アンストレングド (資金が)厳しい
sänka センカ 削減する・下げる
bryta ner ブリータ ネール 内訳に分解する
avrunda uppåt アーヴルンダ ウップオート 切り上げる
avrunda nedåt アーヴルンダ ネードオート 切り下げる

「kompensera(相殺する)」は、ある費用を別の収益で埋め合わせる場面でよく使われます。英語の offset にあたります。

「bryta ner」は数字を内訳に分けるという意味で、会議の質問でも頻出します。「Kan du bryta ner de här kostnaderna?」のように使うと、詳細な説明を引き出せます。

よくある質問

Q:utfall とは何ですか?

A:予測(prognos)に対する「実績値・結果」を指し、英語の actuals にあたります。

予実レビューでは budget・prognos・utfall の3つをよく比較します。

Q:intäkt と vinst の違いは?

A:intäkt は売上高(入ってくる総額)、vinst はそこから費用を引いた利益です。

最終的な利益は slutresultat や nettoresultat と呼ばれます。

Q:investeringsutgift とは?

A:設備や機器など、長期的に使う資産への投資を指します。英語の capital expenditure(CapEx)にあたります。

日常の経費(löpande utgifter)とは区別して扱われます。

Q:kapitalförbrukning はどんなときに使いますか?

A:主にスタートアップで、毎月どれだけ資金が減るかを表すときに使います。英語の burn rate にあたる考え方です。

残りの資金で持ちこたえられる期間は likviditetsreserv で表します。

Q:skuld と eget kapital の違いは?

A:skuld は借入による資金調達、eget kapital は株式や自己資金による調達を指します。

skuld は返済義務がありますが、eget kapital は返済不要な代わりに持分を渡します。

まとめ

財務のスウェーデン語は、サブテーマ別に単語を整理すると一気に読みやすくなります。

  • 予算・予測・実績(budget/prognos/utfall)の3語を起点にする。
  • 差異は avvikelse、方向は över/under budget で押さえる。
  • 投資判断は avkastning と återbetalningstid をセットで覚える。

単語が頭に入ったら、実際の会議で使うフレーズや会話の流れと結びつけて定着させましょう。

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