イタリア語の財務計画頻出単語|予算・コストのボキャブラリー

イタリア語

イタリア語の財務資料を前にして、単語の意味が取れずに固まってしまう。そんな悩みを持つ方へ。

財務のイタリア語は、頻出単語をまとめて押さえるだけで読みやすさが大きく変わります。

この記事では、会計・予算で繰り返し出てくる単語をサブテーマ別に整理しました。

  • 予算策定・コスト管理・予実差異の基本語
  • キャッシュフロー・損益・財務諸表に関する語
  • 投資判断・承認プロセスで使う語

各表は、左からイタリア語・読み方・日本語訳の順です。

予算・予測の基本単語

まずは予算会議の土台になる単語からです。

「予算」「予測」「実績」の3語は、財務の会話の中心になります。

イタリア語 読み方 日本語訳
budget / preventivo バジェット / プレヴェンティーヴォ 予算
previsione プレヴィズィオーネ 予測・見通し
dati reali ダーティ レアーリ 実績値
stima スティーマ 見積り・概算
ripartizione リパルティツィオーネ 配分
anno fiscale アンノ フィスカーレ 会計年度
trimestre トリメストレ 四半期
valore di riferimento ヴァローレ ディ リフェリメント 基準値
ipotesi イポーテズィ 前提・想定
proiezione プロイエツィオーネ 予測・見込み

「previsione」と「proiezione」はどちらも予測ですが、proiezione はより長期の見込みに使われます。

「anno fiscale(会計年度)」は企業ごとに開始月が異なります。

イタリアでは暦年と一致する企業も多く、その場合は1月始まりとして扱われます。

コスト・経費の単語

コスト管理では、費用の種類を表す単語が欠かせません。

固定費と変動費の区別は、イタリア語でも頻繁に問われます。

イタリア語 読み方 日本語訳
costo コスト 原価・費用
spesa スペーザ 経費・支出
costo fisso コスト フィッソ 固定費
costo variabile コスト ヴァリアービレ 変動費
costi generali コスティ ジェネラーリ 間接費
costo ricorrente コスト リコッレンテ 継続的な費用
spesa una tantum スペーザ ウナ タントゥム 一度きりの費用
riduzione dei costi リドゥツィオーネ デイ コスティ コスト削減
uscite ウシーテ 支出
risparmio リスパルミオ 節約額

「costi generali(間接費)」は家賃や光熱費など、特定の製品に紐づかない費用を指します。

「costo fisso」は売上が増減しても変わらない費用です。

一方「costo variabile」は生産量に応じて増減するので、両者の区別はコスト分析の出発点になります。

予実差異の単語

予実レビューで差異を語るときの単語です。

差の方向と評価を表す語をセットで覚えると、報告がスムーズになります。

イタリア語 読み方 日本語訳
scostamento スコスタメント 差異(予算と実績の差)
sopra budget ソプラ バジェット 予算超過
sotto budget ソット バジェット 予算未満
scostamento favorevole スコスタメント ファヴォレーヴォレ 有利差異
scostamento sfavorevole スコスタメント スファヴォレーヴォレ 不利差異
discrepanza ディスクレパンツァ 食い違い・不一致
ammanco アンマンコ 不足・未達
eccedenza エッチェデンツァ 余剰・超過分
voce di spesa ヴォーチェ ディ スペーザ 項目・費目
riconciliare リコンチリアーレ 突き合わせる・照合する

「riconciliare(照合する)」は、帳簿と実際の数字を突き合わせる作業で必ず使われます。

「ammanco(不足)」と「eccedenza(余剰)」は対になる単語です。

目標に届かなければ ammanco、上回れば eccedenza と、結果を一言で表せます。

キャッシュフロー・資金の単語

資金繰りに関する単語は、利益とは別の概念として押さえます。

黒字でも資金が不足する状況を理解するうえで欠かせません。

イタリア語 読み方 日本語訳
flusso di cassa フルッソ ディ カッサ 資金繰り・現金収支
liquidità リクイディタ 流動性(資金の余裕)
capitale circolante カピターレ チルコランテ 運転資金
entrate エントラーテ 収入・流入
uscite ウシーテ 支出・流出
riserva リゼルヴァ 準備金・積立
crediti クレーディティ 売掛金・債権
debiti デービティ 買掛金・債務
tasso di consumo タッソ ディ コンスーモ 資金燃焼率
autonomia di cassa アウトノミーア ディ カッサ 資金が尽きるまでの期間

「tasso di consumo」と「autonomia di cassa」はスタートアップ財務でよく使われ、資金の持ち時間を表します。

「crediti(売掛金)」と「debiti(買掛金)」は方向が逆です。

受け取る予定のお金が crediti、支払う予定のお金が debiti と覚えると混同しません。

損益・財務諸表の単語

損益や財務諸表に関する単語は、決算の理解に直結します。

利益の段階を表す語を区別できると、数字の読み方が深まります。

イタリア語 読み方 日本語訳
ricavi リカーヴィ 収益・売上高
utile ウーティレ 利益
perdita ペルディタ 損失
margine lordo マルジネ ロルド 粗利率
utile netto ウーティレ ネット 純利益
risultato finale リズルタート フィナーレ 最終損益
pareggio パレッジョ 損益分岐
stato patrimoniale スタート パトリモニアーレ 貸借対照表
conto economico コント エコノーミコ 損益計算書
ammortamento アンモルタメント 減価償却

「risultato finale」は損益計算書の最終的な利益、つまり最終損益を指す表現です。

「ricavi」が一番上に来る売上高で、収益の出発点です。

ricavi から費用を引いていき、最後に残るのが utile netto という対比になります。

投資・承認プロセスの単語

投資判断と予算承認の場面で使う単語です。

リターンや回収を表す語は、提案の説得力を左右します。

イタリア語 読み方 日本語訳
investimento インヴェスティメント 投資
ritorno sull’investimento リトルノ スッリンヴェスティメント 投資利益率(ROI)
periodo di recupero ペリオド ディ レクーペロ 回収期間
spese in conto capitale スペーゼ イン コント カピターレ 設備投資
finanziamento フィナンツィアメント 資金提供・予算
via libera ヴィーア リーベラ 承認・ゴーサイン
approvazione アップロヴァツィオーネ 承認・許可
fondo imprevisti フォンド インプレヴィスティ 予備費
punto di pareggio プント ディ パレッジョ 損益分岐点
redditività レッディティヴィタ 収益性

「fondo imprevisti(予備費)」は、想定外の支出に備えて予算に組み込む余裕分を指します。

税務・銀行・資金調達の単語

財務の話題は、税金や借入の単語も避けて通れません。

資金をどう集めるかを表す語を押さえると、経営の議論が読みやすくなります。

イタリア語 読み方 日本語訳
imposta / tassa インポスタ / タッサ 税金
al lordo delle imposte アル ロルド デッレ インポステ 税引き前の
al netto delle imposte アル ネット デッレ インポステ 税引き後の
detrazione デトラツィオーネ 控除
prestito プレスティト 融資・借入
tasso di interesse タッソ ディ インテレッセ 金利
debito デービト 負債・借金
capitale proprio カピターレ プロープリオ 自己資本・株主資本
rata ラータ 分割払いの一回分
linea di credito リーネア ディ クレーディト 融資枠

「debito(負債)」と「capitale proprio(自己資本)」は、資金の調達手段を二分する重要な対比です。

借入で集めれば debito、株式で集めれば capitale proprio と区別されます。

会計でよく出る動詞・形容詞

名詞だけでなく、財務の文章でよく使う動詞や形容詞も押さえておきます。

これらが読めると、レポートの主張がつかみやすくなります。

イタリア語 読み方 日本語訳
destinare デスティナーレ 配分する
prevedere プレヴェデーレ 予測する
superare スペラーレ 上回る・超える
compensare コンペンサーレ 相殺する
ammortizzare アンモルティッザーレ 分割償却する
redditizio レッディティーツィオ 黒字の・採算が取れる
conveniente コンヴェニエンテ 費用対効果の高い
sotto pressione ソット プレッスィオーネ (資金が)厳しい
tagliare タリアーレ 削減する
suddividere スッディヴィーデレ 内訳に分解する
arrotondare per eccesso アッロトンダーレ ペル エッチェッソ 切り上げる
arrotondare per difetto アッロトンダーレ ペル ディフェット 切り下げる

「compensare(相殺する)」は、ある費用を別の収益で埋め合わせる場面でよく使われます。

「suddividere」は数字を内訳に分けるという意味で、会議の質問でも頻出します。

「Puoi suddividere questi costi?」のように使うと、詳細な説明を引き出せます。

よくある質問

dati realiとは何ですか?

予測(previsione)に対する「実績値」を指します。

予実レビューでは budget・previsione・dati reali の3つをよく比較します。

ricaviとutileの違いは?

ricavi は売上高(入ってくる総額)、utile はそこから費用を引いた利益です。

最終的な利益は risultato finale や utile netto と呼ばれます。

spese in conto capitaleとは?

設備や機器など、長期的に使う資産への投資を指します。

日常の経費(spese operative)とは区別されます。

tasso di consumoはどんなときに使いますか?

主にスタートアップで、毎月どれだけ資金が減るかを表すときに使います。

残り資金が尽きるまでの期間は autonomia di cassa と呼びます。

debitoとcapitale proprioの違いは?

debito は借入による資金調達、capitale proprio は株式による資金調達を指します。

debito は返済義務がありますが、capitale proprio は返済不要な代わりに持分を渡します。

まとめ

財務のイタリア語は、サブテーマ別に単語を整理すると一気に読みやすくなります。

  • 予算・予測・実績(budget / previsione / dati reali)の3語を起点にする。
  • 差異は scostamento、方向は sopra / sotto budget で押さえる。
  • 投資判断は ritorno sull’investimento と periodo di recupero をセットで覚える。

単語が頭に入ったら、実際の会議で使うフレーズや会話の流れと結びつけて定着させましょう。

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