IELTSスピーキングは、英語力そのものよりも「答えの組み立て方」で点数が変わります。
試験官との1対1で、Fluency(流暢さ)・Lexical Resource(語彙)・Grammar(文法)・Pronunciation(発音)の4軸で採点されます。
この記事で分かることは次の3つです。
- 意見・理由・具体例をスムーズにつなぐ定番フレーズ
- 考える時間を稼ぐつなぎ言葉や、言い換え(パラフレーズ)の型
- Part2の1分スピーチを崩さず話し切る組み立てフレーズ
意見・考えを述べるフレーズ
Part1からPart3まで、まず求められるのは「自分の考え」です。
“I think” だけに頼らず、表現の幅を見せると語彙点が上がります。
| 英語 | 読み方 | 日本語訳 |
|---|---|---|
| Personally, I’d say that… | パーソナリー、アイド セイ ザット | 個人的には〜だと思います。 |
| If you ask me, … | イフ ユー アスク ミー | 私に言わせれば、〜です。 |
| From my point of view, … | フロム マイ ポイント オブ ビュー | 私の見方では、〜です。 |
| I’m quite convinced that… | アイム クワイト コンビンスト ザット | 〜だと確信しています。 |
| It seems to me that… | イット シームズ トゥ ミー ザット | 私には〜のように思えます。 |
| I’d have to say that… | アイド ハフ トゥ セイ ザット | やはり〜だと言わざるを得ません。 |
同じ意見表明でも、確信の度合いを変えて使い分けると自然に聞こえます。
理由・具体例を付け足すフレーズ
IELTSでは「理由」と「具体例」がそろうと回答に説得力が出ます。
意見を言ったあと、すぐに根拠へつなぐ流れを体に入れておきます。
| 英語 | 読み方 | 日本語訳 |
|---|---|---|
| The main reason is that… | ザ メイン リーズン イズ ザット | 主な理由は〜だからです。 |
| This is mainly because… | ジス イズ メインリー ビコーズ | これは主に〜だからです。 |
| For instance, … | フォー インスタンス | たとえば、〜です。 |
| A good example of this is… | ア グッド イグザンプル オブ ジス イズ | その良い例が〜です。 |
| Take … as an example. | テイク 〜 アズ アン イグザンプル | 〜を例に取ってみます。 |
| What I mean is that… | ホワット アイ ミーン イズ ザット | つまり〜ということです。 |
“For example” ばかりにせず “For instance” や “A good example” を混ぜると単調さが消えます。
時間を稼ぐ・考えるつなぎフレーズ
質問の直後に黙り込むと、Fluencyの評価が下がります。
沈黙の代わりに、考える時間を作るつなぎ言葉を入れます。
| 英語 | 読み方 | 日本語訳 |
|---|---|---|
| That’s an interesting question. | ザッツ アン インタレスティング クエスチョン | 面白い質問ですね。 |
| Well, let me think for a second. | ウェル、レット ミー シンク フォー ア セカンド | そうですね、少し考えさせてください。 |
| That’s not something I think about often, but… | ザッツ ノット サムシング アイ シンク アバウト オフン、バット | あまり考えたことはないですが、〜。 |
| I’d never really considered that before. | アイド ネバー リアリー コンシダード ザット ビフォー | 今まで考えたことはなかったですね。 |
| How can I put this? | ハウ キャナイ プット ジス | どう言えばいいでしょうか。 |
| Off the top of my head, … | オフ ザ トップ オブ マイ ヘッド | とっさに思いつくのは、〜です。 |
つなぎ言葉は、丸暗記とバレないよう自然な口調で短く言うのがコツです。
言い換え(パラフレーズ)のフレーズ
同じ語の繰り返しは、Lexical Resourceの評価を下げます。
質問の語をそのまま使わず、別の言い方に置き換える練習をします。
| 英語 | 読み方 | 日本語訳 |
|---|---|---|
| In other words, … | イン アザー ワーズ | 言い換えると、〜です。 |
| That is to say, … | ザット イズ トゥ セイ | つまり〜ということです。 |
| Or rather, … | オア ラザー | いや、むしろ〜です。 |
| What I’m trying to say is… | ホワット アイム トライング トゥ セイ イズ | 私が言いたいのは〜です。 |
| To put it another way, … | トゥ プット イット アナザー ウェイ | 別の言い方をすると、〜です。 |
| By that I mean… | バイ ザット アイ ミーン | それはつまり〜という意味です。 |
言いたい単語が出ないときも、言い換えフレーズで切り抜けられると詰まりません。
比較・対比のフレーズ
Part3では「昔と今」「2つの選択肢」を比べる質問が頻出します。
比較の型を持っておくと、議論に厚みが出ます。
| 英語 | 読み方 | 日本語訳 |
|---|---|---|
| Compared to the past, … | コンペアド トゥ ザ パスト | 昔と比べると、〜です。 |
| On the one hand… on the other hand… | オン ザ ワン ハンド… オン ジ アザー ハンド | 一方では〜、他方では〜です。 |
| Unlike …, … | アンライク | 〜とは違って、〜です。 |
| While some people…, others… | ホワイル サム ピープル…, アザーズ | 〜な人もいれば、〜な人もいます。 |
| There’s a big difference between A and B. | ゼアズ ア ビッグ ディファレンス ビトウィーン エー アンド ビー | AとBには大きな違いがあります。 |
| … whereas … | ホエアアズ | 〜である一方で、〜です。 |
“whereas” や “on the other hand” を使うと、論理的に話している印象を与えられます。
推測・仮定のフレーズ
「もし〜なら」「おそらく〜だろう」と話を広げる場面です。
仮定法を交ぜると、Grammarの幅広さを示せます。
| 英語 | 読み方 | 日本語訳 |
|---|---|---|
| It’s likely that… | イッツ ライクリー ザット | おそらく〜でしょう。 |
| I suppose … | アイ サポーズ | 〜だと思います。 |
| If I had to guess, … | イフ アイ ハッド トゥ ゲス | あえて推測するなら、〜です。 |
| If that were the case, … | イフ ザット ワー ザ ケイス | 仮にそうなら、〜です。 |
| It could well be that… | イット クッド ウェル ビー ザット | 〜という可能性は十分あります。 |
| Chances are that… | チャンシズ アー ザット | 〜である見込みが高いです。 |
“If that were the case” のような仮定法過去は、使えると評価されやすい形です。
自信がないときに濁すフレーズ
断定できないことを無理に言い切ると、不自然になります。
ぼかし表現(hedging)を使うと、英語らしい柔らかさが出ます。
| 英語 | 読み方 | 日本語訳 |
|---|---|---|
| As far as I know, … | アズ ファー アズ アイ ノウ | 私の知る限りでは、〜です。 |
| I’m not entirely sure, but… | アイム ノット エンタイアリー シュア、バット | 確信はないですが、〜です。 |
| It depends on the situation. | イット ディペンズ オン ザ シチュエーション | 状況によります。 |
| I might be wrong, but… | アイ マイト ビー ロング、バット | 間違っているかもしれませんが、〜です。 |
| To some extent, … | トゥ サム イクステント | ある程度は、〜です。 |
| It’s hard to say for certain. | イッツ ハード トゥ セイ フォー サートゥン | はっきりとは言いにくいです。 |
“It depends” は便利ですが、必ず「何によるか」を続けて答えを膨らませます。
Part2スピーチを組み立てるフレーズ
Part2は、トピックカードに沿って1〜2分話し続ける課題です。
導入・展開・締めの型を持っておくと、話が途切れません。
| 英語 | 読み方 | 日本語訳 |
|---|---|---|
| I’d like to talk about… | アイド ライク トゥ トーク アバウト | 〜についてお話しします。 |
| The reason I chose this is… | ザ リーズン アイ チョーズ ジス イズ | これを選んだ理由は〜です。 |
| What stands out the most is… | ホワット スタンズ アウト ザ モースト イズ | いちばん印象的なのは〜です。 |
| Looking back, … | ルッキング バック | 振り返ってみると、〜です。 |
| All things considered, … | オール シングズ コンシダード | すべてを踏まえると、〜です。 |
| So that’s why … means a lot to me. | ソー ザッツ ホワイ 〜 ミーンズ ア ロット トゥ ミー | だから〜は私にとって大切なのです。 |
カードの4つの問い(who/what/when/whyなど)を順にたどると、自然に時間が埋まります。
バンドスコアを上げる応用フレーズ
定番表現に少し色を足すと、印象が一段上がります。
イディオムや強調語を控えめに混ぜると、語彙の豊かさを示せます。
| 英語 | 読み方 | 日本語訳 |
|---|---|---|
| It plays a crucial role in… | イット プレイズ ア クルーシャル ロール イン | 〜で重要な役割を果たします。 |
| That’s a double-edged sword. | ザッツ ア ダブルエッジド ソード | それは諸刃の剣です。 |
| It’s becoming increasingly common. | イッツ ビカミング インクリーシングリー コモン | ますます一般的になっています。 |
| To be honest, … | トゥ ビー オネスト | 正直に言うと、〜です。 |
| It has a huge impact on… | イット ハズ ア ヒュージ インパクト オン | 〜に大きな影響を与えます。 |
| I couldn’t agree more. | アイ クドゥント アグリー モア | まったく同感です。 |
イディオムは1回の試験で1〜2個にとどめ、文脈に合うものだけ使うのが安全です。
想定シーン|Part1の一場面
たとえば「あなたの故郷について教えてください」と聞かれた場面を考えます。
意見→理由→具体例の順に並べると、短答でも厚みが出ます。
| 英語 | 読み方 | 日本語訳 |
|---|---|---|
| Well, I’m from a small town near Osaka. | ウェル、アイム フロム ア スモール タウン ニア オオサカ | そうですね、大阪近くの小さな町の出身です。 |
| The main reason I love it is that it’s very peaceful. | ザ メイン リーズン アイ ラブ イット イズ ザット イッツ ベリー ピースフル | 気に入っている主な理由は、とても静かだからです。 |
| For instance, you can walk to the river in five minutes. | フォー インスタンス、ユー キャン ウォーク トゥ ザ リバー イン ファイブ ミニッツ | たとえば、5分歩けば川に出られます。 |
このように「結論→理由→例」を1セットにすると、どんな質問にも応用できます。
よくある質問
IELTSスピーキングで暗記したフレーズを使うと減点されますか?
つなぎ表現や型は問題ありませんが、丸暗記の長文をそのまま話すと減点対象になります。
“That’s an interesting question.” のような短い定型句を、自然な口調で使うのが安全です。
答えが思いつかないとき、黙ってもいいですか?
沈黙はFluencyの評価を下げるため避けます。
“Let me think for a second.” とつなぎ、考える時間を作るのがおすすめです。
“I think” 以外に意見を言う表現はありますか?
“Personally, I’d say that…” や “From my point of view, …” が使いやすいです。
確信の度合いを変えて使い分けると、語彙の幅を示せます。
Part2で1分話し続けるコツは?
カードに書かれた4つの問いを順番に答えていくと、自然に時間が埋まります。
“The reason I chose this is…” や “Looking back, …” で展開を足すと話が伸びます。
まとめ
IELTSスピーキングは、場面ごとの型フレーズを持っておくと落ち着いて臨めます。
- 意見→理由→具体例の流れを1セットにして、どの質問にも応用する。
- つなぎ言葉や言い換えで沈黙を防ぎ、Fluencyを保つ。
- 仮定法やぼかし表現を交ぜ、文法と語彙の幅をさりげなく見せる。
あとは、頻出トピックの語彙を押さえておくと、本番でフレーズがすっと出てきます。
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