英語の海外出張ダイアログ|客先訪問・会食の会話例

英語

海外出張の英語は、フレーズ単体を覚えても「実際の流れの中でどう使うか」が分からないと不安が残ります。

これは観光旅行ではなく、商談や客先訪問をこなす業務の渡航です。会話の往復を通しで体に入れておくと、本番で自然に口が動きます。

この記事で分かることは次の3つです。

  • 客先の受付・会議の冒頭・会食という出張の3場面を、実際の会話の流れで確認できる
  • 訪問者と相手担当者の往復で、どのタイミングで何を言うかが分かる
  • 会話の直後に日本語解説があり、なぜその一言が効くのかが理解できる

ここでは出張で訪問する側を You、迎える取引先を Host・受付を Receptionist と表記して、3つの場面を見ていきます。

場面1|客先の受付で訪問を伝える

取引先のオフィスに到着し、受付で取り次ぎを頼む場面です。

約束の時間と相手の名前を伝え、名刺を渡して待ちます。

話者 英語 日本語訳
You Good morning. I have a ten o’clock appointment with Ms. Carter. おはようございます。10時にカーターさんとお約束しています。
Receptionist May I have your name, please? お名前を伺えますか?
You Ken Sato from ABC Corporation. Here’s my card. ABC社のケン・サトウです。こちら名刺です。
Receptionist Thank you. Please have a seat. I’ll let her know you’re here. ありがとうございます。おかけください。到着をお伝えします。
You Thank you. I’m a little early. ありがとうございます。少し早く着きました。
Host Mr. Sato? Thanks for coming. Did you find us okay? サトウさんですね。お越しいただき感謝します。すぐ分かりましたか?
You Yes, the directions were very clear. Thank you. はい、案内が分かりやすかったです。ありがとうございます。
Host Great. Let’s head to the meeting room. よかったです。会議室へ参りましょう。

受付では「約束の時間+相手の名前」をセットで言うと、取り次ぎがスムーズです。

“Did you find us okay?” は道に迷わなかったかを尋ねる定番で、軽く受け答えすれば十分です。

場面2|会議冒頭の挨拶とスモールトーク

会議室に通され、本題に入る前の短い雑談から始める場面です。

遠方から来たことや移動の話題は、無難で会話を温めやすいネタです。

話者 英語 日本語訳
Host Can I get you some coffee or water? コーヒーかお水はいかがですか?
You Coffee would be great, thank you. コーヒーをいただけると助かります。
Host How was your flight? You came from Tokyo, right? フライトはいかがでしたか?東京からですよね?
You Yes, it was long but smooth. I arrived yesterday evening. はい、長旅でしたが順調でした。昨夜着きました。
Host Glad to hear it. It’s great to finally meet in person. それは何よりです。ようやく直接お会いできてうれしいです。
You Likewise. Thank you for making time during my short stay. こちらこそ。短い滞在中にお時間をいただき感謝します。
Host Of course. Shall we get started with the agenda? もちろんです。では議題から始めましょうか?
You Sure. I’ve prepared a short presentation to walk you through. はい。ご説明用に短い資料を用意してきました。

“It’s great to finally meet in person.” は、メールや電話で接点があった相手への鉄板の挨拶です。

スモールトークは長く続ける必要はなく、相手が “Shall we get started?” と促したら自然に本題へ移ります。

場面3|ビジネスディナーで会話する

会議のあと、取引先に会食へ招かれた場面です。

料理への感想や相手への質問を交え、仕事一辺倒にならない会話を心がけます。

話者 英語 日本語訳
Host I hope you like seafood. This place is known for it. シーフードがお好きだといいのですが。ここは有名なんです。
You I love it. Thank you for choosing such a nice restaurant. 大好きです。素敵なお店を選んでいただき感謝します。
Host What would you recommend? You should try the local specialty. 何がおすすめですか、と言いたいところですが、地元の名物をぜひ。
You I’ll have that, then. By the way, how long have you been with the company? ではそれにします。ところで、御社にはどのくらいお勤めですか?
Host About ten years now. I started in sales. もう10年ほどです。営業から始めました。
You That’s impressive. I’d love to hear more about the market here. すごいですね。こちらの市場についてもっと伺いたいです。
Host Happy to. Let’s keep in touch after you head back. 喜んで。ご帰国後も連絡を取り合いましょう。
You Definitely. And please, let me get the next round. ぜひ。それと、次は私に持たせてください。

相手の経歴を尋ねる “How long have you been with the company?” は、会食の会話を広げる便利な質問です。

“Let me get the next round.” のように支払いに軽く触れると、礼儀正しい印象を残せます。

出張の会話で押さえたい3つのコツ

3つの場面に共通する、出張ならではの会話の動き方を整理します。

フレーズの暗記だけでなく、この型を意識すると会話が安定します。

コツ 使うフレーズの例 日本語訳
受付では用件を即答する I have a ten o’clock appointment with Ms. Carter. 10時にカーターさんと約束しています。
初対面の挨拶を一言で It’s great to finally meet in person. ようやく直接お会いできてうれしいです。
スモールトークは短く切り上げる Shall we get started with the agenda? 議題から始めましょうか?
会食で相手に関心を示す How long have you been with the company? 御社にはどのくらいお勤めですか?
支払いに軽く触れる Let me get the next round. 次は私に持たせてください。
帰国後の継続を約束する Let’s keep in touch after you head back. 帰国後も連絡を取り合いましょう。

出張は短期決戦なので、温めと本題の切り替えを素早く行うと時間を有効に使えます。

オンラインで事前にアポを調整する一場面

渡航前に、Web会議で訪問日時をすり合わせる場面です。

滞在期間を伝え、相手の都合に合わせて時間を決めていきます。

話者 英語 日本語訳
You I’ll be in your city next week for business. 来週、出張でそちらに伺います。
Host That’s great timing. When would you like to meet? ちょうどよいですね。いつお会いしましょう?
You I’m free Tuesday or Wednesday afternoon. 火曜か水曜の午後が空いています。
Host Wednesday at two works for us. 水曜の2時でしたら大丈夫です。
You Perfect. I’ll send the agenda ahead of my trip. 承知しました。出張前に議題をお送りします。
Host Sounds good. See you next week. 了解です。来週お会いしましょう。

“I’ll be in your city next week for business.” と切り出すと、訪問の意図がすぐ伝わります。

候補日を2つ示してから相手に選んでもらうと、調整がスムーズに進みます。

よくある質問

出張のダイアログはどう練習すればいいですか?

自分の役(訪問者)のセリフだけを音読して、口になじませるのがおすすめです。

受付・会議・会食の流れを通しで練習すると、本番でも順番が崩れにくくなります。

会議前のスモールトークは何を話せばいいですか?

フライトや到着のタイミングなど、移動にまつわる話題が無難です。

“How was your flight?” と聞かれたら短く答え、相手が促したら本題に移ります。

会食で沈黙してしまったらどうすればいいですか?

“How long have you been with the company?” のように相手の経歴を尋ねると会話が動きます。

地元の市場や食文化への関心を示すのも、自然に話を広げる手です。

出張前のアポ調整で気をつけることは?

滞在期間を先に伝え、候補日を複数示してから相手に選んでもらいます。

“I’ll send the agenda ahead of my trip.” と添えると、当日の話が早く進みます。

まとめ

海外出張の英会話は、フレーズ単体ではなく一連の会話の流れで覚えると本番で動けます。

  • 受付では用件を即答し、会議冒頭は短い挨拶からスモールトークへ。
  • 会食では相手に関心を示し、支払いや帰国後の継続にも軽く触れる。
  • 渡航前のオンライン調整で日程と議題を固め、短い滞在を最大化する。

会話の型が身についたら、出張でよく出る単語をまとめて押さえておくと、さらに言葉が出やすくなります。

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