ドイツ語のプレゼンダイアログ|発表・質疑の会話例

ドイツ語

ドイツ語のプレゼンは、内容が良くても言い回しに詰まると伝わりにくくなります。そんな方へ。

プレゼンは、導入から質疑応答までの流れを会話の「型」で覚えると落ち着いて進められます。

この記事で分かることは次の3つです。

  • 導入・要点説明・データ提示・質疑応答の一連の流れを会話形式で確認できる
  • 発表者と聴衆のやり取りで使う自然な言い回しをカタカナ発音つきで学べる
  • 難しい質問をかわす・後回しにするときの言い方も押さえられる

新しいサービスを社内外に紹介するプレゼンを想定し、発表者(Vortragende)と聴衆(Publikum)のやり取りで見ていきます。

場面1|プレゼンの導入と要点説明

まずは、つかみとなる導入から本論の入り口までの場面です。

あいさつ・自己紹介・全体像の提示を短くまとめると、聞き手が安心して耳を傾けます。

話者 ドイツ語 読み方 日本語訳
発表者 Guten Morgen und herzlich willkommen. グーテン モルゲン ウント ヘルツリッヒ ヴィルコメン おはようございます。ようこそお越しくださいました。
発表者 Mein Name ist Sato, ich komme aus dem Produktteam. マイン ナーメ イスト サトウ、イッヒ コメ アウス デム プロドゥクトタイム 製品チームの佐藤と申します。
発表者 Heute stelle ich Ihnen unseren neuen Service vor. ホイテ シュテレ イッヒ イーネン ウンゼレン ノイエン ゼアヴィス フォーア 本日は、新サービスをご紹介します。
発表者 Meine Präsentation gliedert sich in drei Teile. マイネ プレゼンタツィオーン グリーダート ズィッヒ イン ドライ タイレ 本日の発表は3つの部分に分かれています。
発表者 Zuerst erkläre ich kurz den Hintergrund. ツゥエルスト エアクレーレ イッヒ クルツ デン ヒンターグルント まず、背景を簡単にご説明します。
聴衆 Das klingt interessant, bitte fangen Sie an. ダス クリンクト インテレッサント、ビッテ ファンゲン ズィー アン 面白そうですね。どうぞ始めてください。

「Meine Präsentation gliedert sich in drei Teile.」は、全体像を示す定番の一文です。

話の数を先に伝えておくと、聞き手は今どこを聞いているか見失いません。

場面2|データやグラフを見せる

本論で、スライドの図表を指し示しながら説明する場面です。

どこを見てほしいかを言葉で誘導すると、聞き手の視線がそろいます。

話者 ドイツ語 読み方 日本語訳
発表者 Werfen wir nun einen Blick auf diese Grafik. ヴェルフェン ヴィア ヌン アイネン ブリック アウフ ディーゼ グラフィーク では、このグラフをご覧ください。
発表者 Wie Sie sehen, ist der Umsatz deutlich gestiegen. ヴィー ズィー ゼーエン、イスト デア ウムザッツ ドイトリッヒ ゲシュティーゲン ご覧の通り、売上は大きく伸びています。
発表者 Die blaue Linie zeigt die Zahlen dieses Jahres. ディー ブラウエ リーニエ ツァイクト ディー ツァーレン ディーゼス ヤーレス 青い線が今年の数字です。
聴衆 Worauf bezieht sich der starke Anstieg im Juli? ヴォラウフ ベツィークト ズィッヒ デア シュタルケ アンシュティーク イム ユーリ 7月の急な伸びは何によるものですか?
発表者 Das lag vor allem an der neuen Kampagne. ダス ラーク フォーア アレム アン デア ノイエン カンパーニェ それは主に新しいキャンペーンによるものです。

「Wie Sie sehen …」は、図表へ視線を促す最も使いやすい表現です。

数字は読み上げるだけでなく、伸びた理由を一言添えると印象に残ります。

場面3|締めくくりと質疑応答

本論を終え、要点をまとめてから質疑応答に移る場面です。

言いたいことを最後にもう一度繰り返すと、聞き手の記憶に残ります。

話者 ドイツ語 読み方 日本語訳
発表者 Zusammenfassend spart unser Service Zeit und Geld. ツザメンファッセント シュパルト ウンザー ゼアヴィス ツァイト ウント ゲルト まとめると、当サービスは時間とコストを節約します。
発表者 Vielen Dank für Ihre Aufmerksamkeit. フィーレン ダンク フューア イーレ アウフメルクザムカイト ご清聴ありがとうございました。
発表者 Gern beantworte ich jetzt Ihre Fragen. ゲルン ベアントヴォルテ イッヒ イェッツト イーレ フラーゲン それでは、ご質問にお答えします。
聴衆 Wie lange dauert die Einrichtung? ヴィー ランゲ ダウアート ディー アインリヒトゥング 導入にはどれくらいかかりますか?
発表者 Das ist eine gute Frage, in der Regel etwa zwei Wochen. ダス イスト アイネ グーテ フラーゲ、イン デア レーゲル エトヴァ ツヴァイ ヴォッヘン 良いご質問です。通常2週間ほどです。
聴衆 Und wie sieht es mit dem Datenschutz aus? ウント ヴィー ズィート エス ミット デム ダーテンシュッツ アウス では、データ保護についてはどうですか?
発表者 Die genauen Zahlen reiche ich Ihnen gern per E-Mail nach. ディー ゲナウエン ツァーレン ライヒェ イッヒ イーネン ゲルン ペア イーメール ナーハ 正確な数字は後ほどメールでお送りします。

「Das ist eine gute Frage.」は、答えを整理する時間をつくるクッション表現です。

即答できない質問は「per E-Mail nachreichen(メールで後ほど送る)」で誠実に対応できます。

会話を自然にするコツ

三つの場面を通して、自然なやり取りに近づけるコツをまとめます。

一つ目は、つなぎ言葉で流れを示すことです。

「zuerst(まず)/als Nächstes(次に)/schließlich(最後に)」を各パートの頭に置くと、聞き手が現在地を見失いません。

二つ目は、質問をいったん受け止めてから答えることです。

「Das ist eine gute Frage.」や「Vielen Dank für Ihre Frage.」を挟むと、落ち着いた印象になります。

三つ目は、敬称の「Sie」を一貫して使うことです。

ビジネスのプレゼンでは、聴衆に対して「Sie」を保つのが基本のマナーになります。

四つ目は、話法の助動詞でやわらげることです。

「Ich möchte Ihnen … vorstellen.」のように「möchte」を添えると、押しつけがましさが消えます。

「Lassen Sie mich …」で文を始めるのも、丁寧に切り出す定番のパターンです。

オンラインでのプレゼンのコツ

Zoom や Microsoft Teams での発表では、対面と少し勝手が変わります。

まず、共有開始時に画面が見えているか確認すると安心です。

話者 ドイツ語 読み方 日本語訳
発表者 Können Sie meinen Bildschirm gut sehen? ケネン ズィー マイネン ビルトシルム グート ゼーエン 私の画面はよく見えていますか?
聴衆 Ja, wir sehen die Folie. ヤー、ヴィア ゼーエン ディー フォーリエ はい、スライドが見えています。
発表者 Stellen Sie Ihre Fragen gern direkt in den Chat. シュテレン ズィー イーレ フラーゲン ゲルン ディレクト イン デン チャット ご質問はチャットに直接どうぞ。
発表者 Die Folien lade ich anschließend in den Chat. ディー フォーリエン ラーデ イッヒ アンシュリーセント イン デン チャット スライドは後でチャットに送ります。

オンラインでは聞き手の反応が見えにくいので、確認の一言をこまめに挟むと進めやすくなります。

音声が途切れる場合に備えて、要点は短く区切って話すと伝わります。

よくある質問

プレゼンの最初に全体像を示す言い方は?

「Meine Präsentation gliedert sich in drei Teile.」が定番です。

続けて「zuerst / als Nächstes / schließlich」で各パートをつなぐと流れが明確になります。

質問に即答できないときは何と言えばよいですか?

「Die genauen Zahlen reiche ich Ihnen gern per E-Mail nach.」が誠実で使いやすい表現です。

「Das habe ich gerade nicht zur Hand.」と理由を添えると自然です。

「ご清聴ありがとうございました」はドイツ語で何と言いますか?

「Vielen Dank für Ihre Aufmerksamkeit.」が定番です。

続けて「Gern beantworte ich jetzt Ihre Fragen.」で質疑応答に移れます。

プレゼンでは「du」と「Sie」のどちらを使いますか?

ビジネスのプレゼンでは、聴衆に対して敬称の「Sie」を使うのが基本です。

社内のくだけた場でも、初対面が混じるなら「Sie」で統一すると無難です。

まとめ

プレゼンは、導入から質疑応答までの流れを会話で覚えておくと本番でも慌てません。

  • 導入で全体像を示し、「zuerst / als Nächstes / schließlich」で順序立てて話す。
  • 図表は「Wie Sie sehen …」で誘導し、数字に意味づけを添える。
  • 難しい質問は「per E-Mail nachreichen」で誠実に対応し、敬称の「Sie」を保つ。

あとは、プレゼンでよく出る単語をまとめて覚えておくと、本番で言葉に詰まりにくくなります。

関連記事:ドイツ語プレゼンの頻出単語ドイツ語プレゼンの定番フレーズ

📚 ドイツ語をもっと伸ばすなら、まず語彙から。

どんな場面でも、会話の土台になるのは語彙力。ドイツ語の頻出単語を頻度順に、発音・日本語訳・用例つきでまとめたPDF単語帳です。スキマ時間で効率よく基礎が固められます。

入門編 → 初心者編 の順がおすすめ/2冊セットなら15%お得

タイトルとURLをコピーしました