TOEIC 300点台の勉強法|ゼロから400点突破の最短ルート

TOEIC 300点台

TOEIC 300点台は、英語の学び直しをこれから始める、まさにスタートラインの段階です。

「何から手をつければいいのか分からない」「公式問題集を開いても、難しすぎて1問も分からず心が折れた」——そんな経験はありませんか。

でも安心してください。300点台で止まっているのは、あなたの能力の問題ではなく、「正しい順番でやれていないだけ」がほとんどです。

この記事では、英語に苦手意識がある人でも400点・500点へ着実に抜けられるように、何を・どの順番で・どう使うかを、できるだけ具体的に手取り足取り解説します。

読み終えるころには、「明日の朝、まず何を開けばいいか」がはっきり見えているはずです。

この記事で分かること

  • 300点台で不足している力の正体
  • 中学英文法のやり直しから始める、挫折しない学習順序
  • 銀フレ・中学英語の本・公式問題集を「どう使うか」の具体策
  1. 300点台のあなたが今いる場所
    1. スコア内訳のリアル
    2. なぜ300点台で止まるのか
    3. マークの勘で当てている状態
    4. 400点・500点で変わること
  2. TOEICってどんなテスト?(おさらい)
    1. 2時間で200問のマークシート
    2. 満点は990点
    3. まず一度受けてみる
  3. 400点突破の壁の正体:3つのボトルネック
    1. ボトルネック1:中学英文法の穴
    2. ボトルネック2:基本語彙の不足
    3. ボトルネック3:英語の音に慣れていない
  4. 300点台は「中学英文法のやり直し」が最短ルート
    1. TOEIC教材の前に土台を作る
    2. おすすめは薄いやり直し本
    3. 完璧を目指さない
  5. まず何から手をつけるか(最初の2週間)
    1. 中学英語の本と銀フレだけ
    2. 1日のミニマムを決める
    3. 小さな達成感を積む
  6. 語彙:銀のフレーズを「土台」にする使い方
    1. なぜ銀フレなのか
    2. 具体的な回し方
    3. 「覚えた」の本当の基準
    4. 忘れても落ち込まない
    5. 耳から覚えたい人へ
  7. 文法:理解してから少しずつ演習する
    1. 関正生で「なぜ」を理解する
    2. Part5の品詞問題から始める
    3. 具体例で「位置」を体感する
    4. 具体例で時制を体感する
  8. リスニング:300点台で最も伸びる得点源
    1. まずはPart2で稼ぐ
    2. 具体例でPart2を体感する
    3. ディクテーションで穴を見つける
    4. シャドーイングで音に慣れる
    5. 1.0倍速でくり返し聞く
  9. リーディング:読めるところから確実に取る
    1. Part5の易しい問題を拾う
    2. 短い文を正確に読む
    3. Part7は短い文書だけでも
  10. 公式問題集を恐れず使う
    1. 解けなくて当たり前
    2. 解説を読んでから解く
  11. 400点・500点を取るためのPart別目標
    1. リスニングは250点を目標に
    2. リーディングは取れる型に集中
  12. 300点から400点への学習ロードマップ
    1. 1ヶ月目:中学英文法のやり直し
    2. 2ヶ月目:語彙とリスニング
    3. 3ヶ月目:公式問題集に触れる
  13. 忙しくても勉強時間を作るコツ
    1. スキマ時間を単語に充てる
    2. 「ながら」でリスニング
    3. 朝に5分だけ触れる
  14. 300点台の1週間スケジュール例
    1. 平日(1日60分)
    2. 休日(1日2時間)
  15. 復習で取りこぼしを拾う
    1. 間違いを分類する
    2. 音読で定着させる
  16. 伸び悩んで心が折れそうなときに
  17. やってしまいがちな失敗とリカバリー
    1. 難しい教材から始める
    2. 参考書を何冊も買う
    3. 完璧主義で止まる
  18. TOEIC学習に役立つアプリ
    1. abceed:紙の教材を音声化・自動採点する
    2. スタディサプリENGLISH:関正生の神授業で理解する
    3. mikan:単語をゲーム感覚で反復する
  19. 本番で実力を出し切る立ち回り
    1. 分からない問題は塗り絵で進む
    2. リーディングは解ける問題から
    3. 最後はマークを埋め切る
  20. TOEIC 300点台についてよくある質問
    1. Q: 英語が本当に苦手で、これまで何度も挫折してきました。今度こそ続けられるか不安です。
    2. Q: 公式問題集を開いたら難しすぎて、1問も分からず心が折れました。
    3. Q: いい歳をして中学英語に戻るのは、恥ずかしいし今さら遅い気がします。
    4. Q: 単語がまったく頭に入りません。自分には向いていないのでしょうか?
    5. Q: 何から始めればいいのか分からず、もう何ヶ月も動けていません。
    6. Q: 独学で本当に上がりますか?お金をかけてスクールに行くべきでしょうか?
  21. まとめ

300点台のあなたが今いる場所

まずは、今のスコアが何を意味しているのかを、責めずに正しく受け止めましょう。

スコア内訳のリアル

300点台の人の多くは、リスニング170〜220点、リーディング100〜150点という内訳です。

リーディングが特に低いのは、文法と語彙の土台がまだ整っていないことの表れです。

裏を返せば、ここから先は伸びしろしかなく、正しく積み上げれば必ず点は動きます。

なぜ300点台で止まるのか

300点台で停滞する人の多くは、いきなりTOEIC専用の問題集に挑んで、難しさに心が折れています。

その正体は、中学レベルの文法と基本単語という「土台」がないまま、二階を建てようとしていることにあります。

土台さえ作れば、同じ教材がうそのように分かるようになるので、焦らず順番を守ることが何より大切です。

マークの勘で当てている状態

300点台は、内容を理解せずマークの勘で当てている割合が高いのも特徴です。

まずは「運で当たった問題」を「分かって解けた問題」に変えていくことが、最初の目標になります。

400点・500点で変わること

400点に届くと、中学英語の土台が固まった確かな手応えを得られます。

500点を超えれば、600点という実用ラインが現実的に見え、英語への苦手意識がぐっと薄れていきます。

TOEICってどんなテスト?(おさらい)

対策の前に、テストの形を知っておくと、それだけで不安がやわらぎます。

2時間で200問のマークシート

TOEIC L&Rは、リスニング100問(約45分)とリーディング100問(75分)の合計200問です。

すべてマークシート方式で、英作文やスピーキングはありません。

満点は990点

合否はなく、990点満点のスコアで結果が出るので、自分の伸びを数字で追えます。

まず一度受けてみる

年に複数回実施されているので、対策の前に一度受けて現在地を知るのもおすすめです。

「敵の形」が分かると、何を対策すべきかが具体的に見えてきます。

400点突破の壁の正体:3つのボトルネック

300点台が抜け出せない原因は、ほぼこの3つに集約されます。

ボトルネック1:中学英文法の穴

be動詞と一般動詞の区別、過去形や三単現のルールがあいまいなままだと、TOEICの解説すら読めません。

ここが最大の壁であり、同時に、ふさげば一気に世界が変わる場所でもあります。

ボトルネック2:基本語彙の不足

単語を知らなければ、リスニングは音が意味につながらず、リーディングは1文も読み進められません。

まずは中学〜TOEIC頻出の基本語を、最優先で入れていく必要があります。

ボトルネック3:英語の音に慣れていない

英文が速く聞こえるのは、英語の音の連結やリズムに耳が慣れていないからです。

リスニングは300点台で最も伸ばしやすいので、ここを放置するのはもったいない話です。

300点台は「中学英文法のやり直し」が最短ルート

遠回りに見えても、TOEIC教材の前に中学英語へ戻るのが、結局いちばん速い道です。

TOEIC教材の前に土台を作る

文法の土台がないままTOEIC問題集に進むと、解説を読んでも理解できず、必ず挫折します。

先に中学英文法を一周しておくと、その後の伸びがまったく変わってきます。

おすすめは薄いやり直し本

『改訂版 中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。』(Gakken)の表紙
『中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。改訂版』(Gakken)

『中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。』(Gakken)のような薄い本を、2〜3週間で一周してください。

分厚い文法書は挫折のもとなので、まずは薄くてやさしい1冊を選ぶのが続けるコツです。

完璧を目指さない

中学英語の復習は9割わかれば十分で、細かい例外は今は飛ばして構いません。

土台が7割固まれば、その後の単語学習と問題演習の吸収率が見違えるほど上がります。

まず何から手をつけるか(最初の2週間)

あれもこれもやろうとすると必ず挫折するので、最初の2週間はやることを思い切り絞ります。

中学英語の本と銀フレだけ

最初の2週間は、中学英語のやり直し本と銀フレの2冊だけに集中してください。

公式問題集や難しい教材は、今はまだ開かなくて大丈夫です。

1日のミニマムを決める

忙しい日でも「中学英語1単元+銀フレ20語」だけは死守する、と決めてください。

完璧な計画より、毎日触れて習慣にすることのほうが、何倍も大切です。

小さな達成感を積む

「今日も続けられた」という小さな達成感が、英語アレルギーを溶かしていきます。

カレンダーに丸をつけるだけでも、続ける力になります。

語彙:銀のフレーズを「土台」にする使い方

300点台の伸びは、銀フレをどこまで根気よく回せるかで決まります。

なぜ銀フレなのか

『TOEIC L&R TEST 出る単特急 銀のフレーズ』(朝日新聞出版・TEX加藤)の表紙
『出る単特急 銀のフレーズ』(朝日新聞出版)

銀フレ(朝日新聞出版・TEX加藤)は、中学・高校レベルからTOEIC頻出語へ橋渡しする、初級者のための単語帳です。

例文がやさしく、つまずきやすい基本語を例文ごと覚えられるので、最初の1冊に最適です。

具体的な回し方

1日に新規30語+前日の復習30語を、20分でゆっくり回すところから始めましょう。最初から多くを欲張らず、少なめのペースで「毎日続く」ことを最優先にしてください。

赤シートは日本語側を隠して「英語→意味」が出る向きで使い、出ない語にだけチェックボックスに印をつけます。英語のスペルを書く練習はL&Rには不要なので、思い切って省いて大丈夫です。

1日30語でも、1ヶ月あれば1冊の半分以上を一周できます。abceedのアプリ版で音声も流せば、通勤や家事の合間に耳からも触れられます。

「覚えた」の本当の基準

覚えた状態とは、日本語から英語を言えることではなく、英語を見て意味がパッと浮かぶことです。

ゆっくりなら思い出せる語は「まだ」と判定し、何度も会い直して記憶を固めてください。

忘れても落ち込まない

「昨日覚えたのにもう忘れた」と落ち込む必要はなく、忘れるのは脳の正常な働きです。

大切なのは1回で覚えることではなく、忘れた語に何度も再会することなので、回数を稼ぐ気持ちで気楽に回しましょう。

耳から覚えたい人へ

活字を眺めるのがどうしてもつらいなら、アルク『キクタンTOEIC SCORE 600』(TOEIC350点〜が対象)を、チャンツのリズムに乗せて覚えるのも有効です。1日8語をCheck1〜5で固める作りで、時間がない日は1回2分からでも進められます。

ただし銀フレと併用するより、自分に合うどちらか一方を主役に決めるのが、続けるいちばんのコツです。あれこれ手を出さないことが、300点台では何より大切です。

文法:理解してから少しずつ演習する

中学英語の土台ができたら、TOEICの文法に少しずつ橋渡ししていきます。

関正生で「なぜ」を理解する

中学英語のやり直しが一周できたら、関正生『世界一わかりやすいTOEICテストの英文法』(KADOKAWA)で、TOEICの文法へ無理なく橋渡しできます。丸暗記ではなく理屈で理解させてくれるので、中学英語との相性が抜群です。

ただし468ページと分厚いため、300点台のうちは通読しようとしないでください。苦手なテーマのページだけ開いて確認する、辞書的な使い方で十分です。

Part5の品詞問題から始める

問題演習に進むなら、Part5の品詞問題が最初の一歩に向いています。

品詞は意味を読まなくても機械的に解けるので、最初の成功体験を作りやすいからです。

具体例で「位置」を体感する

たとえば「a ( ) plan」なら、空所は名詞 plan を修飾する位置なので、形容詞の new のような語が入ると分かります。

冠詞と名詞に挟まれた空所は形容詞、という型を覚えるだけで、解けるPart5が一気に増えます。

具体例で時制を体感する

たとえば文末に「yesterday」があれば、動詞は過去形を選ぶ、と機械的に決められます。

「since」や「for」があれば現在完了形、というように、時制を示す目印を覚えると正答率が上がります。

リスニング:300点台で最も伸びる得点源

リスニングは300点台で最も手応えを得やすく、最初の成功体験を作るのに最適です。

まずはPart2で稼ぐ

Part2の応答問題は、冒頭の疑問詞に集中するだけで伸びる、コスパ最強のパートです。

When/Where/Whoなど、最初の3語を聞き逃さないことだけに、まず全神経を向けてください。

具体例でPart2を体感する

たとえば「When does the store open?」と聞こえたら、冒頭の When に集中します。

「At nine.」のように時を答える選択肢が正解で、「Yes, it is.」のようなYes/No応答はひっかけです。

ディクテーションで穴を見つける

短い英文を聞いて書き取ると、自分が聞き取れていない音が具体的に見えてきます。

1日2文からで構わないので、「聞いたつもり」を「書ける」に変えていきましょう。

シャドーイングで音に慣れる

スクリプトの英文を音声に重ねて声に出すと、英語のリズムと発音に耳と口が慣れます。

1つの会話を意味が取れるまで5回ほど、3日続けると、似た音源がぐっと聞きやすくなります。

1.0倍速でくり返し聞く

最初は倍速にせず、1.0倍で意味が取れる短い素材を、何度も繰り返し聞いてください。

同じ音源を聞き込むことで、英語の音とリズムに耳が慣れていきます。

リーディング:読めるところから確実に取る

リーディングは、難問を捨てて取れる問題を確実に拾う発想に切り替えると、点が動き出します。

Part5の易しい問題を拾う

品詞問題のような型で解ける問題を確実に取り、難しい語法問題は今は深追いしません。

「取れる問題を落とさない」ことが、300点台のリーディング戦略です。

短い文を正確に読む

長文を急がず、1文ずつ主語と動詞を見つけて意味を取る練習が、後の速読の土台になります。

焦って全部読もうとせず、確実に分かる文を増やしてください。

Part7は短い文書だけでも

Part7は、まず広告やメールなど短い文書を、設問を先に読んでから解いてみましょう。

長い文書は後回しでよく、取れるところで点を拾うのが賢い戦略です。

公式問題集を恐れず使う

『公式TOEIC Listening & Reading 問題集 12』(IIBC)の表紙
『公式TOEIC Listening & Reading 問題集 12』(IIBC)

土台ができたら、難しくても本番形式に触れておくことが大切です。

解けなくて当たり前

公式問題集は最初は解けなくて当然なので、点数で落ち込む必要はまったくありません。

答え合わせと解説で学ぶ「教材」として使えば、十分に価値があります。

解説を読んでから解く

難しすぎて手が止まるなら、先に解説を読んでから問題に戻る、という使い方も有効です。

出題の形式や雰囲気に早く慣れておくことが、本番での安心につながります。

400点・500点を取るためのPart別目標

やみくもに全部を上げるより、どのPartで何問取るかを決めると、優先順位がはっきりします。

リスニングは250点を目標に

Part1で4問、Part2で14問、Part3・4で30問前後を取れれば、リスニングは250点が見えてきます。

伸ばしやすいリスニングを先に固めると、気持ちにも余裕が出ます。

リーディングは取れる型に集中

Part5の品詞・時制問題と、短いPart7の設問を確実に取ることに集中してください。

難問を取りにいくより、取れる問題の取りこぼしをなくすのが先です。

300点から400点への学習ロードマップ

3ヶ月で400点を目指す、無理のない進め方です。

1ヶ月目:中学英文法のやり直し

中学英文法を一周し、be動詞・時制・前置詞の基礎を固めます。

並行して銀フレを毎日少しずつ進めてください。

2ヶ月目:語彙とリスニング

銀フレの前半を進めつつ、Part2の短いリスニングを毎日続けます。

英語が少し聞き取れる手応えが出てくるのがこの時期です。

3ヶ月目:公式問題集に触れる

公式問題集で本番形式に慣れ、間違えた問題の文法と語彙を復習します。

ここまで来れば、400点は手の届くところにあります。

忙しくても勉強時間を作るコツ

「時間がない」は最大の挫折理由ですが、まとまった時間は要りません。

スキマ時間を単語に充てる

通勤・昼休み・寝る前の5分を銀フレに充てるだけで、1日合計30分の語彙学習になります。

机に向かう時間より、スキマの積み重ねのほうが社会人には現実的です。

「ながら」でリスニング

家事や移動の最中に英語音声を流すだけでも、耳を慣らす時間に変わります。

朝に5分だけ触れる

朝起きて単語を5分見るだけで、その日の学習スイッチが入ります。

夜にまとめてやろうとすると挫折しやすいので、朝に小さく始めるのがコツです。

300点台の1週間スケジュール例

無理なく続けられる、現実的な配分です。

平日(1日60分)

朝の通勤で銀フレ20分、夜に中学英語を1単元、寝る前にリスニング10分が目安です。

全部できない日があっても自分を責めず、単語だけは死守してください。

休日(1日2時間)

平日の総復習に加え、公式問題集を1パート分だけ解いて出題に慣れます。

残りの時間で、貯まった「印つき単語」をまとめて復習しましょう。

復習で取りこぼしを拾う

300点台でも、解きっぱなしにせず復習するほど伸びます。

間違いを分類する

間違いを「語彙・文法・聞き取り」の3つに分けると、自分の弱点が一目で分かります。

分類すると、次にやるべきことが自動的に決まります。

音読で定着させる

正解の英文を意味を思い浮かべながら音読すると、語彙と文法が記憶に残ります。

声に出すことで、リスニングの土台も同時に育ちます。

伸び悩んで心が折れそうなときに

英語に苦手意識があると、「やっぱり自分には向いていない」と感じる瞬間が必ず来ます。

でも、300点台からのスタートは決して恥ずかしいことではなく、伸びしろがいちばん大きい恵まれた位置です。

単語は忘れて当たり前なので、忘れた自分を責めず、もう一度会い直す——その繰り返しが必ず力になります。

停滞を感じたら新しい教材に逃げず、今の1冊に戻るのがいちばんの近道です。

数字が動かない日も、あなたの英語力は確実に積み上がっています。

やってしまいがちな失敗とリカバリー

300点台の人が陥りやすい罠を、先回りでつぶしておきましょう。

難しい教材から始める

金フレやでる1000問にいきなり挑むと、難しすぎて挫折します。

まず中学英語と銀フレで土台を作り、自信がついてから次へ進んでください。

参考書を何冊も買う

あれこれ買って結局どれも中途半端、というのが最も多い失敗です。

中学英語1冊と銀フレに絞り、終えるまで他に手を出さないと決めましょう。

完璧主義で止まる

1つの単元を完璧にしようとして先に進めないと、モチベーションが続きません。

7割で次へ進み、後から戻る「ぐるぐる方式」のほうが結局は身につきます。

TOEIC学習に役立つアプリ

スキマ時間を得点に変えるなら、アプリが心強い味方です。ただし入れただけでは伸びないので、それぞれの得意分野を知って使い分けてください。

abceed:紙の教材を音声化・自動採点する

英語学習アプリ「abceed」のアプリアイコン
abceed(Globee)

abceedは銀フレや公式問題集など700冊以上の市販教材に対応したアプリで、手元の教材の音声再生やマークシートの自動採点に使えます。無料でも音声と採点が使えるので、紙の単語帳を持っている初級者ほど併用する価値があります。

通勤中に銀フレの音声を流すだけでも、目で覚えた単語が耳でも分かるようになります。机に向かえない日の学習を、ゼロにしないための保険になります。

スタディサプリENGLISH:関正生の神授業で理解する

「スタディサプリENGLISH TOEIC L&Rテスト対策」のアプリアイコン
スタディサプリENGLISH(リクルート)

独学で文法の解説が欲しいなら、関正生先生の動画講義が見られるスタディサプリが向いています。「なぜそうなるか」を映像で学べるので、参考書を読むだけでは挫折しがちな初級者の支えになります。

パート別の演習やディクテーション機能もそろっているので、これ1本でも基礎固めができます。スマホゆえに通知で集中が切れやすい点だけ気をつけてください。

mikan:単語をゲーム感覚で反復する

英単語アプリ「mikan」のアプリアイコン
英単語アプリ mikan

mikanは単語暗記に特化したアプリで、4択をテンポよくこなしてゲーム感覚で語彙を回せます。1回数分で進むので、銀フレを別の角度から復習する2周目ツールとして優秀です。

紙の単語帳がどうしても続かない人は、まずmikanで「毎日英語に触れる」習慣を作るのも一つの手です。

本番で実力を出し切る立ち回り

同じ実力でも、本番の戦い方で点は変わります。

分からない問題は塗り絵で進む

1問に固執せず、分からない問題はマークして次へ進んでください。

リスニングは止まると次まで聞き逃すので、切り替えが特に大切です。

リーディングは解ける問題から

Part5の易しい問題を先に解き、長文は時間が余ったら取り組む順番が無難です。

最後はマークを埋め切る

解き残しがあっても、空欄を作らず、すべての設問にマークしてください。

TOEIC 300点台についてよくある質問

Q: 英語が本当に苦手で、これまで何度も挫折してきました。今度こそ続けられるか不安です。

その不安はとても自然なもので、300点台の人のほとんどが同じ経験をしています。これまで続かなかったのは、最初から難しい教材や大きな目標を設定して、息切れしてしまっただけです。

今回は「1日に中学英語1単元と単語20語だけ」のように、拍子抜けするほど小さく始めてください。続ける才能は要らず、ハードルを下げて毎日カレンダーに丸をつけることだけを目標にすれば、3ヶ月後には確かな手応えがあります。

Q: 公式問題集を開いたら難しすぎて、1問も分からず心が折れました。

300点台で公式がスラスラ解けたら、それはもう300点台ではありません。今は解けなくて当たり前なので、点数で落ち込む必要はまったくないです。

今やるべきは公式問題集ではなく、中学英語のやり直しと銀フレで土台を作ることです。公式は土台ができてから、「答えと解説で学ぶ素材」として使えば十分に活きます。

Q: いい歳をして中学英語に戻るのは、恥ずかしいし今さら遅い気がします。

年齢は関係なく、むしろ300点台からのスタートは伸びしろがいちばん大きい恵まれた位置です。中学英語のやり直しは遠回りではなく、その後すべての土台になる最短ルートです。

誰に見せるものでもないので、恥ずかしさは捨てて大丈夫です。be動詞と一般動詞の区別が腑に落ちるだけで、英語の景色が変わります。

Q: 単語がまったく頭に入りません。自分には向いていないのでしょうか?

向き不向きではなく、覚え方の問題です。1回で覚えようとすると誰でも挫折するので、「忘れて当たり前、何度も会い直す」前提に切り替えてください。

1日30語をゆっくり、赤シートで出ない語だけに印をつけて翌日また会う。これを繰り返すだけで、向いていないと思っていた人でも必ず増えていきます。

Q: 何から始めればいいのか分からず、もう何ヶ月も動けていません。

動けないのは、やることが多すぎて頭がいっぱいになっているからです。考えるのをやめて、今日は「中学英語の本を1冊買い、最初の1単元と単語20語だけ」やってみてください。

完璧な計画は要りません。小さく動き出せば、次にやることは自然と見えてきます。

いちばんの敵は、難しさではなく「始められないこと」です。

Q: 独学で本当に上がりますか?お金をかけてスクールに行くべきでしょうか?

300点台は独学で十分に伸ばせるので、いきなり高いお金をかける必要はありません。中学英語の本・銀フレ・公式問題集があれば、400点・500点は射程に入ります。

ただ「一人だと続かない」という自覚があるなら、スタディサプリの動画講座のように、関先生の授業で楽しく続けられる仕組みを使うのも有効です。まずは独学で小さく始め、続かなかったときの選択肢として考えてください。

まとめ

300点台は、TOEIC教材に焦って飛びつくより、中学英文法のやり直しと銀フレで土台を作ることで、400点・500点へ着実に抜けられる段階です。

最後に、明日から始める3つの行動をまとめます。

  • 中学英語の薄いやり直し本を1冊、2〜3週間で一周して土台を作る
  • 銀フレを1日30語から始め、忘れても気にせず何度も会い直す
  • 伸びやすいPart2のリスニングで、最初の成功体験を作る

次のステップとして、「TOEIC 400点台の勉強法」を読むと、次の壁の越え方が具体的に見えてきます。

パート別にもっと深く対策したい方は、「TOEIC Part2対策」「TOEIC Part5対策」もあわせて読んでみてください。

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