クロアチア語の問題解決ダイアログ|問題解決の会話例

クロアチア語

クロアチア語で問題を話し合うとき、フレーズは知っていても会話の流れがつかめない。そんな悩みを持つ方へ。

問題解決の会話には、課題のすり合わせから決定までの自然な「往復」があります。クロアチア語でもこの流れは英語や日本語とほぼ同じで、型を知っていれば一気に進めやすくなります。

この記事で分かることは次の3つです。

  • チームで課題を検討し、意思決定するまでのクロアチア語会話の流れ
  • 原因の掘り下げや選択肢の比較で使う実際のやり取り
  • 納期遅れというよくある場面での会話例とその進め方

登場するのは、プロジェクトを進めるチームのメンバーです。A(アナ=リーダー)、B(ボリス=メンバー)、C(カタリナ=メンバー)という想定で読み進めてください。

会話表は「話者・クロアチア語・読み方・日本語訳」の4列構成です。

場面1|課題のすり合わせ

最初の場面は、何が問題なのかを全員で確認するところから始まります。解決策に飛びつかず、まず課題そのものを言葉にします。

話者 クロアチア語 読み方(カタカナ発音) 日本語訳
A Hvala što ste došli. Otkrijmo zašto je lansiranje kasnilo. フヴァラ シュト ステ ドシュリ。オトクリイモ ザシュト イェ ランスィラニェ カスニロ 集まってくれてありがとう。なぜ公開が遅れたのか整理しましょう。
B Prije toga, možemo li jasno definirati problem? プリイェ トガ、モジェモ リ ヤスノ デフィニラティ プロブレム その前に、問題をはっきり定義できますか?
A Dobra primjedba. Izdanje je kasnilo dva tjedna. To je problem. ドブラ プリミェドバ。イズダニェ イェ カスニロ ドヴァ ティェドナ。ト イェ プロブレム いい指摘です。リリースが2週間遅れた、それが課題です。
C Slažemo li se svi oko toga? スラジェモ リ セ スヴィ オコ トガ その点で全員の認識は合っていますか?
B Da. Zasad zadržimo uski opseg. ダ。ザサド ザドゥルジモ ウスキ オプセグ はい。今は範囲を絞っておきましょう。

最初に definirati problem(問題を定義する)と言うことで、議論の軸が定まります。slagati se(賛成する・一致する)は「認識が一致している」を表す再帰動詞で、会議で頻出します。

場面2|原因の掘り下げ

課題が定まったら、なぜそれが起きたのかを探ります。表面的な答えで止めず、zašto(なぜ)を重ねて深掘りします。

話者 クロアチア語 読み方(カタカナ発音) 日本語訳
A Dakle, zašto je izdanje kasnilo? Dođimo do temeljnog uzroka. ダクレ、ザシュト イェ イズダニェ カスニロ。ドジモ ド テメリュノグ ウズロカ では、なぜリリースが遅れたのか。根本原因にたどり着きましょう。
C Testiranje je trajalo dulje nego što smo planirali. テスティラニェ イェ トラヤロ ドゥリェ ネゴ シュト スモ プラニラリ テストが予定より長引きました。
A A zašto je testiranje trajalo dulje? ア ザシュト イェ テスティラニェ トラヤロ ドゥリェ では、なぜテストが長引いたのですか?
B Greške smo otkrili kasno jer su se specifikacije stalno mijenjale. グレシュケ スモ オトクリリ カスノ イェル ス セ スペツィフィカツィイェ スタルノ ミイェニャレ 仕様が変わり続けて、バグの発見が遅れたんです。
A Dakle pravi uzrok su nestabilne specifikacije, a ne sporo testiranje. ダクレ プラヴィ ウズロク ス ネスタビルネ スペツィフィカツィイェ、ア ネ スポロ テスティラニェ では本当の原因はテストの遅さでなく、不安定な仕様ですね。

zašto を二度三度と重ねると、症状の奥にある原因が見えてきます。最後にAが原因を言い直し、認識を一文でそろえている点に注目してください。

dakle(つまり・では)は議論を前に進める便利なつなぎ語です。

場面3|選択肢の比較と意思決定

原因が分かったので、対策を出し合って一つに決めます。長所と短所を並べてから、担当と期限まで決め切ります。

話者 クロアチア語 読み方(カタカナ発音) 日本語訳
A Koje opcije imamo da stabiliziramo specifikacije? コイェ オプツィイェ イマモ ダ スタビリズィラモ スペツィフィカツィイェ 仕様を安定させる選択肢は何がありますか?
B Mogli bismo zamrznuti specifikacije dva tjedna prije izdanja. モグリ ビスモ ザムルズヌティ スペツィフィカツィイェ ドヴァ ティェドナ プリイェ イズダニャ リリースの2週間前に仕様を固定できます。
C Ili dodajmo korak provjere prije svake promjene. イリ ドダイモ コラク プロヴィェレ プリイェ スヴァケ プロミェネ あるいは、変更前にレビュー工程を入れる手もあります。
A Odvagnimo prednosti i nedostatke svake. オドヴァグニモ プレドノスティ イ ネドスタトケ スヴァケ それぞれの長所と短所を比べましょう。
B Zamrzavanje je jednostavnije, ali manje fleksibilno. ザムルザヴァニェ イェ イェドノスタヴニイェ、アリ マニェ フレクスィビルノ 固定は単純ですが、柔軟性に欠けます。
A Idemo sa zamrzavanjem i preispitajmo to sljedeći kvartal. イデモ サ ザムルザヴァニェム イ プレイスピタイモ ト スリェデチ クヴァルタル 固定でいきましょう。来四半期に見直します。

odvagnuti prednosti i nedostatke(長所と短所を天秤にかける)で評価の段階に入ったことが示されています。Idemo s …(〜でいきましょう)は決定を告げる定番フレーズです。

場面4|合意の確認と役割分担

決まった内容を全員で確認し、誰が動くかをはっきりさせます。沈黙を賛成と決めつけず、ひと言ずつ意思を確かめます。

話者 クロアチア語 読み方(カタカナ発音) 日本語訳
A Dakle, da potvrdimo, zamrznut ćemo specifikacije dva tjedna prije. ダクレ、ダ ポトヴルディモ、ザムルズヌト チェモ スペツィフィカツィイェ ドヴァ ティェドナ プリイェ 確認です。リリースの2週間前に仕様を固定します。
A Je li svima ugodno s tim? イェ リ スヴィマ ウゴドノ ス ティム それで全員納得していますか?
C Meni odgovara. メニ オドゴヴァラ 私は問題ありません。
A Tko je zadužen za novo pravilo i do kada? トゥコ イェ ザドゥジェン ザ ノヴォ プラヴィロ イ ド カダ この新ルールは誰が担当で、いつまでですか?
B Napisat ću ga do petka i podijeliti sa svima. ナピサト チュ ガ ド ペトカ イ ポディイェリティ サ スヴィマ 金曜までにまとめて共有します。

da potvrdimo(確認すると)で締めの確認に入る合図になります。担当(zadužen)と期限(do kada)を口に出すことで、決定が実行に移ります。

Meni odgovara(私には合っています)は「賛成です」の自然な言い方です。

会話で使える相づち・つなぎ表現

議論の途中で、相手の発言を受け止める短い表現も役立ちます。うまく挟むと、会話が途切れずに流れます。

話者 クロアチア語 読み方(カタカナ発音) 日本語訳
To ima smisla. ト イマ スミスラ なるほど、筋が通っています。
Dopustite da nadogradim na tome. ドプスティテ ダ ナドグラディム ナ トメ それに付け足させてください。
Razumijem odakle dolazite. ラズミイェム オダクレ ドラズィテ あなたの考えの背景は分かります。
Možete li me provesti kroz to? モジェテ リ メ プロヴェスティ クロズ ト それを順を追って説明してもらえますか?
Ostavimo to zasad po strani. オスタヴィモ ト ザサド ポ ストラニ それは一旦保留にしましょう。

nadograditi na tome(それに積み上げる)は他人の案に乗っかって発展させるときに便利です。ostaviti po strani(脇に置く)は脱線しそうな話題を後回しにする言い回しです。

想定シーン|納期遅れをどう挽回するか

もう一つ、納期が遅れたプロジェクトの会話を見てみましょう。原因の確認から挽回策の決定までを、短く再現します。

話者 クロアチア語 読み方(カタカナ発音) 日本語訳
A Kasnimo s rokom. Što uzrokuje kašnjenje? カスニモ ス ロコム。シュト ウズロクイェ カシュニェニェ 予定より遅れています。何が遅延の原因ですか?
C Dvoje članova tima bilo je bolesno prošli tjedan. ドヴォイェ チラノヴァ ティマ ビロ イェ ボレスノ プロシュリ ティェダン 先週、2人が病欠でした。
A Odredimo prioritete. Što možemo izostaviti bez gubitka kvalitete? オドレディモ プリオリテテ。シュト モジェモ イゾスタヴィティ ベズ グビトカ クヴァリテテ 優先順位をつけましょう。品質を落とさず削れるものは?
B Mogli bismo prebaciti sporedne funkcije u drugu fazu. モグリ ビスモ プレバツィティ スポレドネ フンクツィイェ ウ ドゥルグ ファズ 必須でない機能を第2段階に回せます。
A Slažem se. Zaključimo to i obavijestimo klijenta danas. スラジェム セ。ザクリュチモ ト イ オバヴィイェスティモ クリイェンタ ダナス 賛成です。それで確定し、今日中に顧客へ連絡しましょう。

このように「原因確認 → 優先順位 → 削る対象の決定 → 関係者への連絡」と運ぶと前に進みます。遅れたときほど、決定を早く下して共有することが効いてきます。

obavijestiti klijenta(顧客に知らせる)は実務で多用する表現です。

よくある質問

Q. 問題解決の会話はクロアチア語でどう切り出せばいい?

解決策より先に課題の定義から入ります。

「Otkrijmo zašto …(なぜ〜か整理しましょう)」や「Možemo li jasno definirati problem?(問題をはっきり定義できますか)」が自然です。

Q. 相手の意見に乗っかって発展させる表現は?

「Dopustite da nadogradim na tome.(それに付け足させてください)」が便利です。

否定せずに自分の案を重ねられます。

Q. 脱線した話題を止めたいときは?

「Ostavimo to zasad po strani.(それは一旦脇に置きましょう)」と言うと、角を立てずに後回しにできます。

Q. 会話を決定で締めるには?

「Idemo s …(〜でいきましょう)」で案を決め、「Tko je zadužen i do kada?(誰が担当でいつまでですか)」で担当と期限を確認します。

まとめ

問題解決の会話は、決まった流れに沿うだけでぐっと進めやすくなります。

  • 課題の定義から始め、認識を全員でそろえる。
  • zašto を重ねて原因を掘り、長所と短所を比べて決める。
  • 最後に担当と期限を確認し、決定を実行に移す。

あとは、こうした場面で使うフレーズや単語を別途まとめて覚えておくと、会話がさらに滑らかになります。クロアチア語は動詞の完了体・不完了体の使い分けが難しい言語ですが、まずは会話の型ごと音で覚えるのが上達への近道です。

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