アジア大会の中国語「おめでとう」|開幕週の香港の公報に恭喜も加油もない

中国語

同じ役所が、同じ日に、同じ試合について3つの文を出しています。

見出しは恭賀、公報の本文も恭賀、その下に置かれた局長の談話では祝願になります。

日本語にするとどちらも「お祝い」になって、向きの違いが消えます。

9月19日、愛知・名古屋で第20回アジア競技大会が開幕しました。

香港特別行政区政府は、開幕の前後に連日のように新聞公報を出しています。

そこに出てくる祝いの語と「メダルを取る」の語を全部拾うと、教科書が最初に教える形がひとつも出てきません。

この記事が扱うのは語の選び方だけで、大会の運営や競技の評価については何も書きません。どこまで書くかは編集方針にまとめてあります。

見出しは恭賀、名前で出す談話は祝願

9月21日の公報を、見出しと談話に分けて並べます。

文化體育及旅遊局局長恭賀沈曉榆為中國香港勇奪亞運第一金

香港特別行政区政府新聞公報 2026年9月21日・見出し(発言ではなく政府が書いた文)/出典: 一次ソース

訳:文化スポーツ観光局長、沈暁楡が中国香港のために今大会第1号の金メダルを勇奪したことを恭賀

同じページの下に置かれた局長の談話が、こちらです。

沈曉榆在賽事中表現出色,專注投入、技巧超卓,為中國香港隊先拔頭籌取得本屆亞運第一金,全港市民都引以為傲。中國香港代表隊有了好開始,我祝願港隊運動員在本屆亞運中大展光芒,締造更多佳績

羅淑佩(文化体育及旅遊局局長)2026年9月21日・新聞公報に掲載された談話/出典: 一次ソース

訳:沈暁楡は試合で傑出した出来でした。集中して取り組み、技術も卓越していて、中国香港チームのために先陣を切って今大会第1号の金を取りました。

訳(続き):香港中の市民が誇りに思っています。中国香港代表チームはよい出だしになりました。

訳(続き):香港チームの選手がこの大会で大きく輝き、さらに多くの好成績を作ることを願っています。

見出しの勇奪が、談話では取得に替わっています。

恭賀は見出しと公報の本文にあり、談話の中には1回も出てきません。

逆に祝願は談話にしかなく、見出しにも本文にも出てきません。

どこからどこまでを拾ったか

拾ったのは、香港政府の新聞公報のうちアジア大会・アジアパラ大会に触れた7本です。

日付は2026年9月17日から21日までです。

この7本を、書いた人と場所で4つに切り分けました。

区分 漢字数 中身
見出し 237 公報のタイトル7本。政府が書いた文
政府が書いた本文 1,195 公報の地の文。メダル一覧の行も含む
致辞 1,390 局長と副局長が読み上げた原稿2本
談話 314 公報に「」つきで載った局長のコメント3本

合計3,286字で、下の2つを合わせた1,704字を「発言」として扱います。

致辞の冒頭にある来賓への呼びかけ150字は、役職名の羅列なので語彙の比較からは外しました。

この規模なので、ここから「中国語では」と一般化はできません。

言えるのは「この7本ではこうなっていた」までです。

「取る」を表す形が9通りある

発言1,704字の中に、メダルや成績を手に入れるという意味の形が9通り出てきます。

繁体字 ピンイン 日本語
奪得 duó dé 奪い取る
奪銀 / 奪銅 duó yín / duó tóng 銀を取る/銅を取る
再奪得 / 再次奪銀 zài duó dé / zài cì duó yín また取る
取得 qǔ dé 得る
huò 得る(書き言葉寄り)
贏得 yíng dé 勝って手に入れる
衛冕 wèi miǎn 王座を守りにいく
先拔頭籌 xiān bá tóu chóu 先陣を切って1番を取る
創出 / 締造 chuàng chū / dì zào 作り出す(成績を)

日本語にすると、上から6つまでは全部「獲得した」で足ります。

ところが中国語側では、どれを選ぶかで文の温度が変わります。

劉慕裳突破過去兩屆獲銅牌的成績贏得銀牌,表現出眾,令人鼓舞

羅淑佩(文化体育及旅遊局局長)2026年9月20日・新聞公報に掲載された談話/出典: 一次ソース

訳:劉慕裳は過去2大会で銅メダルだった成績を破って銀メダルを勝ち取りました。出来が際立っていて、励まされます。

1つの文の中に獲と贏得が並んでいます。

過去の銅は獲、今回の銀は贏得で、前者は淡々と、後者は勝ち取ったという含みが乗ります。

連覇の場合は、専用の語が出てきます。

何詩蓓展示非凡實力,成功衛冕金牌,為港爭光,全港市民也感到振奮

羅淑佩(文化体育及旅遊局局長)2026年9月21日・新聞公報に掲載された談話/出典: 一次ソース

訳:何詩蓓は並外れた実力を見せ、金メダルの防衛に成功しました。香港のために栄誉をもたらし、香港中の市民も奮い立っています。

衛冕は冕(かんむり)を衛(まも)るという作りで、前回王者がタイトルを守りにいくことを指します。

守り切れたかどうかは成功や失敗を添えて示すので、この公報も成功衛冕金牌と書いています。

ここで奪得と書くと、前回すでに持っていたという情報が消えます。

書いた層と話した層で、出る語が違う

同じ「取る」でも、出てくる場所に偏りがありました。

見出し 本文 発言
奪得 1 6 2(どちらも致辞)
勇奪 2 1 0
奪銀 / 奪銅 0 0 3(すべて談話)
取得 0 3 5
贏得 / 衛冕 / 獲 0 0 各1(すべて談話)

勇奪は見出しに2回、政府の本文に1回で、発言の中には1回も出ていません。

勇は「勇ましく」を足す字なので、主に見出しで選ばれ、本文がそれを1回受ける形になっています。

逆に奪銀・奪銅という2字の形は、談話の中にしか出ていません。

何甄陶拼勁十足,再次奪銀

羅淑佩(文化体育及旅遊局局長)2026年9月21日・新聞公報に掲載された談話/出典: 一次ソース

訳:何甄陶は闘志にあふれていて、またも銀を取りました。

政府の本文なら奪得男子50米自由泳銀牌と長く書くところを、談話では4字で済ませています。

7本という小さい範囲なので偏りと呼ぶには弱いのですが、同じ日の同じ話題で語が入れ替わっているのは確かです。

祝うほうも、場所で語が分かれる

見出し 本文 発言
恭賀 3 4 0
祝願 0 0 4
預祝 0 0 1
打氣 1 3 3
集氣 0 0 1

恭賀は7回出てきますが、全部が見出しか政府の本文です。

文化體育及旅遊局局長恭賀劉慕裳、何詩蓓、簡綽桐、李芯瑤、馬紫玲和王欣桐奪得兩面亞運銀牌

香港特別行政区政府新聞公報 2026年9月20日・見出し(発言ではなく政府が書いた文)/出典: 一次ソース

訳:文化スポーツ観光局長、劉慕裳・何詩蓓・簡綽桐・李芯瑤・馬紫玲・王欣桐がアジア大会の銀メダル2つを奪得したことを恭賀

恭賀と奪得が1本の見出しに同居しています。

恭賀は発言に1回も出ず、奪得が発言側に出るのは9月17日の致辞の2回だけで、メダルを祝う談話3本には入っていません。

祝願と預祝は合わせて5回で、全部が発言の中です。

この2つは日本語にするとどちらも「祝う」ですが、向きが違います。

恭賀はすでに起きたことに向かい、祝願はこれから起きることに向かいます。

我祝願中國香港代表隊在其他賽事繼續取得佳績

羅淑佩(文化体育及旅遊局局長)2026年9月20日・新聞公報に掲載された談話/出典: 一次ソース

訳:中国香港代表チームが他の競技でも引き続き好成績を挙げることを願っています。

まだ起きていないことを先回りして祝うときは、預(あらかじめ)が足されます。

我預祝香港運動員在亞運繼續創出佳績

羅淑佩(文化体育及旅遊局局長)2026年9月21日・新聞公報に掲載された談話/出典: 一次ソース

訳:香港の選手が引き続きアジア大会で好成績を出すことを、先んじて祝っておきます。

この例も大会が始まったあとの9月21日のもので、祝っている相手はこれから出る成績のほうです。

日本語の「ご健闘をお祈りします」がこの位置に来ます。

打氣と集氣は、する人が局長ではない

祝う側の語のうち、打氣と集氣だけは、する人が市民として書かれます。

我們誠邀各位市民到場觀看,為國家隊及香港運動員集氣、打氣

劉震(文化体育及旅遊局副局長)2026年9月19日・「全民動起來」始動式での致辞/出典: 一次ソース

訳:市民の皆様が会場に足を運び、国家代表チームと香港の選手に気を集め、気を送ってくださるようお願いします。

打氣は、もともとボールやタイヤに空気を入れることです。

そこから「人の気持ちをふくらませる」に広がって、応援するという意味になります。

集氣は「気を集める」で、この文では集氣・打氣の順で並べられています。

我鼓勵市民到觀賞站為運動員打氣,更要親身參與我們的運動日

劉震(文化体育及旅遊局副局長)2026年9月19日・「全民動起來」始動式での致辞/出典: 一次ソース

訳:市民の皆様には、観戦ステーションに足を運んで選手に気を送っていただき、さらに運動日にもご自身で参加していただきたいと思います。

この7本では、送る側が市民の例が5回、局長の例が2回でした。

ただし局長の2回も、見出しと本文で局長自身が為運動員打氣する側に回っているものです。

相手を指すのはどの例も為+選手で、市民が応援される側に立つことはありません。

日本語の「応援する」に当たりますが、応援という語に気の出入りは入っていません。

出来をほめる言い方は、政府の本文に1つも出ない

発言の中には、出来や姿勢をほめる4字の言い方が12種類出てきます。

そしてこの12種類は、1つ残らず発言の側にしかありません。

繁体字 ピンイン 日本語
表現出色(3回) biǎo xiàn chū sè 出来が際立っている
表現出眾 / 卓越表現 biǎo xiàn chū zhòng / zhuó yuè biǎo xiàn 出来が抜きん出ている
技巧超卓 / 非凡實力 jì qiǎo chāo zhuó / fēi fán shí lì 技術が卓越している/実力が並外れている
專注投入 / 發揮水準 zhuān zhù tóu rù / fā huī shuǐ zhǔn 集中して取り組む/実力どおり出す
同心協力(2回) tóng xīn xié lì 心を合わせて力を出す
拼勁十足 / 全力拼搏 pīn jìn shí zú / quán lì pīn bó 闘志が十分/全力でぶつかる
薪火相傳 / 陣容鼎盛 xīn huǒ xiāng chuán / zhèn róng dǐng shèng 受け継がれる/顔ぶれが充実している

ほめられた側ではなく、受け取った側の反応を言う形も5種類ありました。

令人鼓舞・令人欣喜・引以為傲・感到振奮・為港爭光で、これも全部が発言側です。

気づきにくいのは、令人鼓舞と令人欣喜の主語です。

日本語で「うれしい」と言うときは、うれしい人が主語に立ちます。

ところがこの2つは、出来事のほうが主語で、人は令(〜させる)の目的語として後ろに置かれます。

つまり「銀メダルが人々を喜ばせた」という組み立てです。

主語の置き方を並べると、2通りが同じ談話の中で使い分けられているのが見えます。

繁体字 主語のタイプ 日本語
全港市民都引以為傲 香港中の市民が誇りに思っている
全港市民也感到振奮 香港中の市民も奮い立っている
成績令人鼓舞 出来事 成績が人を励ます

9月21日の談話には、下2つが同じ段落の中に並んでいます。

人を主語にすると気持ちの持ち主がはっきりし、出来事を主語にすると評価が客観の側に寄ります。

大会が始まる前の致辞では、ほめる語がそのまま期待の語になります。

我和全港市民一樣,期待我們的健兒在亞運賽場上展現水準,展現全力以赴、永不言敗的精神

劉震(文化体育及旅遊局副局長)2026年9月19日・「全民動起來」始動式での致辞/出典: 一次ソース

訳:私も香港中の市民と同じように、我らが健児がアジア大会の舞台で実力を見せ、全力を尽くし決して負けを口にしない精神を見せることを期待しています。

展現が2回続いていて、1つ目は水準、2つ目は精神にかかります。

同じ「すごい」を今のネット中国語がどう言うかは、中国語の「yyds」の使い方にまとめてあります。

佳績は3回出て、動詞が3回とも違う

好成績という意味の佳績は、発言の中に3回出てきます。

3回とも、組んでいる動詞が違いました。

繁体字 ピンイン 日本語
取得佳績 qǔ dé jiā jì 好成績を得る
締造更多佳績 dì zào gèng duō jiā jì さらに多くの好成績を作り上げる
創出佳績 chuàng chū jiā jì 好成績を生み出す

日本語にすると3つとも「好成績を挙げる」で、区別が消えます。

中国語側では、取得が手に入れる、締造が組み立てて作る、創出が新しく生み出す、と方向が分かれます。

名詞を覚えるときは、その名詞と組む動詞まで一緒に覚えたほうが早い、という例です。

この3件はどれも祝願か預祝の後ろにあり、これから起きることとして語られています。

競技名や種目の言い方は、中国語スポーツ用語の入口から競技別にたどれます。

祝願のうしろに四字句が並ぶ

祝願・預祝の直後に置かれた四字句は6つでした。

繁体字 ピンイン 日本語
盡展所長 jìn zhǎn suǒ cháng 長所を出しきる
旗開得勝 qí kāi dé shèng 旗を開いたその場で勝つ(初戦から勝つ)
滿載而歸 mǎn zài ér guī 満載して帰る
突破自我 tū pò zì wǒ 自分を超える
凱旋而歸 kǎi xuán ér guī 凱旋して帰る
大展光芒 dà zhǎn guāng máng 光を大きく放つ

発言全体には、これ以外にも四字の言い方が20種類以上出てきます。

そのうち祝願の後ろに来るのは、この6つに限られていました。

出発前の挨拶では、3つが1文に詰め込まれています。

我祝願中國香港代表團在二○二六亞殘運當中盡展所長,大家旗開得勝,滿載而歸

羅淑佩(文化体育及旅遊局局長)2026年9月17日・アジアパラ大会代表団の授旗式での致辞/出典: 一次ソース

訳:中国香港代表団が2026年アジアパラ大会で長所を出しきり、皆さんが初戦から勝ち、満載して帰ることを願っています。

祝願+四字句+四字句+四字句という積み方で、日本語の「ご健闘とご活躍をお祈りします」の位置にあります。

残る3つも、同じ祝願の後ろに入っていました。

讓我們共同祝願出戰亞運的國家隊及香港運動員突破自我,凱旋而歸

劉震(文化体育及旅遊局副局長)2026年9月19日・「全民動起來」始動式での致辞/出典: 一次ソース

訳:アジア大会に出る国家代表チームと香港の選手が自分を超え、凱旋して帰ることを、ともに願いましょう。

四字句は覚える単位が大きいぶん、1つ入れるだけで文が改まります。

入門書の「お祝い」の課と、公報の語彙が一致しない

教科書が先に置く形 この7本に出ていた形 回数
恭喜(おめでとう) 恭賀 / 祝願 / 預祝 恭喜は0回
加油(がんばれ) 打氣 / 集氣 加油は0回
拿到 / 得到(手に入れる) 奪得 / 取得 / 贏得 / 衛冕 拿到・得到とも0回
冠軍 / 亞軍 / 季軍 金牌 / 銀牌 / 銅牌 冠軍・亞軍・季軍とも0回
祝賀(お祝いする) 恭賀 祝賀は0回

左の列はどれも、入門書の「お祝い」と「スポーツ」の課に出てくる語です。

右の列が、この7本の3,286字で実際に使われていた語です。

恭喜も加油も、話し言葉ではよく使われる語なので、辞書が間違っているわけではありません。

公文書という場に入ると、同じ内容が別の語彙で書かれるということです。

同じ「場が変わると語が入れ替わる」現象は、一段あらたまるとき、文のどこが動くのかで5言語ぶん並べています。

祝いの言葉が日常の場面でどう使われるかは、中国語圏の挨拶と祝祭の言い方にまとめてあります。

繁体字で読むときに形が変わる語

香港の公文書なので、この7本はすべて繁体字です。

日本の教材でふつう習う簡体字とは、今回の語も形が変わります。

繁体字(香港) 簡体字 日本語
恭賀 恭贺 お祝いを述べる
祝願 祝愿 願う
打氣 打气 応援する
奪得 夺得 獲得する
贏得 赢得 勝ち取る
衛冕 卫冕 王座を守りにいく
獎牌 奖牌 メダル
佳績 佳绩 好成績

氣と气、獎と奖のように、部品が丸ごと差し替わるものが混ざります。

読むだけなら見当が付きますが、書くときは別に覚え直すことになります。

ピンインどおりに読まない3か所

この7本を普通話で音読すると、表に書いたピンインのままでは読まない箇所が出ます。

繁体字 字ごとのピンイン 続けて読むと
展現水準 zhǎn xiàn shuǐ zhǔn shuí zhǔn
永不言敗 yǒng bù yán bài bù のまま
第一金 / 一同 dì yī jīn / yī tóng yī / yì

水準は3声が2つ並ぶので、前の水が2声に持ち上がります。

不は後ろが4声のときだけ bú に変わる語で、永不言敗の言は2声なので bù のままです。

一は後ろの声調で読みが動きますが、第の後ろに立つ序数の一だけは動きません。

なお香港の公文書は、声に出すときは広東語で読まれます。

この記事のピンインは普通話のもので、香港の会場で実際に響いた音とは別です。

置換練習

本文で一度も開いていない文から6問作りました。

いずれも同じ7本に実在する文で、出典は各問に添えてあります。

# 素材文 問い
1 不論在公開還是私下均不會提我對大家的獎牌期望(9月17日・局長の致辞) 公開と私下を結んでいるのは、どの2語が作る枠ですか
2 中國香港代表團在過去三屆亞殘運均持續表現出色(9月17日・局長の致辞) 均はどこに置かれていますか。日本語の「いずれも」と語順のどこが違いますか
3 今屆亞殘運將於二○二六年十月十八日至二十四日舉行(9月17日・局長の致辞) 將を外すと、この一文から何の情報が落ちますか
4 讓運動員可以專心備戰(9月17日・局長の致辞) 運動員は讓の目的語ですか、それとも專心備戰の主語ですか
5 我們派出約580位運動員(9月19日・副局長の致辞)/共派出約580名運動員(同日・公報の本文) 同じ580人を数える語が2つに分かれています。致辞の側に立っているのはどちらで、何を足していますか
6 這是中國香港代表隊於今屆亞運取得的首面金牌(9月21日・公報の本文) 面は何を数える語ですか
解答と解説

1. 不論〜還是〜です。不論が枠を開き、還是が2つ目の項を導きます。

日本語の「〜でも〜でも」は各項の後ろに付きますが、中国語では枠の語が前と間に立ちます。

2. 動詞(持續表現出色)の直前です。日本語の「いずれも」は名詞のすぐ後ろにも置けますが、中国語の均は動詞の前に立ちます。

3. まだ先のことだという情報です。將を外して於二○二六年十月十八日至二十四日舉行とすると、決まった予定を淡々と記した形になります。

4. 両方を兼ねています。讓+人+動詞句で「その人が〜できるようにする」という組み立てになり、運動員は讓の目的語であると同時に專心備戰の主語です。

5. 位です。位は人を敬って数える量詞で、名は人数を中立に数えます。

同じ人数が、話す側では位、政府が書く側では名になっています。

6. メダルなど平たいものを数える量詞です。日本語の「枚」に当たり、旗や鏡にも同じ面が使われます。

ただしこれは香港の公文書での使い方で、大陸の教材では金メダルに枚を習うことが多くなります。

5番は、この記事の主題がそのまま量詞に出ている例です。

同じ人数でも、話す側と書く側で数える語が入れ替わっています。

お祝いの語は、場所とセットで覚える

恭喜も加油も、話し言葉では今日も使われている語です。

この7本が見せているのは、同じ内容が場によって別の語彙で書かれるということだけです。

だから語を覚えるときは、意味に加えて「どの場で立つ語か」を一緒に持っておくと迷いません。

恭賀と勇奪は名前を立てて掲げる位置に、祝願と取得は本人の言葉として出す位置にありました。

アジア大会は10月4日まで、アジアパラ大会は10月18日から24日までです。

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