スウェーデン語の面接準備で、「単語の意味は分かるのに、面接でとっさに出てこない」と感じる方へ。
面接には特有の語彙があります。よく出る単語を分野別に覚えておくと、質問の理解も回答も速くなります。
スウェーデン語は英語と語源が近い単語も多いので、関連づけて覚えると定着が早まります。
この記事で分かることは次のとおりです。
- 面接で頻出する単語・表現を、サブテーマ別に整理した語彙集
- 履歴書や職歴説明で使う、実績を表す動詞や強みの形容詞
- 面接でよく聞く質問キーワードと、その意図
スウェーデン語にはカタカナ読みと日本語訳を併記したので、声に出して確認しながら覚えてください。名詞には en/ett の性があり、定形(語尾変化)も併せて押さえると応用が利きます。
面接の基本用語
まずは面接そのものを表す基本的な単語から押さえます。
採用プロセス全体で繰り返し登場するため、最初に覚えると安心です。
| スウェーデン語 | 読み方(カタカナ発音) | 日本語訳 |
|---|---|---|
| intervju | インテルヴュー | 面接 |
| intervjuare | インテルヴューアレ | 面接官 |
| kandidat | カンディダート | 応募者・候補者 |
| sökande | ソーカンデ | 応募者 |
| tjänst | チェンスト | 職務・ポスト |
| roll | ロル | 役割・職務 |
| rekryterare | レクリテーラレ | 採用担当者 |
| rekryterande chef | レクリテーランデ シェフ | 採用責任者 |
| ledig tjänst | レーディグ チェンスト | 求人・空きポスト |
| slutkandidat | スルートカンディダート | 最終候補者 |
kandidat と sökande はほぼ同義ですが、kandidat の方がやや選考が進んだ印象で使われます。chef(上司・責任者)は日本語の「シェフ」とは無関係なので注意します。
履歴書・経歴に関する単語
応募書類や経歴を説明するときに使う単語です。
面接官が履歴書を見ながら質問する場面で、よく耳にします。
| スウェーデン語 | 読み方(カタカナ発音) | 日本語訳 |
|---|---|---|
| CV | セーヴェー | 履歴書・経歴書 |
| personligt brev | ペルソンリグト ブレーヴ | カバーレター・志望理由書 |
| meriter | メリーテル | 経歴・実績 |
| kvalifikation | クヴァリフィカショーン | 資格・要件 |
| certifiering | セルティフィエーリング | 資格認定 |
| examen | エクサーメン | 学位・卒業資格 |
| bakgrund | バークグルンド | 経歴・背景 |
| erfarenhet | エルファーレンヘート | 経験 |
| referens | レフェレンス | 推薦者・照会先 |
| portfolio | ポルトフォーリオ | 作品集・実績集 |
スウェーデンでは personligt brev(直訳は「個人的な手紙」)が英語の cover letter にあたり、CV とセットで提出するのが一般的です。
強み・性格を表す形容詞
自己PRで自分の強みを表現するときに役立つ形容詞です。
職務に合うものを2〜3個選んで使うと、印象がぶれません。
| スウェーデン語 | 読み方(カタカナ発音) | 日本語訳 |
|---|---|---|
| pålitlig | ポーリートリグ | 信頼できる |
| initiativrik | イニシアティーヴリーク | 主体的な |
| anpassningsbar | アンパッスニングスバール | 順応性がある |
| noggrann | ノッグラン | 細部に気を配る |
| strukturerad | ストルクトゥレーラッド | 整理整頓ができる |
| motiverad | モティヴェーラッド | 意欲的な |
| samarbetsvillig | サマルベーツヴィリグ | 協調性がある |
| lösningsorienterad | ロースニングスオリエンテーラッド | 解決志向の・機転が利く |
| självgående | シェルヴゴーエンデ | 自走できる |
| flexibel | フレクシーベル | 柔軟な |
noggrann(几帳面)や självgående(自走できる)は、スウェーデンの求人票でも頻出する評価キーワードです。自律的に動ける人材が特に重視されます。
実績を表す動詞
職歴や成果を説明するときは、力強い動詞を選ぶと印象が変わります。
「やった」を表す gjorde の代わりに、具体的な動詞を使います。表では職歴欄で使いやすい過去形を示します。
| スウェーデン語 | 読み方(カタカナ発音) | 日本語訳 |
|---|---|---|
| ledde | レッデ | 率いた・主導した |
| ansvarade för | アンスヴァラーデ フョル | 担当した |
| utvecklade | ウートヴェックラーデ | 開発した |
| förbättrade | フョルベットラーデ | 改善した |
| ökade | ウーカーデ | 増加させた |
| minskade | ミンスカーデ | 削減した |
| lanserade | ランセーラデ | 立ち上げた |
| uppnådde | ウップノッデ | 達成した |
| samordnade | サモードナーデ | 調整した |
| införde | インフョーデ | 導入した |
これらは行動を表す動詞で、CV の実績欄でも好まれます。ökade försäljningen med tjugo procent(売上を20%伸ばした)のように、数字と組み合わせると効果的です。
志望動機・キャリアに関する単語
志望動機や将来の目標を語るときに使う単語です。
キャリアの方向性を示す表現を覚えておくと、答えに一貫性が出ます。
| スウェーデン語 | 読み方(カタカナ発音) | 日本語訳 |
|---|---|---|
| motivation | モティヴァショーン | 動機・意欲 |
| karriärmål | カリエールモール | キャリア目標 |
| utveckling | ウートヴェックリング | 成長・発展 |
| möjlighet | モイリグヘート | 機会 |
| bidrag | ビードラーグ | 貢献 |
| drivkraft | ドリーヴクラフト | 原動力・情熱 |
| värderingar | ヴェルデーリンガル | 価値観 |
| på lång sikt | ポー ロング シクト | 長期的に |
| ambition | アンビショーン | 志望・意欲 |
| passa in | パッサ イン | 適合する・なじむ |
värderingar(価値観)は、会社との相性を語るときの重要語です。スウェーデン企業は組織文化との matchning(マッチング)を重視するため、面接でも頻繁に登場します。
職場・働き方に関する単語
仕事内容や働き方を尋ねる逆質問で役立つ単語です。
入社後の環境をイメージするための語彙としても押さえておきます。
| スウェーデン語 | 読み方(カタカナ発音) | 日本語訳 |
|---|---|---|
| ansvar | アンスヴァール | 責任・職責 |
| arbetsbörda | アルベーツブョルダ | 業務量 |
| deadline | デッドライン | 締め切り |
| samarbete | サマルベーテ | チームワーク・協働 |
| distansarbete | ディスタンスアルベーテ | 在宅勤務・リモートワーク |
| övertid | ウーヴェルティード | 残業 |
| förmåner | フョルモーネル | 福利厚生 |
| lön | ローン | 給与 |
| befordran | ベフォルドラン | 昇進 |
| introduktion | イントロドゥクショーン | 新人研修・受け入れ |
förmåner は給与とは別の「福利厚生」を指し、lön(給与)と混同しやすいので注意します。スウェーデンの福利厚生には friskvårdsbidrag(健康促進手当)など独自の制度もあります。
面接でよく聞く質問キーワード
質問に含まれるキーワードを知っておくと、意図をすばやくつかめます。
聞き取れた単語から、何を答えるべきか判断できるようになります。
| スウェーデン語 | 読み方(カタカナ発音) | 日本語訳 |
|---|---|---|
| styrka | スティルカ | 強み |
| svaghet | スヴァーグヘート | 弱み |
| utmaning | ウートマーニング | 困難・課題 |
| prestation | プレスタショーン | 達成・功績 |
| hantera | ハンテーラ | 対処する |
| beskriva | ベスクリーヴァ | 説明する |
| exempel | エクセンペル | 例 |
| förväntning | フョルヴェントニング | 期待・希望 |
| konflikt | コンフリクト | 対立・もめごと |
| förbättra | フョルベットラ | 改善する |
Beskriv en utmaning du hanterade.(対処した困難を説明してください)のように、これらの語が組み合わさって質問になります。hantera(対処する)が聞こえたら、具体的なエピソードを求められていると判断できます。
選考プロセスに関する単語
面接後の流れや結果に関する単語も知っておくと安心です。
次のステップの説明を聞き取るときに役立ちます。
| スウェーデン語 | 読み方(カタカナ発音) | 日本語訳 |
|---|---|---|
| ansökan | アンソーカン | 応募 |
| urval | ウールヴァール | 書類選考・絞り込み |
| andra intervjun | アンドラ インテルヴューン | 二次面接 |
| återkoppling | オーテルコップリング | 追っての連絡・フィードバック |
| jobberbjudande | ヨッブエルビューダンデ | 内定・採用通知 |
| avslag | アヴスラーグ | 不採用 |
| förhandling | フョルハンドリング | 条件交渉 |
| anställningsavtal | アンステルニングスアヴタール | 雇用契約 |
| startdatum | スタルトダートゥム | 入社日 |
| provanställning | プローヴアンステルニング | 試用期間 |
jobberbjudande(内定)は、面接後に最も聞きたい単語の一つです。スウェーデンでは provanställning(試用期間)が最長6か月まで認められており、契約時によく確認されます。
覚えておくと便利な表現
単語に加えて、面接でよく使われる動詞句や言い回しも押さえておきます。
会話の中で自然に出てくると、流暢な印象を与えられます。
| スウェーデン語 | 読み方(カタカナ発音) | 日本語訳 |
|---|---|---|
| se fram emot | セー フラム エモート | 〜を楽しみにする |
| ta sig an | ター セイ アン | 引き受ける |
| komma på | コンマ ポー | 考えつく・思いつく |
| ta hand om | ター ハンド オム | 対処する・面倒を見る |
| sticka ut | スティッカ ウート | 際立つ・目立つ |
| hålla jämna steg med | ホラ イェムナ ステーグ メ | 遅れずについていく |
| jobba bra med | ヨッバ ブラー メ | 〜とうまく協働する |
| ha ansvar för | ハー アンスヴァール フョル | 〜を担当している |
| passa in i | パッサ イン イー | なじむ・溶け込む |
| brinna för | ブリンナ フョル | 〜に情熱がある |
ha ansvar för や ta sig an は、職歴説明でそのまま使える便利な表現です。brinna för(直訳は「〜のために燃える」)は、情熱を語るときのスウェーデンらしい言い回しです。
レベル別の語彙の目安
どこまで覚えればよいか迷う方のために、目安を整理します。
欧州言語共通参照枠(CEFR)の段階に沿うと、優先順位がつけやすくなります。
| レベル | 目安 | 優先する語彙 |
|---|---|---|
| 初級(A2〜B1) | 基本の受け答えができる | 面接の基本用語・履歴書の単語 |
| 中級(B1〜B2) | 経験を具体的に話せる | 実績を表す動詞・強みの形容詞 |
| 上級(B2〜C1) | 抽象的な話題も扱える | キャリア用語・便利な表現・質問キーワード |
まずは基本用語と実績動詞から固めると、面接の土台ができます。スウェーデン語圏の求人は英語面接を併用する企業も多いので、英語との対応も意識すると効率的です。
よくある質問
Q. CV と personligt brev はどう違う?
A. CV は経歴を時系列でまとめた書類、personligt brev は志望理由や人柄を伝えるカバーレターです。スウェーデンでは両方をセットで提出するのが一般的で、面接でも内容に沿って質問されます。
Q. 実績はどんな動詞で表せばいい?
A. gjorde(した)ではなく、ledde(率いた)・förbättrade(改善した)・ökade(伸ばした)などの具体的な動詞を使います。Jag ökade försäljningen med tjugo procent. のように数字と組み合わせると効果的です。
Q. 強みを表す形容詞は何を覚えればいい?
A. noggrann(几帳面)や självgående(自走できる)など、求人票でも頻出する語が役立ちます。スウェーデン企業は自律性を重んじるので、職務に合うものを2〜3個に絞って使うと印象がぶれません。
Q. どのくらいの語彙を覚えればいい?
A. まずは面接の基本用語と実績を表す動詞から固めます。CEFR でいう B1〜B2 の語彙があれば、経験を具体的に説明できます。
förmåner(福利厚生)や provanställning(試用期間)など、制度に関わる語も押さえると交渉で役立ちます。
まとめ
スウェーデン語面接の語彙は、分野別に整理して覚えると本番で引き出しやすくなります。
- 基本用語と履歴書の単語を、最初の土台として固める。
- 実績は ledde や ökade などの行動動詞で、数字とセットで表す。
- 質問キーワードを覚えておくと、聞き取りから意図をつかめる。
あとは、覚えた単語を実際のフレーズや会話の中で使うと、記憶に定着しやすくなります。brinna för や se fram emot のような表現も、口に出して練習してみてください。
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