スペイン語のビジネス電話フレーズ|取次ぎ・伝言の表現

スペイン語

スペイン語のビジネス電話になると、相手の顔が見えないぶん身構えてしまう。そんな悩みを持つ方へ。

電話応対は、場面ごとの「型」を先に押さえておくと、本番でも落ち着いて言葉が出てきます。

この記事で分かることは次の3つです。

  • 名乗り・取次・不在対応・伝言・折り返しといった場面別の定番フレーズ
  • 聞き取れないときの聞き返しや、最後の確認に使う言い回し
  • かける側・受ける側の両方の立場での自然なスペイン語表現

説明は日本語、フレーズはスペイン語のまま、カタカナの読み方と日本語訳を添えて整理します。

地域差にも軽く触れますが、ここではスペイン本国とラテンアメリカのどちらでも通じる丁寧な言い方を中心にまとめます。

電話に出る・名乗るフレーズ

まずは、かかってきた電話に出る最初のひと言です。

会社名と自分の状況を先に伝えると、相手も用件を切り出しやすくなります。

スペイン語 読み方 日本語訳
Comercial ABC, ¿en qué puedo ayudarle? コメルシアル アー ベー セー、エン ケ プエド アユダルレ? ABC商事です、ご用件を承ります。
Buenos días, le atiende Marta Gómez. ブエノス ディアス、レ アティエンデ マルタ ゴメス おはようございます、担当のマルタ・ゴメスです。
Gracias por llamar a Comercial ABC. グラシアス ポル ジャマル ア コメルシアル アー ベー セー ABC商事へお電話ありがとうございます。
Buenas tardes, ¿con quién hablo, por favor? ブエナス タルデス、コン キエン アブロ、ポル ファボル? こんにちは、どちら様でしょうか?

「le atiende +名前」は「担当の~が承ります」という、受け手の丁寧な名乗り方です。

相手の名前を確認したいときは「¿con quién hablo?」(どちら様ですか)が柔らかく使えます。

自分から電話をかけるフレーズ

立場を変えて、こちらから取引先に電話をかける場面です。

名乗りと用件を最初にまとめておくと、相手の負担が減ります。

スペイン語 読み方 日本語訳
Buenos días, soy Kenji Sato, de la empresa XYZ. ブエノス ディアス、ソイ ケンジ サト、デ ラ エンプレサ エキス イ グリエガ セタ おはようございます、XYZ社の佐藤健司と申します。
Quisiera hablar con la señora Díaz, por favor. キシエラ アブラル コン ラ セニョーラ ディアス、ポル ファボル ディアスさんをお願いできますか。
Le llamo por el pedido de la semana pasada. レ ジャモ ポル エル ペディド デ ラ セマナ パサダ 先週のご注文の件でお電話しました。
¿Sería posible hablar con el responsable de ventas? セリア ポシブレ アブラル コン エル レスポンサブレ デ ベンタス? 営業のご担当者と話せますでしょうか。

「Le llamo por ~」は「~の件でお電話しました」という、用件を切り出す万能の出だしです。

会社名を伝えるときは「de la empresa ~」を添えると、相手が記録を取りやすくなります。

担当者に取り次ぐフレーズ

名指しされた担当者へつなぐ場面で使うフレーズです。

つなぐ前に用件を確認しておくと、取り次がれた担当者がスムーズに対応できます。

スペイン語 読み方 日本語訳
¿De parte de quién, por favor? デ パルテ デ キエン、ポル ファボル? どちら様でしょうか。
¿Me dice de qué se trata? メ ディセ デ ケ セ トラタ? どのようなご用件でしょうか。
Un momento, por favor, le paso con ella. ウン モメント、ポル ファボル、レ パソ コン エジャ 少々お待ちください、おつなぎします。
No cuelgue, por favor, ahora le atiende. ノ クエルゲ、ポル ファボル、アオラ レ アティエンデ 切らずにお待ちください、ただ今代わります。

「le paso con ~」は「~におつなぎします」という、取次の定番表現です。

「No cuelgue」は「電話を切らないでください」で、保留にする直前に添えると親切です。

担当者が不在のときのフレーズ

名指しされた担当者が席を外している場面です。

不在の事実だけでなく、戻る目安を添えると相手は次の行動を決めやすくなります。

スペイン語 読み方 日本語訳
Lo siento, en este momento no se encuentra. ロ シエント、エン エステ モメント ノ セ エンクエントラ 申し訳ありません、ただ今席を外しております。
Está en una reunión hasta las tres. エスタ エン ウナ レウニオン アスタ ラス トレス 3時まで会議に入っております。
Estará de vuelta dentro de una hora, más o menos. エスタラ デ ブエルタ デントロ デ ウナ オラ、マス オ メノス 1時間ほどで戻る予定です。
¿Quiere que le diga que ha llamado? キエレ ケ レ ディガ ケ ア ジャマド? お電話があったとお伝えしましょうか。

「no se encuentra」は「席にいない」という、角の立たない言い方です。

不在の理由は「en una reunión」(会議中)「de viaje」(出張中)など、一語で添えるとやり取りがすっきりします。

伝言を預かる・残すフレーズ

担当者が戻るまで待てない相手から、伝言を預かる場面です。

名前のつづりや番号は、こちらから復唱して取り違いを防ぎます。

スペイン語 読み方 日本語訳
¿Quiere dejar algún recado? キエレ デハル アルグン レカド? ご伝言を承りましょうか。
¿Le importa deletrearme su apellido? レ インポルタ デレトレアルメ ス アペジド? 苗字のつづりを教えていただけますか。
Yo le doy el recado en cuanto vuelva. ジョ レ ドイ エル レカド エン クアント ブエルバ 戻り次第、伝言をお伝えします。
¿Podría decirle que me llame, por favor? ポドリア デシルレ ケ メ ジャメ、ポル ファボル? 折り返すよう伝えていただけますか。

「dejar un recado」は伝言を残す側、「dar un recado」は受けた伝言を取り次ぐ側が使います。

つづりを聞くときの「deletrear」(つづりを言う)は、名前の聞き間違いを防ぐ大切な動詞です。

折り返しの約束をするフレーズ

担当者から後でかけ直してもらう約束をする場面です。

都合の良い時間と番号を確認しておくと、折り返しが一度で済みます。

スペイン語 読み方 日本語訳
¿A qué número le puede devolver la llamada? ア ケ ヌメロ レ プエデ デボルベル ラ ジャマダ? どの番号に折り返せばよろしいですか。
Mi número es el nueve uno dos, tres cuatro, cinco seis. ミ ヌメロ エス エル ヌエベ ウノ ドス、トレス クアトロ、シンコ セイス 番号は912-34-56です。
¿A qué hora le viene bien que le llamemos? ア ケ オラ レ ビエネ ビエン ケ レ ジャメモス? 何時頃のお電話がご都合よろしいですか。
Le devolvemos la llamada antes de las cinco. レ デボルベモス ラ ジャマダ アンテス デ ラス シンコ 5時までに折り返します。

「devolver la llamada」は「折り返す」という決まり文句で、ビジネスでも日常でも頻出します。

番号は二桁ずつ区切って復唱すると、聞き間違いをほぼ防げます。

聞き取れないときの聞き返しフレーズ

相手の声が小さかったり早口だったりして、聞き取れない場面もあります。

遠慮せず聞き返すほうが、結果的にやり取りが正確になります。

スペイン語 読み方 日本語訳
Perdone, ¿me lo puede repetir? ペルドネ、メ ロ プエデ レペティル? すみません、もう一度お願いできますか。
¿Puede hablar un poco más despacio, por favor? プエデ アブラル ウン ポコ マス デスパシオ、ポル ファボル? もう少しゆっくり話していただけますか。
Se oye un poco mal, hay mucho ruido. セ オジェ ウン ポコ マル、アイ ムチョ ルイド 少し聞こえづらいです、雑音が多くて。
Disculpe, no le he entendido bien. ディスクルペ、ノ レ エ エンテンディド ビエン 失礼ですが、よく聞き取れませんでした。

「¿me lo puede repetir?」は「もう一度言っていただけますか」という、丁寧で使いやすい聞き返しです。

回線のせいにする「Se oye mal」(聞こえが悪い)も、角を立てずに聞き返せる便利な一言です。

確認・電話を終えるフレーズ

最後は、決まった内容を口頭で確認し、丁寧に電話を締める場面です。

要点を復唱してから締めると、認識のズレを防げます。

スペイン語 読み方 日本語訳
Entonces, le confirmo: la reunión es el jueves a las diez. エントンセス、レ コンフィルモ:ラ レウニオン エス エル フエベス ア ラス ディエス では確認です。会議は木曜の10時ですね。
Le envío un correo con los detalles esta tarde. レ エンビオ ウン コレオ コン ロス デタジェス エスタ タルデ 詳細は今日の午後にメールでお送りします。
Muchas gracias por su tiempo. ムチャス グラシアス ポル ス ティエンポ お時間をいただきありがとうございます。
Que tenga un buen día, hasta luego. ケ テンガ ウン ブエン ディア、アスタ ルエゴ よい一日を、失礼します。

「le confirmo」は「確認します」と前置きする言い方で、復唱の合図として自然です。

締めの「Que tenga un buen día」(よい一日を)は、相手に好印象を残す定番のあいさつです。

避けたい言い方とやわらかい言い換え

そっけない返事は、電話越しだと冷たく響きがちです。

同じ内容でも、ひと言添えるだけで印象が大きく変わります。

避けたい言い方 やわらかい言い換え 日本語訳
No está. Lo siento, en este momento no se encuentra. 申し訳ありません、ただ今席を外しております。
¿Qué quiere? ¿En qué puedo ayudarle? ご用件を承ります。
No le oigo. Perdone, se oye un poco mal. すみません、少し聞こえづらいです。
Espere. Un momento, por favor. 少々お待ちください。

「por favor」を添えるだけでも、命令口調がやわらぎます。

電話は声だけが頼りなので、表情の代わりに丁寧な言い回しで印象を補うと安心です。

よくある質問

電話で名乗るときは「soy」と「le atiende」のどちらが自然ですか?

かける側は「Soy Kenji Sato.」のように「soy」で名乗るのが一般的です。

受ける側は「Le atiende Marta.」と言うと、担当者として丁寧な響きになります。

「少々お待ちください」はスペイン語で何と言いますか?

「Un momento, por favor.」が定番です。

つなぐときは「Le paso con ~.」(~におつなぎします)を続けます。

聞き取れなかったとき、失礼にならない聞き返し方は?

「¿Me lo puede repetir?」や「¿Puede hablar más despacio?」が丁寧で使いやすいです。

回線のせいにする「Se oye un poco mal.」も角が立ちません。

「折り返す」はスペイン語でどう言いますか?

「devolver la llamada」が定番です。

「Le devolvemos la llamada antes de las cinco.」のように使います。

まとめ

スペイン語のビジネス電話は、場面ごとの定番フレーズを持っておくだけで落ち着いて臨めます。

  • 名乗りと用件は「Soy ~, le llamo por ~.」で最初にまとめる。
  • 取次は用件を確認してから「Le paso con ~.」でつなぐ。
  • 聞き取れないときは遠慮せず聞き返し、最後に「le confirmo」で復唱する。

あとは、電話でよく出る単語をまとめて覚えておくと、とっさのやり取りでも言葉に詰まりにくくなります。

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