スウェーデン語でプレゼンをする場面になると、内容よりも言い回しで手が止まってしまう。そんな方へ。
スウェーデン語のプレゼンは、特別な語学力よりも「場面ごとの定番フレーズ」を持っているかどうかで落ち着きが変わります。
この記事で分かることは次の3つです。
- 導入・本論・図表説明・締め・質疑応答といった各場面で使える定番フレーズ
- オンライン会議での言い回しと、避けたい固すぎる表現の言い換え
- カタカナ発音つきなので、声に出してそのまま練習できる
新製品やサービスを社内外に紹介するプレゼンを想定し、場面別に整理していきます。
スウェーデンの職場はフラットで、敬語より「分かりやすさ」と「簡潔さ」が好まれます。
プレゼンを始める・導入のフレーズ
最初のあいさつと自己紹介で、会場の空気が決まります。
名前と所属、今日のテーマを短く伝えると、聞き手が安心して耳を傾けてくれます。
| スウェーデン語 | 読み方(カタカナ発音) | 日本語訳 |
|---|---|---|
| God morgon och tack för att ni är här idag. | ゴ モロン オ タック フォル アット ニー エール ヘール イーダグ | おはようございます。本日はお越しいただきありがとうございます。 |
| Jag heter Sato och jobbar i produktteamet. | ヤーグ ヘーテル サトウ オ ヨッバル イー プロドゥクトテーメット | 製品チームの佐藤と申します。 |
| Idag vill jag presentera vår nya tjänst. | イーダグ ヴィル ヤーグ プレセンテーラ ヴォール ニーア シェンスト | 本日は、新サービスをご紹介します。 |
| Min presentation är uppdelad i tre delar. | ミン プレセンタッショーン エール ウップデーラド イー トレー デーラル | 本日の発表は3つの部分に分けてお話しします。 |
「Min presentation är uppdelad i tre delar.」は、全体像を示す定番の一文です。
冒頭で話の数を伝えておくと、聞き手は今どこを聞いているか見失いません。
質問のタイミングを伝えるフレーズ
導入の最後に、質問をいつ受けるかを伝えておく場面です。
あらかじめ予告しておくと、発表が途中で止まりにくくなります。
| スウェーデン語 | 読み方(カタカナ発音) | 日本語訳 |
|---|---|---|
| Ställ gärna era frågor i slutet. | ステル イェールナ エーラ フローゴル イー スルーテット | ご質問は最後にお願いします。 |
| Ni får avbryta mig när som helst. | ニー フォール アーヴブリータ メイ ネール ソム ヘルスト | いつでもさえぎってご質問ください。 |
| Jag svarar gärna på frågor på slutet. | ヤーグ スヴァーラル イェールナ ポー フローゴル ポー スルーテット | ご質問には最後に喜んでお答えします。 |
| Vi har tid för en kort diskussion på slutet. | ヴィー ハール ティード フォル エン コート ディスクッショーン ポー スルーテット | 最後に短い議論の時間を設けています。 |
「Ni får avbryta mig när som helst.」は、双方向のプレゼンにしたいときの一言です。
質問のルールを先に決めておくと、進行が読みやすくなります。
本論を順序立てて進めるフレーズ
本論で、要点を順番に説明していく場面です。
「först(まず)/sedan(次に)/till sist(最後に)」を挟むと、流れが明確になります。
| スウェーデン語 | 読み方(カタカナ発音) | 日本語訳 |
|---|---|---|
| Först vill jag gå igenom bakgrunden. | フォシュト ヴィル ヤーグ ゴー イィェーノム バークグルンデン | まず、背景についてご説明します。 |
| Huvudproblemet är de stigande materialkostnaderna. | フーヴドプロブレーメット エール ドム スティーガンデ マテリアールコストナデルナ | 主な課題は、原材料費の高騰です。 |
| Sedan kommer jag till vår lösning. | セーダン コンメル ヤーグ ティル ヴォール ルースニング | 次に、私たちの解決策に移ります。 |
| Låt mig nu gå vidare till nästa punkt. | ロート メイ ヌー ゴー ヴィーダレ ティル ネスタ プンクト | では、次の点に移らせてください。 |
| Till sist visar jag er nästa steg. | ティル シスト ヴィーサル ヤーグ エール ネスタ ステーグ | 最後に、今後の進め方をお見せします。 |
「gå vidare till nästa punkt」は「次の話題に移る」という、場面転換に便利な表現です。
各パートの頭でひと言まとめると、聞き手の理解がそろいます。
データやグラフを示すフレーズ
スライドの図表を指し示しながら説明する場面です。
どこを見てほしいかを言葉で誘導すると、聞き手の視線がそろいます。
| スウェーデン語 | 読み方(カタカナ発音) | 日本語訳 |
|---|---|---|
| Låt oss titta på det här diagrammet. | ロート オス ティッタ ポー デ ヘール ディアグランメット | このグラフをご覧ください。 |
| Som ni ser har försäljningen ökat stadigt. | ソム ニー セール ハール フォシェルニンゲン ウーカット スターディグト | ご覧の通り、売上は着実に伸びています。 |
| Den blå linjen visar årets siffror. | デン ブロー リーニェン ヴィーサル オーレッツ シフロル | 青い線が今年の数字です。 |
| Jag vill rikta er uppmärksamhet mot den här punkten. | ヤーグ ヴィル リクタ エール ウップメルクサムヘート モート デン ヘール プンクテン | この点に注目していただきたいです。 |
| Den här siffran talar för sig själv. | デン ヘール シフラン ターラル フォル セイ シェルヴ | この数字が物語っています。 |
「Som ni ser」と「rikta er uppmärksamhet mot …」は、図表説明の二大表現です。
数字は読み上げるだけでなく、意味づけを一言添えると印象に残ります。
強調・主張を伝えるフレーズ
最も伝えたい点を際立たせる場面です。
強調の合図を入れると、聞き手の注意がそこに集まります。
| スウェーデン語 | 読み方(カタカナ発音) | 日本語訳 |
|---|---|---|
| Jag vill särskilt lyfta fram en punkt. | ヤーグ ヴィル セーシルト リフタ フラム エン プンクト | 特にひとつの点を強調したいです。 |
| Det viktigaste är framför allt tidsbesparingen. | デ ヴィクティガステ エール フラムフォル アル ティードスベスパーリンゲン | とりわけ重要なのは、時間の節約です。 |
| Låt mig förklara det med ett exempel. | ロート メイ フォシュクラーラ デ メ エット エクセンペル | これを一つの例でご説明します。 |
| Den avgörande fördelen är att den är enkel att använda. | デン アーヴユーランデ フォーデーレン エール アット デン エール エンケル アット アンヴェンダ | 決め手となる利点は、操作が簡単なことです。 |
「lyfta fram」は「際立たせる・前面に出す」という、主張に力を込めたいときの表現です。
「framför allt」を添えると、数ある点の中で何が一番かを示せます。
まとめて締めくくるフレーズ
本論を終え、要点をまとめて締める場面です。
言いたいことを最後にもう一度繰り返すと、聞き手の記憶に残ります。
| スウェーデン語 | 読み方(カタカナ発音) | 日本語訳 |
|---|---|---|
| Sammanfattningsvis sparar vår tjänst både tid och pengar. | サンマンファットニングスヴィース スパーラル ヴォール シェンスト ボーデ ティード オ ペンガル | まとめると、当サービスは時間とコストの両方を節約します。 |
| Jag vill lämna er med ett viktigt budskap. | ヤーグ ヴィル レムナ エール メ エット ヴィクティグト ブードスカープ | 最後に、ひとつ大事な点をお伝えします。 |
| Tack för er uppmärksamhet. | タック フォル エール ウップメルクサムヘート | ご清聴ありがとうございました。 |
| Nu svarar jag gärna på era frågor. | ヌー スヴァーラル ヤーグ イェールナ ポー エーラ フローゴル | それでは、ご質問にお答えします。 |
「Sammanfattningsvis …」は要約の合図、「Tack för er uppmärksamhet.」は締めの定番です。
締めから質疑応答へは「Nu svarar jag gärna på era frågor.」で自然につなげられます。
質疑応答に対応するフレーズ
聴衆からの質問に答える、質疑応答の場面です。
質問をいったん受け止めてから答えると、落ち着いた印象になります。
| スウェーデン語 | 読み方(カタカナ発音) | 日本語訳 |
|---|---|---|
| Det är en bra fråga. | デ エール エン ブラー フローガ | 良いご質問です。 |
| Tack för din fråga. | タック フォル ディン フローガ | ご質問ありがとうございます。 |
| Svarade det på din fråga? | スヴァーラデ デ ポー ディン フローガ | ご質問の答えになっていますか? |
| Kan du upprepa din fråga kort? | カン ドゥー ウップレーパ ディン フローガ コート | ご質問をもう一度簡単に繰り返していただけますか? |
「Det är en bra fråga.」は、答えを整理する時間をつくるクッション表現です。
答えた後に「Svarade det på din fråga?」と確認すると、丁寧な印象になります。
難しい質問・時間調整のフレーズ
その場で答えられない質問や、時間が押したときの場面です。
分からないことを正直に伝え、後で対応する姿勢を見せると信頼につながります。
| スウェーデン語 | 読み方(カタカナ発音) | 日本語訳 |
|---|---|---|
| De siffrorna har jag inte här just nu. | ドム シフロルナ ハール ヤーグ インテ ヘール ユスト ヌー | その数字は今は手元にありません。 |
| Jag återkommer gärna om det via mejl. | ヤーグ オートコンメル イェールナ オム デ ヴィーア メイル | その点は後ほどメールでお答えします。 |
| På grund av tiden hoppar jag över den här bilden. | ポー グルンド アーヴ ティーデン ホッパル ヤーグ ウーヴェル デン ヘール ビルデン | 時間の都合で、このスライドは飛ばします。 |
| Vi tar en sista fråga. | ヴィー タール エン シスタ フローガ | では、最後の質問を一つお受けします。 |
「Jag återkommer gärna om det via mejl.」は、即答できないときの誠実な定番表現です。
飛ばす場合も「På grund av tiden」と理由を一言添えると、雑な印象になりません。
オンライン会議でのプレゼンフレーズ
Zoom や Microsoft Teams での発表は、画面共有と聞き取りやすさがカギです。
音声が途切れやすいので、要点は短く区切って話します。
| スウェーデン語 | 読み方(カタカナ発音) | 日本語訳 |
|---|---|---|
| Kan ni se min skärm? | カン ニー セー ミン シェルム | 私の画面は見えていますか? |
| Nu delar jag min skärm. | ヌー デーラル ヤーグ ミン シェルム | これから画面を共有します。 |
| Jag lägger bilderna i chatten efteråt. | ヤーグ レッゲル ビルデルナ イー シャッテン エフテロート | スライドは後でチャットに送ります。 |
| Skriv gärna era frågor direkt i chatten. | スクリーヴ イェールナ エーラ フローゴル ディレクト イー シャッテン | ご質問はチャットに直接どうぞ。 |
「Kan ni se min skärm?」は、共有開始時に必ず確認したい一言です。
オンラインでは反応が見えにくいので、こまめに確認を挟むと安心です。
避けたい言い方と言い換え
固すぎる言い方や直訳調は、かえって距離を感じさせます。
同じ内容でも、自然な言い換えにすると聞き手に伝わりやすくなります。
| 避けたい言い方 | 言い換え(読み方) | 日本語訳 |
|---|---|---|
| Jag presenterar nu. | Idag vill jag presentera …(イーダグ ヴィル ヤーグ プレセンテーラ) | 本日は…をご紹介します。 |
| Titta på bilden. | Låt oss titta på diagrammet.(ロート オス ティッタ ポー ディアグランメット) | このグラフをご覧ください。 |
| Det vet jag inte. | Det återkommer jag om.(デ オートコンメル ヤーグ オム) | その点は後ほどお答えします。 |
| Slut. | Tack för er uppmärksamhet.(タック フォル エール ウップメルクサムヘート) | ご清聴ありがとうございました。 |
ぶっきらぼうな表現を「vill(〜したい)」や「Låt mig(〜させてください)」でやわらげると、ていねいな印象になります。
よくある質問
Q. スウェーデン語プレゼンの最初に全体像を示す言い方は?
A. 「Min presentation är uppdelad i tre delar.」が定番です。続けて「först / sedan / till sist」で各パートをつなぐと流れが明確になります。
Q. 質問に即答できないときは何と言えばよいですか?
A. 「Jag återkommer gärna om det via mejl.」が誠実で使いやすい表現です。「De siffrorna har jag inte här just nu.」と理由を添えると自然です。
Q. 「ご清聴ありがとうございました」はスウェーデン語で何と言いますか?
A. 「Tack för er uppmärksamhet.」が定番です。続けて「Nu svarar jag gärna på era frågor.」で質疑応答に移れます。
Q. グラフを示すときの決まり文句はありますか?
A. 「Låt oss titta på det här diagrammet.」と「Som ni ser …」がよく使われます。注目させたいときは「Jag vill rikta er uppmärksamhet mot den här punkten.」を使います。
Q. 聴衆に対しては「du」と「ni」のどちらを使いますか?
A. スウェーデン語では大人数にも「du」が広く使われ、複数形は「ni」です。固い敬称はほぼ使われないので、聴衆全体には「ni」、個人には「du」で十分です。
まとめ
スウェーデン語のプレゼンは、場面ごとの定番フレーズを持っておくだけで落ち着いて臨めます。
- 導入で全体像を示し、「först / sedan / till sist」で順序立てて話す。
- 図表は「Som ni ser …」で誘導し、数字に意味づけを添える。
- 難しい質問は「Jag återkommer gärna om det via mejl.」で誠実に対応する。
あとは、プレゼンでよく出る単語をまとめて覚えておくと、本番でフレーズがすっと出てきます。
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