ポルトガル語圏への旅行は、ヨーロッパならリスボンとポルトを起点に、南米ならリオかサンパウロを起点にするのが定石です。
このページでは旅行前の準備から現地で使える実用情報まで、学習者の実体験を織り交ぜて紹介します。
長いので、必要な章だけブックマークしてお使いください。
ビザと入国の基本
ポルトガル
日本国籍の方は観光目的で90日以内の滞在であればビザ不要で、シェンゲン協定エリアとして扱われます。
2025年10月から欧州入国前にETIAS 7ユーロの事前申請が必要になる見込みで、有効期間は3年です。
入国審査では滞在先住所・復路航空券・海外旅行保険の有無を聞かれる場合があります。
ブラジル
日本国籍の方は2024年10月より観光ビザの事前取得が復活しました。
申請はe-Visa オンライン 80.90米ドルで、審査は平均5営業日です。
在日ブラジル大使館 東京都港区北青山2-11-12 1951年設立 でも紙の申請が可能です。
アンゴラ・モザンビーク・カーボベルデ
アンゴラは2023年から観光ビザ不要化、モザンビークは電子ビザ50米ドル、カーボベルデはTASA航空税34ユーロのみで入国可能です。
航空券とルート
東京からリスボン
直行便はなく、ドーハ経由カタール航空、フランクフルト経由ルフトハンザ、イスタンブール経由ターキッシュエアラインが定番です。
所要時間は乗継込みで17〜22時間、往復運賃は14万円〜25万円が相場です。
筆者はエミレーツ航空のドバイ経由を好んで使っており、ドバイでの5時間乗継が休憩としてちょうど良いです。
東京からブラジル
東京からリオ・デ・ジャネイロまでは最短で乗継1回27時間、ニューヨーク経由かドバイ経由が主流です。
ラタム航空LATAM 2012年 サンティアゴ 設立 とJAL のコードシェア便を使うと、マイルが貯まりやすいです。
往復運賃は20万〜35万円で、オフシーズンの4〜6月が狙い目です。
ポルトガル語圏内の移動
TAPポルトガル航空 1945年創立 Av. Marechal Gomes da Costa 1749-105 Lisboa はリスボンをハブにポルトガル語圏をつないでおり、周遊旅行の要です。
リスボン→サンパウロ直行便は10時間、リスボン→ルアンダは7時間、リスボン→マプートは11時間です。
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海外旅行保険とカード
保険の選び方
ポルトガルは医療費が比較的安いですが、ブラジルは民間病院の入院費が高騰しています。
エポスカード 丸井 1960年 の海外旅行保険自動付帯プランは90日まで有効で、筆者も毎回これに頼っています。
長期滞在なら World Nomads 2002年 や AIG 1919年 の別途加入がおすすめです。
国際キャッシュカード
SonyBank WALLET 2013年 やソニー銀行のデビットカードは、ユーロ・米ドル両対応で手数料が薄いです。
Wise デビット 2011年 ロンドン は為替レートが良く、現地ATMで直接通貨を引き出せます。
両替と現地決済
ポルトガル
ユーロ通貨で、市内のMultibanco ATM は手数料無料で使えることが多いです。
クレジットカードはどこでも使えるので、現金は100ユーロ程度あれば十分です。
ブラジル
レアル通貨で、空港両替は手数料が高いので、日本で1万円だけ両替して残りは現地ATMが定石です。
PIX 2020年 ブラジル中央銀行 は携帯決済の主流ですが、外国人は開設に現地CPF 納税者番号 が必要です。
モバイルデータと通信
eSIM の活用
Airalo 2019年 シンガポール のeSIMはポルトガルで5GBが15ドル、ブラジルで5GBが18ドルと手軽です。
Holafly 2017年 バルセロナ は無制限プランがあり、10日間で40ユーロです。
筆者は Airalo のヨーロッパ共通プランで3週間過ごし、現地SIMを買う手間を省きました。
現地SIM
ポルトガルはMEO 2007年 Portugal Telecom の Vitamina プランが3GB/15日で15ユーロです。
ブラジルはVivo 2003年 サンパウロ のChip pré-pago が2GBで20レアルです。
持ち物と季節
季節の特徴
ポルトガルは地中海性気候で、夏は乾燥、冬は温暖です。
ブラジルは南半球で日本と季節が逆、北東部は年中常夏、南部は冬に10度以下まで下がります。
服装
リスボンの夏は日差しが強く、帽子とサングラスが必須です。
リオの冬でも半袖で過ごせますが、夜は薄手のカーディガンがあると安心です。
安全と注意点
リスボン中心部は比較的安全ですが、メトロのスリに注意が必要です。
リオはCopacabana・Ipanema 以外のファヴェーラ近接エリアは避け、タクシーはUber か99 を使うのが安心です。
筆者はリオ滞在時にCentro 地区で昼間に財布を抜かれた経験があり、ポーチ系は必ず前面にしています。
宿の取り方
リスボンの宿
Chiado・Bairro Alto・Príncipe Real・Alfama エリアは観光・治安・夜景のバランスが良いです。
学習者のお気に入りは Bairro Alto Hotel 2005年 Praça Luís de Camões 2 で、ルーフトップからテージョ川を望めます。
Airbnb 2008年 サンフランシスコ の1泊60〜90ユーロ帯にも良質なアパートメントが多数あります。
ブラジルの宿
リオは Ipanema・Leblon エリアが安全度と利便性で優勢で、Copacabana Palace 1923年 は歴史的ランドマークです。
サンパウロは Jardins エリアが治安良好、Pinheiros はカフェと夜遊びに向いています。
便利なアプリ一覧
交通
Uber 2009年 はポルトガル・ブラジル両方で安心して使え、言語障壁も越えられます。
99 Taxi 2012年 はブラジル発の配車アプリで、Uber より若干安いことが多いです。
Metropolitano de Lisboa 公式アプリ は1959年開業の路線図と料金検索に便利です。
決済と地図
Google Maps 2005年 はオフライン地図を事前ダウンロードしておくとデータ節約になります。
Revolut 2015年 ロンドン は外貨決済の履歴管理が容易で、家計簿アプリと連携できます。
旅行前の語学準備
サバイバル30フレーズ
「bom dia おはよう」「boa tarde こんにちは」「obrigado/obrigada ありがとう」「com licença すみません」を覚えるだけで体感の通じやすさが変わります。
「fica onde? どこにありますか」「quanto custa? いくらですか」「a conta, por favor お会計を」の3点も必須です。
音声教材の併用
Practice Portuguese 2012年 ケベック のShorties 2〜3分音源を出発前1ヶ月毎朝聞くと、耳が慣れます。
Pimsleur 1963年 ニューヨーク の Portuguese Basic 30課を終えると、現地での挨拶と買い物は問題なくこなせます。
筆者からの一言
旅行準備は「ビザ・航空券・保険・通信・現金」の5点を押さえれば、あとは現地で何とかなります。
ポルトガル語ができると、タクシー運転手やカフェのおじさんとの短い雑談が旅の一番の思い出になる瞬間が何度も訪れます。
準備は最小限で、あとは現地の空気に飛び込んでしまうのが一番楽しい旅のやり方だと思います。
旅行のベストシーズン
ポルトガル
5月と9月は気候が安定し、観光客もピークから外れて価格がこなれています。
7〜8月はアルガルヴェやリスボンの宿代が倍近くになるので、予算重視なら避けたい時期です。
筆者は2023年の4月末に訪れて、気温18度前後のちょうど良い陽気を堪能しました。
ブラジル
リオのベストは4〜6月、サンパウロはほぼ通年、サルヴァドールは9〜11月の乾季が狙い目です。
カーニバル時期 2月末〜3月初旬 はリオ・サルヴァドール・オリンダが一気に混み、宿代は通常の3倍跳ねます。
旅の荷物パッキング
必須アイテム
変換プラグCタイプ ポルトガル はA2 ブラジル は必携で、ポルトガルは日本のプラグが使えません。
ポータブルWi-Fi をレンタルするよりは eSIM の方が身軽で、最近は後者が主流です。
薬と衛生用品
常備薬は普段飲んでいるものを2週間分持参し、英語の成分名メモを添えておくと現地薬局で代替品を買いやすくなります。
Farmácia ポルトガル と Drogaria ブラジル では薬剤師の助言が丁寧で、症状を伝えると適切な市販薬を紹介してくれます。
ブラジルでは水道水を飲まず、ミネラルウォーター 500ml 3レアル前後 を都度購入するのが無難です。
貴重品の分散
現金・カード・パスポートは3箇所に分散して持ち、1箇所は宿のセーフティボックスに残します。
筆者はリオ滞在中に1度スリに遭ってから、斜めがけポーチと内ポケットと腹巻の三重構えに変えました。
海外ATM の使い方
Multibanco ポルトガル の画面は英語表示に切り替えられ、1回200ユーロまで引き出せます。
ブラジルのBanco24Horas はATM手数料が高めですが、Santander や Itaú の銀行内ATM を使うと手数料を抑えられます。
ビザと入国書類
ポルトガル語圏への旅行はビザ要件の確認が先決です。
国ごとに違います。
ポルトガル本国
日本人はシェンゲン協定により90日以内の観光はビザ不要です。
パスポートの残存期間3か月以上が必要です。
2025年以降ETIAS(電子渡航許可)の取得が必須になる予定です。
事前に公式情報を確認します。
ブラジル
日本人はブラジル観光ビザが必要です。
電子ビザ制度(eVisa)が導入されています。
申請は80米ドル程度で、オンラインで完結します。
2〜3週間前に申請します。
アフリカのポルトガル語圏
アンゴラ、モザンビークはビザ必須です。
カーボベルデは到着時ビザが取得可能です。
ワクチン証明書(黄熱病)も一部の国で求められます。
渡航前に大使館で確認します。
航空券の手配
航空券は計画の要です。
早めの予約がコストを抑えます。
ポルトガル便
TAP Portugalが直行便を運航します。
成田〜リスボンで乗り継ぎ1回14〜16時間です。
往復14〜25万円が相場です。
早期予約で30%ほど割引になります。
ブラジル便
直行便はなく、欧州か米国経由が一般的です。
所要時間は25〜30時間です。
往復20〜40万円が相場です。
カーニバル期間は高騰します。
マイル活用
ANAマイル、JALマイルで特典航空券も選択肢です。
ビジネスクラスで片道80000マイル程度です。
空席状況を半年前から確認します。
長距離便こそマイル利用が効果的です。
通信環境の整備
現地での通信手段の準備は必須です。
複数の選択肢があります。
国際ローミング
ソフトバンクの「アメリカ放題」やドコモの「海外パケ・ホーダイ」があります。
1日980〜1980円の定額制が主流です。
短期旅行なら最も手軽です。
アプリで設定を確認します。
現地SIMカード
空港や街中で購入できます。
ポルトガルなら月額10〜20ユーロが相場です。
ブラジルではVivo、Claro、TIMが主要キャリアです。
パスポート提示で簡単に購入できます。
eSIMの活用
Airalo、Holaflyなどで出発前に購入できます。
設定はQRコードで簡単です。
短期旅行のコスト最適化に有効です。
複数国対応プランもあります。
安全対策
観光地ではスリや盗難に注意が必要です。
予防策で被害を防げます。
基本的な注意
リスボンやバルセロナに比べるとブラジル主要都市は治安が劣ります。
リオとサンパウロでは貴金属を見えない所に隠します。
夜間の一人歩きは避けます。
タクシーはアプリで手配すると安全です。
貴重品管理
パスポートは原本とコピーを別々に保管します。
クレジットカードも2枚に分散して持ちます。
現金は必要最小限を分散します。
ホテルセーフも活用します。
緊急連絡先
ポルトガルは112が全欧州共通緊急番号です。
ブラジルは警察190、救急192、消防193です。
日本大使館の電話番号を控えておきます。
海外旅行保険証書も常時携帯します。
持ち物と準備品
現地で困らないための準備が旅行を快適にします。
リスト化して漏れを防ぎます。
電子機器
ポルトガルはCタイプ、ブラジルはC/Nタイプです。
変換プラグと変圧器を用意します。
モバイルバッテリーは機内持ち込み必須です。
スマホの予備充電ケーブルもあると安心です。
衣類の選び方
ポルトガルは夏は暑く冬は穏やかです。
ブラジルは地域で気候が大きく違います。
リオやサルバドールは年間を通じて暖かいです。
教会訪問用の肩と膝を覆う服も必要です。
薬と衛生用品
常用薬は英文処方箋と共に持参します。
虫除けスプレーは熱帯地域で必須です。
胃腸薬、痛み止めは持参が無難です。
日焼け止めは現地でも購入可能です。
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