英語の財務 頻出単語|会計・予算のボキャブラリー

英語

英語の財務資料を前にして、単語の意味が取れずに固まってしまう。そんな悩みを持つ方へ。

財務の英語は、頻出単語をまとめて押さえるだけで読みやすさが大きく変わります。

この記事では、会計・予算で繰り返し出てくる単語をサブテーマ別に整理しました。

  • 予算策定・コスト管理・予実差異の基本語
  • キャッシュフロー・損益・財務諸表に関する語
  • 投資判断・承認プロセスで使う語

各表は、左から英語・読み方・日本語訳の順です。

予算・予測の基本単語

まずは予算会議の土台になる単語からです。

「予算」「予測」「実績」の3語は、財務の会話の中心になります。

英語 読み方 日本語訳
budget バジェット 予算
forecast フォーキャスト 予測・見通し
actuals アクチュアルズ 実績値
estimate エスティメイト 見積り・概算
allocation アロケイション 配分
fiscal year フィスカル イヤー 会計年度
quarter クォーター 四半期
baseline ベースライン 基準値
assumption アサンプション 前提・想定
projection プロジェクション 予測・見込み

「forecast」と「projection」はどちらも予測ですが、projection はより長期の見込みに使われます。

「fiscal year(会計年度)」は企業ごとに開始月が異なります。

4月始まりなら FY2026 が2026年4月からを指す、というように略記されます。

コスト・経費の単語

コスト管理では、費用の種類を表す単語が欠かせません。

固定費と変動費の区別は、英語でも頻繁に問われます。

英語 読み方 日本語訳
cost コスト 原価・費用
expense エクスペンス 経費
fixed cost フィックスト コスト 固定費
variable cost バリアブル コスト 変動費
overhead オーバーヘッド 間接費
recurring cost リカーリング コスト 継続的な費用
one-off cost ワンオフ コスト 一度きりの費用
cost reduction コスト リダクション コスト削減
spending スペンディング 支出
savings セイビングス 節約額

「overhead(間接費)」は家賃や光熱費など、特定の製品に紐づかない費用を指します。

「fixed cost」は売上が増減しても変わらない費用です。

一方「variable cost」は生産量に応じて増減するので、両者の区別はコスト分析の出発点になります。

予実差異(variance)の単語

予実レビューで差異を語るときの単語です。

差の方向と評価を表す語をセットで覚えると、報告がスムーズになります。

英語 読み方 日本語訳
variance バリアンス 差異(予算と実績の差)
over budget オーバー バジェット 予算超過
under budget アンダー バジェット 予算未満
favorable variance フェイバラブル バリアンス 有利差異
unfavorable variance アンフェイバラブル バリアンス 不利差異
discrepancy ディスクレパンシー 食い違い・不一致
shortfall ショートフォール 不足・未達
surplus サープラス 余剰・黒字分
line item ライン アイテム 項目・費目
reconcile レコンサイル 突き合わせる・照合する

「reconcile(照合する)」は、帳簿と実際の数字を突き合わせる作業で必ず使われます。

「shortfall(不足)」と「surplus(余剰)」は対になる単語です。

目標に届かなければ shortfall、上回れば surplus と、結果を一言で表せます。

キャッシュフロー・資金の単語

資金繰りに関する単語は、利益とは別の概念として押さえます。

黒字でも資金が不足する状況を理解するうえで欠かせません。

英語 読み方 日本語訳
cash flow キャッシュ フロー 資金繰り・現金収支
liquidity リクイディティ 流動性(資金の余裕)
working capital ワーキング キャピタル 運転資金
inflow インフロー 収入・流入
outflow アウトフロー 支出・流出
reserve リザーブ 準備金・積立
receivable レシーバブル 売掛金
payable ペイアブル 買掛金
burn rate バーン レイト 資金燃焼率
runway ランウェイ 資金が尽きるまでの期間

「burn rate」と「runway」はスタートアップ財務でよく使われ、資金の持ち時間を表します。

「receivable(売掛金)」と「payable(買掛金)」は方向が逆です。

受け取る予定のお金が receivable、支払う予定のお金が payable と覚えると混同しません。

損益・財務諸表の単語

損益や財務諸表に関する単語は、決算の理解に直結します。

利益の段階を表す語を区別できると、数字の読み方が深まります。

英語 読み方 日本語訳
revenue レベニュー 収益・売上高
profit プロフィット 利益
loss ロス 損失
gross margin グロス マージン 粗利率
net income ネット インカム 純利益
bottom line ボトム ライン 最終損益
break even ブレイク イーブン 損益分岐
balance sheet バランス シート 貸借対照表
income statement インカム ステイトメント 損益計算書
depreciation ディプリシエイション 減価償却

「bottom line」は損益計算書の一番下の行、つまり最終利益を指す表現です。

「revenue」が一番上の行で「top line」とも呼ばれます。

top line から費用を引いていき、最後に残るのが bottom line という対比になります。

投資・承認プロセスの単語

投資判断と予算承認の場面で使う単語です。

リターンや回収を表す語は、提案の説得力を左右します。

英語 読み方 日本語訳
investment インベストメント 投資
return on investment リターン オン インベストメント 投資利益率(ROI)
payback period ペイバック ピリオド 回収期間
capital expenditure キャピタル エクスペンディチャー 設備投資
funding ファンディング 資金提供・予算
sign-off サインオフ 承認
approval アプルーバル 承認・許可
contingency コンティンジェンシー 予備費
break-even point ブレイクイーブン ポイント 損益分岐点
profitability プロフィタビリティ 収益性

「contingency(予備費)」は、想定外の支出に備えて予算に組み込む余裕分を指します。

税務・銀行・資金調達の単語

財務の話題は、税金や借入の単語も避けて通れません。

資金をどう集めるかを表す語を押さえると、経営の議論が読みやすくなります。

英語 読み方 日本語訳
tax タックス 税金
pre-tax プリタックス 税引き前の
after-tax アフタータックス 税引き後の
deduction ディダクション 控除
loan ローン 融資・借入
interest rate インタレスト レイト 金利
debt デット 負債・借金
equity エクイティ 自己資本・株主資本
installment インストールメント 分割払い
credit line クレジット ライン 融資枠

「debt(負債)」と「equity(自己資本)」は、資金の調達手段を二分する重要な対比です。

借入で集めれば debt、株式で集めれば equity と区別されます。

会計でよく出る動詞・形容詞

名詞だけでなく、財務の文章でよく使う動詞や形容詞も押さえておきます。

これらが読めると、レポートの主張がつかみやすくなります。

英語 読み方 日本語訳
allocate アロケイト 配分する
forecast フォーキャスト 予測する
exceed エクシード 上回る・超える
offset オフセット 相殺する
amortize アモタイズ 分割償却する
profitable プロフィタブル 黒字の・採算が取れる
cost-effective コストエフェクティブ 費用対効果の高い
tight タイト (資金が)厳しい
cut カット 削減する
break down ブレイク ダウン 内訳に分解する
round up ラウンド アップ 切り上げる
round down ラウンド ダウン 切り下げる

「offset(相殺する)」は、ある費用を別の収益で埋め合わせる場面でよく使われます。

「break down」は数字を内訳に分けるという意味で、会議の質問でも頻出します。

「Could you break down these costs?」のように使うと、詳細な説明を引き出せます。

よくある質問

actualsとは何ですか?

予測(forecast)に対する「実績値」を指します。

予実レビューでは budget・forecast・actuals の3つをよく比較します。

revenueとprofitの違いは?

revenue は売上高(入ってくる総額)、profit はそこから費用を引いた利益です。

最終的な利益は bottom line や net income と呼ばれます。

capital expenditureとは?

設備や機器など、長期的に使う資産への投資を指します。

CapEx と略され、日常の経費(OpEx)とは区別されます。

burn rateはどんなときに使いますか?

主にスタートアップで、毎月どれだけ資金が減るかを表すときに使います。

残り資金が尽きるまでの期間は runway と呼びます。

debtとequityの違いは?

debt は借入による資金調達、equity は株式による資金調達を指します。

debt は返済義務がありますが、equity は返済不要な代わりに持分を渡します。

まとめ

財務の英語は、サブテーマ別に単語を整理すると一気に読みやすくなります。

  • 予算・予測・実績(budget / forecast / actuals)の3語を起点にする。
  • 差異は variance、方向は over / under budget で押さえる。
  • 投資判断は ROI と payback period をセットで覚える。

単語が頭に入ったら、実際の会議で使うフレーズや会話の流れと結びつけて定着させましょう。

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