マインツ05の今季の試合後の談話では、12文が Es war か Es ist で始まり、7人がこの書き出しを使っています。
そのうち8文は、sein のあとに Einstand(初出場)や Leistung(出来)などの名詞を中心にした名詞句だけを置き、試合や出来に名前を付けています。
同じ談話には ein bisschen(少し)で程度を下げる文が9つあり、文頭の So で前の文を受けてまとめる形は、Bungert 氏と Tietz 選手の2人が6か所で用いました。
- HSV 戦の Posch 選手は、2つの文を Es war で始めた
- マインツ05のニュース欄は、今季の公式戦7試合の談話を載せた
- Es war に続く名詞句が、試合や出来に名前を付ける
- 評価の4文は、名詞句・節・程度の語を足している
- ein bisschen の多くは、過去分詞や形容詞のすぐ前に立つ
- Einstand と Leistung で、st の音が分かれる
- ein bisschen の ein は、前置詞のあとでも語尾を変えない
- 文頭の So のあとでは、定動詞が主語より先に来る
- 勝ち点・感謝・試合前の見込みも、決まった言い回しで言われた
- ブレーメン戦を前に、Tietz 選手は will の後ろを2通りに組んだ
- Bungert 氏と選手の別の文で、格と語の働きを見分ける
HSV 戦の Posch 選手は、2つの文を Es war で始めた
9月6日のハンブルクでの HSV 戦は、マインツが5点を取って勝った試合です。
Einstand(初出場)と言った Posch 選手は、答えの1文目を Es war ein Einstand nach Maß(申し分のない初出場でした)で始め、3文目も Es war で書き出しています。
Es war eine sehr erwachsene Leistung, wir haben da angeschlossen, wo wir in der Rückrunde aufgehört haben.
Stefan Posch(マインツ05)2026年9月6日掲載・HSV 戦(0:5)の試合後の談話/出典: mainz05.de
訳:とても大人の戦いぶりで、私たちはシーズン後半戦(前のシーズンの後半)にやめたところから、そのまま続けられました。
| ドイツ語の区切り | 語順のままの直訳 | 意訳 |
|---|---|---|
| Es war | それは・だった | (この試合は) |
| eine sehr erwachsene Leistung, | ひとつの・とても・大人になった・出来 | とても大人の戦いぶりで |
| wir haben da angeschlossen, | 私たちは・(完了の haben)・そこに・つないだ | そのまま続けられた |
| wo wir in der Rückrunde aufgehört haben. | そこで・私たちが・後半戦に・やめた・(完了の haben) | 後半戦にやめたところから |
erwachsen は「大人になった、成長した」を言う形容詞で、Leistung(出来)と組むと「落ち着いて試合を運んだ」という評価になります。
da … wo は「〜したところに」の組み合わせで、da angeschlossen(そこにつないだ)の「そこ」を wo の節が説明しています。
2つの節はカンマだけで並び、前の節が評価の名詞句、後ろの節がその中身という分担です。
wo の節の中では、定動詞 haben が節の最後に回っています。
同じ答えの5文目は Das war ein Auswärtssieg, wie man sich ihn wünscht(だれもが望むようなアウェーの勝利でした)で、Es の代わりに Das を主語にしています。
同じ試合の Becker 選手の答えも、Es ist ein sehr gutes Gefühl(とてもいい気分です)で始まる2文です。
マインツ05のニュース欄は、今季の公式戦7試合の談話を載せた
素材は、マインツ05の公式サイトのニュース欄に「Stimmen」(声)の題で載る、試合後の談話の記事です。
サイトマップから URL に Stimmen を含む記事を拾い、ページに表示された日付が2026/27シーズンのものに絞ると、男子トップチームの記事は7本でした(女子チームの1本は外しました)。
| 表示日・相手と結果 | 談話を載せた人 | 備考 |
|---|---|---|
| 8月23日 VfB Krieschow 0:9 Mainz | Bungert・Amiri・Tietz | Tietz 選手の言う eine Runde weiter(次の回戦へ)の勝ち上がり戦 |
| 8月29日 Mainz 0:0 Paderborn | Bungert・Tietz・Gruber | Gruber 選手は zum ersten Mal Bundesliga(初めてのブンデスリーガ)と話す |
| 9月6日 HSV 0:5 Mainz | Posch・Becker・Tietz | アウェー |
| 9月12日 Mainz 1:3 Frankfurt | Bungert・Zentner・Tietz | ホーム |
| 9月19日 Gladbach 3:4 Mainz | Bungert・Tietz・Martel | アウェー |
| 10月10日 Mainz 3:4 Leverkusen | Bungert・Martel・Posch | ホーム |
| 10月17日 Schalke 0:1 Mainz | Bungert・Tietz・da Costa | 第6節・アウェー |
答えは7本で21か所、数字を除いて1,630語、話し手は Bungert 氏(シャルケ戦の記事の表示では Sportdirektor)と選手8人の9人です。
答えを文に分けるときは、ピリオド・感嘆符・疑問符のあとに大文字が続く位置で切り、1.000 や 4:2 のような数字は切りません。この規則で127文になり、Bungert 氏が42文、Tietz 選手が36文を占めます。
記事の中の小見出し、動画の説明(05ER.TV で始まる行)、スコアの行は答えに入れていません。
判定をめぐる2文(グラートバッハ戦の Elfmeter の判定の文と、レヴァークーゼン戦の Handspiel の文)は127文に数えますが、表と引用と練習には使いません。この扱いは判定や審判の当否に踏み込まない編集方針によります。
談話はクラブが文字にして載せたもので、話し手の名前と引用符で区切られています。
10月17日のシャルケ戦は、Tietz 選手の24分の得点で決まり、マインツの Kaishu Sano 選手とシャルケの Satoshi Tanaka 選手がともに先発しました(マインツの試合記事)。
ブンデスリーガの6試合で、マインツはアウェーの3試合に勝ち、ホームの3試合は1分け2敗です。
9月12日のフランクフルト戦の談話は、両クラブの8人分を比べた第3節の談話の記事で、verdienen(値する)の働きとともに読みました。この記事ではその日の文を表に載せ、引用には使っていません。
Es war に続く名詞句が、試合や出来に名前を付ける
文頭が Es war または Es ist の文は12文あり、7人が使っています。
| 答えの書き出し | 話し手・表示日 | 後ろに来たもの |
|---|---|---|
| Es war ein weiterer kleiner Meilenstein | Bungert・8月23日 | 名詞句(もう一つの小さな節目) |
| Es war eine seriöse, gute Leistung | Amiri・8月23日 | 名詞句(まじめな、いい出来) |
| Es war etwas Besonderes | Amiri・8月23日 | 名詞句(特別なもの) |
| Es war ein anspruchsvoller Auftakt | Bungert・8月29日 | 名詞句(手ごわい開幕戦) |
| Es war ein Einstand nach Maß | Posch・9月6日 | 名詞句(申し分のない初出場) |
| Es war eine sehr erwachsene Leistung | Posch・9月6日 | 名詞句(とても大人の戦いぶり) |
| Es ist ein sehr gutes Gefühl | Becker・9月6日 | 名詞句(とてもいい気分) |
| Es war wichtig, ein anderes Gesicht zu zeigen | Tietz・9月19日 | 形容詞+zu 不定詞 |
| Es war sicher kein tolles Spiel | Tietz・9月19日 | 名詞句(すばらしい試合ではない) |
| Es ist natürlich ein super Einstand | Martel・9月19日 | 名詞句+zu 不定詞(最高の復帰戦) |
| Es war wichtig, dass wir direkt da und griffig waren | da Costa・10月17日 | 形容詞+dass 節 |
| Es war klar, dass Schalke … | da Costa・10月17日 | 形容詞+dass 節 |
12文のうち8文は、Es war(Es ist)のあとの名詞句だけで試合や出来に名前を付ける形です。
残る4文の Es は、後ろの zu 不定詞や dass 節を先に受けておく語で、wichtig・klar の3文は「〜ということが大事だった」「〜は分かっていた」の形になります。
Martel 選手の文だけは、Es が後ろの nach der Verletzung so reinzukommen(けがのあとにこうして試合に入ること)を受けながら、ein super Einstand(最高の復帰戦)という名詞句も伴います。
名詞句の中では、Leistung(出来)が2回、Einstand(初出場、チームでの最初の試合)が2回です。
etwas Besonderes の Besonderes は、etwas(何か)のあとで名詞として使われた形容詞なので、大文字で書かれ、中性の語尾 -es が付きました。
Einstand nach Maß の nach Maß は「寸法どおりに」から来た言い回しで、仕立てた服のように申し分がないことを言います。
12文のうち4文は答えの1文目で、Amiri 選手・Posch 選手・Becker 選手・Martel 選手は答えを Es war か Es ist で書き出しています。
Das war で試合や場面を評した文は3つで、Posch 選手の Auswärtssieg のほかに、シャルケ戦の Tietz 選手の das war der Wahnsinn(あれはすごかった)と、da Costa 選手の Das war der Schlüssel(それが勝負の鍵でした)です。
3つの Das は、どれも直前の文や節で述べたこと(守りと攻めの出来、ファンの数、90分守り切ったこと)を受けています。
評価の4文は、名詞句・節・程度の語を足している
| 短い文(作例) | 談話の文 | 談話で足された部分 |
|---|---|---|
| Wir haben gut gespielt.(いいプレーをした) | Es war eine seriöse, gute Leistung von uns, wir haben nicht viel zugelassen.(Amiri) | gut を名詞 Leistung の前に移して名詞句にし、続く節で中身を言う |
| Wir haben auswärts gewonnen.(アウェーで勝った) | Das war ein Auswärtssieg, wie man sich ihn wünscht.(Posch) | 勝ちを名詞 Auswärtssieg にし、wie の節で「望みどおり」と評価を足す |
| Ich bin glücklich.(うれしい) | Es ist ein sehr gutes Gefühl heute nach einem Sieg in einem geilen Stadion.(Becker) | 気持ちを名詞 Gefühl にし、いつ・どこでの気持ちかを後ろに続ける |
| Wir waren müde.(疲れていた) | Wir waren ein bisschen schläfrig als gesamte Mannschaft.(Zentner) | ein bisschen で程度を下げ、als gesamte Mannschaft(チーム全体として)で全員のこととして言う |
作例の4文は、どれも談話にない文として作りました。
談話の側は、結果だけを述べる短い文で終わらず、名詞での名づけ・評価の節・程度の語のどれかを書き足しています。
Auswärtssieg は Auswärts(アウェーで)と Sieg(勝利)をつないだ複合名詞で、wie man sich ihn wünscht の ihn がこの男性名詞を受けています。
geil は若者ことばで「最高の、すごくいい」を言う形容詞で、ドイツの若者ことばの記事でも取り上げました。Gruber 選手も Vor dem Spiel hat es sich geil angefühlt(試合前は最高の気分だった)と使いました。
ein bisschen の多くは、過去分詞や形容詞のすぐ前に立つ
ein bisschen は9文に1回ずつあり、5人が使っています。
| 答えの語句 | 話し手・表示日 | ein bisschen の位置 |
|---|---|---|
| Jetzt feiern wir heute Abend ein bisschen | Tietz・9月6日 | 動詞句の最後 |
| gegen Eintracht Frankfurt noch ein bisschen weniger | Bungert・9月12日 | 比較の weniger の前 |
| Frankfurt auch ein bisschen eingeladen zu den Toren | Bungert・9月12日 | 過去分詞 eingeladen の前 |
| ein bisschen schläfrig als gesamte Mannschaft | Zentner・9月12日 | 形容詞 schläfrig の前 |
| Frankfurt wolle es vielleicht ein bisschen mehr | Tietz・9月12日 | 比較の mehr の前 |
| Das hat sich mit dem ersten Elfmeter ein bisschen gedreht | Bungert・9月19日 | 過去分詞 gedreht の前 |
| ein bisschen, wie man es sich im Traum vorstellen würde | Martel・9月19日 | wie の節の前 |
| Wir haben es ein bisschen versäumt | da Costa・10月17日 | 過去分詞 versäumt の前 |
| dass Schalke … noch ein bisschen mehr aufkommt | da Costa・10月17日 | 比較の mehr の前 |
9回のうち7回は、過去分詞(3回)か、形容詞・比較の語 weniger・mehr(4回)のすぐ前にあり、過去分詞や形容詞では程度を下げ、weniger・mehr の前では差が小さいことを言っています。
Bungert 氏の eingeladen(招いた)は「相手に点を取らせてしまった」をたとえで言う語で、ein bisschen はそのたとえを弱める働きです。
Martel 選手の ein bisschen, wie man es sich im Traum vorstellen würde は「夢に描くような感じに少し近い」で、würde は接続法第2式の「〜するだろう」です。
da Costa 選手の2回は、同じ答えの4文目と5文目に続けて出てきます。
Wir haben es ein bisschen versäumt, Tore nachzulegen, um Ruhe ins Spiel zu bekommen.
Danny da Costa(マインツ05)2026年10月17日掲載・シャルケ戦(0:1)の試合後の談話/出典: mainz05.de
訳:試合を落ち着かせるための追加点を、私たちは少し取り損ねました。
es versäumen, … zu 不定詞 の es は、後ろの Tore nachzulegen(点を重ねること)を先に受ける語で、um … zu は「〜するために」と目的を言います。
Einstand と Leistung で、st の音が分かれる
| ドイツ語 | 読み方 | 発音のポイント |
|---|---|---|
| Einstand | アインシュタント[ˈaɪ̯nʃtant] | 語の中の st も、Stand の頭なので[ʃt]。語末の d は[t] |
| erwachsene | エアヴァクセネ[ɛɐ̯ˈvaksənə] | chs は[ks]。強勢は wach |
| Leistung | ライストゥング[ˈlaɪ̯stʊŋ] | ei は「アイ」。st が語幹 leist- の中にあり、語や語幹の頭ではないので[st] |
| ein bisschen | アイン・ビスヒェン[aɪ̯n ˈbɪsçən] | ss の前の i は短い。ch は i のあとなので[ç] |
| wussten | ヴステン[ˈvʊstn̩] | w は[v]。u は短く、-en の e はほとんど聞こえない |
| Gefühl | ゲフュール[ɡəˈfyːl] | ü は唇を丸めた「イ」。h は読まず、ü を長くする印 |
Einstand と Leistung はどちらも語の中に st がありますが、Stand(立つこと)の頭にある Einstand だけが[ʃt]になります。
ss と h は、前後の母音の長さを見分ける目印です。
話し言葉では ein bisschen が bisschen だけになったり、bissel・bisserl と言われたりすることもあり、マインツの談話の9回はすべて ein bisschen の形で書かれています。
ein bisschen の ein は、前置詞のあとでも語尾を変えない
| ドイツ語(作例) | 日本語 | ein の形 |
|---|---|---|
| Mit ein bisschen Glück gewinnen wir. | ちょっと運があれば勝てる | mit のあとでも ein のまま(einem にならない) |
| Nach ein bisschen Training geht es weiter. | 少し練習してから続ける | nach のあとでも ein のまま |
| Wir brauchen ein bisschen Ruhe. | ちょっと落ち着きが要る | 女性名詞 Ruhe の前でも eine にならない |
| Das war ein klein bisschen zu wenig. | ほんのちょっと足りなかった | klein を挟んでも語尾は付かない |
作例の4文は、どれも談話にない文として作りました。
ein bisschen は全体で1つの副詞のように働くので、ein は冠詞の語尾変化をしません。
ふつうの不定冠詞なら mit のあとで einem Ball(ボールで)と語尾が付くので、mit ein bisschen は語尾の付かない例外として押さえておくと迷いません。
日本語の「ちょっと」も助詞を付けずに動詞や形容詞にかかり、「ちょっと眠かった」「ちょっと足りなかった」のように、手落ちを認める文で言い方をやわらげます。
「ちょっといいですか」のように頼みごとの前置きにも使う点は、ein bisschen にない「ちょっと」の使い方です。
文頭の So のあとでは、定動詞が主語より先に来る
文頭の So は5文あり、フランクフルト戦の Bungert 氏の文にあるカンマのあとの so ist es を加えると6か所で、Bungert 氏と Tietz 選手の2人が3か所ずつ使っています。
| 答えの語句 | 話し手・表示日 | So の意味 |
|---|---|---|
| So hatten wir es uns vorgestellt. | Tietz・8月23日 | そのように(思い描いていた) |
| …, so ist es unter dem Strich ein verdienter Sieg. | Bungert・9月12日 | それで(まとめ) |
| So kommt es zu einem Spielverlauf, … | Tietz・9月12日 | それで(成り行き) |
| So ist es ein gebrauchter Nachmittag, … | Tietz・9月12日 | それで(まとめ) |
| So hatten wir das Gefühl, gut im Spiel zu sein. | Bungert・9月19日 | それで(成り行き) |
| So ist es nach vier Spielen ein guter Start, … | Bungert・9月19日 | それで(まとめ) |
6か所とも、So のすぐあとに定動詞(hatten・ist・kommt)が来て、主語の wir や es はその後ろに回ります。
ドイツ語の平叙文では定動詞が2番目の位置に来るので、So が1番目の位置を取れば、主語は3番目です。
So ist es の3か所は、前に述べた試合の中身を受けて、結果を名詞句で言い切る形です。Tietz 選手の9月12日の文と Bungert 氏の9月19日の文は、答えの最後の文に置かれています。
Tietz 選手の So hatten wir es uns vorgestellt だけは、前の文の勝ち上がり方を「そのように」と指しています。
So ist es nach vier Spielen ein guter Start, was gerade vor der langen Länderspielpause wirklich gut tut.
Niko Bungert(マインツ05)2026年9月19日掲載・グラートバッハ戦(3:4)の試合後の談話/出典: mainz05.de
訳:というわけで4試合を終えていいスタートで、それがちょうど長い代表戦の中断を前にして、本当にありがたいです。
was は前の節(4試合でいいスタートを切ったこと)を受ける関係代名詞で、gut tun は「(人や状況に)よい効き目がある」を言う組み合わせです。
勝ち点・感謝・試合前の見込みも、決まった言い回しで言われた
| 答えの語句 | 話し手・表示日 | 日本語訳 |
|---|---|---|
| da wollen wir drei Punkte holen | Tietz・8月29日 | そこで勝ち点3を取りたい |
| danach hätte ich lieber drei Punkte mitgenommen | Gruber・8月29日 | 試合のあとは、できれば勝ち点3を持ち帰りたかった |
| ein Punkt ist besser als zu verlieren | Tietz・8月29日 | 勝ち点1でも負けるよりはいい |
| die drei Punkte, die wir mit nach Mainz nehmen | Tietz・10月17日 | マインツへ持ち帰る勝ち点3 |
| Gratulation auch an den Gegner zur Leistung | Bungert・8月23日 | 相手にもその健闘に祝意を |
| Großes Dankeschön an die Fans | Tietz・10月17日 | ファンに大きな感謝を |
| wir haben gekämpft und Charakter gezeigt | Tietz・9月19日 | 私たちは戦い、気概を見せた |
| hat die Mannschaft große Moral bewiesen | Bungert・10月10日 | チームは強い気持ちを示した |
| Alle haben Mentalität gezeigt | Tietz・10月17日 | 全員が気持ちの強さを見せた |
| wir haben einen super Job gemacht | Tietz・10月17日 | 私たちはすごくいい仕事をした |
| einen guten, seriösen Job | Bungert・10月17日 | いい、まじめな仕事 |
| wir haben uns verdient durchgesetzt | Amiri・8月23日 | 私たちは当然の結果として勝ち抜いた |
勝ち点を言う drei Punkte には、holen(取る)と mitnehmen(持ち帰る)の2つの動詞が付いています。
Gratulation と Dankeschön は、どちらも動詞を置かずに、an +4格で相手を示す形です。
Charakter・Mentalität は zeigen(見せる)と、Moral は beweisen(証明する、示す)と組んでいます。
試合の前から分かっていたことを言う wussten(schon), dass の形は3人が1回ずつ使い、相手の手ごわさ、90分戦い抜く必要、試合のやりにくさを dass 節に入れました。字句どおりの Wir wussten, dass は da Costa 選手の1回です。
Wir wussten, dass es eklig wird, das haben wir angenommen.
Danny da Costa(マインツ05)2026年10月17日掲載・シャルケ戦(0:1)の試合後の談話/出典: mainz05.de
訳:泥くさい試合になると分かっていて、私たちはそれを受けて立ちました。
eklig は「気持ち悪い」が元の意味で、サッカーでは「やりにくい、泥くさい」試合を言うときに使われます。das haben wir angenommen の das は、前の dass 節の中身を受けています。
ブレーメン戦を前に、Tietz 選手は will の後ろを2通りに組んだ
Ich will, dass schnell wieder Samstag ist, und wir gegen Bremen spielen können. Ich will den Fans etwas zurückgeben, am besten mit einem Heimsieg.
Phillip Tietz(マインツ05)2026年10月17日掲載・シャルケ戦(0:1)の試合後の談話/出典: mainz05.de
訳:早くまた土曜日が来て、ブレーメンと戦えるといい。ファンに何かを返したいし、いちばんいいのはホームでの勝利です。
2つの文はどちらも Ich will で始まりますが、1文目は dass 節、2文目は不定詞 zurückgeben を文末に置く形です。
will のあとに不定詞を置けるのは、「したい」人と「する」人が同じとき(ここでは ich)に限られます。
1文目の「土曜日が来る」「ブレーメンと戦える」の主語は Samstag と wir で、ich とは別なので、dass 節に入れています。
Tietz 選手は同じ答えの中で zuhause klappt es momentan leider nicht(ホームでは今のところうまくいっていない)とも話しました。
Bungert 氏と選手の別の文で、格と語の働きを見分ける
練習に使うのは、談話の中でここまでの節が取り上げていない5つの文です。
各問の文を読み、問われている語の働きや意味を答えてください。
問1 Bungert 氏の guter Dinge
Wir sind guter Dinge, dass wir auch in den Heimspielen noch unsere Punkte holen werden.(10月17日)
guter Dinge sein はどんな気持ちを言う言い回しで、guter Dinge は何格ですか。
答えと解説
答え:「楽観している、うまくいくと思っている」という気持ちで、guter Dinge は2格(複数)です。
文全体は「ホームの試合でもこの先勝ち点を取れると、私たちは前向きに考えている」になります。2格の名詞句を sein と組んで状態を言う、古い形が残った言い回しです。
問2 Posch 選手の entspricht
Das entspricht nicht unserem Anspruch an die Defensive.(10月10日)
unserem は何格で、なぜその格になるのか答えてください。
答えと解説
答え:3格です。entsprechen(〜に合う、見合う)は、合わせる先を3格で取る動詞だからです。
Anspruch は男性名詞なので、所有冠詞 unser に3格の語尾 -em が付きます。訳は「それは守備に対する私たちの基準に見合わない」です。
問3 Martel 選手の den Wind aus den Segeln
Vor allem das 4:2 hat uns den Wind aus den Segeln genommen.(10月10日)
この文の主語はどれで、uns は文の中でどんな役割ですか。言い回し全体の意味も答えてください。
答えと解説
答え:主語は das 4:2(4点目を取られて2:4になったこと)で、uns は「勢いを奪われた側」を示す3格の代名詞です。jemandem den Wind aus den Segeln nehmen は「(だれかの)帆から風を奪う」、つまり勢いをそぐという言い回しです。
完了形 hat … genommen の枠の中に、uns・den Wind・aus den Segeln が並んでいます。文全体の訳は「とりわけ2:4にされたことで、私たちは勢いをそがれました」となります。
問4 Bungert 氏の Wer
Wer vier Gegentore zulässt, macht sich das Leben selbst schwer.(10月10日)
文頭の Wer は「だれが」の疑問詞として働いていますか。macht の主語は何ですか。
答えと解説
答え:疑問詞としては働いていません。Wer は「〜する人はだれでも」の意味で節を作り、その Wer の節全体が macht の主語です。
sich は「自分に」を表す3格の再帰代名詞で、das Leben schwer machen と組んで「自分で自分を苦しくする」意味になります。訳は「4点も許す者は、自分で自分の首を絞めている」です。
問5 Bungert 氏の nicht nur Schalke
Wenn wir einen guten Tag erwischen und im Block verteidigen, dann tut sich nicht nur Schalke schwer.(10月17日)
sich schwer tun の意味と、nicht nur Schalke が言っている中身を答えてください。
答えと解説
答え:sich schwer tun は「苦労する、手こずる」で、nicht nur Schalke は「シャルケだけでなく、ほかの相手も」苦労する、という意味です。
dann のあとに定動詞 tut、その後ろに主語 nicht nur Schalke が来ています。訳は「調子のいい日に当たり、まとまって守れば、シャルケに限らず相手は手こずります」です。
今季の7試合のうち6試合の談話に名前があるのは、Bungert 氏と、シャルケ戦で決勝点を挙げた Tietz 選手の2人です。

