スウェーデン語の会議で問題解決の話になると、肝心の単語が出てこない。そんな悩みを持つ方へ。
問題解決や意思決定には、その場でよく出る決まった語彙があります。
スウェーデン語は英語からの外来語(problem, risk など)も多く、覚えやすい単語が少なくありません。
この記事で分かることは次の3つです。
- 課題定義・原因分析・意思決定など場面別の頻出単語
- 会議で「使える」レベルまで意味を絞った訳と読み方
- 名詞・動詞・形容詞をバランスよく押さえる覚え方
単語はサブテーマごとに分けてあります。
まず気になる場面から拾い、少しずつ全体を埋めていくのがおすすめです。
課題・問題を表す単語
最初に、問題そのものを指す基本語をそろえます。
似た語でもニュアンスが違うので、訳と合わせて覚えます。
| スウェーデン語 | 読み方(カタカナ発音) | 日本語訳 |
|---|---|---|
| fråga | フローガ | 課題、論点 |
| problem | プロブレーム | 問題 |
| utmaning | ウートマーニング | 困難な課題 |
| hinder | ヒンデル | 障害、妨げ |
| flaskhals | フラスクハルス | 進行を妨げる箇所 |
| symptom | シンプトム | 症状、表面的な現れ |
| omfattning | オムファットニング | 範囲 |
| begränsning | ベグレンスニング | 制約 |
fråga は「問題点・論点」をやわらかく指せ、会議で使いやすい語です。
flaskhals は本来「瓶の首」で、全体の流れを詰まらせる箇所を表します。
symptom を orsak(原因)と混同すると対症療法に陥るので区別が大切です。
原因分析に使う単語
次は、なぜ起きたのかを掘り下げる場面の語彙です。
「原因」と「要因」の違いを意識すると会話が正確になります。
| スウェーデン語 | 読み方(カタカナ発音) | 日本語訳 |
|---|---|---|
| grundorsak | グルンドオーシャク | 根本原因 |
| orsak | オーシャク | 原因 |
| faktor | ファクトル | 要因 |
| analys | アナリュース | 分析 |
| antagande | アンターガンデ | 仮定、思い込み |
| hypotes | ヒューポテース | 仮説 |
| bevis | ベヴィース | 証拠、根拠 |
| mönster | ムンステル | 傾向、繰り返し |
| samband | サムバンド | 相関、関連 |
grundorsak は問題解決で最も頻出する複合語の一つです。
antagande は確かめていない前提で、議論の落とし穴になりがちです。
hypotes は検証する前提として置く仮説で、分析の出発点になります。
選択肢・解決策を表す単語
対策の候補を出し合う段階で使う語をまとめます。
「案」を表す語は複数あり、場面で使い分けます。
| スウェーデン語 | 読み方(カタカナ発音) | 日本語訳 |
|---|---|---|
| alternativ | アルテルナティーヴ | 選択肢 |
| lösning | ルースニング | 解決策 |
| förslag | フォシュラーグ | 提案 |
| angreppssätt | アングレップスセット | 取り組み方 |
| provisorisk lösning | プロヴィソーリスク ルースニング | 暫定的な回避策 |
| åtgärd | オートイェード | 対策、措置 |
| idé | イデー | アイデア |
| brainstorma | ブレインストルマ | 案を出し合う |
provisorisk lösning は根本解決でない一時しのぎを指す実務語です。
åtgärd は問題への正式な対策・措置を表す、ややかための語です。
angreppssätt は具体策でなく、取り組む「やり方・方針」を指します。
評価・比較に使う単語
出た案を見比べる場面の語彙です。
長所と短所をセットで言える語を押さえます。
| スウェーデン語 | 読み方(カタカナ発音) | 日本語訳 |
|---|---|---|
| för- och nackdelar | フール オク ナックデーラル | 長所と短所 |
| avvägning | アーヴヴェーグニング | 両立しない要素の取捨 |
| kriterier | クリテーリエル | 評価基準 |
| fördel | フューデール | 利点 |
| nackdel | ナックデール | 欠点 |
| genomförbarhet | イェーノムフョルバルヘート | 実現可能性 |
| påverkan | ポーヴェルカン | 影響 |
| effektivitet | エフェクティヴィテート | 効果、効率 |
kriterier は複数形で、単数は kriterium になる点に注意します。
avvägning は何かを得れば何かを失う関係を一語で表せる便利な語です。
genomförbarhet は「実行できるかどうか」を問う場面でよく登場します。
優先順位づけの単語
着手順を決める場面で出る語をまとめます。
緊急度と重要度を表す形容詞も合わせて覚えます。
| スウェーデン語 | 読み方(カタカナ発音) | 日本語訳 |
|---|---|---|
| prioritet | プリオリテート | 優先事項 |
| brådskande | ブロードスカンデ | 緊急の |
| kritisk | クリーティスク | 重大な |
| snabb vinst | スナッブ ヴィンスト | すぐ成果が出る施策 |
| backlogg | バックログ | 未処理の作業一覧 |
| milstolpe | ミールストルペ | 重要な節目 |
| deadline | デッドライン | 締め切り |
| obetydlig | オーベテューードリグ | 些細な |
snabb vinst は早く効果が出る案を指し、優先づけでよく登場します。
意思決定の単語
最終的に決める場面の語彙です。
「決める」「結論」を表す動詞と名詞をそろえます。
| スウェーデン語 | 読み方(カタカナ発音) | 日本語訳 |
|---|---|---|
| beslut | ベスルート | 決定 |
| besluta | ベスルータ | 決める |
| dra slutsats | ドラー スルートサッツ | 結論づける |
| slutföra | スルートフョーラ | 最終決定する、仕上げる |
| förbinda sig | フョルビンダ シグ | 確約する |
| motivering | モティヴェーリング | 根拠、理由づけ |
| bedömning | ベドゥムニング | 判断 |
| ställningstagande | ステルニングスターガンデ | 立場の表明、態度決定 |
motivering は決定の「なぜ」を説明するときに重宝する名詞です。
合意形成の単語
関係者の納得を得る場面で使う語です。
賛成・反対・歩み寄りを表す語をまとめて押さえます。
| スウェーデン語 | 読み方(カタカナ発音) | 日本語訳 |
|---|---|---|
| konsensus | コンセンスス | 総意、合意 |
| överenskommelse | ウーヴェレンスコンメルセ | 合意、取り決め |
| kompromiss | コンプロミス | 妥協、歩み寄り |
| förankring | フョルアンクリング | 賛同の浸透、根回し |
| intressent | イントレッセント | 利害関係者 |
| enas | エーナス | 足並みをそろえる、一致する |
| invändning | インヴェンドニング | 異議 |
| medelväg | メーデルヴェーグ | 落としどころ |
förankring は関係者の納得を組織に浸透させることを指すスウェーデンらしいビジネス語です。
リスク・不確実性の単語
決定に伴う危険を語る場面の語彙です。
起こりやすさと影響を表す語を合わせて覚えます。
| スウェーデン語 | 読み方(カタカナ発音) | 日本語訳 |
|---|---|---|
| risk | リスク | 危険、リスク |
| osäkerhet | オーセーケルヘート | 不確実性 |
| sannolikhet | サンノリークヘート | 起こりやすさ、確率 |
| beredskap | ベレードスカープ | 不測の事態への備え |
| reservplan | レセルヴプラーン | 代替手段、予備計画 |
| riskreducering | リスクレドゥセーリング | 軽減策 |
| konsekvens | コンセクヴェンス | 結果、影響の度合い |
| värsta fall | ヴェシュタ ファル | 最悪の場合 |
riskreducering はリスクを完全に消すのでなく、和らげる対策を指します。
beredskap は不測の事態に備えた予備の計画や態勢を表します。
sannolikhet は確率を表す名詞で、日常会話でもよく使われます。
実行・フォローアップの単語
決めた後に動かす場面の語彙です。
担当や進捗を表す語で、決定を実行につなげます。
| スウェーデン語 | 読み方(カタカナ発音) | 日本語訳 |
|---|---|---|
| åtgärdspunkt | オートイェーズプンクト | やるべき作業項目 |
| ansvarig | アンスヴァーリグ | 担当者 |
| genomföra | イェーノムフョーラ | 実行する |
| följa upp | フュリャ ウップ | 後追いする |
| bevaka | ベヴァーカ | 進捗を追う、監視する |
| eskalera | エスカレーラ | 上位者へ引き上げる |
| se över | セー ウーヴェル | 見直す |
| resultat | レスルタート | 成果、結果 |
eskalera は自分たちで決められない件を上位者に判断を仰ぐ語です。
議論・会議進行の単語
問題解決は会議の場で進むため、進行に関わる語も外せません。
議論を整理したり前に進めたりする動詞を押さえます。
| スウェーデン語 | 読み方(カタカナ発音) | 日本語訳 |
|---|---|---|
| dagordning | ダーゴードニング | 議題 |
| förtydliga | フョルテューードリガ | はっきりさせる |
| sammanfatta | サンマンファッタ | 要約する |
| återblick | オーテルブリック | 要点の振り返り |
| perspektiv | ペルスペクティーヴ | 視点、見方 |
| ståndpunkt | ストーンドプンクト | 立場 |
| synpunkt | シューンプンクト | 意見 |
| slutsats | スルートサッツ | 結論、要点 |
återblick は会議の最後に決定事項を手短に振り返るときに使います。
slutsats は「持ち帰るべき結論」で、締めの場面で頻出します。
覚え方のコツ
単語は単体より、場面とセットにすると定着します。
たとえば grundorsak は Låt oss komma till grundorsaken. と一文で覚えます。
| スウェーデン語 | 読み方(カタカナ発音) | 日本語訳 |
|---|---|---|
| Låt oss komma till grundorsaken. | ロート オス コンマ ティル グルンドオーシャーケン | 根本原因にたどり着きましょう。 |
| Vilka avvägningar finns det? | ヴィルカ アーヴヴェーグニンガル フィンス デット | トレードオフは何ですか? |
| Vi behöver förankring hos intressenterna. | ヴィ ベフューヴェル フョルアンクリング ホス イントレッセンテルナ | 関係者の賛同が必要です。 |
| Vem är ansvarig för den här åtgärdspunkten? | ヴェム エール アンスヴァーリグ フール デン ヘール オートイェーズプンクテン | この作業項目の担当は誰ですか? |
名詞だけでなく、相性のいい動詞ごと覚えると会話で取り出しやすくなります。
よくある質問
Q. 「課題」を表すスウェーデン語の使い分けは?
A. fråga はやわらかく汎用的、problem は明確な問題、utmaning は前向きに取り組む困難という違いがあります。会議では fråga が無難です。
Q. 「根本原因」はスウェーデン語で何と言う?
A. grundorsak です。grund(土台)+ orsak(原因)の複合語で、Vad är grundorsaken?(根本原因は何ですか)のように使います。
Q. 「賛同を得る」を表す語は?
A. förankring という名詞が便利です。Vi behöver förankring hos teamet.(チームの賛同が必要です)のように使い、組織に納得を浸透させる意味合いがあります。
Q. 単語が会議で出てこないときの対策は?
A. 単体でなく、よく使う一文ごと覚えておきます。動詞と名詞をセットにすると、必要な場面で取り出しやすくなります。
まとめ
問題解決の語彙は、場面ごとに整理して覚えると本番で迷いません。
- 課題・原因・選択肢・決定・リスクの場面別に分けて押さえる。
- grundorsak や förankring など複合語は実務で頻出する。
- 単語は相性のいい動詞ごと、一文で覚えると定着する。
あとは、覚えた単語を実際のフレーズや会話の中で使ってみると、記憶に残りやすくなります。
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