英語面接で「どう答えればいいか分からない」と感じる方へ。
面接は、面接官と応募者のやり取りに「定番の流れ」があります。会話の往復ごと覚えてしまうのが近道です。
この記事で分かることは次の3つです。
- 面接の典型的な3場面(序盤・職歴と志望動機・終盤)の会話例
- 各質問への回答を、なぜそう答えると良いのかという解説
- 答えづらい質問(弱み・退職理由・空白期間)のかわし方
会話は面接官と応募者の往復で示します。声に出して練習しながら読み進めてください。
場面1|面接の序盤(アイスブレイクと自己紹介)
面接の冒頭は、軽い雑談から始まることが多くあります。
緊張をほぐすための質問なので、短く前向きに返すのがコツです。
| 話者 | 英語 | 日本語訳 |
|---|---|---|
| 面接官 | Hi, thanks for coming in. Did you find us okay? | こんにちは、お越しいただきありがとうございます。場所はすぐ分かりましたか? |
| 応募者 | Yes, thank you. The directions were very clear. | はい、ありがとうございます。案内がとても分かりやすかったです。 |
| 面接官 | Great. Could you start by telling me a little about yourself? | では、まずご自身について少し教えていただけますか? |
| 応募者 | Of course. I’m a marketing coordinator with five years of experience. | もちろんです。マーケティングを5年経験してきたコーディネーターです。 |
| 応募者 | I specialize in digital campaigns and data analysis. | デジタル施策とデータ分析を得意としています。 |
“Tell me about yourself” は経歴の朗読を求めているわけではありません。
現職と得意分野を2〜3文にまとめ、職務に関係する部分だけ話すと好印象です。
場面2|職歴と志望動機を深掘りされる
面接の中盤では、職歴と志望動機が掘り下げられます。
実績は数字で、志望動機はその会社ならではの理由で答えると説得力が出ます。
| 話者 | 英語 | 日本語訳 |
|---|---|---|
| 面接官 | Can you tell me about a project you’re proud of? | 誇りに思う案件について教えてもらえますか? |
| 応募者 | Sure. I led a campaign that increased online sales by 25%. | はい。オンライン売上を25%伸ばした施策を主導しました。 |
| 面接官 | Impressive. How did you achieve that? | 素晴らしいですね。どうやって達成したのですか? |
| 応募者 | I analyzed customer data and focused our budget on the best channels. | 顧客データを分析し、効果の高いチャネルに予算を集中しました。 |
| 面接官 | And why are you interested in our company? | では、なぜ当社に関心をお持ちなのですか? |
| 応募者 | I admire your focus on sustainable products, and I’d like to contribute. | 御社の持続可能な製品への注力に共感しており、貢献したいです。 |
“How did you achieve that?” は行動の中身を確認する質問です。
結果だけで終わらせず、自分が取った具体的な行動を一文加えると深みが出ます。
志望動機では、その会社の事業や方針に触れると、使い回しの答えに聞こえません。
場面3|面接の終盤(逆質問と締め)
終盤には、応募者から質問する時間が設けられます。
仕事内容やチームへの質問は、入社後を具体的にイメージしている証拠になります。
| 話者 | 英語 | 日本語訳 |
|---|---|---|
| 面接官 | Do you have any questions for us? | 何かこちらに質問はありますか? |
| 応募者 | Yes. How do you measure success in this role? | はい。この職務では何をもって成果と判断しますか? |
| 面接官 | Mainly through project results and teamwork. | 主に案件の成果とチームワークで見ています。 |
| 応募者 | That makes sense. What are the next steps in the process? | なるほどです。選考の次のステップを教えてください。 |
| 面接官 | We’ll be in touch within a week. | 1週間以内にご連絡します。 |
| 応募者 | Thank you for your time. I’m very interested in this role. | お時間をありがとうございました。この職務に強く関心があります。 |
“Do you have any questions?” に “No” と答えると、関心が薄い印象を与えます。
最低でも2つは質問を用意しておき、最後に意欲をひと言添えて締めます。
答えづらい質問への返し方|弱み
弱みを聞かれると、つい言葉に詰まりがちです。
致命的でない弱みを一つ挙げ、改善の取り組みまで話すのが定石です。
| 話者 | 英語 | 日本語訳 |
|---|---|---|
| 面接官 | What would you say is your biggest weakness? | 最大の弱みは何だと思いますか? |
| 応募者 | I used to take on too many tasks myself. | 以前は仕事を抱え込みがちでした。 |
| 応募者 | Now I delegate more and trust my team. | 今はもっと任せて、チームを信頼するようにしています。 |
| 面接官 | How has that change worked out? | その変化はうまくいっていますか? |
| 応募者 | Very well. The team is more motivated, and I focus on priorities. | 順調です。チームの意欲が上がり、私は優先業務に集中できています。 |
弱みの質問は、自己認識と改善力を見るためのものです。
「課題→対策→現在の状態」の順で話すと、前向きな印象に変わります。
答えづらい質問への返し方|退職理由
退職理由は、前職の不満を並べると印象を損ねます。
過去への不満ではなく、未来への期待として言い換えるのがコツです。
| 話者 | 英語 | 日本語訳 |
|---|---|---|
| 面接官 | Why are you leaving your current job? | なぜ現職を離れるのですか? |
| 応募者 | I’ve learned a lot there, and I’m grateful for it. | 多くを学べて感謝しています。 |
| 応募者 | Now I’m looking for new challenges in a global environment. | 今はグローバルな環境で新しい挑戦をしたいと考えています。 |
| 面接官 | What kind of challenges are you hoping for? | どんな挑戦を望んでいますか? |
| 応募者 | I’d like to work more directly with international clients. | 海外の顧客とより直接的に仕事をしたいです。 |
前職への感謝を一言添えると、人柄への信頼につながります。
退職理由は「感謝→前向きな目的」の流れにすると、角が立ちません。
答えづらい質問への返し方|空白期間
職歴の空白期間も、よく聞かれる質問の一つです。
その期間に何をしていたかを、前向きな活動として説明します。
| 話者 | 英語 | 日本語訳 |
|---|---|---|
| 面接官 | I see a gap in your resume. What were you doing then? | 履歴書に空白期間がありますね。その間は何を? |
| 応募者 | I took time to study for an English certification. | 英語の資格取得のために学習する時間を取りました。 |
| 応募者 | I also did some freelance work to keep my skills sharp. | スキルを保つため、フリーランスの仕事もしていました。 |
| 面接官 | That’s good to hear. Did you reach your goal? | それは良いですね。目標は達成しましたか? |
| 応募者 | Yes, I passed the test and improved my business English. | はい、試験に合格し、ビジネス英語も伸ばせました。 |
空白期間は隠すより、学びや準備の時間だったと正直に話す方が信頼されます。
資格取得や学習など、具体的な成果を一つ挙げると説得力が増します。
給与・条件について聞かれたとき
給与の希望を尋ねられる場面もあります。
即答しづらいときは、相場や役割に応じて柔軟に応じる姿勢を示します。
| 話者 | 英語 | 日本語訳 |
|---|---|---|
| 面接官 | What are your salary expectations? | 希望の給与額はありますか? |
| 応募者 | I’m open to discussion based on the role and responsibilities. | 職務と責任に応じて相談させていただきたいです。 |
| 応募者 | Could you share the range you have in mind? | 御社で想定されている範囲を伺えますか? |
| 面接官 | We’re looking at a competitive package for this level. | このレベルにふさわしい条件を考えています。 |
先に金額を断言せず、相手の想定範囲を尋ねると交渉の余地が残せます。
よくある質問
“Tell me about yourself” にはどう答える?
経歴の朗読ではなく、現職と得意分野を2〜3文にまとめます。
“I’m a marketing coordinator with five years of experience.” のように、職務に関係する部分だけ話すと好印象です。
退職理由はどう答えるのが無難?
前職の不満ではなく、未来への期待として言い換えます。
“I’m looking for new challenges in a global environment.” のように前向きな目的にすると角が立ちません。
逆質問で “No” と答えてもいい?
避けた方が無難です。関心が薄い印象を与えてしまいます。
仕事内容や評価基準に関する質問を、最低2つは用意しておきます。
給与の希望を聞かれたら?
即答せず、職務に応じて相談したい旨を伝えます。
“Could you share the range you have in mind?” と相手の想定を尋ねると交渉の余地が残ります。
まとめ
英語面接は、質問と回答の往復をパターンとして覚えておくと落ち着いて臨めます。
- 自己紹介は経歴の朗読でなく、得意分野を2〜3文にまとめる。
- 弱みや退職理由は、対策や未来への期待として前向きに言い換える。
- 逆質問は最低2つ用意し、最後に意欲をひと言添えて締める。
あとは、面接でよく出る単語をまとめて覚えておくと、本番で会話がさらにスムーズになります。
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