クロアチア旅行で意外と出番が多いのが、買い物の場面です。
スーパーマーケット、青空市場、お土産屋さんとそれぞれ雰囲気が違い、使うフレーズも少しずつ変わってきます。
今回は、買い物シーン別にクロアチア語フレーズを整理しつつ、現地ならではのショッピングのコツもあわせてお届けしますね。
スーパーマーケット編
クロアチアの主要スーパーは Konzum、Plodine、Lidl、Kaufland、Spar、Tommy、Studenac、Billa。
大都市ではほぼ全チェーンが揃い、小さな町でも Konzum か Studenac のどちらかは必ず見つかります。
入店して店員さんと目が合ったら Dobar dan!(こんにちは!)と挨拶を。
店員から「いらっしゃいませ」にあたる明確な言葉はないので、客のほうから声をかけると気持ちのいいスタートになります。
商品を探す
Gdje je …?(〜はどこですか?)が探索フレーズの基本です。
Gdje je kruh?(パンは?)、Gdje je mlijeko?(牛乳は?)、Gdje je vino?(ワインは?)と単語を入れ替えるだけで使えます。
Imate li …?(〜はありますか?)も万能です。
Imate li japanski čaj?(日本茶はありますか?)、Imate li veganski kruh?(ヴィーガンパンありますか?)のように、具体的な商品を尋ねるときに便利です。
値段の確認
Koliko ovo košta?(これはいくらですか?)でシンプルに尋ねられます。
Ima li popust?(割引はありますか?)、Je li ovo na akciji?(これはセール品ですか?)と聞けば、お得情報も拾えます。
二〇二三年のユーロ導入後、価格表示は euro(eur)と cent(c)に統一されました。
たとえば 2,49 € は「dva eura četrdeset devet centi」と読みます。
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青空市場編
ザグレブの Dolac 市場、スプリットの Pazar 市場、ザダルの Pijaca、リエカの Placa など、各都市に必ず中心市場があります。
朝六時から昼過ぎまでが一般的な営業時間で、地元のお婆ちゃんたちが野菜・果物・チーズ・花を並べる風景は、まさにクロアチアの日常そのものです。
量を指定する
Pola kile jagoda, molim.(イチゴ半キロお願いします)、Jedan kilogram rajčica.(トマト一キロ)、Deset deka sira.(チーズ百グラム=十デカ)といった言い方が基本です。
deka は deset deka = 100g の意味で、中欧共通の慣習表現です。
Može li manje?(もう少し少なくできますか?)、Može li više?(もう少し多くできますか?)と微調整もお願いできます。
量り売りなので、手振りで示すのも有効な手段です。
味見を頼む
Mogu li probati?(試食してもいいですか?)は市場の魔法の言葉です。
チーズや蜂蜜、オリーブオイルのブースでは、ほとんど必ず笑顔で Da, izvolite.(どうぞどうぞ)と一口分けてくれます。
味の感想は Odlično!(最高!)、Vrlo dobro!(とても良い!)、Slatko je!(甘い!)で伝えれば、話が弾みます。
お土産屋さん編
定番土産は Medica(はちみつ酒)、Maslinovo ulje(オリーブオイル)、Lavanda(ラヴェンダー製品、Hvar 島名産)、Paška sol(パグ島の塩)、Ličitari(ギンガーブレッド型の赤い菓子型)、Kravata(ネクタイ、実はクロアチア発祥)です。
Kravata の語源は十七世紀のクロアチア兵が首に巻いていた布(Hrvat → cravate)から来ており、ザグレブの Croata ブランド店(Oktogon 内)で本場のクラバットを購入できます。
話のネタにもなる一品ですよ。
値段交渉
観光地のお土産屋さんでは、ある程度の値段交渉が可能です。
Može li malo jeftinije?(もう少し安くなりませんか?)、Imate li popust za gotovinu?(現金払いで割引ありますか?)と試してみましょう。
ただしチェーン店やデパートでは交渉は通用しないので、個人経営の店や市場限定の技と覚えておいてください。
服・靴のサイズ
Imate li u broju 38?(サイズ38ありますか?)、Mogu li probati?(試着してもいいですか?)、Gdje je kabina za presvlačenje?(試着室はどこ?)が衣料品店の三種の神器です。
クロアチアの服のサイズは EU 規格で、日本の M は EU 38〜40、L は 42〜44 あたりが目安です。
靴は日本の 24.5cm が EU 38.5 〜 39 に相当します。
支払いのフレーズ
Karticom ili gotovinom?(カードですか、現金ですか?)と聞かれたら、Karticom(カードで)または Gotovinom(現金で)と答えます。
Trebate li račun?(レシートはいりますか?)と聞かれたら、Da, molim.(はい、お願いします)と答えておくのが無難です。
クロアチアでは商品交換・返品にレシートが必要なので、必ず受け取っておきましょう。
返品・交換
Htio/htjela bih vratiti ovo.(これを返品したいのですが)、Mogu li zamijeniti ovo za veći broj?(これを大きいサイズに交換できますか?)が返品・交換のフレーズです。
クロアチアの消費者保護法では、不良品は十四日以内に無償交換・返品ができます。
まとめ
買い物の会話は、シーンごとに覚えるフレーズは違えど、どれもパターン化されています。
Gdje je …?/Imate li …?/Koliko košta? の三大フレーズさえ押さえれば、どんな店でも最低限のやり取りは成立します。
旅先の買い物は、その国の日常文化が一番濃く現れる瞬間です。
ぜひクロアチア語で飛び込んでみてください!
薬局での会話
クロアチアの薬局は Ljekarna と呼ばれ、緑十字のマークが目印です。
処方箋なしで買える市販薬も多く、ちょっとした体調不良には頼りになります。
Boli me glava.(頭が痛い)、Boli me želudac.(お腹が痛い)、Imam prehladu.(風邪をひきました)、Trebam aspirin.(アスピリンが欲しい)などの基本フレーズを覚えておくと安心です。
日焼け対策には Krema za sunčanje(日焼け止め)、Balsam nakon sunčanja(アフターサンケア)、Losion protiv komaraca(虫除けローション)といった語彙が役立ちます。
ダルマチア海岸の夏は紫外線が非常に強いので、SPF 50 を一本持っておくことを強くおすすめします。
書店と文具店
Knjižara(書店)では Imate li knjige na engleskom?(英語の本はありますか?)、Gdje su rječnici?(辞書コーナーはどこ?)と聞けます。
ザグレブの Algoritam や Profil Knjiga、スプリットの Morpurgo(一八六〇年創業、クロアチア最古の書店!)などが名門チェーンです。
クロアチア語学習者なら、ザグレブ大学クロアティクムの教材 Dobro došli や、Teach Yourself シリーズのクロアチア語版を現地で購入するのも記念になります。
電機・携帯ショップ
SIM カードは Tisak や Konzum といったコンビニ的な売店でも買えますが、正式には携帯キャリアの店舗(Hrvatski Telekom、A1、Telemach)で購入するのが確実です。
Trebam SIM karticu za turiste.(観光客用のSIMが欲しい)、Koliki je podatkovni paket?(データ容量はどれくらい?)と聞いてみましょう。
コンビニ的な店
クロアチアに日本のような大規模コンビニチェーンはありませんが、Tisak(新聞・雑誌・タバコ・チケット)や iNovine が近い存在です。
バスや電車のチケットもここで買えるので、Jednu kartu za tramvaj, molim.(トラム一回券をお願いします)という表現も覚えておくと便利です。
営業時間のフレーズ
クロアチアの店の営業時間は都市部の大型スーパーで朝七時から夜十時まで、個人商店はもう少し短めです。
観光地のお土産屋さんは季節によって大きく変動します。
Kada zatvarate?(何時に閉店ですか?)、Radite li nedjeljom?(日曜もやってますか?)、Otvoreno do?(何時まで開いてますか?)という表現で確認しましょう。
日曜休業の個人店はまだ多いので、事前確認が大切です。
買い物を通じて現地の言葉と文化に触れる体験は、観光以上の発見を与えてくれます。
失敗を恐れず、どんどんクロアチア語で話しかけてみてください。
Uživajte u kupovini!(買い物を楽しんで!)
旅先の買い物の思い出は、ずっと心に残りますよ。
一つひとつの単語を、その日の思い出と一緒に覚えていくのが最高の学習法です。
スーパーでの買い物
クロアチアのスーパーは欧州標準の品揃えです。
買い物の流れを押さえておきます。
主要チェーン
Konzum、Lidl、Plodine、Tommyが主要なスーパーマーケットです。
Konzumは全国展開で品揃えが最も安定しています。
Lidlはドイツ系で価格が安めです。
日曜営業は法律で制限されているので事前確認が必要です。
レジでの会話
「Imate li vrećicu?」(袋ありますか?)と聞かれます。
袋は有料なのでエコバッグ持参が主流です。
「Kartica」(カード)、「Gotovina」(現金)で支払い方法を伝えます。
ポイントカードは「Imate li karticu lojalnosti?」で確認されます。
セルフレジ
大型店にはセルフレジが導入されています。
英語モードに切り替え可能なものが多いです。
バーコードが読めない野菜は重量計を使います。
分からない時は近くの店員に声をかけて大丈夫です。
市場での交流
青空市場は地元の生活が感じられる場所です。
会話の練習にもなります。
主要市場
ザグレブのDolacは最も有名な市場です。
スプリトのPazarも観光客と地元客で賑わいます。
午前中が品揃え豊富な時間帯です。
昼過ぎには閉まる店が多いので早めに訪れます。
値段と量の表現
「Koliko košta kilogram?」(1キロいくら?)が基本表現です。
「Pola kilograma, molim」(500gお願い)で半量を指定できます。
「Samo malo」(少しだけ)で量を抑えられます。
値札がない店では価格交渉の余地があります。
旬の食材
春はasparagus(šparoge)や苺が出回ります。
夏はトマト、きゅうり、桃が豊富です。
秋は栗やきのこ、冬はオレンジやオリーブオイルが並びます。
季節を感じながら買い物するのが楽しみ方です。
土産物店での選び方
旅の記念に買いたくなる品が揃っています。
店ごとに特色が違います。
定番土産
ラベンダー製品はHvar島が産地として有名です。
オリーブオイルはIstria産が高品質とされます。
Paški sir(Pag島のチーズ)は酒のつまみに最適です。
Licitarという赤いハート型の装飾菓子も記念品に人気です。
工芸品
手編みのレースはLepoglava産が特に有名です。
セラミックの食器はMotovunなどの小さな村で買えます。
ネクタイの原型とされるkravatも国民的な土産です。
職人の工房を直接訪ねる旅も人気になっています。
支払いと発送
クレジットカード対応店が増えていますが、小さな店は現金のみです。
壊れ物は包装強化を依頼します。
国際発送は手数料が高くつきます。
手荷物で持ち帰る計画が現実的です。
値段と支払いの実務
通貨と決済の最新情報を押さえます。
事前準備がスムーズな買い物につながります。
ユーロへの移行
2023年1月からクロアチアの通貨はユーロです。
クーナは完全に廃止されました。
古いクーナは中央銀行で期間限定でユーロに交換できます。
現在流通しているのはユーロ硬貨と紙幣のみです。
ATMと両替
ATMは都市部で広く利用できます。
手数料はカード発行会社による違いが大きいです。
空港の両替所はレートが悪いので最小限にします。
市中の両替商を選ぶと良レートに出会えます。
電子決済
Apple PayとGoogle Payが主要都市で使えます。
観光地のカフェでも非接触決済が広がっています。
チップは現金で渡す習慣が残っています。
少額の現金を常に用意しておくと安心です。
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