英語会議で使えるフレーズ50選|開始・進行・発言・締めまで
英語での会議は、多くの日本人ビジネスパーソンにとって大きなハードルです。
「言いたいことがあるのに発言のタイミングが掴めない」「同意や反対をどう伝えればいいか分からない」と悩んだ経験は誰にでもあるでしょう。
筆者もシンガポールで初めて国際会議に参加したとき、議論のスピードについていけず、終わってから「もっと発言すればよかった」と後悔した記憶があります。
この記事では、英語会議の流れ別に使えるフレーズを50個厳選してお届けします。
この記事で分かること
- 会議の流れ(Opening・Agenda・Discussion・Closing)に応じた定番フレーズ50選
- 賛成・反対・保留・割り込みなど発言シーン別の使い分け
- 日本人がやりがちなNG例と、相手に誤解されない言い換え方
英語会議の基本的な流れ
英語会議は、日本の会議と同じく大きく6つのフェーズに分かれます。
Opening(開始)、Agenda確認、Presentation(発表)、Discussion(議論)、Decision(決定)、Closing(終了)の流れです。
それぞれのフェーズで定番のフレーズを押さえておけば、会議の流れに乗りやすくなります。
ここからはフェーズ別に、実践的な英語フレーズを紹介していきます。
Opening(開始)で使えるフレーズ
会議の冒頭は、参加者への挨拶と会議の目的の確認から始まります。
ホスト役を務める場合は、以下の定番フレーズを覚えておくと安心です。
フレーズ1〜5:挨拶と開始の合図
英語フレーズ: Good morning, everyone. Let’s get started.
日本語訳: みなさん、おはようございます。では始めましょう。
使うシーン: 会議の開始を告げるとき
英語フレーズ: Thank you all for joining today’s meeting.
日本語訳: 本日はご参加いただきありがとうございます。
使うシーン: 参加者全員にお礼を述べるとき
英語フレーズ: Shall we begin?
日本語訳: 始めましょうか。
使うシーン: カジュアルに開始を促すとき
英語フレーズ: Before we start, let’s do a quick round of introductions.
日本語訳: 始める前に、簡単に自己紹介をしましょう。
使うシーン: 初対面のメンバーがいるとき
英語フレーズ: I’d like to welcome our new team member, Sarah, joining us today.
日本語訳: 本日新たに参加するチームメンバーのSarahを歓迎します。
使うシーン: 新メンバーを紹介するとき
Agenda(議題確認)で使えるフレーズ
次に議題の確認フェーズに入ります。
議題を共有することで、参加者全員が同じ方向を向いて議論できるようになります。
フレーズ6〜10:議題の提示
英語フレーズ: Let me walk you through today’s agenda.
日本語訳: 本日の議題について説明します。
使うシーン: 議題全体を紹介するとき
英語フレーズ: We have three main items to discuss today.
日本語訳: 本日は主に3つの議題について話し合います。
使うシーン: 議題の数を伝えるとき
英語フレーズ: The purpose of today’s meeting is to ~
日本語訳: 本日の会議の目的は~です。
使うシーン: 会議の目的を明確にするとき
英語フレーズ: Is there anything you’d like to add to the agenda?
日本語訳: 議題に追加したいことはありますか。
使うシーン: 参加者から追加議題を募るとき
英語フレーズ: Let’s aim to wrap up by 4 PM.
日本語訳: 4時までに終わらせることを目指しましょう。
使うシーン: 終了時刻を確認するとき
Presentation(発表)で使えるフレーズ
議題ごとの発表や説明で使えるフレーズを紹介します。
フレーズ11〜15:発表の導入
英語フレーズ: I’d like to move on to the first item.
日本語訳: 最初の議題に進みたいと思います。
使うシーン: 議題に入るとき
英語フレーズ: Let me share my screen to show you the latest data.
日本語訳: 最新のデータを見せるために画面を共有します。
使うシーン: オンライン会議で画面共有するとき
英語フレーズ: As you can see from this chart, ~
日本語訳: このグラフからご覧いただけるように、~
使うシーン: 資料を参照するとき
英語フレーズ: Let me give you a quick overview of the project.
日本語訳: プロジェクトの概要を簡単にご説明します。
使うシーン: 概要を伝えるとき
英語フレーズ: I’ll walk you through the key points one by one.
日本語訳: 重要なポイントを一つずつ説明していきます。
使うシーン: 詳細を順に説明するとき
Discussion(議論)で使えるフレーズ
ここからは実際の議論で使えるフレーズを紹介します。
発言の仕方、賛成・反対・保留の表現など、英語会議でもっとも重要なパートです。
フレーズ16〜20:発言を始める
英語フレーズ: May I say something?
日本語訳: 一言よろしいでしょうか。
使うシーン: 発言の許可を求めるとき
英語フレーズ: Can I jump in here?
日本語訳: ここで割り込んでもよろしいですか。
使うシーン: 議論に割り込むとき
英語フレーズ: I’d like to add something to that point.
日本語訳: その点について付け加えたいことがあります。
使うシーン: 他人の発言に補足するとき
英語フレーズ: From my perspective, ~
日本語訳: 私の観点から言うと、~
使うシーン: 自分の意見を切り出すとき
英語フレーズ: In my experience, ~
日本語訳: 私の経験では、~
使うシーン: 経験に基づいて意見を述べるとき
フレーズ21〜25:賛成を示す
英語フレーズ: I completely agree with you.
日本語訳: 完全に同意します。
使うシーン: 強く賛成するとき
英語フレーズ: That’s a great point.
日本語訳: それは素晴らしい指摘です。
使うシーン: 相手の意見を評価するとき
英語フレーズ: I’m on the same page with Mark on this.
日本語訳: この件ではMarkと同じ考えです。
使うシーン: 特定の人と同意見であることを示すとき
英語フレーズ: That makes perfect sense.
日本語訳: それは完全に理にかなっています。
使うシーン: 論理的に納得したとき
英語フレーズ: I second that.
日本語訳: その意見に賛同します。
使うシーン: 正式に賛成を表明するとき
フレーズ26〜30:反対や懸念を示す
英語フレーズ: I see your point, but ~
日本語訳: おっしゃることは分かりますが、~
使うシーン: 相手を尊重しつつ反論するとき
英語フレーズ: I’m afraid I have to disagree.
日本語訳: 残念ながら同意できません。
使うシーン: 丁寧に反対を示すとき
英語フレーズ: I have some concerns about this approach.
日本語訳: このアプローチについていくつか懸念があります。
使うシーン: 懸念を表明するとき
英語フレーズ: That’s an interesting idea, but have we considered the cost?
日本語訳: 興味深いアイデアですが、コストは検討しましたか。
使うシーン: やんわりと疑問を投げかけるとき
英語フレーズ: I respectfully disagree with that.
日本語訳: 敬意を持って申し上げますが、私は同意しません。
使うシーン: フォーマルに反対するとき
フレーズ31〜35:保留・判断を避ける
英語フレーズ: I’d like to think about this a bit more before deciding.
日本語訳: 決定する前にもう少し考えたいです。
使うシーン: 即決を避けたいとき
英語フレーズ: Can we table this discussion for now?
日本語訳: この議論を一旦保留にしてもよろしいですか。
使うシーン: 議論を一時停止するとき
英語フレーズ: Let’s come back to this in our next meeting.
日本語訳: これは次回のミーティングで改めて議論しましょう。
使うシーン: 次回に持ち越すとき
英語フレーズ: I’ll need to check with my team before giving an answer.
日本語訳: 回答する前にチームに確認する必要があります。
使うシーン: 持ち帰りたいとき
英語フレーズ: Let me get back to you on that.
日本語訳: その件は後ほどお返事します。
使うシーン: 即答できないとき
フレーズ36〜40:質問と確認
英語フレーズ: Could you clarify what you mean by that?
日本語訳: おっしゃっている意味を明確にしていただけますか。
使うシーン: 相手の発言の意味を確認するとき
英語フレーズ: Sorry, could you repeat that, please?
日本語訳: すみません、もう一度お願いできますか。
使うシーン: 聞き取れなかったとき
英語フレーズ: Just to make sure I understand correctly, you’re saying ~
日本語訳: 正しく理解できているか確認したいのですが、~ということですね。
使うシーン: 理解の確認をするとき
英語フレーズ: Does anyone have any questions so far?
日本語訳: ここまでで質問はありますか。
使うシーン: 質問を募るとき
英語フレーズ: What do you think about this, Emma?
日本語訳: Emma、これについてどう思いますか。
使うシーン: 特定の人に意見を求めるとき
Decision(決定)で使えるフレーズ
議論がまとまってきたら、決定を明確にするフェーズに入ります。
フレーズ41〜45:決定と合意形成
英語フレーズ: Let’s make a decision on this.
日本語訳: この件について決定しましょう。
使うシーン: 決定を促すとき
英語フレーズ: So, to summarize, we’ve agreed to ~
日本語訳: まとめると、私たちは~で合意しました。
使うシーン: 合意内容を確認するとき
英語フレーズ: Can we all agree on this point?
日本語訳: この点で全員合意できますか。
使うシーン: 全体の同意を取るとき
英語フレーズ: Who will be responsible for this action item?
日本語訳: このアクションアイテムは誰が担当しますか。
使うシーン: 担当者を決めるとき
英語フレーズ: Let’s set a deadline for this task.
日本語訳: このタスクの期限を設定しましょう。
使うシーン: 期日を確認するとき
Closing(締め)で使えるフレーズ
最後に会議を締めくくるフェーズです。
フレーズ46〜50:会議の締めくくり
英語フレーズ: Let’s wrap up for today.
日本語訳: 今日はこのあたりで終わりにしましょう。
使うシーン: 会議を終了するとき
英語フレーズ: Thank you all for your valuable input.
日本語訳: 貴重なご意見をありがとうございました。
使うシーン: 参加者にお礼を述べるとき
英語フレーズ: I’ll send out the meeting notes by end of day.
日本語訳: 本日中に議事録を送ります。
使うシーン: フォローアップを約束するとき
英語フレーズ: Let’s schedule a follow-up meeting for next week.
日本語訳: 来週フォローアップミーティングを設定しましょう。
使うシーン: 次回の予定を決めるとき
英語フレーズ: Have a great rest of your day.
日本語訳: 引き続き良い一日をお過ごしください。
使うシーン: カジュアルに締めくくるとき
実際の会議ダイアログ例
ここでは、実際の英語会議の一幕をダイアログ形式で見てみましょう。
想定シーンは、東京本社とニューヨーク支社をつないだProject Gamma進捗会議です。
Kenji (Tokyo): Good morning, everyone. Thanks for joining on such short notice.
Emily (New York): No problem. Good morning, Kenji.
Kenji: Today’s main topic is the launch timeline for Project Gamma. Let me walk you through the current status.
David (New York): Sounds good. Can you share your screen?
Kenji: Sure, one moment. As you can see on this chart, we are about two weeks behind schedule due to the API integration issue.
Emily: I see your point. What options do we have to catch up?
Kenji: We have two options. Option A is to add more engineers. Option B is to push the launch date back by three weeks.
David: I have some concerns about Option A. Adding engineers mid-project often slows things down.
Emily: That’s a great point. I second that.
Kenji: So, to summarize, we are leaning toward Option B, correct?
Emily: Yes, I think that makes the most sense.
Kenji: Great. I’ll send out the updated timeline by end of day. Thank you all for your valuable input.
このダイアログから分かるのは、英語会議では「意見を明確に述べる」「相手の発言に直接反応する」ことが重視されるということです。
日本の会議のように「空気を読む」ではなく、発言することでチームに貢献する姿勢が求められます。
日本人がやりがちなNG例
筆者の海外勤務経験から、英語会議でよくあるNG例を紹介します。
NG1:沈黙しすぎる
日本では「黙って聞く」ことが美徳とされますが、英語会議では沈黙は「参加していない」と解釈されます。
筆者が初めて国際会議に出た際、上司から「Why didn’t you say anything?」と質問された経験があります。
短い同意でも「I agree.」や「That makes sense.」と声に出すことが大切です。
NG2:「Yes」の使い方
相手の話を聞きながら相槌として「Yes, yes」と言い続けると、英語では「全面的に同意している」と受け取られます。
単に「聞いています」を示したい場合は「I see.」「Right.」「Uh-huh.」を使い分けましょう。
NG3:「Maybe」の多用
「Maybe we should ~」と言うと、自信がない印象を与えます。
提案するときは「I suggest ~」「Let’s ~」とはっきり言うほうが良い印象を与えます。
NG4:直訳的な「I think so」
日本語の「そう思います」をそのまま「I think so.」と訳すと、文脈によっては「たぶんそうだろう」という曖昧な意味になります。
自分の意見として述べるなら「I believe ~」「In my opinion, ~」を使いましょう。
NG5:反対を避ける
日本では反対意見を遠慮することがありますが、英語会議では建設的な反対は歓迎されます。
「I respectfully disagree because ~」と理由を添えて反対すれば、むしろ議論に貢献できます。
筆者の国際会議参加体験談
筆者は5年前、香港で開催されたアジア地域のマーケティング会議に初めて参加しました。
事前に議題を読み込み、発言内容を英語で準備していたのですが、実際の会議では想定外の話題が次々と飛び出したのです。
インドのチームがデジタル戦略について話した後、オーストラリアのチームが反論し、さらにシンガポールから別の提案が出てきました。
その間、筆者は議論のスピードについていけず、終始うなずいていただけでした。
休憩時間にイギリス人のマネージャーから「What’s your take on this, from the Japanese market perspective?」と聞かれ、ようやく発言の機会を得たのです。
そのときに学んだのは、準備した原稿通りに話そうとするのではなく、短くても自分の視点を言語化する練習が必要だということでした。
それ以来、筆者は会議前に「自分の立場からの3つのポイント」を箇条書きで準備する習慣をつけています。
短い箇条書きであれば、その場の流れに応じて柔軟に発言できるからです。
英語会議で発言するコツ
コツ1:短く発言する
長く話そうとすると、途中で言葉に詰まってしまいます。
1回の発言は15〜30秒を目安に、ポイントを絞って話しましょう。
コツ2:相手の名前を呼ぶ
「Emma, what do you think?」のように名前を呼ぶと、議論に参加している感が高まります。
また、名前を呼ばれた相手も答えやすくなります。
コツ3:リピート確認する
聞き取れなかったら遠慮なく「Could you repeat that?」と聞きましょう。
分かったふりをして後で困るより、その場で確認するほうが信頼されます。
コツ4:会議前に資料を確認する
議題や専門用語を事前に確認しておけば、会議中の理解度が大きく上がります。
筆者は常に会議の30分前に資料を最後まで読み直しています。
コツ5:録音・録画を活用する
許可が取れる場合は、会議を録音して復習しましょう。
自分の発言の不自然さや、聞き取れなかった部分を確認できます。
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まとめ
英語会議で成果を出すためには、流れを理解し、場面ごとに使える定番フレーズをストックしておくことが大切です。
Opening・Agenda・Discussion・Closingといった基本構造を押さえれば、会議の流れに乗りやすくなります。
また、賛成・反対・保留の表現を使い分けることで、日本人特有の曖昧さを避けることができます。
この記事で紹介した50のフレーズを繰り返し使ううちに、自然と口から出るようになっていきます。
最初から完璧を目指す必要はありません。
筆者自身、今でも毎回の会議で新しい表現を学びながら成長しています。
大切なのは、失敗を恐れずに発言することです。
あなたの英語会議での活躍を心から応援しています。


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