英語の問題解決ダイアログ|課題検討と決定の会話例

英語

英語で問題を話し合うとき、フレーズは知っていても会話の流れがつかめない。そんな悩みを持つ方へ。

問題解決の会話には、課題のすり合わせから決定までの自然な「往復」があります。

この記事で分かることは次の3つです。

  • チームで課題を検討し、意思決定するまでの会話の流れ
  • 原因の掘り下げや選択肢の比較で使う実際のやり取り
  • 納期遅れというよくある場面での会話例とその進め方

登場するのは、プロジェクトを進めるチームのメンバーです。

Aがリーダー、BとCがメンバーという想定で読み進めてください。

場面1|課題のすり合わせ

最初の場面は、何が問題なのかを全員で確認するところから始まります。

解決策に飛びつかず、まず課題そのものを言葉にします。

英語 読み方 日本語訳
A: Thanks for joining. Let’s figure out why the launch slipped. サンクス フォー ジョイニング。レッツ フィギュア アウト ホワイ ザ ローンチ スリップト 集まってくれてありがとう。なぜ公開が遅れたのか整理しましょう。
B: Before that, can we define the problem clearly? ビフォー ザット、キャン ウィ ディファイン ザ プロブレム クリアリー その前に、問題をはっきり定義できますか?
A: Good point. The release was two weeks late. That’s the issue. グッド ポイント。ザ リリース ワズ トゥー ウィークス レイト。ザッツ ジ イシュー いい指摘です。リリースが2週間遅れた、それが課題です。
C: Are we all on the same page about that? アー ウィ オール オン ザ セイム ペイジ アバウト ザット その点で全員の認識は合っていますか?
B: Yes. Let’s keep the scope narrow for now. イェス。レッツ キープ ザ スコープ ナロー フォー ナウ はい。今は範囲を絞っておきましょう。

“define the problem” と最初に言うことで、議論の軸が定まります。

“on the same page” は「認識が一致している」という意味の定番表現です。

場面2|原因の掘り下げ

課題が定まったら、なぜそれが起きたのかを探ります。

表面的な答えで止めず、”Why” を重ねて深掘りします。

英語 読み方 日本語訳
A: So why did the release slip? Let’s get to the root cause. ソー ホワイ ディッド ザ リリース スリップ。レッツ ゲット トゥ ザ ルート コーズ では、なぜリリースが遅れたのか。根本原因にたどり着きましょう。
C: Testing took longer than planned. テスティング トゥック ロンガー ザン プランド テストが予定より長引きました。
A: And why did testing take longer? アンド ホワイ ディッド テスティング テイク ロンガー では、なぜテストが長引いたのですか?
B: We found bugs late because the specs kept changing. ウィ ファウンド バグズ レイト ビコーズ ザ スペックス ケプト チェンジング 仕様が変わり続けて、バグの発見が遅れたんです。
A: So the real cause is unstable specs, not slow testing. ソー ザ リアル コーズ イズ アンステイブル スペックス、ノット スロー テスティング では本当の原因はテストの遅さでなく、不安定な仕様ですね。

“Why” を二度三度と重ねると、症状の奥にある原因が見えてきます。

最後にAが原因を言い直し、認識を一文でそろえている点に注目してください。

場面3|選択肢の比較と意思決定

原因が分かったので、対策を出し合って一つに決めます。

長所と短所を並べてから、担当と期限まで決め切ります。

英語 読み方 日本語訳
A: What are our options to stabilize the specs? ホワット アー アワ オプションズ トゥ ステイビライズ ザ スペックス 仕様を安定させる選択肢は何がありますか?
B: We could freeze the specs two weeks before release. ウィ クッド フリーズ ザ スペックス トゥー ウィークス ビフォー リリース リリースの2週間前に仕様を固定できます。
C: Or we add a review step before any change. オア ウィ アド ア レビュー ステップ ビフォー エニー チェンジ あるいは、変更前にレビュー工程を入れる手もあります。
A: Let’s weigh the pros and cons of each. レッツ ウェイ ザ プロウズ アンド コンズ オブ イーチ それぞれの長所と短所を比べましょう。
B: Freezing is simpler, but less flexible. フリージング イズ シンプラー、バット レス フレキシブル 固定は単純ですが、柔軟性に欠けます。
A: Let’s go with the freeze, and revisit it next quarter. レッツ ゴー ウィズ ザ フリーズ、アンド リビジット イット ネクスト クォーター 固定でいきましょう。来四半期に見直します。

“weigh the pros and cons” で評価の段階に入ったことが示されています。

“Let’s go with 〜” は決定を告げる定番フレーズです。

場面4|合意の確認と役割分担

決まった内容を全員で確認し、誰が動くかをはっきりさせます。

沈黙を賛成と決めつけず、ひと言ずつ意思を確かめます。

英語 読み方 日本語訳
A: So, to confirm, we’ll freeze specs two weeks out. ソー、トゥ コンファーム、ウィル フリーズ スペックス トゥー ウィークス アウト 確認です。リリースの2週間前に仕様を固定します。
A: Is everyone comfortable with that? イズ エブリワン カンファタブル ウィズ ザット それで全員納得していますか?
C: Works for me. ワークス フォー ミー 私は問題ありません。
A: Who will own the new rule, and by when? フー ウィル オウン ザ ニュー ルール、アンド バイ ホエン この新ルールは誰が担当で、いつまでですか?
B: I’ll write it up by Friday and share it. アイル ライト イット アップ バイ フライデー アンド シェア イット 金曜までにまとめて共有します。

“to confirm” で締めの確認に入る合図になります。

担当と期限を口に出すことで、決定が実行に移ります。

会話で使える相づち・つなぎ表現

議論の途中で、相手の発言を受け止める短い表現も役立ちます。

うまく挟むと、会話が途切れずに流れます。

英語 読み方 日本語訳
That makes sense. ザット メイクス センス なるほど、筋が通っています。
Let me build on that. レット ミー ビルド オン ザット それに付け足させてください。
I see where you’re coming from. アイ シー ホエア ユア カミング フロム あなたの考えの背景は分かります。
Can you walk me through that? キャン ユー ウォーク ミー スルー ザット それを順を追って説明してもらえますか?
Let’s park that for now. レッツ パーク ザット フォー ナウ それは一旦保留にしましょう。

“build on that” は他人の案に乗っかって発展させるときに便利です。

“park that” は脱線しそうな話題を後回しにする言い回しです。

想定シーン|納期遅れをどう挽回するか

もう一つ、納期が遅れたプロジェクトの会話を見てみましょう。

原因の確認から挽回策の決定までを、短く再現します。

英語 読み方 日本語訳
A: We’re behind schedule. What’s driving the delay? ウィアー ビハインド スケジュール。ホワッツ ドライビング ザ ディレイ 予定より遅れています。何が遅延の原因ですか?
C: Two team members were out sick last week. トゥー チーム メンバーズ ワー アウト シック ラスト ウィーク 先週、2人が病欠でした。
A: Let’s prioritize. What can we drop without hurting quality? レッツ プライオリタイズ。ホワット キャン ウィ ドロップ ウィズアウト ハーティング クオリティ 優先順位をつけましょう。品質を落とさず削れるものは?
B: We could push the non-essential features to phase two. ウィ クッド プッシュ ザ ノンエッセンシャル フィーチャーズ トゥ フェイズ トゥー 必須でない機能を第2段階に回せます。
A: Agreed. Let’s lock that and update the client today. アグリード。レッツ ロック ザット アンド アップデイト ザ クライアント トゥデイ 賛成です。それで確定し、今日中に顧客へ連絡しましょう。

このように「原因確認→優先順位→削る対象の決定→関係者への連絡」と運ぶと前に進みます。

遅れたときほど、決定を早く下して共有することが効いてきます。

よくある質問

問題解決の会話はどう切り出せばいい?

解決策より先に課題の定義から入ります。

“Let’s figure out why …” や “Can we define the problem clearly?” が自然です。

相手の意見に乗っかって発展させる表現は?

“Let me build on that.” が便利です。

否定せずに自分の案を重ねられます。

脱線した話題を止めたいときは?

“Let’s park that for now.” と言うと、角を立てずに後回しにできます。

会話を決定で締めるには?

“Let’s go with …” で案を決め、”Who will own this, and by when?” で担当と期限を確認します。

まとめ

問題解決の会話は、決まった流れに沿うだけでぐっと進めやすくなります。

  • 課題の定義から始め、認識を全員でそろえる。
  • “Why” を重ねて原因を掘り、長所と短所を比べて決める。
  • 最後に担当と期限を確認し、決定を実行に移す。

あとは、こうした場面で使うフレーズや単語を別途まとめて覚えておくと、会話がさらに滑らかになります。

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