タイ語のプレゼンで言葉が出てこない原因の多くは、プレゼン特有の語彙不足です。そんな方へ。
導入・展開・図表説明・質疑応答の場面別に単語を押さえると、発表の組み立てが楽になります。
この記事で分かることは次の3つです。
- プレゼンの構成・進行で使う頻出単語と熟語
- グラフやデータの増減を表す動詞・名詞
- 質疑応答や時間調整で役立つ語彙
説明は日本語、単語はタイ語のまま、読み方と訳を添えて整理します。
タイ語は文末に男性なら「ครับ(カップ)」、女性なら「ค่ะ(カ)」を添えて丁寧さを出します。単語自体は同じでも、この助詞があるだけで発表の印象が大きく変わります。
プレゼンの構成に関する単語
まずは、プレゼン全体の骨組みを表す語彙です。
導入・本論・結論という流れを表す語を押さえておきます。
| タイ語 | 読み方(カタカナ読み) | 日本語訳 |
|---|---|---|
| การนำเสนอ | カーン ナム サヌー | 発表・プレゼン |
| บทนำ | ボット ナム | 導入 |
| เนื้อหาหลัก | ヌア ハー ラック | 本論 |
| บทสรุป | ボット サループ | 結論 |
| ภาพรวม | パープ ルアム | 全体像・概要 |
| วาระ | ワーラ | 進行予定・議題 |
| หัวข้อ | フア コー | 話題・テーマ |
| ส่วน | スアン | 区切り・部分 |
| ประเด็นสำคัญ | プラデン サムカン | 要点 |
| สิ่งที่อยากให้จดจำ | シン ティー ヤーク ハイ ジョット ジャム | 持ち帰ってほしい点 |
「ประเด็นสำคัญ(プラデン サムカン)」は「要点・最も伝えたい結論」という意味で、締めでよく使います。
「ภาพรวม(パープ ルアム)」は冒頭で全体像を示すときに使い、「นี่คือภาพรวมของการนำเสนอครับ(これが発表の全体像です)」と切り出せます。
「วาระ」は会議寄り、「ภาพรวม」はプレゼン寄りと、場面で使い分けると自然です。
進行・つなぎに使う単語
話題を切り替えたり、順序を示したりするつなぎの語彙です。
これらを挟むと、聞き手が話の流れを追いやすくなります。
| タイ語 | 読み方(カタカナ読み) | 日本語訳 |
|---|---|---|
| อันดับแรก | アンダップ レーク | まず初めに |
| ต่อไป | トー パイ | 次に |
| จากนั้น | ジャーク ナン | それから |
| สุดท้าย | スット ターイ | 最後に |
| พูดถึง | プート トゥン | ~について話す・話題を移す |
| เปลี่ยนไปที่ | プリアン パイ ティー | ~に話を向ける |
| นอกจากนี้ | ノーク ジャーク ニー | 加えて |
| ตัวอย่างเช่น | トゥア ヤーン チェン | 例えば |
| พูดอีกอย่างก็คือ | プート イーク ヤーン ゴ クー | 言い換えると |
| สรุปแล้ว | サループ レーオ | まとめると |
「พูดถึง(プート トゥン)」と「เปลี่ยนไปที่(プリアン パイ ティー)」は、どちらも話題転換に使える便利な動詞句です。
「อันดับแรก / ต่อไป / สุดท้าย」を各パートの頭に置くと、聞き手が現在地を見失いません。
「พูดอีกอย่างก็คือ(プート イーク ヤーン ゴ クー)」は、難しい説明を言い換えるときに使うと理解の助けになります。
スライド・資料に関する単語
スライドや配布資料を指すときに使う語彙です。
視覚資料を表す語を押さえると、図表の説明が滑らかになります。
| タイ語 | 読み方(カタカナ読み) | 日本語訳 |
|---|---|---|
| สไลด์ | サライ | スライド |
| เอกสารประกอบ | エーカサーン プラコープ | 配布資料 |
| แผนภูมิ | ペーン プーミ | 図表 |
| กราฟ | グラープ | グラフ |
| กราฟแท่ง | グラープ テン | 棒グラフ |
| กราฟเส้น | グラープ セン | 折れ線グラフ |
| กราฟวงกลม | グラープ ウォン グロム | 円グラフ |
| ตาราง | ターラーン | 表 |
| ตัวเลข | トゥア レーク | 数値 |
| ภาพประกอบ | パープ プラコープ | 図解・挿絵 |
「ตัวเลข(トゥア レーク)」は「数値」、「ภาพประกอบ(パープ プラコープ)」は「図解」と、文脈で使い分けます。
グラフの種類は、棒グラフ「กราฟแท่ง」・折れ線「กราฟเส้น」・円グラフ「กราฟวงกลม」を言えると説明が滑らかになります。
配布資料に触れるときは「เชิญดูเอกสารประกอบครับ(配布資料をご覧ください)」と案内すると親切です。
データの増減を表す単語
グラフの動きを言葉で説明するときの語彙です。
上がる・下がる・横ばい、を一語で言えると説明が引き締まります。
同じ「増える」でも、緩やかな成長は「เติบโต」、はっきりした上昇は「เพิ่มขึ้น」と使い分けると正確です。
| タイ語 | 読み方(カタカナ読み) | 日本語訳 |
|---|---|---|
| เพิ่มขึ้น | プーム クン | 増加する |
| ลดลง | ロット ロン | 減少する |
| สูงขึ้น | スーン クン | 上昇する |
| ตกลง | トック ロン | 下落する |
| เติบโต | トゥープ トー | 伸びる・成長する |
| ดิ่งลง | ディン ロン | 急に下がる |
| ขึ้นสูงสุด | クン スーン スット | 頂点に達する |
| คงที่ | コン ティー | 横ばいになる |
| ผันผวน | パン プアン | 変動する |
| เพิ่มเป็นเท่าตัว | プーム ペン タオ トゥア | 2倍になる |
「คงที่(コン ティー)」は「横ばいになる」、「ผันผวน(パン プアン)」は「上下に変動する」と、動きの違いを表せます。
「ขึ้นสูงสุด(クン スーン スット)」は「頂点に達する」で、「ยอดขายขึ้นสูงสุดในเดือนกรกฎาคมครับ(売上は7月に頂点に達しました)」のように使います。
「ดิ่งลง(ディン ロン)」は「ตกลง(トック ロン)」より急で唐突な下落を表すので、変化の勢いに応じて選びます。
変化の度合いを表す単語
増減の「大きさ」や「速さ」を補う語彙です。
動詞に副詞や形容詞を添えると、変化の様子がより正確に伝わります。
| タイ語 | 読み方(カタカナ読み) | 日本語訳 |
|---|---|---|
| อย่างรวดเร็ว | ヤーン ルアット レオ | 急激に |
| อย่างค่อยเป็นค่อยไป | ヤーン コーイ ペン コーイ パイ | 徐々に |
| อย่างต่อเนื่อง | ヤーン トー ヌアン | 着実に・継続的に |
| เล็กน้อย | レック ノーイ | わずかに |
| อย่างมีนัยสำคัญ | ヤーン ミー ナイ サムカン | 大幅に・有意に |
| อย่างมาก | ヤーン マーク | 劇的に・大きく |
| คร่าวๆ | クラーオ クラーオ | おおよそ |
| ประมาณ | プラマーン | 約・およそ |
| เมื่อเทียบกับ | ムア ティアップ カップ | ~と比べて |
| แนวโน้ม | ネーオ ノーム | 傾向 |
「เพิ่มขึ้นอย่างรวดเร็ว(プーム クン ヤーン ルアット レオ/急上昇する)」のように、動詞+副詞のセットで覚えると実戦的です。
「อย่างมีนัยสำคัญ(ヤーン ミー ナイ サムカン)」は大きな変化を強調する語で、結果を印象づけたいときに効きます。
概数を示す「ประมาณ(プラマーン)」や「คร่าวๆ(クラーオ クラーオ)」は、細かい数字を丸めて伝えるときに便利です。
強調・主張に使う単語
大事な点を際立たせ、聞き手の注意を引く語彙です。
主張を支える語を散りばめると、説得力が増します。
| タイ語 | 読み方(カタカナ読み) | 日本語訳 |
|---|---|---|
| เน้นย้ำ | ネン ヤム | 強調する |
| ชี้ให้เห็น | チー ハイ ヘン | 指摘する |
| มุ่งเน้นที่ | ムン ネン ティー | ~に注目する・重点を置く |
| โดยเฉพาะ | ドーイ チャポ | 特に |
| ประโยชน์ | プラヨート | 利点・メリット |
| ข้อได้เปรียบ | コー ダイ プリアップ | 強み・優位性 |
| ทางออก | ターン オーク | 解決策 |
| ผลกระทบ | ポン クラトップ | 影響 |
| ผลลัพธ์ | ポン ラップ | 結果 |
| สังเกต | サンゲート | 注目する・気づく |
「ผมขอเน้นย้ำว่า …(ポム コー ネン ヤム ワー/~を強調したい)」は、要点を強調する出だしとして便利です。
「ชี้ให้เห็น(チー ハイ ヘン)」は事実や注意点を「指摘する」ニュアンスで、「ผมขอชี้ให้เห็นว่า …(~を指摘したい)」と使います。
「ประโยชน์(プラヨート)」と「ข้อได้เปรียบ(コー ダイ プリアップ)」はどちらも利点を表しますが、聞き手が得るものは「ประโยชน์」がしっくりきます。
質疑応答・時間管理の単語
最後に、質疑応答や進行調整で使う語彙です。
質問対応の語をそろえておくと、本番の終盤で慌てません。
| タイ語 | 読み方(カタカナ読み) | 日本語訳 |
|---|---|---|
| ถาม-ตอบ | ターム トープ | 質疑応答 |
| ตั้งคำถาม | タン カム ターム | 質問する |
| ตอบคำถาม | トープ カム ターム | 質問に答える |
| อธิบายให้ชัดเจน | アティバーイ ハイ チャット ジェン | 明確に説明する |
| คำถามเพิ่มเติม | カム ターム プーム トゥーム | 追加の質問 |
| ตอบกลับภายหลัง | トープ クラップ パーイ ラン | 後で回答する |
| หมดเวลา | モット ウェーラー | 時間切れになる |
| สรุปจบ | サループ ジョップ | 締めくくる |
| สั้นๆ | サン サン | 手短に |
| ข้ามไป | カーム パイ | 飛ばす・省略する |
「ผมขอตอบคำถามนี้ครับ(ポム コー トープ カム ターム ニー カップ/その質問にお答えします)」は、質疑応答の頻出表現です。
「อธิบายให้ชัดเจน(アティバーイ ハイ チャット ジェン)」は誤解を解いて「明確に説明する」語で、「ผมขออธิบายจุดนี้ให้ชัดเจนครับ(この点を明確にご説明します)」と補足できます。
時間が押したら「เกรงว่าเวลาใกล้หมดแล้วครับ(恐れ入りますが時間が近づいています)」と断り、「สรุปจบ」で締めに入ります。
覚えた単語を定着させるコツ
プレゼンの語彙は、構成の順番に沿って覚えると引き出しやすくなります。
まず導入「บทนำ」・本論「เนื้อหาหลัก」・結論「บทสรุป」の3つの箱を意識し、それぞれに使う語を割り当てます。
図表の説明は、増減を表す動詞に副詞を一つ添える練習が効果的です。
たとえば「ยอดขายเพิ่มขึ้นอย่างค่อยเป็นค่อยไปครับ(売上は徐々に増えました)」のように、短い文で口慣らしをします。
質疑応答の語は出番が読みにくいぶん、早めに声に出して準備しておくと安心です。文末に「ครับ/ค่ะ」を付ける癖も、ここで一緒に身につけておきましょう。
よくある質問
Q.「まとめると」はプレゼンで何と言いますか?
A. 「สรุปแล้ว(サループ レーオ)」や「โดยสรุป(ドーイ サループ)」が定番です。
最も伝えたい点は「ประเด็นสำคัญคือ …(要点は…です)」と切り出します。
Q. グラフの「急上昇」「横ばい」はどう言いますか?
A. 急上昇は「เพิ่มขึ้นอย่างรวดเร็ว」、横ばいは「คงที่」が自然です。
徐々の増加なら「เพิ่มขึ้นอย่างค่อยเป็นค่อยไป」を使います。
Q.「約20%」のように概数を言う表現は?
A. 「ประมาณ(プラマーン)」や「คร่าวๆ(クラーオ クラーオ)」を使います。
「ประมาณยี่สิบเปอร์เซ็นต์(約20%)」のように数字の前に置きます。
Q. 質問に「後で回答します」はどう言いますか?
A. 「ผมขอตอบกลับภายหลังนะครับ(後ほどお答えします)」が誠実で使いやすい表現です。
追加質問は「คำถามเพิ่มเติม(カム ターム プーム トゥーム)」と呼びます。
Q. 単語に ครับ/ค่ะ はどう付けますか?
A. 単語そのものには付けず、文の終わりに付けます。男性は「ครับ」、女性は「ค่ะ」です。
たとえば「นี่คือผลลัพธ์ครับ(これが結果です)」のように、語彙を文に組み込んだうえで文末に添えます。
まとめ
タイ語のプレゼン語彙は、構成の流れに沿って覚えると本番で引き出しやすくなります。
- 構成は「บทนำ / เนื้อหาหลัก / บทสรุป」、つなぎは「อันดับแรก / ต่อไป / สุดท้าย」。
- 図表の動きは「เพิ่มขึ้น / ลดลง / คงที่」に「อย่างรวดเร็ว / อย่างค่อยเป็นค่อยไป」を添える。
- 質疑応答は「ตอบคำถาม / อธิบายให้ชัดเจน / ตอบกลับภายหลัง」を準備しておく。
- 強調の「เน้นย้ำ / ชี้ให้เห็น」と概数の「ประมาณ」で説得力を補う。
強調や概数の語まで使えると、同じ内容でも説得力のある発表に近づきます。
単語が頭に入ったら、実際の発表の流れに当てはめて、文末に「ครับ/ค่ะ」を付けながら声に出すと定着が早まります。
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