英検2級 英作文の書き方|80〜100語テンプレと理由2点型

英検2級のライティングは、1問で16点という大きな配点を持つセクションです。

たった1問ですが、その影響力は他のセクションを大きく上回ります。

この記事では、80〜100語の意見文を確実に書くためのテンプレートと学習戦略を紹介します。

この記事で分かること

  • 英検2級ライティングの採点基準と、80〜100語で書くべき構成(Introduction、Body1、Body2、Conclusion)
  • すぐに使える英作文テンプレートと、理由2点型の具体的な書き方
  • おすすめ教材と4週間で仕上げる学習プランの進め方

英検2級ライティングの全体像

英検2級のライティングは、与えられたトピックに対して自分の意見を80〜100語で述べる問題です。

問題形式は「意見論述」と呼ばれ、賛成か反対かを明確にして、その理由を2つ挙げる形で書きます。

採点基準は、内容、構成、語彙、文法の4項目です。

それぞれ4点満点の合計16点で評価されるため、どの項目も満遍なく押さえる必要があります。

この配点を知らずに適当に書いていると、簡単に半分以下の得点になってしまいます。

逆に、正しい構成で書けば10点以上は十分に狙える問題です。

採点基準の詳細

内容の項目では、トピックに対して適切な意見を述べているか、その理由が説得力があるかが見られます。

構成の項目では、導入、本文、結論という論理的な流れができているかが評価されます。

語彙の項目では、同じ単語の繰り返しを避け、トピックにふさわしい語彙を使っているかがポイントです。

文法の項目では、時制、三単現のs、冠詞、前置詞といった基本的な文法ミスがないかがチェックされます。

筆者が指導してきた生徒の中で、構成を守らずに感想文のように書いた受験者は、内容項目で満点を取っても全体で10点に届きませんでした。

英作文の基本構成

英検2級の英作文は、以下の4段落構成で書くのが王道です。

この構成を守るだけで、構成項目で満点に近い得点が期待できます。

Introduction 序論

Introductionでは、自分の意見を明確に述べます。

ここで賛成か反対かを曖昧にすると、採点者に「意見が分からない」と判断されてしまいます。

おすすめのテンプレートは「I think that 〜 for two reasons.」や「I agree with the opinion that 〜 for the following two reasons.」です。

文の最後に「for two reasons」「for the following reasons」と加えることで、これから理由を2つ述べることを予告できます。

この予告があるだけで、構成が整って見えるので必ず入れるようにしましょう。

Body1 理由その1

Body1では、1つ目の理由を述べます。

書き出しは「First, 〜」や「The first reason is that 〜」が定番です。

理由を述べたら、その裏付けとなる具体例や説明を1〜2文続けましょう。

例えば「First, English is used in many countries. For example, people use it for business and travel.」のような展開です。

抽象的な理由だけで終わらせず、必ず具体例を添えることで、内容項目の評価が上がります。

Body2 理由その2

Body2では、2つ目の理由を述べます。

書き出しは「Second, 〜」や「The second reason is that 〜」です。

ここでもBody1と同じく、理由を述べた後に具体例を添えていきます。

Body1とBody2の内容が似通ってしまうと、採点者に「理由が1つしかない」と見られてしまうので、2つの理由は明確に異なる観点から書くようにしましょう。

例えば1つ目が「将来の仕事」に関する理由なら、2つ目は「異文化理解」や「情報収集」といった別の観点にするのがコツです。

Conclusion 結論

Conclusionでは、Introductionで述べた意見を繰り返して締めくくります。

ただし、単純に同じ文を繰り返すのではなく、言い換えを使うのがポイントです。

テンプレートとしては「For these reasons, I think that 〜」や「In conclusion, I believe that 〜」がおすすめです。

結論部分を省略してしまうと、構成項目で大きく減点されるので、忘れずに書きましょう。

筆者は最初の受験で結論を書く時間がなくなり、構成項目で1点を失った苦い経験があります。

使える英作文テンプレート

ここで、実際に使えるテンプレートの全体像を紹介します。

このテンプレートをベースに、トピックごとに中身を入れ替えるだけで英作文が完成します。

基本テンプレート全文

Introductionの定型文は「I think that [賛成・反対の意見] for the following two reasons.」です。

Body1の定型文は「First, [理由1]. For example, [具体例1].」という流れです。

Body2の定型文は「Second, [理由2]. For example, [具体例2].」となります。

Conclusionの定型文は「For these reasons, I think that [Introductionを言い換えた結論].」です。

この4段落を合計すると、だいたい80〜100語に収まるように調整できます。

テンプレート使用例

例として、「子供は毎日スポーツをすべきか」というトピックで書いてみましょう。

Introductionは「I think that children should play sports every day for the following two reasons.」となります。

Body1は「First, playing sports is good for their health. For example, it helps them build strong bodies and reduces the risk of getting sick.」です。

Body2は「Second, sports teach children how to work with others. For example, team sports like soccer and basketball help children learn teamwork and communication skills.」とします。

Conclusionは「For these reasons, I believe that children should play sports on a daily basis.」で締めくくります。

これで約90語となり、80〜100語の範囲にぴったり収まります。

接続詞と言い換えの技術

英作文で評価を上げるには、接続詞と言い換えを効果的に使うことが重要です。

順序を示す接続詞

理由を並べる際には「First」「Second」「Finally」といった順序を示す接続詞を使います。

これらを使うことで、採点者に「理由が2つありますよ」と明示できます。

「To begin with」「Moreover」「Furthermore」「In addition」といったより高度な接続詞を使えば、語彙項目の評価が上がります。

ただし、無理に難しい接続詞を使って文法ミスをするよりは、シンプルな接続詞で確実に書く方が得点は高くなります。

例示を示す接続詞

具体例を挙げる時には「For example」「For instance」「Such as」といった接続詞を使います。

For exampleとFor instanceはほぼ同じ意味で使えますが、1つの英作文の中で両方使い分けると語彙の幅が広がったように見えます。

Such asは文の途中で使うのに適しており、例えば「sports such as soccer and basketball」のように使えます。

結論を示す接続詞

結論部分では「For these reasons」「In conclusion」「Therefore」「Thus」といった接続詞が使えます。

For these reasonsは、2つの理由を振り返るニュアンスがあるため、英検2級の英作文に最もマッチする表現です。

In conclusionはフォーマルな印象があり、より書き言葉として整った感じになります。

どちらを使っても問題ありませんが、Introductionで使った表現と重ならないようにしましょう。

言い換えの練習

同じ単語を何度も繰り返すのは、語彙項目で減点の対象になります。

例えば「important」という単語を2回以上使いたくなったら、2回目は「crucial」「essential」「significant」といった同義語に置き換えましょう。

「learn」も「study」「acquire」「gain」といった言い換えが可能です。

筆者はノートに「よく使う単語とその言い換え」のリストを作り、試験前に眺めるようにしていました。

これだけで、英作文の語彙の幅が劇的に広がります。

よくある失敗とその対策

筆者が指導してきた中で、英検2級の英作文でよく見かける失敗をいくつか紹介します。

意見を曖昧にする

「It depends on the situation.」のような曖昧な意見は、英検2級では減点対象です。

自分の本心ではなくても、英作文では「賛成」か「反対」のどちらかを選び、迷わず主張するようにしましょう。

英検の採点では、内容の是非ではなく、論理的に意見を述べられているかが評価されます。

つまり、自分の意見と書いた内容が違っていても問題ないということです。

語数を守らない

80語未満の場合は「語数不足」で減点、100語を大きく超える場合も減点対象になります。

試験中に正確に語数を数えるのは難しいため、普段から自分のテンプレートが何語になるかを把握しておきましょう。

筆者は自分のテンプレートを繰り返し書いて、おおよその語数感覚を身につけました。

同じ内容を繰り返す

Body1とBody2で似たような理由を書いてしまうと、理由が1つにしかカウントされないことがあります。

2つの理由は必ず異なる観点から選び、具体例も重ならないようにしましょう。

文法ミスの積み重ね

小さな文法ミスが積み重なると、文法項目で大きく減点されます。

特に三単現のs、冠詞(a、an、the)、時制、複数形の-sといった基本的な部分でミスをしないように、書き終わったら必ず見直しの時間を取りましょう。

時間があれば、書いた英文を口の中で音読するだけでも、不自然な箇所に気づきやすくなります。

おすすめ教材

英検2級ライティング対策に役立つ教材を紹介します。

旺文社の英作文問題完全制覇

英作文対策の決定版として、旺文社の「英検2級 英作文問題完全制覇」をおすすめします。

トピック別の模範解答が豊富に掲載されており、テンプレートの使い方を学ぶのに最適です。

筆者はこの本の模範解答を書き写しながら、自分なりのテンプレートを完成させていきました。

模範解答を丸暗記するのではなく、構造を理解して自分の言葉に置き換えていくのがコツです。

旺文社の総合対策教本

「英検2級総合対策教本」は、全技能の対策が1冊にまとまった万能書です。

ライティングのセクションでは、採点基準の解説や、よくある失敗例が詳しく載っています。

まずはこの1冊で全体像を把握してから、個別の問題集に進むのがおすすめの流れです。

学研とZ会の英作文対策書

旺文社以外にも、学研やZ会から英検2級向けの英作文対策書が出版されています。

それぞれ解説の切り口が異なるため、旺文社の本で基礎を固めた後に、他社の本で応用力を鍛えるという使い方ができます。

数研出版の英作文副教材も、高校英語の延長として英検対策に使えます。

オンライン英会話で添削を受ける

書いた英作文を添削してもらうのも効果的な学習方法です。

DMM英会話やQQ Englishといったオンライン英会話サービスでは、英作文の添削を依頼できるコースがあります。

自分では気づかなかった文法ミスや、より自然な表現を教えてもらえるので、独学では得られない学びがあります。

筆者もDMM英会話で週に1回、自分の英作文を添削してもらっていました。

AnkiとmikanでトピックKW暗記

英作文でよく登場するトピックには、環境、教育、健康、技術といった定番があります。

それぞれのトピックで使えるキーワードをAnkiやmikanに登録して、毎日復習する習慣をつけておくと、本番で困らずに書けるようになります。

例えば環境トピックなら「global warming」「pollution」「renewable energy」といった単語です。

トピック別の単語リストを作っておくのは、英作文の強力な武器になります。

4週間学習プラン

ここからは、試験4週間前からの英作文対策プランを紹介します。

1週目 テンプレートを身につける

1週目は、この記事で紹介したテンプレートを完全に暗記します。

Introduction、Body1、Body2、Conclusionのそれぞれの定型文を、何も見ずに書けるレベルまで持っていきましょう。

平行して、旺文社の総合対策教本でライティングの採点基準を理解しておきます。

筆者はこの時期、テンプレートを紙に10回書き写して体に染み込ませました。

2週目 トピック別の演習

2週目は、旺文社の英作文問題完全制覇を使って、トピック別に英作文を書いていきます。

1日1トピックを目標に、まずは自分で書いてから模範解答と比較してみましょう。

書いた英作文は、別の色で文法ミスや語彙の繰り返しをチェックします。

この段階で、自分の書き方のクセに気づくことができます。

当サイトの「英検2級 長文読解の解き方」「英検2級 リスニング対策」「英検2級 面接対策」の記事でも、それぞれの技能別対策を紹介していますので、合わせて読んでみてください。

3週目 時間を計った本番形式

3週目は、本番と同じく20分以内で英作文を完成させる練習をします。

実際の試験では、英作文に25分程度かけるのが理想ですが、練習段階では20分を目標にすると本番で余裕が生まれます。

書き終わった後に必ず5分の見直し時間を取り、文法ミスや語数をチェックしましょう。

4週目 総仕上げと添削

4週目は、これまでに書いた英作文を見直しながら、自分のテンプレートを最終調整します。

可能であれば、DMM英会話やオンライン英会話で添削を受けて、客観的な評価をもらいましょう。

また、AnkiやmikanでトピックキーワードをSRS(Spaced Repetition System)方式で復習し、本番で使える語彙をしっかり定着させます。

筆者はこの時期、過去のトピックを10個以上書き直して、どんなテーマが来ても対応できる自信をつけていきました。

筆者の体験談

筆者が初めて英検2級ライティングに取り組んだ時、まともなテンプレートを知らずに書き始めて、16点満点中7点しか取れませんでした。

当時の筆者は、「自分の英語で自由に書けばいい」と勘違いしていたのです。

しかし英検の英作文には明確な型があり、その型に沿って書くだけで得点が大きく伸びることを知ったのは、それから少し後のことでした。

テンプレートを身につけてからの2回目の受験では、16点中14点を獲得できました。

特に効いたのは、旺文社の英作文問題完全制覇を3周したことと、毎日1トピックずつ自分で書いて見直す習慣をつけたことです。

また、DMM英会話で月に2回、自分の英作文を添削してもらったことで、冠詞や前置詞の細かいミスが減りました。

英作文は、やみくもに書くのではなく、正しい構成と語彙選びを積み重ねることで伸びると実感しています。

まとめ

英検2級の英作文は、Introduction、Body1、Body2、Conclusionの4段落構成で、80〜100語の意見文を書くのが基本です。

テンプレートを完全に身につけ、接続詞と言い換えを効果的に使うことで、安定して10点以上を狙えるようになります。

教材としては、旺文社の英作文問題完全制覇と総合対策教本を軸に、AnkiやmikanでトピックKWを覚え、DMM英会話やQQ Englishで添削を受けると理想的です。

4週間プランでは、1週目にテンプレート暗記、2週目にトピック別演習、3週目に時間を計った本番形式、4週目に総仕上げという流れで進めていきましょう。

英作文は配点が大きい分、正しい対策をすれば合格を手繰り寄せる強力な武器になります。

長文読解、リスニング、スピーキングの対策記事も合わせて読んで、4技能をバランス良く鍛えていきましょう。

この記事が、あなたの英検2級合格への一助となれば幸いです。

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