インドネシア語の問題解決頻出単語|課題・解決のボキャブラリー

インドネシア語

インドネシア語の会議で問題解決の話になると、肝心の単語が出てこない。そんな悩みを持つ方へ。

問題解決や意思決定には、その場でよく出る決まった語彙があります。

この記事で分かることは次の3つです。

  • 課題定義・原因分析・意思決定など場面別の頻出インドネシア語
  • 会議で「使える」レベルまで意味を絞った訳と読み方
  • 名詞・動詞・形容詞をバランスよく押さえる覚え方

単語はサブテーマごとに分けてあります。

インドネシア語のビジネス語彙は英語やオランダ語からの借用が多く、英単語を知っていれば推測できるものも少なくありません。まず気になる場面から拾い、少しずつ全体を埋めていくのがおすすめです。

課題・問題を表す単語

最初に、問題そのものを指す基本語をそろえます。

似た語でもニュアンスが違うので、訳と合わせて覚えます。

インドネシア語 読み方(カタカナ読み) 日本語訳
masalah マサラフ 問題、課題
isu イス 論点、課題
tantangan タンタンガン 困難な課題
hambatan ハンバタン 障害、妨げ
kendala クンダラ 支障、制約
gejala グジャラ 症状、表面的な現れ
lingkup リンクップ 範囲
batasan バタサン 制約、限界

isu(イス)は masalah よりやわらかく、議論の論点を指すのに使いやすい語です。

kendalahambatan はどちらも「妨げ」ですが、kendala は計画上の制約、hambatan は物理的・実務的な妨げに寄ります。

gejalapenyebab(原因)と混同すると対症療法に陥るので区別が大切です。

原因分析に使う単語

次は、なぜ起きたのかを掘り下げる場面の語彙です。

「原因」と「要因」の違いを意識すると会話が正確になります。

インドネシア語 読み方(カタカナ読み) 日本語訳
akar masalah アカル マサラフ 根本原因
penyebab プニュバブ 原因
faktor ファクトル 要因
analisis アナリシス 分析
asumsi アスムシ 仮定、思い込み
hipotesis ヒポテシス 仮説
bukti ブクティ 証拠、根拠
pola ポラ 傾向、繰り返し
korelasi コレラシ 相関

akar masalah(直訳は「問題の根」)は問題解決で最も頻出する複合語の一つです。

asumsi は確かめていない前提で、議論の落とし穴になりがちです。

hipotesis は検証する前提として置く仮説で、分析の出発点になります。

選択肢・解決策を表す単語

対策の候補を出し合う段階で使う語をまとめます。

「案」を表す語は複数あり、場面で使い分けます。

インドネシア語 読み方(カタカナ読み) 日本語訳
opsi オプシ 選択肢
solusi ソルシ 解決策
alternatif アルテルナティフ 代替案
pendekatan プンドゥカタン 取り組み方
solusi sementara ソルシ スムンタラ 暫定的な回避策
tindakan ティンダカン 対策、措置
usulan ウスラン 提案
curah pendapat チュラ プンダパッ 案を出し合うこと

solusi sementara は根本解決でない一時しのぎを指す実務語です。

tindakan は問題への正式な対策・措置を表す、ややかための語です。

pendekatan は具体策でなく、取り組む「やり方・方針」を指します。

評価・比較に使う単語

出た案を見比べる場面の語彙です。

長所と短所をセットで言える語を押さえます。

インドネシア語 読み方(カタカナ読み) 日本語訳
kelebihan dan kekurangan クレビハン ダン ククランガン 長所と短所
konsekuensi コンセクエンシ 結果として生じる代償
kriteria クリテリア 評価基準
manfaat マンファアッ 利点
kelemahan クレマハン 欠点
kelayakan クラヤカン 実現可能性
dampak ダンパッ 影響
efektivitas エフェクティビタス 効果

kriteria は「基準」で、評価軸をそろえるときに使います。

長所短所はインドネシア語でも英語の pros and cons をそのまま使う人もいますが、kelebihan dan kekurangan が最も自然です。

kelayakan は「実行できるかどうか」を問う場面でよく登場します。

優先順位づけの単語

着手順を決める場面で出る語をまとめます。

緊急度と重要度を表す形容詞も合わせて覚えます。

インドネシア語 読み方(カタカナ読み) 日本語訳
prioritas プリオリタス 優先事項
mendesak ムンドゥサッ 緊急の
krusial クルシアル 重大な
hasil cepat ハシル チュパッ すぐ成果が出る施策
daftar tunggu ダフタル トゥング 未処理の作業一覧
tonggak pencapaian トンガッ プンチャパイアン 重要な節目
tenggat waktu トゥンガッ ワクトゥ 締め切り
sepele スペレ 些細な

hasil cepat(直訳「速い成果」)は早く効果が出る案を指し、優先づけでよく登場します。

意思決定の単語

最終的に決める場面の語彙です。

「決める」「結論」を表す動詞と名詞をそろえます。

インドネシア語 読み方(カタカナ読み) 日本語訳
keputusan クプトゥサン 決定
memutuskan ムムトゥスカン 決める
menyimpulkan ムニンプルカン 結論づける
menetapkan ムヌタプカン 最終決定する
berkomitmen ブルコミットムン 確約する
alasan アラサン 根拠、理由づけ
pertimbangan プルティンバンガン 判断、考慮
kesimpulan クシンプラン 結論

alasan は決定の「なぜ」を説明するときに重宝する名詞です。

合意形成の単語

関係者の納得を得る場面で使う語です。

賛成・反対・歩み寄りを表す語をまとめて押さえます。

インドネシア語 読み方(カタカナ読み) 日本語訳
konsensus コンセンスス 総意、合意
kesepakatan クスパカタン 合意
kompromi コンプロミ 妥協、歩み寄り
dukungan ドゥクンガン 賛同、支持
pemangku kepentingan プマンク クプンティンガン 利害関係者
menyelaraskan ムニュララスカン 足並みをそろえる
keberatan クブラタン 異議
jalan tengah ジャラン トゥンガ 落としどころ

dukungan は関係者の納得や賛同を得ることを指します。インドネシアの職場では musyawarah(ムシャワラ=話し合いによる合意形成)という文化が根強く、全員の納得を重んじる傾向があります。

リスク・不確実性の単語

決定に伴う危険を語る場面の語彙です。

起こりやすさと影響を表す語を合わせて覚えます。

インドネシア語 読み方(カタカナ読み) 日本語訳
risiko リシコ 危険、リスク
ketidakpastian クティダッパスティアン 不確実性
kemungkinan クムンキナン 起こりやすさ、可能性
rencana darurat レンチャナ ダルラッ 不測の事態への備え
rencana cadangan レンチャナ チャダンガン 代替手段
mitigasi ミティガシ 軽減策
paparan パパラン リスクにさらされる度合い
skenario terburuk スケナリオ トゥルブルッ 最悪の場合

mitigasi はリスクを完全に消すのでなく、和らげる対策を指します。

rencana darurat は不測の事態に備えた予備の計画を表します。

kemungkinan は確率・可能性を表す名詞で、日常会話でも頻繁に使われます。

実行・フォローアップの単語

決めた後に動かす場面の語彙です。

担当や進捗を表す語で、決定を実行につなげます。

インドネシア語 読み方(カタカナ読み) 日本語訳
butir tindakan ブティル ティンダカン やるべき作業項目
penanggung jawab プナングン ジャワブ 担当者
menerapkan ムヌラプカン 実行する
menindaklanjuti ムニンダッランジュティ 後追いする
memantau ムマンタウ 進捗を追う
meneruskan ke atasan ムヌルスカン ク アタサン 上位者へ引き上げる
meninjau ムニンジャウ 見直す
hasil akhir ハシル アヒル 成果、結果

meneruskan ke atasan は自分たちで決められない件を上位者に判断を仰ぐ言い回しです(英語の escalate に相当)。

議論・会議進行の単語

問題解決は会議の場で進むため、進行に関わる語も外せません。

議論を整理したり前に進めたりする動詞を押さえます。

インドネシア語 読み方(カタカナ読み) 日本語訳
agenda アゲンダ 議題
memperjelas ムンプルジュラス はっきりさせる
merangkum ムランクム 要約する
meninjau ulang ムニンジャウ ウラン 要点を振り返る
sudut pandang スドゥッ パンダン 視点、見方
posisi ポシシ 立場
masukan マスカン 意見、情報提供
poin penting ポイン プンティン 会議から得た要点

meninjau ulang は会議の最後に決定事項を手短に振り返るときに使います。

masukan(直訳「入れるもの」)は「意見・フィードバック」を指し、締めや途中でよく登場します。

覚え方のコツ

単語は単体より、場面とセットにすると定着します。

たとえば akar masalah は「Mari kita cari akar masalahnya.」と一文で覚えます。

インドネシア語 読み方(カタカナ読み) 日本語訳
Mari kita cari akar masalahnya. マリ キタ チャリ アカル マサラフニャ 根本原因にたどり着きましょう。
Apa konsekuensinya? アパ コンセクエンシニャ そのトレードオフ(代償)は何ですか?
Kita butuh dukungan dari para pemangku kepentingan. キタ ブトゥ ドゥクンガン ダリ パラ プマンク クプンティンガン 関係者の賛同が必要です。
Siapa penanggung jawab butir tindakan ini? シアパ プナングン ジャワブ ブティル ティンダカン イニ この作業項目の担当は誰ですか?

名詞だけでなく、相性のいい動詞ごと覚えると会話で取り出しやすくなります。

よくある質問

Q. 「課題」を表すインドネシア語の使い分けは?

masalah は明確な問題、isu はやわらかい論点、tantangan は前向きに取り組む困難という違いがあります。

会議では masalah か isu が無難です。

Q. 「根本原因」はインドネシア語で何と言う?

akar masalah です。

「Apa akar masalahnya?(アパ アカル マサラフニャ)」のように使います。

Q. 「賛同を得る」を表す語は?

dukungan(支持・賛同)という名詞が便利です。

「Kita butuh dukungan dari tim.(キタ ブトゥ ドゥクンガン ダリ ティム)」のように使います。

Q. 単語が会議で出てこないときの対策は?

単体でなく、よく使う一文ごと覚えておきます。

動詞と名詞をセットにすると、必要な場面で取り出しやすくなります。

まとめ

問題解決の語彙は、場面ごとに整理して覚えると本番で迷いません。

  • 課題・原因・選択肢・決定・リスクの場面別に分けて押さえる。
  • akar masalah や dukungan など実務で頻出する語を優先する。
  • 単語は相性のいい動詞ごと、一文で覚えると定着する。

あとは、覚えた単語を実際のフレーズや会話の中で使ってみると、記憶に残りやすくなります。

場面別フレーズはインドネシア語の問題解決フレーズ集で、会話の流れはインドネシア語の問題解決ダイアログ集で確認できます。

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