オランダ語の電話対応フレーズ|取次・伝言・調整の表現

オランダ語

オランダ語でビジネス電話をかけるとき、相手の顔が見えないぶん緊張してしまう。そんな悩みを持つ方へ。

電話応対は、特別な語学力よりも場面ごとの「型」を知っているかどうかで落ち着き方が変わります。

この記事で分かることは次の3つです。

  • 電話の各場面(名乗り・取次・不在対応・伝言・終話)で使う定番フレーズ
  • 聞き取れないときの聞き返しや、オンライン会議での言い回し
  • 避けたいぶっきらぼうな表現と、丁寧な言い換え

オランダのビジネス電話は、英語よりも気さくですが、最初に名前を名乗る習慣がしっかり根づいています。

電話に出る・名乗るフレーズ

オランダでは電話に出るとき、まず自分の名字を名乗るのが一般的です。

会社の代表電話なら「会社名+自分の名前」の順でまとめると印象が整います。

オランダ語 読み方(カタカナ発音) 日本語訳
Goedemorgen, met De Vries van ABC. フーデモルヘン、メット デ フリース ファン アーベーセー おはようございます、ABC社のデ・フリースでございます。
ABC, u spreekt met Jansen. Waarmee kan ik u helpen? アーベーセー、ユー スプレークト メット ヤンセン。ヴァールメー カン イク ユー ヘルペン ABCでございます、ヤンセンが承ります。ご用件は何でしょうか?
Bedankt voor uw telefoontje. ベダンクト フォール ユー テレフォーンチェ お電話ありがとうございます。
Met wie spreek ik, alstublieft? メット ヴィー スプレーク イク、アルストゥブリーフト どちらさまでしょうか?

「u spreekt met …」は「(電話口で)○○が承ります」という、名乗りに添える決まった言い方です。

相手の名前が聞き取れないときは「Met wie spreek ik?」と丁寧に確認できます。

自分から電話をかけるフレーズ

かける側は、名乗りと用件を最初にまとめると相手の負担が減ります。

「Ik bel over …」が、用件を切り出す万能の出だしです。

オランダ語 読み方(カタカナ発音) 日本語訳
Goedemiddag, u spreekt met Sato van ABC. フーデミダッハ、ユー スプレークト メット サトウ ファン アーベーセー こんにちは、ABC社の佐藤と申します。
Zou ik mevrouw Bakker kunnen spreken? ザウ イク メフラウ バッカー キュネン スプレーケン バッカーさんをお願いできますか?
Ik bel over onze bestelling van gisteren. イク ベル オーフェル オンゼ ベステリング ファン ヒステレン 昨日の注文の件でお電話しました。
Heeft u nu even tijd voor mij? ヘーフト ユー ニュー エーフェン タイト フォール マイ 今お時間を少しいただけますか?

相手の都合を「Heeft u nu even tijd?」と先に尋ねると、配慮が伝わります。

用件を一文で言えるよう準備しておくと、かける側でも落ち着いて話せます。

取り次ぐ・つなぐフレーズ

担当者へ電話をつなぐ場面で頻出するフレーズです。

「保留にする」「おつなぎする」を覚えておくと、取次がスムーズになります。

オランダ語 読み方(カタカナ発音) 日本語訳
Een ogenblik, ik verbind u door. エーン オーヘンブリック、イク フェルビント ユー ドール 少々お待ちください、おつなぎします。
Waarover gaat het, als ik vragen mag? ヴァーローフェル ハート ヘット、アルス イク フラーヘン マッハ どのようなご用件でしょうか?
Blijft u alstublieft even aan de lijn. ブライフト ユー アルストゥブリーフト エーフェン アーン デ ライン そのまま電話を切らずにお待ちください。
Ik verbind u door met de juiste afdeling. イク フェルビント ユー ドール メット デ ヤウステ アフデーリング 担当部署におつなぎします。

「Ik verbind u door.」は「おつなぎします」という、取次でいちばんよく使う表現です。

「Blijft u aan de lijn.」は「電話を切らずに待つ」という、保留時の定番表現です。

担当者が不在のときのフレーズ

名指しされた担当者が席を外している場面です。

不在の事実だけでなく、戻る目安を添えると相手は次の行動を決めやすくなります。

オランダ語 読み方(カタカナ発音) 日本語訳
Meneer Bakker is op dit moment helaas niet op zijn plek. メネール バッカー イス オップ ディット モメント ヘラース ニート オップ ザイン プレック あいにくバッカーはただ今席を外しております。
Mevrouw De Wit zit op dit moment in een vergadering. メフラウ デ ヴィット ジット オップ ディット モメント イン エーン フェルハーデリング デ・ウィットはただ今会議中です。
Hij is vandaag helaas de hele dag de deur uit. ハイ イス ファンダーハ ヘラース デ ヘーレ ダッハ デ デューア アウト 本日は終日外出しております。
Zij is over ongeveer een uur weer terug. ザイ イス オーフェル オンヘフェール エーン ユーア ヴェール テリュッハ 1時間ほどで戻る予定です。

「niet op zijn plek」は「席にいない」という柔らかい言い方です。

「de deur uit」(外出中)や「in een vergadering」(会議中)を、状況に応じて使い分けます。

伝言を預かる・残すフレーズ

担当者が戻るまで待てない相手から、伝言を預かる場面です。

名前のつづりや番号は、こちらから復唱して取り違いを防ぎます。

オランダ語 読み方(カタカナ発音) 日本語訳
Wilt u een boodschap achterlaten? ヴィルト ユー エーン ボートスハップ アハターラーテン ご伝言を承りましょうか?
Zal ik iets aan hem doorgeven? ザル イク イーツ アーン ヘム ドールヘーフェン 何かお伝えしましょうか?
Ik geef het zeker aan haar door. イク ヘーフ ヘット ゼーケル アーン ハール ドール 必ず彼女にお伝えします。
Zou u uw naam kunnen spellen? ザウ ユー ユー ナーム キュネン スペレン お名前のつづりを教えていただけますか?

「doorgeven」は「伝言を取り次ぐ」という、電話で頻出の動詞です。

つづりの確認には「spellen」(つづりを言う)を使い、復唱して書き留めます。

折り返しを依頼する・約束するフレーズ

担当者から後でかけ直してもらう約束をする場面です。

都合の良い時間と番号を確認しておくと、折り返しが一度で済みます。

オランダ語 読み方(カタカナ発音) 日本語訳
Zou hij mij kunnen terugbellen? ザウ ハイ マイ キュネン テリュッハベレン 折り返しお電話いただけますか?
Op welk nummer kan ik u bereiken? オップ ヴェルク ニュメル カン イク ユー ベライケン どちらの番号にご連絡すればよいですか?
Wanneer komt het u het beste uit? ヴァネール コムト ヘット ユー ヘット ベステ アウト 何時頃がご都合よろしいですか?
Ik laat hem u voor vijven terugbellen. イク ラート ヘム ユー フォール ファイフェン テリュッハベレン 5時までにかけ直させます。

「terugbellen」は「折り返す」という、電話で最もよく使う動詞のひとつです。

番号は区切って復唱すると、聞き間違いをほぼ防げます。

アポイントを調整するフレーズ

電話の用件が打ち合わせの日程調整、という場面も少なくありません。

候補日を出す・確認する・確定する、の流れで言い回しを覚えておくと便利です。

オランダ語 読み方(カタカナ発音) 日本語訳
Ik wil graag een afspraak inplannen. イク ヴィル フラーハ エーン アフスプラーク インプラネン 打ち合わせの予定を入れたいのですが。
Schikt het u volgende week dinsdag? スヒクト ヘット ユー フォルヘンデ ヴェーク ディンスダッハ 来週の火曜日はご都合いかがですか?
Zullen we het op woensdag om tien uur zetten? ズュレン ヴェ ヘット オップ ヴンスダッハ オム ティーン ユーア ゼッテン 水曜の10時にしましょうか?
Dan zet ik het voor u in de agenda. ダン ゼット イク ヘット フォール ユー イン デ アヘンダ では予定表に入れておきます。

「Schikt het u …?」は「ご都合いかがですか」と相手の都合を尋ねる丁寧な表現です。

「in de agenda zetten」は「予定表に入れる」という、日程確定の決まった言い方です。

聞き取れなかったときのフレーズ

相手の声が小さかったり早口だったりして、聞き取れない場面もあります。

遠慮せず聞き返すほうが、結果的にやり取りが正確になります。

オランダ語 読み方(カタカナ発音) 日本語訳
Sorry, zou u dat kunnen herhalen? ソリー、ザウ ユー ダット キュネン ヘルハーレン すみません、もう一度お願いできますか?
Zou u iets langzamer kunnen praten? ザウ ユー イーツ ラングザーメル キュネン プラーテン もう少しゆっくり話していただけますか?
De verbinding is helaas erg slecht. デ フェルビンディング イス ヘラース エルフ スレヒト あいにく回線がとても悪いようです。
Heb ik het zo goed begrepen? ヘプ イク ヘット ゾー フート ベフレーペン こちらの理解で合っていますか?

「De verbinding is slecht.」は「回線が悪い」という、角の立たない聞き返しのきっかけです。

最後に「Heb ik het zo goed begrepen?」と復唱すると、相手も伝わったと安心できます。

オンライン会議・電話会議でのフレーズ

Zoom や Microsoft Teams での通話は、音声トラブルへの一言を用意しておくと安心です。

画面共有やチャット送付の言い回しも、ビジネスの場面で役立ちます。

オランダ語 読み方(カタカナ発音) 日本語訳
Ik deel nu mijn scherm. イク デール ニュー マイン スヘルム これから画面を共有します。
Uw microfoon staat op stil. ユー ミクロフォーン スタート オップ スティル マイクがミュートになっています。
Ik stuur de stukken in de chat. イク ステューア デ スティュッケン イン デ チャット 資料をチャットに送ります。
Zullen we even pauze nemen? ズュレン ヴェ エーフェン パウゼ ネーメン 少し休憩しましょうか?

「Uw microfoon staat op stil.」は、相手のマイクがオフのときに伝える定番の一言です。

「Ik deel mijn scherm.」は、オンライン商談で頻出する画面共有の表現です。

留守番電話に伝言を残すフレーズ

相手が出ず、留守番電話につながったときに伝言を残す場面です。

名前・会社・用件・連絡先の順で、短くまとめるのが基本です。

オランダ語 読み方(カタカナ発音) 日本語訳
Goedemiddag, u spreekt met Sato van ABC. フーデミダッハ、ユー スプレークト メット サトウ ファン アーベーセー こんにちは、ABC社の佐藤です。
Ik bel over de afspraak van morgen. イク ベル オーフェル デ アフスプラーク ファン モルヘン 明日のお約束の件でお電話しました。
Belt u mij alstublieft terug als u tijd heeft. ベルト ユー マイ アルストゥブリーフト テリュッハ アルス ユー タイト ヘーフト お手すきの際に折り返しいただけますか。
Mijn nummer is nul twintig, een twee drie vier. マイン ニュメル イス ニュル トヴィンティッハ、エーン トヴェー ドリー フィーア 番号は020-1234です。

「U spreekt met …」は、留守電や電話口で名乗るときの自然な言い方です。

留守電は一方通行なので、要点を絞って残すと相手が折り返しやすくなります。

避けたい言い方と丁寧な言い換え

そっけない言い方は、ビジネスでは冷たい印象を与えます。

同じ内容でも、「zou」や「alstublieft」を添えるとやわらかく響きます。

避けたい言い方 丁寧な言い換え 日本語訳
Wie ben jij? Met wie spreek ik, alstublieft? どちらさまでしょうか?
Wat wil je? Waarmee kan ik u helpen? ご用件を承ります。
Wacht! Een ogenblik, alstublieft. 少々お待ちください。
Hij is er niet. Hij is op dit moment helaas niet op zijn plek. あいにく今は席を外しております。

くだけた「jij/je」をそのまま使うと失礼に響くため、ビジネスでは「u」で統一するのがコツです。

「helaas」(あいにく)を一語添えるだけで、断りや不在の連絡が丁寧になります。

よくある質問

Q. オランダ語で電話に出るとき、最初に何と言いますか?

オランダでは自分の名字を名乗るのが一般的で、「Met De Vries.」のように言います。

会社なら「ABC, u spreekt met Jansen.」と社名と名前を続けます。

Q.「少々お待ちください」はオランダ語で何と言いますか?

「Een ogenblik, alstublieft.」が定番です。

つなぐときは「Ik verbind u door.」を続けます。

Q. 聞き取れなかったとき、失礼にならない聞き返し方は?

「Zou u dat kunnen herhalen?」や「Zou u iets langzamer kunnen praten?」が丁寧です。

回線のせいにする「De verbinding is slecht.」も角が立ちません。

Q.「折り返す」はオランダ語で何と言いますか?

「terugbellen」を使い、「Zou hij mij kunnen terugbellen?」と依頼します。

自分が折り返す場合は「Ik bel u straks terug.」と言えます。

Q. 電話を切るときのあいさつは何が自然ですか?

ビジネスでは「Tot ziens.」「Fijne dag nog.」が丁寧で使いやすいです。

気さくな相手には「Daag.」や「Doei.」も使われます。

まとめ

オランダ語の電話応対は、場面ごとの定番フレーズを持っておくだけで落ち着いて臨めます。

  • 名乗りは名字から。会社なら社名と名前を続けて伝える。
  • 取次は「Ik verbind u door.」、不在は「helaas niet op zijn plek」で柔らかく。
  • 聞き取れないときは遠慮せず聞き返し、最後に復唱して確認する。

あとは、電話でよく出る単語をまとめて覚えておくと、本番でフレーズがすっと出てきます。

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