インドネシア語の財務計画頻出単語|予算・コストのボキャブラリー

インドネシア語

インドネシア語の財務資料を前にして、単語の意味が取れずに固まってしまう。そんな悩みを持つ方へ。

財務のインドネシア語は、頻出単語をまとめて押さえるだけで読みやすさが大きく変わります。

この記事では、会計・予算で繰り返し出てくる単語をサブテーマ別に整理しました。

  • 予算策定・コスト管理・予実差異の基本語
  • キャッシュフロー・損益・財務諸表に関する語
  • 投資判断・承認プロセスで使う語

インドネシア語には英語由来の財務用語(investasi、margin など)も多く、英語の知識がそのまま活きる場面が少なくありません。

各表は、左からインドネシア語・読み方(カタカナ読み)・日本語訳の順です。

予算・予測の基本単語

まずは予算会議の土台になる単語からです。

「予算」「予測」「実績」の3語は、財務の会話の中心になります。

インドネシア語 読み方(カタカナ読み) 日本語訳
anggaran アンガラン 予算
perkiraan プルキラアン 予測・見通し
realisasi レアリサシ 実績値
estimasi エスティマシ 見積り・概算
alokasi アロカシ 配分
tahun fiskal タフン フィスカル 会計年度
kuartal クアルタル 四半期
dasar acuan ダサル アチュアン 基準値・ベースライン
asumsi アスムシ 前提・想定
proyeksi プロイェクシ 予測・見込み

「perkiraan」と「proyeksi」はどちらも予測ですが、proyeksi はより長期の見込みに使われます。

「tahun fiskal(会計年度)」は企業ごとに開始月が異なります。

インドネシアの政府会計は1月始まりが基本で、民間企業も多くがこれに合わせます。

コスト・経費の単語

コスト管理では、費用の種類を表す単語が欠かせません。

固定費と変動費の区別は、インドネシア語でも頻繁に問われます。

インドネシア語 読み方(カタカナ読み) 日本語訳
biaya ビアヤ 原価・費用
pengeluaran プングルアラン 経費・支出
biaya tetap ビアヤ トゥタップ 固定費
biaya variabel ビアヤ ヴァリアベル 変動費
biaya overhead ビアヤ オフルヘッ 間接費
biaya rutin ビアヤ ルティン 継続的な費用
biaya sekali saja ビアヤ スカリ サジャ 一度きりの費用
penghematan biaya プンゲマタン ビアヤ コスト削減
belanja ブランジャ 支出・出費
penghematan プンゲマタン 節約額

「biaya overhead(間接費)」は家賃や光熱費など、特定の製品に紐づかない費用を指します。

「biaya tetap」は売上が増減しても変わらない費用です。

一方「biaya variabel」は生産量に応じて増減するので、両者の区別はコスト分析の出発点になります。

予実差異の単語

予実レビューで差異を語るときの単語です。

差の方向と評価を表す語をセットで覚えると、報告がスムーズになります。

インドネシア語 読み方(カタカナ読み) 日本語訳
selisih スリシ 差異(予算と実績の差)
melebihi anggaran ムルビヒ アンガラン 予算超過
di bawah anggaran ディ バワ アンガラン 予算未満
selisih menguntungkan スリシ ムングントゥンカン 有利差異
selisih merugikan スリシ ムルギカン 不利差異
ketidaksesuaian クティダッススアイアン 食い違い・不一致
kekurangan ククランガン 不足・未達
surplus スルプルス 余剰・黒字分
pos anggaran ポス アンガラン 項目・費目
rekonsiliasi レコンシリアシ 突き合わせ・照合

「rekonsiliasi(照合)」は、帳簿と実際の数字を突き合わせる作業で必ず使われます。

「kekurangan(不足)」と「surplus(余剰)」は対になる単語です。

目標に届かなければ kekurangan、上回れば surplus と、結果を一言で表せます。

キャッシュフロー・資金の単語

資金繰りに関する単語は、利益とは別の概念として押さえます。

黒字でも資金が不足する状況を理解するうえで欠かせません。

インドネシア語 読み方(カタカナ読み) 日本語訳
arus kas アルス カス 資金繰り・現金収支
likuiditas リクイディタス 流動性(資金の余裕)
modal kerja モダル クルジャ 運転資金
arus kas masuk アルス カス マスッ 収入・流入
arus kas keluar アルス カス クルアル 支出・流出
cadangan チャダンガン 準備金・積立
piutang ピウタン 売掛金
utang ウタン 買掛金・負債
laju pengeluaran kas ラジュ プングルアラン カス 資金燃焼率
sisa waktu dana シサ ワクトゥ ダナ 資金が尽きるまでの期間

「laju pengeluaran kas」と「sisa waktu dana」はスタートアップ財務でよく使われ、資金の持ち時間を表します。

「piutang(売掛金)」と「utang(買掛金)」は方向が逆です。

受け取る予定のお金が piutang、支払う予定のお金が utang と覚えると混同しません。

損益・財務諸表の単語

損益や財務諸表に関する単語は、決算の理解に直結します。

利益の段階を表す語を区別できると、数字の読み方が深まります。

インドネシア語 読み方(カタカナ読み) 日本語訳
pendapatan プンダパタン 収益・売上高
laba ラバ 利益
rugi ルギ 損失
margin kotor マルジン コトル 粗利率
laba bersih ラバ ブルシ 純利益
hasil akhir ハシル アヒル 最終損益
titik impas ティティッ インパス 損益分岐
neraca ヌラチャ 貸借対照表
laporan laba rugi ラポラン ラバ ルギ 損益計算書
penyusutan プニュストゥタン 減価償却

「hasil akhir」は損益計算書の最後に残る数字、つまり最終損益を指す表現です。

「pendapatan」が一番上の行に来る売上高です。

pendapatan から費用を引いていき、最後に残るのが laba bersih という対比になります。

投資・承認プロセスの単語

投資判断と予算承認の場面で使う単語です。

リターンや回収を表す語は、提案の説得力を左右します。

インドネシア語 読み方(カタカナ読み) 日本語訳
investasi インヴェスタシ 投資
pengembalian investasi プングンバリアン インヴェスタシ 投資利益率(ROI)
periode pengembalian プリオデ プングンバリアン 回収期間
belanja modal ブランジャ モダル 設備投資
pendanaan プンダナアン 資金提供・予算
persetujuan プルストゥジュアン 承認
otorisasi オトリサシ 承認・許可・決裁
dana cadangan ダナ チャダンガン 予備費
balik modal バリッ モダル 元が取れる・損益分岐
profitabilitas プロフィタビリタス 収益性

「dana cadangan(予備費)」は、想定外の支出に備えて予算に組み込む余裕分を指します。

「balik modal」は口語で頻出し、「投資した分を取り戻した」という意味で会話によくのぼります。

税務・銀行・資金調達の単語

財務の話題は、税金や借入の単語も避けて通れません。

資金をどう集めるかを表す語を押さえると、経営の議論が読みやすくなります。

インドネシア語 読み方(カタカナ読み) 日本語訳
pajak パジャッ 税金
sebelum pajak スブルム パジャッ 税引き前の
setelah pajak ストゥラ パジャッ 税引き後の
potongan ポトンガン 控除・割引
pinjaman ピンジャマン 融資・借入
suku bunga スク ブンガ 金利
utang ウタン 負債・借金
ekuitas エクイタス 自己資本・株主資本
cicilan チチラン 分割払い
plafon kredit プラフォン クレディッ 融資枠

「utang(負債)」と「ekuitas(自己資本)」は、資金の調達手段を二分する重要な対比です。

借入で集めれば utang、株式で集めれば ekuitas と区別されます。

インドネシアでは PPN(付加価値税)や PPh(所得税)といった税の略称も会話によく出てきます。

会計でよく出る動詞・形容詞

名詞だけでなく、財務の文章でよく使う動詞や形容詞も押さえておきます。

これらが読めると、レポートの主張がつかみやすくなります。

インドネシア語 読み方(カタカナ読み) 日本語訳
mengalokasikan ムンガロカシカン 配分する
memperkirakan ムンプルキラカン 予測する
melebihi ムルビヒ 上回る・超える
mengimbangi ムンギンバンギ 相殺する・釣り合わせる
menyusutkan ムニュストゥッカン 償却する
menguntungkan ムングントゥンカン 黒字の・採算が取れる
hemat biaya ヘマッ ビアヤ 費用対効果の高い
ketat クタッ (資金が)厳しい
memangkas ムマンカス 削減する
merinci ムリンチ 内訳に分解する
membulatkan ke atas ムンブラッカン ク アタス 切り上げる
membulatkan ke bawah ムンブラッカン ク バワ 切り下げる

「mengimbangi(相殺する)」は、ある費用を別の収益で埋め合わせる場面でよく使われます。

「merinci」は数字を内訳に分けるという意味で、会議の質問でも頻出します。

Bisa tolong dirinci biayanya?(費用を内訳に分けてもらえますか)のように使うと、詳細な説明を引き出せます。

よくある質問

Q. realisasi とは何ですか?

A. 予測(perkiraan)に対する「実績値」を指し、実際に達成された数字という意味で会計報告に欠かせません。予実レビューでは anggaran・perkiraan・realisasi の3つをよく比較します。

Q. pendapatan と laba の違いは?

A. pendapatan は売上高(入ってくる総額)で、laba はそこから費用を引いた利益です。最終的な利益は laba bersih(純利益)や hasil akhir と呼ばれます。

Q. belanja modal とは?

A. 設備や機器など長期的に使う資産への投資を指し、日常の経費(biaya operasional)とは区別されます。英語の capital expenditure に当たり、会議では CapEx という略称も通じます。

Q. utang と ekuitas の違いは?

A. utang は借入による資金調達で返済義務があり、ekuitas は株式による資金調達で返済不要な代わりに持分を渡します。財務の健全性を測るうえで両者の比率が重視されます。

Q. piutang と utang はどう見分けますか?

A. piutang は受け取る予定のお金(売掛金)、utang は支払う予定のお金(買掛金・負債)で、「もらう側」が piutang・「払う側」が utang と覚えると混同しません。発音も似ているので、文脈で方向を確認すると安全です。

まとめ

財務のインドネシア語は、サブテーマ別に単語を整理すると一気に読みやすくなります。

  • 予算・予測・実績(anggaran / perkiraan / realisasi)の3語を起点にする。
  • 差異は selisih、方向は melebihi / di bawah anggaran で押さえる。
  • 投資判断は pengembalian investasi と periode pengembalian をセットで覚える。

単語が頭に入ったら、実際の会議で使うフレーズや会話の流れと結びつけて定着させましょう。

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